よりにもよって下ろしたての登山靴で大沢崩れに挑む。
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8/4 22:07
よりにもよって下ろしたての登山靴で大沢崩れに挑む。
ビバーク用の道具やら非常食、水を多めに持って行ったのでかなり重くなってしまった。
1
8/6 21:47
ビバーク用の道具やら非常食、水を多めに持って行ったのでかなり重くなってしまった。
<河口湖駅>
今回は終電で河口湖へ入り、翌早朝にタクシーで船津林道まで行く計画にした。2013年の船津口ルート偵察で何度も動物と遭遇して懲りたため。
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8/6 23:45
<河口湖駅>
今回は終電で河口湖へ入り、翌早朝にタクシーで船津林道まで行く計画にした。2013年の船津口ルート偵察で何度も動物と遭遇して懲りたため。
<林道船津線>
予定通り河口湖からタクシーで船津林道のひとつめのゲートまで乗り付けた。たまたまスバルライン五合目まで相乗りしたいというハイカーが現れたので割り勘で来ることができた。
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8/7 4:19
<林道船津線>
予定通り河口湖からタクシーで船津林道のひとつめのゲートまで乗り付けた。たまたまスバルライン五合目まで相乗りしたいというハイカーが現れたので割り勘で来ることができた。
身支度を整えて出発。もう一本先のゲートまではまだ車道としては有効で、こんな時間なのに数台の車が通り過ぎていった。ぎょっとしたけど動物と遭うよりはまし。
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8/7 4:24
身支度を整えて出発。もう一本先のゲートまではまだ車道としては有効で、こんな時間なのに数台の車が通り過ぎていった。ぎょっとしたけど動物と遭うよりはまし。
<一合目 林道船津線終点>
突き当りで林道は終点となり車道は左右に分かれる。目的の船津口登山道は正面ゲートの先なので脇より進入。
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8/7 4:29
<一合目 林道船津線終点>
突き当りで林道は終点となり車道は左右に分かれる。目的の船津口登山道は正面ゲートの先なので脇より進入。
林道の図ではここから船津口登山道の表記が消えている。
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8/7 4:29
林道の図ではここから船津口登山道の表記が消えている。
空は徐々に明るくなりつつあるが登山道は薄暗く、しばらくはヘッドライトが必要だった。足元は溶岩流でできた石畳で、所々で崩れていて足を取られる。
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8/7 4:34
空は徐々に明るくなりつつあるが登山道は薄暗く、しばらくはヘッドライトが必要だった。足元は溶岩流でできた石畳で、所々で崩れていて足を取られる。
<分岐>
薄い轍を辿って登っていくとうっすらと右手に踏み跡が伸びている。進行方向左手の道が正解。右手もいずれ合流するものと思われるが今回は可能な限りタイムロスになる事は避けていく。
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8/7 4:46
<分岐>
薄い轍を辿って登っていくとうっすらと右手に踏み跡が伸びている。進行方向左手の道が正解。右手もいずれ合流するものと思われるが今回は可能な限りタイムロスになる事は避けていく。
<分岐>
道なりに緩く登ると人工物が現れる。ここには「特別名勝富士山」と掘られた石標と木祠がある。今回の船津口ルートで唯一富士信仰の名残が見られる場所である。
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8/7 4:50
<分岐>
道なりに緩く登ると人工物が現れる。ここには「特別名勝富士山」と掘られた石標と木祠がある。今回の船津口ルートで唯一富士信仰の名残が見られる場所である。
石標の左手にはゲートがある。かつての正規ルートだが先は不明瞭で3年前に迷い込んでしまった。
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8/7 4:51
石標の左手にはゲートがある。かつての正規ルートだが先は不明瞭で3年前に迷い込んでしまった。
現在は廃道となった旧バス道が主ルート。道幅も広く、傾斜も緩いのでどんどん距離を稼いでいける。
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8/7 4:52
現在は廃道となった旧バス道が主ルート。道幅も広く、傾斜も緩いのでどんどん距離を稼いでいける。
木祠から500mほどで伐採地に出ると一気に明るくなる。
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8/7 4:53
木祠から500mほどで伐採地に出ると一気に明るくなる。
伐採地より南西へ向き直り雑木林を抜けるとフェンス沿いの作業道を歩くようになる。
