秋山の装い 川苔山(川乗山) 気持ちよい登山
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,441m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り、帰りには湿度が上がる |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 鳩ノ巣駅 今回は「休日おでかけパス」を購入 2670円で関東近郊区間の普通・快速列車やりんかい線・東京モノレールなどを使う 自宅からの移動で、4084円分JRに乗りましたので、結構得でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は、木道の橋が落ちたために、林道で迂回するようになっているため、半分程度は林道歩きである。しかし、その後のトレイルは木と土と石の道、歩いていて楽しいが、休憩適地が少ないという印象。 下山道は、本来の登山道はこちらなのだろうかと思うようなくらい、整備されている。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
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感想
まず、本日発生しました木曽御嶽山の噴火災害におきまして、被災された方及び関係する方のご回復をお祈りいたしております。木曽御嶽山は、私も8月に登っております。ひょっとして自分が当事者になっていた可能性もあります。日本は、火山が多くそのほとんどが登山の対象になっております。私も火山は好きで独特の地形やにおいなど大地の息吹を感じる所として、登山の対象としています。
しかし、運ひとつで災害に逢ってしまう(とくに、今回は気象庁の情報も事前にはなかったこともあり)、これは日本の火山の特徴のひとつかもしれません。これだけの登山者が巻き込まれた噴火災害は、私が生まれてからに限って考えますと皆無です。ですから、今後ともこの噴火災害に関しましては情報を追いかけていきたいと考えております。
さて、そんな中であったので、川苔山に行ったのにレポートを書く元気が起きなかったのです。御嶽があんなになっているのに、のんびり登山のレポートを書くなんて・・・。しかし、自分の中の記録として残さなければならないこともわかっています。どんなことを考えながら登っていたのか、どんな判断をしていたのか・・・。後から読むと自分の登山の判断を客観的にわかるのです。(私は、自分のレポートは何度も読み返します。自分なりに何度も読むことで判断力がついてくるのではないかと考えています)
さて、この日は秋が深まってきていたこと。金曜日は飲み会で前泊や車中泊は無理なこと。土曜日しかないことなどから、高尾方面を予定していた。
・川苔山
・高尾山→陣馬山→高尾山(ピストン)
・御岳山→ロックガーデン→御岳山→日の出山→つるつる温泉
・奥多摩駅→七つ石山→鴨沢
等を考えていた。10月末だったら「丹沢」となるのだろうが、私は山ビルが怖いので、まだ控えている。
そして、今回は「川苔山」を選択した。理由は、今の季節にピッタリということ、6時間以内に帰ってくることができるコースということ。(登りはじめが遅いので)そして、花の百名山で秋の花も見どころがあるということを聞いたからである。
地元の始発駅(4時代後半)を出て川乗橋BSに8時40分ごろ着く。ふう、4時間か・・・。立川のネットカフェで寝ればもっと早くつけるのは知っているが、今回は「休日おでかけパス」を使いたいこともあって、地元の始発列車に乗り込んだ。
睡眠、乗り換え、睡眠、乗り換え・・・・青梅駅で降りセブンイレブンで行動食と飲み物を買い込む。今回はすべて北海道シリーズにしてみた。(30分近い待ち時間があった)
奥多摩駅はごった返していた。たまたま私が乗った車両が改札に向かう階段の近くであったため、列の先頭の方で出ることができたが、その目の前に停まっていたバスは最後の3人目で乗りこめた。たくさんの人たちはこれから来る定期便に乗り込むのであろう、そしてその後も臨時便が出るのであろう。
