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Yamareco

記録ID: 520112
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ハイキング
奥秩父

【乾徳山】鎖と岩場が楽しい!八の字周回ルート

2014年09月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.5km
登り
1,289m
下り
1,276m

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
1:30
合計
8:00
7:35
0:00
40
8:15
0:00
10
8:25
0:00
25
8:50
9:00
25
9:25
0:00
30
9:55
10:10
90
11:40
12:45
50
13:35
0:00
60
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
徳和駐車場
コース状況/
危険箇所等
登山口ー月見岩までは歩きやすい道です。
月見岩を過ぎると段々岩がゴロゴロの道になり、岩場・鎖場・はしごが登場します。
頂上直下の鎖場は右側に迂回路があるので、鎖が怖い人も安心。
頂上から高原ヒュッテまでは意外と急坂で、ピンクのリボンがわかりにくい所もありました。
道満尾根から下山して、鉄製のゲートを通って舗装路に出たら左(下り)右(登り)と道が分かれていますので、徳和バス停へは左へ下ってください。
私達は右へ登ってしまい、5分で駐車場へ着くところを20分も徳和の集落をさまよいました…
徳和駐車場から出発です。
今日は乾徳山の八の字周回ルートを行きます。
2014年09月27日 06:37撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 6:37
徳和駐車場から出発です。
今日は乾徳山の八の字周回ルートを行きます。
しばらくは舗装路。
2014年09月27日 06:37撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 6:37
しばらくは舗装路。
乾徳山登山口。
雁坂や甲武信ヶ岳と同じタイプの看板。
2014年09月27日 07:06撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 7:06
乾徳山登山口。
雁坂や甲武信ヶ岳と同じタイプの看板。
銀晶水は涸れていました。
…というかなんて書いてあるのか読めない!
2014年09月27日 07:31撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 7:31
銀晶水は涸れていました。
…というかなんて書いてあるのか読めない!
錦晶水は冷たくて美味しかったです。
2014年09月27日 08:14撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:14
錦晶水は冷たくて美味しかったです。
国師ヶ原へ出ました。
2014年09月27日 08:23撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:23
国師ヶ原へ出ました。
乾徳山の頂上。
岩岩してますねー。
2014年09月27日 08:24撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
9/27 8:24
乾徳山の頂上。
岩岩してますねー。
十字路をまっすぐ。
2014年09月27日 08:25撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:25
十字路をまっすぐ。
だいたい後半分くらいかな?
2014年09月27日 08:25撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:25
だいたい後半分くらいかな?
振り返れば富士山。
2014年09月27日 08:44撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:44
振り返れば富士山。
少し歩いて月見岩に到着!
裏から上れます。
2014年09月27日 08:51撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:51
少し歩いて月見岩に到着!
裏から上れます。
爽やかな風が吹いています。
休憩にちょうど良いですね♪
2014年09月27日 08:51撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:51
爽やかな風が吹いています。
休憩にちょうど良いですね♪
月見岩の上から眺める富士山と甲府市の街並み。
2014年09月27日 08:52撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:52
月見岩の上から眺める富士山と甲府市の街並み。
kenboさん、絵になってますねー。
2014年09月27日 08:54撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:54
kenboさん、絵になってますねー。
これは実?花?
なんだろう?
2014年09月27日 08:54撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:54
これは実?花?
なんだろう?
さて、そろそろ出発しましょうか。
2014年09月27日 08:59撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 8:59
さて、そろそろ出発しましょうか。
いきなり苔ゾーン。
木漏れ日が素敵。
2014年09月27日 09:05撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:05
いきなり苔ゾーン。
木漏れ日が素敵。
だんだん岩岩してきました。
2014年09月27日 09:13撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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だんだん岩岩してきました。
乾徳山アドベンチャーゾーンの始まりです。
2014年09月27日 09:21撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:21
乾徳山アドベンチャーゾーンの始まりです。
髭剃岩。
私だったら、真ん中辺まで進んだら身動きが取れなくなりそうです…
2014年09月27日 09:28撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:28
髭剃岩。
私だったら、真ん中辺まで進んだら身動きが取れなくなりそうです…
岩の上から。
結構高度感あります。
2014年09月27日 09:31撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 9:31
岩の上から。
結構高度感あります。
ここは横に行くとはしごがあり、そこを一旦下ります。
2014年09月27日 09:32撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:32
ここは横に行くとはしごがあり、そこを一旦下ります。
はしごを下ったところ。
意外と急なはしごでした。
2014年09月27日 09:33撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:33
はしごを下ったところ。
意外と急なはしごでした。
はしごを下ってすぐに第一鎖場。
ここは鎖を使わずに登れました。
2014年09月27日 09:34撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:34
はしごを下ってすぐに第一鎖場。
ここは鎖を使わずに登れました。
そして第二鎖場。
ここは右の鎖の方が登りやすいです。
2014年09月27日 09:36撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:36
そして第二鎖場。
ここは右の鎖の方が登りやすいです。
岩に紅葉って映えますねー。
2014年09月27日 09:37撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:37