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8/7 4:59
伐採地より南西へ向き直り雑木林を抜けるとフェンス沿いの作業道を歩くようになる。
ヤマホタルブクロ
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8/7 4:59
ヤマホタルブクロ
開けた所はお花畑。ヒヨドリバナが見頃。
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8/7 5:02
開けた所はお花畑。ヒヨドリバナが見頃。
雲間がうっすらと焼けてきた。
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8/7 5:02
雲間がうっすらと焼けてきた。
アレチマツヨイグサ
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8/7 5:02
アレチマツヨイグサ
バライチゴの実
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8/7 5:03
バライチゴの実
<東軒林道ゲート>
ヘアピンカーブを登っていくと右手にまたゲートが現れる。このあたりは作業車両が通るらしい。
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8/7 5:07
<東軒林道ゲート>
ヘアピンカーブを登っていくと右手にまたゲートが現れる。このあたりは作業車両が通るらしい。
ゲートは通らず南へ進むとまた山道らしくなってくる。
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8/7 5:11
ゲートは通らず南へ進むとまた山道らしくなってくる。
5時を過ぎてようやく山中にも日が差してきた。
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8/7 5:14
5時を過ぎてようやく山中にも日が差してきた。
東軒林道ゲートの先500mほどで道が分岐しているように見える。船津口ルートは南へ直進。以前は赤テープが下がっていてまんまと騙されたが今回は撤去されていた。西にある東剣を探索できるルートなのかもしれない。
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8/7 5:15
東軒林道ゲートの先500mほどで道が分岐しているように見える。船津口ルートは南へ直進。以前は赤テープが下がっていてまんまと騙されたが今回は撤去されていた。西にある東剣を探索できるルートなのかもしれない。
<二合目 富士スバルライン>
正しいルートを辿ればスバルラインの高架下に出る。前回は道迷いを連発しここまで2時間以上掛かっていた事を踏まえると今回は余裕がある。
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8/7 5:19
<二合目 富士スバルライン>
正しいルートを辿ればスバルラインの高架下に出る。前回は道迷いを連発しここまで2時間以上掛かっていた事を踏まえると今回は余裕がある。
心に余裕があるので道の良さも楽しむことができる。すこぶる歩きやすい。
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8/7 5:21
心に余裕があるので道の良さも楽しむことができる。すこぶる歩きやすい。
<分岐>
高架より200mちょっと進むと道は正面と西へ折り返すルートの二手に分かれる。正面ルートは旧登山道でルートファインディングが必要な藪道らしく、情報も少ない。
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8/7 5:23
<分岐>
高架より200mちょっと進むと道は正面と西へ折り返すルートの二手に分かれる。正面ルートは旧登山道でルートファインディングが必要な藪道らしく、情報も少ない。
こちらも旧バス道を利用し三合目へ向かう。スバルラインを過ぎると富士原生林らしい幽玄な姿になり実に雰囲気が良い。
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8/7 5:28
こちらも旧バス道を利用し三合目へ向かう。スバルラインを過ぎると富士原生林らしい幽玄な姿になり実に雰囲気が良い。
おまけに歩きやすい。言う事なしのハイキングコースである。
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8/7 5:45
おまけに歩きやすい。言う事なしのハイキングコースである。
<三合目 精進口登山道合流点>
順調に歩みを進め三合目の広場に飛び出す。
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8/7 6:01
<三合目 精進口登山道合流点>
順調に歩みを進め三合目の広場に飛び出す。
ここにきて初めて船津口登山道の道標を見る。
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8/7 6:01
ここにきて初めて船津口登山道の道標を見る。
