仏徳山〜朝日山〜明星山〜高雄山〜喜撰山〜天下峰〜日野岳〜醍醐山〜高塚山〜大宅奥山〜行者ヶ森
- GPS
- 10:21
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 1,690m
- 下り
- 1,651m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:22
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 特に危険な箇所はなく、概ね歩きやすい道が続きます。 倒木でやや荒れ気味の所もあるけれど、簡単に対処できる程度だし、踏み跡が分かりにくそうな所には目印が見られ、ルートを把握しやすくなっているとの印象。 ただし、登山口に明瞭な表示がない所がいくつかあり、初めてだと分かりづらく感じます。 ■その他 仏徳山からの下りでは踏み跡を見失っており、他にきちんとしたルートがあると思われます。 高雄山の山頂へは、月ヶ瀬森林公園のルートから逸れて進む事になります。 下山の際、地形図のルートの辺りを辿ってみたものの、藪となっている区間があるし、『立入禁止』の標識もあったので、ここを通るのは止めておきましょう。 ユウレイ峠からP401へ向かうのに利用している尾根は一般のルートではありません。 少し登った所で左からの踏み跡に出合ったので、西寄りの尾根での往来の方が多そう。 ただし、醍醐寺の参道との出合地点に『通行禁止』系の看板があったので、このルートを通るのも止めておくのが良さそう。 醍醐山への尾根も一般のルートではありませんが、やや荒れている程度で、特に問題なし。 大宅奥山へは目印がないと分かりにくそう。 行者ヶ森からの下山ルートには目印があります。 方向転換の地点を見落とさないようにしましょう。 なお、目印は普遍的に存在しているものではないので、なくても何とかなる手段を有しておくと安心でしょう。 |
写真
感想
本格的な春の花の時期までもう少しで、どこに行くのが良いかと悩む。
初めての山に出かけてみるのが良さそうかなと思い、京都の宇治から山科の辺りまで。
宇治駅からスタートし、まずは宇治橋へ。
橋の袂の紫式部の像と久しぶりの対面後、橋を渡っていると、水量豊富で流れが速くて、少し恐怖感を抱いてしまう。
趣のある道を歩いて行き、特徴的な姿の橋へ。
宇治川の下流を見ると、その先に愛宕山が見え、ちょっと驚く。
宇治神社と世界遺産の宇治上神社にお詣りし、仏徳山への道へ。
何度かジグザグを経ると展望所があり、宇治の町並みが眼下に広がり、平等院の鳳凰堂も見えている。
最後の階段を登り終えると、仏徳山山頂に到着です。
別名、大吉山ですか。
ここまでの整備具合からすると、山頂の佇まいは何だか地味との印象。
こちらかなと思いつつ進むと、途中で踏み跡はなくなり、少し強引に未舗装林道に着地。
正しいルートに乗って一登りで、朝日山山頂に到着です。
小さな観音堂があり、静かに手を合わせます。
ここは地元の人に大切にされているとの印象です。
概ね良い感じの道を歩いて行き、舗装路に出合う。
どうするか決めかねていたのだけど、明星山にも寄る事にし、iPadに助けてもらい、墓地を通り抜けたりしつつ、登山口らしき所に到着。
標識は見当たらないけど、ここから入山。
少し登ると目印があり、踏み跡も視認できる。
シカが警戒音と共に走り去ったようだけど、姿は見えず。
正しくない方向へ少し進んでしまった以外、特に記す事もなく、明星山山頂に到着です。
そんなに来る機会はなさそうな山域だけに、最初で最後の訪問かも。
間違えて進んだ尾根でも下山可能かも知れないけど、先は長いので、無理せずにピストンで引き返します。
舗装路に戻り、さっきの尾根でも軟着陸できそうなのを確認し、先へ。
しばらく一般道を歩き、天ヶ瀬ダム方面へ。
ダムを正面に見る事のできる白虹橋の先、進もうと思っていた道はやはり通行不可で、引き返して行き、別ルートへ。
しばし進むと、ダムを見下ろす事のできる休憩所があり、ダムを眺めながらパンを食べて、休憩です。
さらに歩いて行き、天ヶ瀬森林公園へ。
いくつかルートがあり、展望台を通るルートを選択。
最初の展望台は木々の成長で見所はなく、整備されて歩きやすい道をさらに進んで行き、槇尾山展望台に到着。
ここからは好展望で、ポンポン山や愛宕山など、なじみの山域がきれいに見えている。
その先で森林公園のルートから逸れて少し進むと、高雄山山頂に到着です。
山頂が公園の外なのは、所有権とかの関係でしょうか?
地形図のルートで下ってみようとしたけど、その位置に道は存在していないようで、藪になっている所もある。
森林公園は写真23の地点までで、ここからしばらくは林道歩き。
松や朴の木が多く、いつも歩いている京都周辺の山と比べて、植生が異なるよう。
退屈しかけた頃に写真25の地点に到着、ここが喜撰山への登り口のよう。
登り始めてすぐ、左の谷に『第二まほら谷』との標識がある。
2016年11月の桟敷ヶ岳への山行で、『まほら谷』の標識を見ていて、それに似ているような気がする。
何か関係がある?