バスの中も、人で一杯だった、カーブの際には自分のお尻が隣のおじさんの体にぶつかり、前の20代のトレランぽい人は私に体を預けてくる、ぎゅうぎゅうの中何とか川乗橋BSにたどり着く。まずはリラックスしてストレッチ・・・。かわいい2人組山ガールが出発してから2分後ぐらいに出発する。
まずは林道歩き、気持ちいい。木陰の中、時たま山を見ながら着々と足を進めていく、休憩もなし。
しばらく行くと、バイオトイレがあり本来の登山道にたどり着くが、2月の大雪の際に登山道の橋が崩壊したため、このまま林道を歩く道に誘導される。小さい滝、花、陽光、木陰・・・陽気なハイキングである。足はいつもより遅め、トレーニングではない・・・。
入山口でスポーツ飲料と水を飲み、土と石、木の根っこの登山道に入る。短期目標としては百尋の滝にたどり着くことである。本来の登山道に合流し、急登が始まる。全体的に言えることだが、川乗橋BSからの登山道は幅が狭く、尾根をトラバースしていることが多い。谷川は急で滑落したら命に影響が出そうなところがたくさんある。慎重に登る道である。
百尋の滝は、雄大かつ繊細だった。カップルが2人いちゃいちゃしている。そりゃあいちゃいちゃしたくなるだろう・・・男子が女子の手を取って小さい瀬を渡らせ、そのまま抱きしめて女子を受け取る、お互いに微笑んで・・・その先はここには書けない・・・山の神様が怒っちゃうようなことをしていた・・・誰も見ていないと思ったのかな・・・。おっと失礼・・・。
滝を見てそのまま山を登り続ける。一本道で歩きやすいが岩などがないので休憩適地がない、やっと見つけた休憩適地にて水分補給をしていると。「はい、登るよーあと少しだよー!!」と声がかかる。そうとも、わかっていますとも・・・水分補給したかっただけですよ・・・。
「川苔山まで0.2km」の看板を超えると、あとはビクトリーロードだ。広い尾根、ちょっと急登、そして山頂。一方方向にしか展望は開けていないがたくさんの人が山頂で昼食の真っ最中だ。私もどら焼きとおにぎりを食べる。
隣の人はカップラーメンを食べている。グループ山行の人は大きな鍋を持ってきてポトフか何かを作ったが食べきれないようで「みんなでもっと食べてよう!!!」と声をかけていた。声かけてくれたら少し食べてあげたのに・・・結局最後はどうなっただろうか・・・。
山頂を後にして、鳩ノ巣方面に下山を決める。理由は、距離がそちらの方が近いのである。標高差は鳩ノ巣駅のほうがあると思うので登りでは体力を使うと思うが下りであればこちらの方が良いと思ったのだ。
整備された道をぐんぐん下る。そして、こちらの方が花がたくさんあり、写真に収めながらの下山である。特に、「ヤマジノホトトギス」を撮影できたのは大きな喜びだ。植物的な楽しさは下山道の方があった。
熊野神社でお祈りをし、鳩ノ巣駅まで下ってきた。今思うと本仁田山とか、日向沢の峰、棒の嶺、蕎麦粒山など絡めればもっと充実した山行だったかもしれない。でも、今回はこれでよかったのだと思う、今回で雰囲気がわかったので、次回は蕎麦粒山から棒の嶺までの縦走に挑戦したいと思った。(来春かな?)
その後鳩ノ巣駅から奥多摩駅に行き、アルコールを買い込む、昔のホリデー快速おくたまは、急特急車両を使っていたので気軽に飲めた印象があったのだ。しかし、今は普通のベンチシートの車両の様で、とても酒を飲む気にはならなかった(飲んでいる人はいた、近くの人はハイドロの中に焼酎を仕込んでいるようで、ハイドロからしきりに飲んでいる人もいた)
ホリデー快速おくたまは早い、停車駅が非常に少ないので1時間20分くらいで新宿まで来てしまう。高田馬場で夕食を取り、赤羽に移動し、湘南新宿ライングリーン席で地元まで帰ってきた。
ずっと携帯電話で御嶽山のことを調べていた。
来週も山に行くと思うが、御嶽山の噴火被害については常に頭の中に入れておきたいと思った。
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