バス停跡と思われる石垣のそばで小休止した。ここは人工的な広場なのだが自然に還りつつあり不思議とリラックスする。
1
8/7 6:08
バス停跡と思われる石垣のそばで小休止した。ここは人工的な広場なのだが自然に還りつつあり不思議とリラックスする。
奥庭経由で大沢崩れを目指す。精進口ルートと交わることもあって三合目は道標が豊富。
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8/7 6:09
奥庭経由で大沢崩れを目指す。精進口ルートと交わることもあって三合目は道標が豊富。
船津口ルートから雰囲気が変わり足元には火山岩が目立つようになる。
1
8/7 6:09
船津口ルートから雰囲気が変わり足元には火山岩が目立つようになる。
奥庭までは基本的に一本道ながら倒木等で荒れた場所も多く、越えた先で道を見失うような事も何度かあった。少ないながら道標やマーカーがあるのでそれらをうまく広いながら進んでいった。
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8/7 6:17
奥庭までは基本的に一本道ながら倒木等で荒れた場所も多く、越えた先で道を見失うような事も何度かあった。少ないながら道標やマーカーがあるのでそれらをうまく広いながら進んでいった。
道は深いカラマツ林の下を行く。この辺りが森の香りが一番良かった。
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8/7 6:19
道は深いカラマツ林の下を行く。この辺りが森の香りが一番良かった。
楽そうに見えるが徐々に傾斜が増してきて苦しい。
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8/7 6:29
楽そうに見えるが徐々に傾斜が増してきて苦しい。
アズマヒキガエルが登山道を横切った。いいとこに住んでるね。
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8/7 6:32
アズマヒキガエルが登山道を横切った。いいとこに住んでるね。
<屈曲点>
三合目広場より1.5kmほど登っていくと山と高原地図で屈曲点とされている箇所に差し掛かり、一旦折り返して南へ登っていく。
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8/7 6:36
<屈曲点>
三合目広場より1.5kmほど登っていくと山と高原地図で屈曲点とされている箇所に差し掛かり、一旦折り返して南へ登っていく。
荷物さえ重くなければ心地の良い山道。
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8/7 6:41
荷物さえ重くなければ心地の良い山道。
2100mを超える辺りでカラマツ林の背が低くなり、しばらくでちょっとした広場に出る。
1
8/7 6:52
2100mを超える辺りでカラマツ林の背が低くなり、しばらくでちょっとした広場に出る。
開けたカラマツの根元にはミヤマハナゴケやコケモモが群落を作っていて幻想的。
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8/7 6:53
開けたカラマツの根元にはミヤマハナゴケやコケモモが群落を作っていて幻想的。
この広場でようやく富士山とご対面。
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8/7 6:55
この広場でようやく富士山とご対面。
メイゲツソウ
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8/7 6:57
メイゲツソウ
砂礫道が少し続いた後は再び森の中へ。シャクナゲの花は終わってしまったようだ。
1
8/7 7:00
砂礫道が少し続いた後は再び森の中へ。シャクナゲの花は終わってしまったようだ。
<奥庭荘>
広場からもうひと頑張りで奥庭荘前に出る。今回山頂までの行程で唯一の有人小屋。ここで水を仕入れても良かったかも。
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8/7 7:02
<奥庭荘>
広場からもうひと頑張りで奥庭荘前に出る。今回山頂までの行程で唯一の有人小屋。ここで水を仕入れても良かったかも。
奥庭荘を過ぎてからの石畳が地味にきつい。
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8/7 7:04
奥庭荘を過ぎてからの石畳が地味にきつい。
<奥庭駐車場>
登山靴には合わない石段で5分ほどあえいでスバルラインと合流。
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8/7 7:08
<奥庭駐車場>
登山靴には合わない石段で5分ほどあえいでスバルラインと合流。
この辺りはメイゲツソウが多い。
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8/7 7:08
この辺りはメイゲツソウが多い。
ヤマホタルブクロにアキノキリンソウ
1
8/7 7:09
ヤマホタルブクロにアキノキリンソウ
奥庭からの斜向かいに御中道の入口がある。ここで一旦小休止。
1
8/7 7:10