岩に紅葉って映えますねー。
青い空と紅い葉。
2014年09月27日 09:37撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 9:37
青い空と紅い葉。
そしてついに第三鎖場。
鎖を使った直登ルートと左から回り込むルートがあるみたいです。私は鎖で直登しました。
2014年09月27日 09:48撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:48
そしてついに第三鎖場。
鎖を使った直登ルートと左から回り込むルートがあるみたいです。私は鎖で直登しました。
鎖が怖い人は迂回路もあります。
2014年09月27日 09:47撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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鎖が怖い人は迂回路もあります。
鎖を登りきった所から下を撮ってみました。
さすが槍・穂高を制したkenboさん、するする登ってきます。
2014年09月27日 09:54撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:54
鎖を登りきった所から下を撮ってみました。
さすが槍・穂高を制したkenboさん、するする登ってきます。
頂上も岩岩してます。
狭いです。
2014年09月27日 09:54撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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頂上も岩岩してます。
狭いです。
乾徳山登頂!
2014年09月27日 09:57撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:57
乾徳山登頂!
頂上からの眺め。
奥に見えるのは甲武信ヶ岳かな?
2014年09月27日 09:59撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 9:59
頂上からの眺め。
奥に見えるのは甲武信ヶ岳かな?
こちらは金峰山の五丈岩。
2014年09月27日 10:01撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 10:01
こちらは金峰山の五丈岩。
山頂から下を覗くと、かなり切れ落ちています。
2014年09月27日 10:04撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 10:04
山頂から下を覗くと、かなり切れ落ちています。
下山しまーす。
2014年09月27日 10:10撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 10:10
下山しまーす。
黒金山との分岐。
高原ヒュッテ方面へ下ります。
2014年09月27日 10:23撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 10:23
黒金山との分岐。
高原ヒュッテ方面へ下ります。
これがまた結構歩きづらい道でした。
岩が多く急な斜面、おまけに木の根っこで滑ります!
2014年09月27日 10:40撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 10:40
これがまた結構歩きづらい道でした。
岩が多く急な斜面、おまけに木の根っこで滑ります!
急な下りにうんざりし始めた頃、ヒュッテまであと20分の看板が。…40分掛かりました。
2014年09月27日 11:02撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 11:02
急な下りにうんざりし始めた頃、ヒュッテまであと20分の看板が。…40分掛かりました。
高原ヒュッテは工事中。
2014年09月27日 11:38撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 11:38
高原ヒュッテは工事中。
鹿の親子がいました。
2014年09月27日 11:40撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 11:40
鹿の親子がいました。
ちょうど良い時間だったのでお昼ご飯を食べて、13時前に道満尾根方面へ下山開始。
2014年09月27日 12:46撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 12:46
ちょうど良い時間だったのでお昼ご飯を食べて、13時前に道満尾根方面へ下山開始。
関東の富士見百景。
写真には写りませんでしたが、肉眼ではうっすら富士山が見えました。
2014年09月27日 12:55撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 12:55
関東の富士見百景。
写真には写りませんでしたが、肉眼ではうっすら富士山が見えました。
最初はこんな歩きやすい道。
2014年09月27日 12:55撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 12:55
最初はこんな歩きやすい道。
しかし、またまた岩の道の激下りが始まります。
2014年09月27日 13:52撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 13:52
しかし、またまた岩の道の激下りが始まります。
ちょっと地味な道満山。
山頂標識をうっかり見逃すところでした。
2014年09月27日 13:34撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 13:34
ちょっと地味な道満山。
山頂標識をうっかり見逃すところでした。
道満尾根を下りきり舗装路へ出ました。
2014年09月27日 14:09撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 14:09
道満尾根を下りきり舗装路へ出ました。
ゲートを通ってバス停へ。
しかしまさかのトラップが…
鍵と鎖が知恵の輪のようにからまっていて、扉が開かない!
2014年09月27日 14:09撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 14:09
ゲートを通ってバス停へ。
しかしまさかのトラップが…
鍵と鎖が知恵の輪のようにからまっていて、扉が開かない!
なんとか鍵を開けることができましたが、道に迷ってゲートから5分のところを20分掛かりました…
2014年09月27日 14:34撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 14:34
なんとか鍵を開けることができましたが、道に迷ってゲートから5分のところを20分掛かりました…
やっとのことで駐車場到着。
色々ハプニングはありましたが楽しかった〜
2014年09月27日 14:35撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 14:35
やっとのことで駐車場到着。
色々ハプニングはありましたが楽しかった〜
下山後の温泉はほったらかし温泉へ。
あっちの湯とこっちの湯、2つのお風呂があります。
どっちにしようかな?
2014年09月27日 16:27撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/27 16:27
下山後の温泉はほったらかし温泉へ。
あっちの湯とこっちの湯、2つのお風呂があります。
どっちにしようかな?
サイコロの神様に決めて貰いました。
2014年09月27日 16:28撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 16:28
サイコロの神様に決めて貰いました。
湯上りに、名物の揚げ卵と山梨っぽいぶどうソフト&白桃ソフトを食べました。
うまし!
2014年09月27日 16:33撮影 by  EX-H50, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
9/27 16:33
湯上りに、名物の揚げ卵と山梨っぽいぶどうソフト&白桃ソフトを食べました。
うまし!
撮影機器:

