雲上の白馬三山 極上のサンセット（栂池〜猿倉）

2014年10月04日(土) 〜 2014年10月05日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 20.9km
• 登り: 1,770m
• 下り: 2,363m

コースタイム

＜一日目＞　全行動時間　7時間13分（うち休憩1時間8分）
栂池登山口　 8:21
天狗原　　　 9:38-9:43
乗鞍岳　　 10:49-11:59
白馬大池　 11:24-11:54
船越の頭　 12:48
小蓮華山　 13:47-13:52
白馬岳　　 15:07-15:20
白馬山荘　 15:34

＜二日目＞　全行動時間　9時間00分（うち休憩1時間30分）
白馬山荘　　5:55
杓子岳　　　7:02-7:13
白馬鑓ヶ岳　8:10-8:17
鑓温泉分岐　8:32-8:37
白馬鑓温泉　10:40-11:35
サンジロ　　12:40-12:45
小日向　　　13:14-13:19
猿倉　　　　14:55

天候

4日　標高2300m以下曇り　以上快晴
5日　曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

白馬ロイヤルホテル（前泊）
八方第二駐車場（無料）
http://www.happo-one.jp/access/parking.html
＜往路＞
タクシー：八方〜栂池：2,800円
栂池ゴンドラ・ロープウェイ　1,920円
http://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html
＜帰路＞
タクシー：猿倉〜八方：3,200円

コース状況／危険箇所等

●栂池から白馬岳は特に危険なところなし
　※天狗原〜乗鞍岳前後は大石の上を歩く道。
　それが終わると10m程雪渓を横切るが、
　慎重に歩けば（キックステップやストックなど）アイゼン不要と思われる
●杓子岳登りはザレザレ
●白馬鑓温泉分岐から鑓温泉の間に鎖場2ヶ所あり　
●白馬鑓温泉は9月30日で今季営業終了（温泉は可）