奥庭からの斜向かいに御中道の入口がある。ここで一旦小休止。
御中道へ。ここはスバルライン終点までの遊歩道も兼ねているので一般のハイキングルート。
1
8/7 7:24
御中道へ。ここはスバルライン終点までの遊歩道も兼ねているので一般のハイキングルート。
矮性化した針葉樹林を縫うように石畳が続く。御中道までは100m以上登るので一般道とは言えどそんなに楽ではないが、植生が目まぐるしく変わるので楽しい。
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8/7 7:32
矮性化した針葉樹林を縫うように石畳が続く。御中道までは100m以上登るので一般道とは言えどそんなに楽ではないが、植生が目まぐるしく変わるので楽しい。
一回折り返す頃には南アルプスや八ヶ岳を望める絶好の展望台。
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8/7 7:33
一回折り返す頃には南アルプスや八ヶ岳を望める絶好の展望台。
振り返ると富士山の雄大な斜面。ここから山頂まで1400mほどあるが大きすぎて近いのか遠いのか分からなくなる。
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8/7 7:38
振り返ると富士山の雄大な斜面。ここから山頂まで1400mほどあるが大きすぎて近いのか遠いのか分からなくなる。
<御庭山荘>
しばらく石畳の登りを我慢していると廃業した山小屋が見えてくる。
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8/7 7:40
<御庭山荘>
しばらく石畳の登りを我慢していると廃業した山小屋が見えてくる。
山荘跡脇から御中道へ。ここからは自己責任で。
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8/7 7:40
山荘跡脇から御中道へ。ここからは自己責任で。
大沢崩れまでは観光路だったので標識がたくさんある。
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8/7 7:45
大沢崩れまでは観光路だったので標識がたくさんある。
ハクサンシャクナゲ
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8/7 7:48
ハクサンシャクナゲ
道中いくつか小屋跡も見掛ける。いずれも廃墟で寂しい。
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8/7 7:52
道中いくつか小屋跡も見掛ける。いずれも廃墟で寂しい。
御中道は隘路が続くがある程度は整備されていた道が残っている。
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8/7 7:59
御中道は隘路が続くがある程度は整備されていた道が残っている。
<滑沢>
シャクナゲの森を抜けると滑沢に出る。
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8/7 8:09
<滑沢>
シャクナゲの森を抜けると滑沢に出る。
ひとつめの沢を渡ろうとしたら大きく崩れていた。地層の模様が美しい。
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8/7 8:12
ひとつめの沢を渡ろうとしたら大きく崩れていた。地層の模様が美しい。
3年前は辛うじて渡れる道があったが今回は前後を探しても踏み跡がない。
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8/7 8:12
3年前は辛うじて渡れる道があったが今回は前後を探しても踏み跡がない。
滑沢が安全に渡れるようになったのは結構登った辺りだった。上を見ると3年前と同じようにお鉢がこちらを見下ろすように立ちはだかっている。
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8/7 8:23
滑沢が安全に渡れるようになったのは結構登った辺りだった。上を見ると3年前と同じようにお鉢がこちらを見下ろすように立ちはだかっている。
対岸で下り直して大沢崩れに行くのは手間も時間も掛かりそう。気力も体力も十分に残っているし新調した靴の調子も良い。数分考えた末、このまま滑沢右岸から登頂する事にした。
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8/7 8:38
対岸で下り直して大沢崩れに行くのは手間も時間も掛かりそう。気力も体力も十分に残っているし新調した靴の調子も良い。数分考えた末、このまま滑沢右岸から登頂する事にした。
というよりも20分そこそこの歩行で砂礫の深さを嫌というほど分からされて渡る気も起きない。
1
8/7 8:38
というよりも20分そこそこの歩行で砂礫の深さを嫌というほど分からされて渡る気も起きない。
一歩踏み込むごとに沈み込み、半歩、具合が悪いとそれ以上ずり落ちてしまうような砂礫の悪路が続く。写真のような中途半端な大きさの小石が多い箇所は体勢を崩しやすく一番厄介だった。
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8/7 8:42