感想

甲武信ヶ岳や雁坂へ行く途中にある「乾徳山」の看板が、以前からなんとなく気になっていました。
他の方のレコを見て、岩場や鎖場があったり、なだらかなススキ野原があったり、変化に富んでいて楽しそうな山だなぁと思っていましたが、なかなか登る機会がありませんでした。
今回はそんな「なんとなく気になる乾徳山」に登ります。
幸い、以前登ったことのあるkenboさんに案内してもらえることになったので、岩場や鎖場は心強いです。

爽やかな秋晴れの中、ちょっと肌寒い徳和駐車場から登山スタート!
しばらくは舗装路の道を、登山口に向かって登って行きます。
今回は山頂ピストンではなく、八の字周回コース。
行きと帰りで違った道を楽しめるので、かなりルンルン気分です。
しかし、まさか帰り道であんなことになるとは、この時は思いもしなかったのです…

登山口から山道が始まっても、傾斜は緩やかなので歩きやすく、月見岩まではほぼ休憩なしで登れました。
月見岩は裏側から簡単に上れ、ここでしばらく休憩タイム。
月見岩の上から眺める富士山はまさに絶景!でした。
ここから先は、だんだんと岩場が多くなるとのことだったので、少し緊張しながら頂上を目指します。
両手を使って大きな岩を超えたり、高度感のある横ばいの道を通ったり、頼りないはしごを下ったり、まさに乾徳山は自然のアスレチックのよう。
もちろん、落ちたらただではすまないので慎重に進みます。
第一、第二鎖場は足がかりも多いので、そんなに危険な感じはしませんでした。
最後の鎖場だけは、途中まで鎖を頼りに腕の力で登らなければなりませんでしたが、下でkenboさんが指示を出してくれたので意外と楽に登る事ができました。(途中で一回岩に掛けようとした足が滑ってしまったので、下で見ていたkenboさんはヒヤッとしたそうですが)
そんな感じで鎖場をクリアして、いよいよ乾徳山の頂上へ。
100点満点の秋晴れの空に、富士山や奥秩父の山々や遠く南アルプスの山脈までくっきり見えました。

しばらく贅沢な360度のパノラマを堪能して、まだ時間があるので高原ヒュッテあたりでお昼ご飯にしようと下山開始。
最初は岩場の下りもアスレチックのようで楽しかったんですが、意外と急坂で距離も長く目印のリボンも見にくい所があったりと、若干うんざりしてきます。
「まだかなぁ。お腹空いたなぁ。」と高原ヒュッテを目指して下っていると、「ヒュッテまであと20分くらい」の看板が。
「あともうちょっと!」と喜んだのも束の間、結局普通に歩いて40分掛かりました…
あの看板書いた人、どんだけ足が速いんだ!