その他周辺情報

倉下の湯
http://www.kurashitanoyu.com/

写真

10/4 6:50

八方第二駐車場に車を止めると丁度タクシーが営業に回ってきました。6時50分栂池に到着します。

10/4 7:11

既に切符売り場は長蛇の列です　

10/4 7:24

ゴンドラに乗ります。

10/4 7:41

ロープウェイに乗り換え

10/4 7:59

標高1829m　栂池自然園

10/4 8:17

自然園付近は紅葉ポイント

10/4 8:17

ロープウェイを降りてやや歩くと栂池ヒュッテが見えます

10/4 8:20

登山道入り口

10/4 8:21

自然園入り口のところに登山ポストがあります。

10/4 8:30

自然園の紅葉を見ながら登っていきます。

10/4 8:44

天狗原まで70分

10/4 8:46

登山道は込み合っています。

10/4 9:31

結構急な登りです

10/4 9:33

まだまだ続きます

10/4 9:38

平らな湿地帯

10/4 9:38

天狗原では沢山の人が一休み

10/4 9:41

霧の湿地帯を木道に沿って進みます

10/4 10:02

ナナカマドの紅葉がきれい

10/4 10:04

おいしそう♪

10/4 10:06

10/4 10:14

ナナカマドが霧の道を明るく照らします

10/4 10:20

空が青くなってきた！

10/4 10:23

石が岩になってきました。

10/4 10:29

雪渓を渡ります

10/4 10:41

雲上の道

10/4 10:43

ケルンと火打山

10/4 10:45

小蓮華岳と白馬岳がみえてきました

10/4 10:48

これから向かう山です

10/4 10:49

2436.7m　乗鞍岳

10/4 11:00

白馬大池が見えてきました

10/4 11:13

大池と山荘

10/4 11:22

白馬大池山荘と小蓮華

10/4 11:24

白馬大池

10/4 11:24

秋のチングルマ

10/4 11:54

ヤマハハコはまだ元気です

10/4 11:59

夏はすごかったのでしょうね。

10/4 12:13

小蓮華山頂が見えます

10/4 12:38

ガスと雲が美しい

10/4 12:48

船越ノ頭

10/4 12:54

雲海がアート

10/4 12:58

稜線

10/4 13:31

見事な程

10/4 13:40

10/4 13:40

槍と穂高

10/4 13:48

白馬岳

10/4 13:52

白馬岳を目指して

10/4 14:29

三国境では雪倉岳が間近に

10/4 14:56

剱と立山

10/4 15:07

白馬岳山頂

10/4 15:08

山頂碑

10/4 15:08

雲海と雲の間

10/4 15:28

白馬を開山した『松沢貞逸氏』のレリーフ

10/4 16:51

山荘はこの時期富山県側しか開いていません。

10/4 17:14

山荘の夕食

10/4 17:34

感動のサンセットです！

10/4 17:35

すばらしい！

10/4 17:37

山荘も紅く燃えます

10/4 17:39

黄金の光が二人の間に？

10/4 17:43

雲海の夕映え

10/4 17:48

夕映えとシルエット

10/5 5:12

白馬山荘の朝食

10/5 5:51

お世話になりました。

10/5 6:03

雪渓の分岐
午後お天気が崩れそうなので、雪渓を下るか迷いましたが、

10/5 6:46

杓子岳へ登る道はザレザレです。
まっすぐはトラバース道

10/5 7:02

杓子岳山頂です

10/5 7:24

次に向かう白馬鑓です。

10/5 8:14

白馬鑓の登りは結構急でした。

10/5 8:32

鑓温泉の分岐を下がります

10/5 9:01

温泉マーク

10/5 9:21

ナナカマドは実だけ残っています

10/5 9:40

丁寧な看板　そんなに難しいのかな？

10/5 9:44

雨にぬれたナナカマド

10/5 9:53

一つ目の鎖場です

10/5 10:09

二つ目の鎖場は横から縦に続きます

10/5 10:25

雪渓が見えて来ました

10/5 10:27

ウツボグサ

10/5 10:27

10/5 10:38

10/5 10:40

あれ？鑓温泉小屋が解体されている

10/5 11:13

少し早いけど、ここで予定通りお昼にしちゃいます。なんとお祝いののし付きです。

10/5 11:26

とてもいい湯でした。

10/5 11:36

岩肌をお湯が流れ出ています。

10/5 11:39

紅葉ポイントに入ってきました。

10/5 11:40

草紅葉もきれいです。

10/5 11:43

雨で視界が悪いけど、結構楽しめました

10/5 11:43

トリカブト

10/5 11:47

10/5 11:49

何度かこのような橋を渡ります

10/5 11:54

紅葉

10/5 11:56

雨にぬれた花々もオツです

10/5 11:56

10/5 12:13

ここは、土砂崩れがあったみたいで雪渓の上に土砂が堆積しています。

10/5 12:15

この辺り一面、夏はお花畑だったんでしょうね

10/5 12:15

10/5 12:18

いくつかの谷を越え、いくつかの山腹を登ります

10/5 12:19

あれが崩れてくると大変！

10/5 12:23

白のホタルブクロ

10/5 12:39

10/5 12:40

鑓温泉〜猿倉まで残り三分の二。意外に遠く感じます。

10/5 13:14

小日向で残り半分

10/5 13:21

登山道は、川になります。

10/5 13:28

結構、降ってきました。

10/5 13:33

山紫陽花が沢山咲いています。

10/5 14:46

林道に出た〜！

10/5 14:51

猿倉まで5分です。ここでカメラは水ぬれで動かなくなりました。

撮影機器：

COOLPIX S8200 ニコン

感想

nadesiko

【まえがき】　コースの内容を知りたい方は、本文よりお読みください。
今年の3月より、
「白馬三山を歩く」を目標にした初心者グループを結成し、
7回のトレーニング山行を行い、無事、目標を達成しました。
メンバーの皆さん、目標達成おめでとうございます。
大変お疲れさまでした。

＜7回のトレーニング内容＞
3月　赤城鍋割山　
4月　大坊山〜大小山（足利）
5月　正丸（さいたま奥武蔵）伊豆ヶ岳〜子の権現〜吾野駅
7月　浅間山（天狗山荘口）
8月　四阿山〜根子岳
9月　苗場山（祓川コース）
9月　五竜岳（八方尾根から唐松、遠見尾根）

【本文】
当初の予定は、猿倉大雪渓を登り白馬三山を鑓温泉経由で周回する予定でした。
（猿倉出発　猿倉帰着）
台風が近づいていて、
初日の天気は良いが翌日が雨の確立が高い予報でしたので、
白馬館に情報収集とアドバイスを頂き、前夜に急遽、ミーティング。
・雪渓は秋道に変わっていて横断するだけになっているとのこと。
・天候が悪い場合は雪渓を降りるのが一番安全であること。

10月に入ると雪渓歩きが出来ないことや
雪渓を下山する可能性が濃いこともなどを考慮して、
お天気の良い初日に良い景色を見ておくことにした。
初日に鑓温泉を登り、白馬三山を越えて行くか、
栂池から白馬大池より白馬岳に行くか、
地図とコースタイムの詳細を調べ、
栂池から登ることにした。
彼女たちの脚力から鑓温泉経由で白馬山荘に着くのは、
かなり無理をさせてしまうであろう。

この選択はかなり良かった。
途中、下山してくる人たちに上は快晴だよ、との嬉しい情報があり、
期待通り、標高2300m位から雲海の下から脱出できた。
乗鞍岳手前から青空が広がる。
目指す、小蓮華や白馬山荘、唐松、五竜、鹿島槍、穂高や槍も雲海を突き破り、
絶景が待っていた。
雨飾り山や火打山、妙高、八ヶ岳、富士山、南アルプスが
雲の上に顔を出していた。

白馬大池は、水がエメラルドグリーンに透き通る美しい池だった。
少し早いが風のない大池のほとりで昼食を食べる。
今度は、チングルマが咲き誇る頃、もう一度来たいと思うほど、
箒状になったチングルマが群生していた。

船越ノ頭から小蓮華山、白馬岳の稜線は、
雲海に浮かぶ絶景を眺めながらの歩きとなる。
剱岳・立山、やがて北アルプス全体が見えてくる。
鉢ヶ岳、雪倉岳は紅葉がまだきれいだ。

台風の影響で南風のため白馬山頂も然程寒くはなく、
サンセット時は、携帯温度計で5℃になっていた。

翌朝、午後から雨の予報。
風もあまり強くなく、曇っていたが眺望はよい。
三山越えたら降られることは覚悟で、
鑓温泉経由を山荘に告げ（申告義務あり）出発。

厚い雲海を見下ろしながら三山を越え、
分岐を下がり始めると予定よりも早い雨が降り始める。
雲海の下に入れば、雨であろうことは予測がついたが、
鎖場を越えてから降って欲しかった。
下山が苦手なメンバーを皆でフォローしながら、
鑓温泉につくと、なんと、解体中。
昼食と温泉の予定だったが、予定よりも1時間早くついてしまい、
拍子抜け。
解体工事の方は、入ってもかまわないというけれど、
足湯だけにしておき、予定より早い昼食（カップラーメン）を食べる。

雨の下山。
谷を4つほど越えただろうか？
途中、メンバーがスリップ転倒があり、疲労が気になる。
雨が然程強くなかったので、
登山道は小川程度になっているところはあったが、
心配していた増水もなく無事、猿倉へ下山できた。

鑓温泉からの道は、お天気が悪かったせいか、長く感じた。