一歩踏み込むごとに沈み込み、半歩、具合が悪いとそれ以上ずり落ちてしまうような砂礫の悪路が続く。写真のような中途半端な大きさの小石が多い箇所は体勢を崩しやすく一番厄介だった。
滑沢を振り返る。もう雲より高い所を歩いていた。
1
8/7 8:45
滑沢を振り返る。もう雲より高い所を歩いていた。
取り付いて約1時間、左岸の低木が途切れ森林限界を迎える。
1
8/7 9:07
取り付いて約1時間、左岸の低木が途切れ森林限界を迎える。
さらに登り滑沢の源頭と思われる箇所からお鉢を見上げる。北側の岩盤は傾斜が強かったので仏石流しと合流し、大沢の隣の沢(名称不明)の左岸に入る。一旦谷に下りるととにかく砂礫の深さで一向に前進せず、高度を上げる苦しさは御殿場口ルートの比ではなかった。
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8/7 9:26
さらに登り滑沢の源頭と思われる箇所からお鉢を見上げる。北側の岩盤は傾斜が強かったので仏石流しと合流し、大沢の隣の沢(名称不明)の左岸に入る。一旦谷に下りるととにかく砂礫の深さで一向に前進せず、高度を上げる苦しさは御殿場口ルートの比ではなかった。
隣は七太郎尾根の左端にあたるのだろうか。あちらは岩場があって歩きやすそう。と思っても後の祭りで気軽に渡れるような深さでもない。
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8/7 9:50
隣は七太郎尾根の左端にあたるのだろうか。あちらは岩場があって歩きやすそう。と思っても後の祭りで気軽に渡れるような深さでもない。
そうこうしているうちに河口湖から昇ってきた雲が斜面を舐めるようにお鉢へ向けて上がっていく。雷岩のしばらくすると完全に雲の中に。
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8/7 10:33
そうこうしているうちに河口湖から昇ってきた雲が斜面を舐めるようにお鉢へ向けて上がっていく。雷岩のしばらくすると完全に雲の中に。
ひどいときは視程が10mほどになり心身ともに疲れてきた。3250m付近でちょっとした岩を見付け体を突っ張るようにして40分ほど仮眠。
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8/7 13:00
ひどいときは視程が10mほどになり心身ともに疲れてきた。3250m付近でちょっとした岩を見付け体を突っ張るようにして40分ほど仮眠。
仮眠の後行動を再開、雲は晴れてくれた。釈迦の割れ石が大分近付いてきた。
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8/7 13:24
仮眠の後行動を再開、雲は晴れてくれた。釈迦の割れ石が大分近付いてきた。
気付けば北岳の標高も超えていた。登る苦しささえなければ最高の景色。
1
8/7 13:56
気付けば北岳の標高も超えていた。登る苦しささえなければ最高の景色。
頂上が近くなると岩場が増え歩きやすくなる。もはや今更、というところまで疲労していたけど。岩場は地形を隠しがちで越えた先で下りられないのではという不安要素でもあった。幸いにもそんな事は起こらなかった。
1
8/7 14:03
頂上が近くなると岩場が増え歩きやすくなる。もはや今更、というところまで疲労していたけど。岩場は地形を隠しがちで越えた先で下りられないのではという不安要素でもあった。幸いにもそんな事は起こらなかった。
お鉢まであと少しというところでスラブが行く手を阻む。中段の出っ張りをへつるようにして巻いたが水が滲みだしていて濡れて危なかった。左に見えているのが雷岩。
1
8/7 14:38
お鉢まであと少しというところでスラブが行く手を阻む。中段の出っ張りをへつるようにして巻いたが水が滲みだしていて濡れて危なかった。左に見えているのが雷岩。
金名水・銀名水もこんな風に水が湧いていたのだろうか。
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8/7 14:42
金名水・銀名水もこんな風に水が湧いていたのだろうか。
お鉢に人が見えた。
1
8/7 14:52
お鉢に人が見えた。
あと少しなのに全然足が前に出ず、岩場であえいでいると突然左腕に何かがぶつかってきたので驚いて見てみるとコオニヤンマが留まっていた。もうちょっとだから頑張れとでも言いたげ。
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8/7 14:59
あと少しなのに全然足が前に出ず、岩場であえいでいると突然左腕に何かがぶつかってきたので驚いて見てみるとコオニヤンマが留まっていた。もうちょっとだから頑張れとでも言いたげ。
とてもおとなしく、お鉢に出て岩場に移すまで離れなかった。
1
8/7 15:01
とてもおとなしく、お鉢に出て岩場に移すまで離れなかった。
ようやく剣ヶ峰を捉えた。
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8/7 15:05
ようやく剣ヶ峰を捉えた。
大沢源頭部より見下ろす。雲で登ってきたルートが見えなかったのは残念。見えていたら逆にビビって登れなかったかな。