高原ヒュッテは工事中だったので、少し離れたところでお昼ご飯を食べ、1時間程休憩して道満尾根を下ります。
ここも最初は歩きやすい林道だったのですが、だんだんと急な岩の下りになります。
「まだかなぁ。トイレ行きたいなぁ。」と徳和集落目指して下っていると、「徳和バス停まであと10分」の看板が。
さっきの看板で疑い深くなっていた私達は、「いや、絶対10分じゃ着かないだろう。」とあまり期待しないで道を急ぎました。
あきらかに10分以上歩いて、やっと登山口前のゲートにたどり着くと、そこには「バス停まであと5分」の看板。
「早くトイレに行きたい!」とゲートを開けようとしましたが、ここでトラップが!
なんと柵に引っ掛けるだけの鍵が鎖とからまって知恵の輪状態になっており、これを外すのに一苦労。
しかもやっと外れてゲートが開いたと思ったら、道の真ん中に大きな蛇がいたり、あと5分の道を迷って20分掛かったり、駐車場(トイレ)までの道のりはかなり過酷なものとなったのでした。

最後の最後で色々ハプニングがありましたが、乾徳山、いい山でした。
今回付き合ってくれたkenboさんに感謝!です。

kazuruさんと白馬岳に登った際に「乾徳山に登ってみたい」と仰っていました。私は登ったことがあったので、自然な流れで案内することに…。ただし、黒金山から先で苦労したことを踏まえ、8の字周回に決定。この下山は未経験のため若干不安でしたが、自分がどれだけ成長したのかを確かめる絶好のチャンス。前向きに受け止めたのでした。

9/25、26と超ハードスケジュールの旭川出張があり、日付が変わってからの帰宅となってしまいました。急いで奥穂高岳レコを仕上げてアップし(←順番が違う!)、久しぶりの日帰り装備のあまりの軽さに驚きつつ(赤岳日帰りは、台風接近のために日帰りとは思えないほどの重装備でした)準備を進めていると、いつの間にか意識を失っていました…Zzz。目が覚めると、自宅を出発する予定時間を過ぎていて、kazuruさんとの待ち合わせに30分遅刻。キャー、ごめんなさい。初っ端から反省です。

徳和駐車場に到着すると、今日もガラガラ…。静かな山歩きとなりそうです。…と思ったのも束の間、白馬岳のスタート時のような緊張感は全くなく、いきなり私のバカ話が炸裂します。kazuruさんは苦笑い気味でしたね。

前回登った際は、登山口から結構な急登と思えたのですが、今回は全く苦になりません。良い天気の割には涼しかったこともあり、汗をかくことなくルンルン気分でした(←これが後に厄介なこととなる)。

前回に通り過ぎてしまった銀晶水を発見し、月見岩で休憩。今回は裏から登って景色を楽しみました。

さて、扇平を過ぎると、乾徳山らしい山道となります。最近、岩稜帯の経験に乏しいことに頭を抱え、どこかでガンガン練習したいと考えていたため、ワクワクしてきました。

白馬岳でバテ気味だったkazuruさんは、その後しっかり調整をしていたようで、今日は順調そのもの。kazuruさんに乾徳山らしさを楽しんでいただくため先行をお願いし、私は必要に応じて後ろから案内するようにしました。

とは言っても、槍ヶ岳に登られたkazuruさんにとって、東鎌尾根と比べたらかわいいものなのでしょう。岩場を簡単にクリアしていきます。さすがだなぁと感心する一方で、置いて行かれないように追いかけます。メインイベントの鎖場では、ひとつ目は問題なし、ふたつ目は無理をせず右側から登られていました。私は、前回左側から登った際に大苦戦したので、今回も左側で登ることに。するとどうでしょう。あっという間にクリアすることができ、3ヶ月弱で少しは成長したことを実感。なんだか嬉しくなりました。

ラストの鎖場では、kazuruさんは登り初めで躊躇していましたが、すぐに要領を得たのか順調に登りだしました。下で安心して見ていた矢先、ツルッと左足を滑らせたのでビックリしましたが、無事にクリア。いよいよ私の番です。