少し荒れている所はあるけど、概ね良い雰囲気で歩きやすい道が続く。
『喜撰洞』との案内標識があるけど、どれぐらいの距離かも分からないし、先は長いので、またの機会があれば。
そこから目と鼻の先ぐらいで、喜撰山山頂に到着です。
まだ少し早いけど、ここで昼食にします。
歩きやすい道を辿って行くと、樹間から喜撰山ダムのダム湖が見える。
水量は少なめのようだけど、結構な広さのように感じられる。
改めて地形図を見てみると、これぐらいの流域面積であれだけの水量になるものなんだと驚いてしまいますね。
ダム湖の具合を見るべく、ルートを選択してみたけれど、特に見るべきものはなく、結果として長い舗装路歩きとなってしまう。
写真32の地点から再入山です。
関電の巡視路のようで、安心感がある。
15分ぐらいであっさりと天下峰山頂に到着です。
名前とは裏腹に標識もなく地味で、ここが山頂じゃないのかもと不安になるぐらい。
供水峠、日野岳と順調に進んで行きます。
パノラマ岩は名前の通りに素晴らしいパノラマとなっていて、これを目的に出かけて来ても良いかなと思わせるぐらい。
先着の方が話し込んでいて、どうも落ち着かず、ゆっくりと滞在しようという気が失せてしまったのが残念。
ユウレイ峠からはP401へ向かう予定で、実際にどこを進むかは現地で決めようと思っていて、まずは谷へ。
西寄りの尾根から取り付いても良さそうだけど、もう少し様子を探るべく先へと進み、東側の尾根から登る事にします。
斜度は程々だし、踏ん張りが利くので、あまり苦労せずに登る事ができる。
藪、下草の繁茂、倒木、進路を塞ぐような岩。
そういうのはなく、順調に登って行くと左側から上って来る踏み跡に出合う。
やはり西寄りの尾根の方が利用されているよう。
P401には、西醍醐山との標識があるけど、山名として定着しているかは微妙?
その先で醍醐寺の参道と合流、ここまでのルートは通行禁止となっているようで、利用は控えておくのが良いでしょう。
写真43の地点で参道から逸れ、左の尾根へ。
少し荒れ気味の尾根を辿って主尾根に合流、少し戻ると醍醐山山頂に到着です。
疲れが溜まって来ており、ドリンクゼリーでエネルギー補給。
少し下ると、横嶺峠に到着。
2019年8月の山行で来て以来で、ちょっと懐かしい。
見覚えのある舗装路を歩いて行き、写真47の地点から高塚山方面へ。
あの時は暑さによる疲労で、高塚山へ向かう気力が残っておらず、登り口をちらっと見ただけだったのです。
少し進んで行くと、謎の広場があるのだけど、何のための場所なのか、さっぱり分からず。
歩きやすい道を辿り、高塚山山頂に到着です。
引き返して行き、分岐で谷へ。
ちょっと分かりにくい感じだけど、写真50の標識に従い、先へ。
その先の分岐で右折し、大宅奥山へ。
目印がないと、迷いつつ進む事になりそうな感じ。
そんな感じなので、目印に誘導されるようにして進み、大宅奥山山頂に到着です。
レコで見ていたように、諸々のブツが置かれています。
エンジン音らしきのが聞こえ、少し先で3台ほどのオフロードバイクに出合う。
許可を得て進入しているのかも知れないけど、隣を通り過ぎて行ったバイクはナンバープレートが見えにくい状態だったし、印象は良くないですね。
気持ちを切り換えて進み、行者ヶ森山頂に到着です。
この日のピーク巡りはここまでで、後は無事に下山するだけ。
この先のルートの把握ができていなくて不安だったのだけど、目印はあるし、踏み跡もはっきりしていて、特に問題はなさそう。
この山域で見かける標識もあるし、安心感が得られ、順調に下って行きます。
方向転換する所に注意しておくぐらいでしょうか。
無事に下り終えたかなと思ったら、最後のフェンスが罠のような感じで、ちょっと苦労させられ、何とか登山口に到着。
ここは右へ進んで、左側だけにフェンスを見る形で進むと良さそうな?
最後も長い舗装路歩きとなり、山科駅にてゴールです。
という訳で、今回は近いのに未踏のままだった山域に行って来ました。
地味と言ってしまえば、そうなのだろうけど、全般的に歩きやすいし、アクセスもしやすいので、また違う季節に歩いてみても良さそう。
朴の木の落ち葉をたくさん見かけたので、花期にどんな感じになるのかが気になる。
朴の木の葉にしては小さいかなというのもあったのだけど、あの裏向き具合からすると、間違いないはず。
今回は谷をあまり歩いていないので、その辺りも交えると、また違う面がありそうな。
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