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8/7 15:10
大沢源頭部より見下ろす。雲で登ってきたルートが見えなかったのは残念。見えていたら逆にビビって登れなかったかな。
直下の緩い箇所を探して雷岩より少し南側でお鉢に乗り上げた。滑沢出合より約7時間の苦闘だった。安堵の一言しかない。
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8/7 15:10
直下の緩い箇所を探して雷岩より少し南側でお鉢に乗り上げた。滑沢出合より約7時間の苦闘だった。安堵の一言しかない。
<西安ノ河原>
さすがにこの時間なので人も少なく、まるでシーズンオフのよう。
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8/7 15:12
<西安ノ河原>
さすがにこの時間なので人も少なく、まるでシーズンオフのよう。
反時計回りに登り最高峰へ。
1
8/7 15:22
反時計回りに登り最高峰へ。
火口を見下ろす。苦労の甲斐もあって感動もひとしお。
1
8/7 15:23
火口を見下ろす。苦労の甲斐もあって感動もひとしお。
<富士山頂剣ヶ峰>
行動開始から11時間、ふらふらで最高峰に到達。青空と赤い火口のコントラストに感動というか安堵してへたりこんでしまった。
1
8/7 15:25
<富士山頂剣ヶ峰>
行動開始から11時間、ふらふらで最高峰に到達。青空と赤い火口のコントラストに感動というか安堵してへたりこんでしまった。
成し遂げたぜ!(山頂で着た)
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8/7 15:36
成し遂げたぜ!(山頂で着た)
吉田口へ向け下山開始。馬の背を下るのは初めて。
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8/7 15:49
吉田口へ向け下山開始。馬の背を下るのは初めて。
真横に雲が迫っていた。今回も概ね好天で本当に良かった。
1
8/7 15:51
真横に雲が迫っていた。今回も概ね好天で本当に良かった。
遅い時間にもかかわらず愛鷹山や駿河湾もくっきり。
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8/7 15:51
遅い時間にもかかわらず愛鷹山や駿河湾もくっきり。
<コノシロ池>
今年は水をたたえたコノシロ池が見られた。池の上にキャタピラ跡があるのは悲しいけど。
1
8/7 15:55
<コノシロ池>
今年は水をたたえたコノシロ池が見られた。池の上にキャタピラ跡があるのは悲しいけど。
<富士山本宮 浅間大社奥宮>
こんな時間だけど奥宮は開いていた。営業時間ぎりぎりだったので参拝だけして退出。
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8/7 15:55
<富士山本宮 浅間大社奥宮>
こんな時間だけど奥宮は開いていた。営業時間ぎりぎりだったので参拝だけして退出。
<富士山頂 御殿場口頂上>
いつも以上に閑散とした御殿場口頂上。
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8/7 15:57
<富士山頂 御殿場口頂上>
いつも以上に閑散とした御殿場口頂上。
銀明水より望むお鉢。火口のすぐそばに寄れる場所でもあるので迫力満点。
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8/7 15:58
銀明水より望むお鉢。火口のすぐそばに寄れる場所でもあるので迫力満点。
<東安ノ河原>
誰もいない広場を自由に歩く。
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8/7 16:00
<東安ノ河原>
誰もいない広場を自由に歩く。
足裏が痛いので高度差10mちょっとのピークすら立ち寄るのが億劫で、お鉢の各峰は踏まずにまっすぐ下山口を目指した。
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8/7 16:03
足裏が痛いので高度差10mちょっとのピークすら立ち寄るのが億劫で、お鉢の各峰は踏まずにまっすぐ下山口を目指した。
宝永山に二ツ塚も良く見える。
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8/7 16:06
宝永山に二ツ塚も良く見える。
吉田口/須走口の頂上まで平地を歩くようなペースで回ってきた。ここから登山口と下山口の鳥居が両方見えることに初めて気が付いた。
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8/7 16:10
吉田口/須走口の頂上まで平地を歩くようなペースで回ってきた。ここから登山口と下山口の鳥居が両方見えることに初めて気が付いた。
<吉田口/須走口下山口>
吉田口の周りも閑散。さすがに日曜の夕方前だから空いているのだろう。
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8/7 16:12
<吉田口/須走口下山口>
吉田口の周りも閑散。さすがに日曜の夕方前だから空いているのだろう。