一度登っていることもありますが、驚くことにあっと言う間に登ることができました。上手く表現できませんが、足の置き場を判断する力が少しは備わってきたと言いましょうか…。これまた自分の成長を実感できて、嬉しくなりました。そして、これまた驚くことに、前回は結構頑張って登った記憶があるのですが、今回は全く疲れることなく、山頂に到着することできたのです。たまにはこのようなのんびりとした山行も良いですね…。

山頂では、真っ白で何も見えなかった前回とは違い、素敵な眺望を拝むことができました。遠くには金峰山の五丈岩が見え、瑞牆山とのセットで近々登ってみたいと思いました。

昼食にするには時間が早いので、とりあえず高原ヒュッテ目指して下山開始です。心もとない梯子等を下ったりして、黒金山との分岐に到着。ここから先は未知の世界。山と高原地図では難路に指定されているし、どのような道なのだろうか?

歩きにくい急坂が続きます。自分のことよりも、下りが苦手なkazuruさんが心配で、ゆっくりと下りました。このおかげか、白馬岳では涙目だったkazuruさんは順調に下ることができているようでひと安心。「ヒュッテまであと20分くらい」との標識があり、「もう少しですね」なんて先に進むと、あれあれ?20分歩いても高原ヒュッテは見当たりません。きっとゆっくり歩いているからだ…と思いながら先に進みますが、結局40分かかりました。

ボロボロと評判であった高原ヒュッテは改装工事中でした。トイレも設置されるとのこと。乾徳山はトイレがないので、完成が待ち遠しいですね。

国師ヶ原の近くの空き地で昼食にしました。風はなく、防寒着を纏う必要のないくらいのポカポカ陽気。う〜ん、低山は楽でいいなぁ。

食事中にちょっとしたサプライズがあったりして、のんびり休憩。下山開始です。

さすがにこの時間になると、二人ともトイレが気になり始めますが、駐車場まで我慢できるよね?と確認し合い、先に進みます。しかし、ゴツゴツした岩の下りが始まると、膀胱が刺激を受けて尿意が…。それもそのはず。普段は汗で身体の水分が流れてしまうのか、トイレにほとんど行く必要がないのに、今回は全くといってよいほど汗をかいていないため、どんどん水分が溜まるばかり。女性の前で「ウォ〜、トイレ〜」なんて叫びながら駐車場を目指します。

「徳和バス停まであと10分」の標識があり、希望の光が見えてきた一方で、先ほど騙された記憶が甦ります。「どうせ10分以上かかるのでは?」なんて言ってしまったからでしょうか、やはり10分では到着せず。この標識を設定した方の時間の感覚を疑ってしまいました。

「トイレ、トイレ」と叫びつつ、「バス停まであと5分」との標識が…。もういいよ、どうせあと10分はかかるはず…。ようやくゲートに到着。これが曲者でした。

簡単に開かないように鎖が設置されているのですが、三重のがんじがらめとなっていて、まさに知恵の輪。我々より先にここを通過した方を恨みましたね。kazuruさんがガチャガチャといじりますが、外れる気配なし。ゲートをよじ登ると漏れそうなので、私に交代。キン肉マンでチエの輪マンと戦ったキューブマンばりにガチャガチャといじると、するりと外れました。

よし!と先に進むと、kazuruさんが「キャーッ!」といきなり叫び、マンガのようにピョンッと飛び跳ねました。これに驚いた私も飛び跳ねてしまい、膀胱をさらに刺激することに…。そこそこの大きさの蛇の登場でした。うぅぅ…蛇よ…。なぜこのような時に出現するのだ???

蛇が通過するのを待ち、先に進みます。この時点で、地図を見る余裕はなく、うろ覚えのまま分岐を左折して下ることなく、直進してしまいました。なかなか到着せず、ついに喚きだす私。自分の選択ミスであったことに気付き、20分近くかかってようやく駐車場に到着した時には、私は腰を曲げた「くの字」状態でした。膀胱を刺激しないようにかろうじてトイレに到達でき、今回のゴールとなりました。kazuruさんも辛かったかな?ごめんなさい。

サプライズあり、ハプニングありまくりで、ある意味で楽しい思い出になりました。そして、kazuruさんが下りで涙目になることなく、自分の成長を確かめることもでき、大満足の山行でした。

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無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥武蔵 [日帰り]
乾徳山
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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