歩き慣れた吉田口下山ルートだけど疲れに疲れてるので分岐の八合目すら遥か遠くに感じてしまう。
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8/7 16:19
歩き慣れた吉田口下山ルートだけど疲れに疲れてるので分岐の八合目すら遥か遠くに感じてしまう。
<本八合目 富士山ホテル>
進むごとに増す足裏の痛みと疲れをだましだましに下りて行く。山小屋前の階段で座りたいのをぐっと我慢。
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8/7 16:39
<本八合目 富士山ホテル>
進むごとに増す足裏の痛みと疲れをだましだましに下りて行く。山小屋前の階段で座りたいのをぐっと我慢。
<八合目 下江戸屋分岐>
富士山ホテルすぐ下の下江戸屋で分岐。
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8/7 16:43
<八合目 下江戸屋分岐>
富士山ホテルすぐ下の下江戸屋で分岐。
慣れた道だけに九十九折れの下山道が余計に長く感じる。ふと足元から顔を上げると山中湖が姿を見せていた。
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8/7 16:49
慣れた道だけに九十九折れの下山道が余計に長く感じる。ふと足元から顔を上げると山中湖が姿を見せていた。
こんなタイミングで影富士が見られるなんて。
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8/7 17:13
こんなタイミングで影富士が見られるなんて。
毎度おなじみ誰も通らない防砂トンネル。バイオトイレあたりからは砂礫も浅くなり、小石が鬱陶しくなってくる。特にこのあたりはそれが顕著で足が痛いのなんのって。
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8/7 17:46
毎度おなじみ誰も通らない防砂トンネル。バイオトイレあたりからは砂礫も浅くなり、小石が鬱陶しくなってくる。特にこのあたりはそれが顕著で足が痛いのなんのって。
水平道に入るとただただ行程を消化していくだけのような気分に。
1
8/7 17:55
水平道に入るとただただ行程を消化していくだけのような気分に。
と思ったらここにきて雲海が現れる。
1
8/7 17:57
と思ったらここにきて雲海が現れる。
六合目付近でようやく花もちらほら見られるようになってきた。
1
8/7 18:00
六合目付近でようやく花もちらほら見られるようになってきた。
<六合目 砂ふるい>
予定よりも遅れがちで安全指導センターのある六合目へ。この辺りまで来れば一気に俗っぽくなり気が抜けてくる。
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8/7 18:02
<六合目 砂ふるい>
予定よりも遅れがちで安全指導センターのある六合目へ。この辺りまで来れば一気に俗っぽくなり気が抜けてくる。
石畳が足に堪える。
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8/7 18:05
石畳が足に堪える。
ヤマオダマキ
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8/7 18:11
ヤマオダマキ
ギンリョウソウの群生のような雲。どういう空気の流れになっているのだろうか。
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8/7 18:13
ギンリョウソウの群生のような雲。どういう空気の流れになっているのだろうか。
<泉ヶ滝>
石畳を下りて五合目へ。
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8/7 18:16
<泉ヶ滝>
石畳を下りて五合目へ。
アキノキリンソウ
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8/7 18:17
アキノキリンソウ
スバルライン五合目が雲に巻かれようとしていた。今日天気が良かったのは静岡側だったらしい。
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8/7 18:17
スバルライン五合目が雲に巻かれようとしていた。今日天気が良かったのは静岡側だったらしい。
オノエイタドリ
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8/7 18:24
オノエイタドリ
<スバルライン五合目>
予定時間を過ぎて五合目に到着。疲労困憊でここから馬返しか……と思っていたら遅れていた終バスが出るというので飛び乗った。
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8/7 18:28
<スバルライン五合目>
予定時間を過ぎて五合目に到着。疲労困憊でここから馬返しか……と思っていたら遅れていた終バスが出るというので飛び乗った。
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