窓明山（ブナ続く静かな残雪ハイク）

2023年03月11日(土) [日帰り]

• GPS: 05:52
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,285m
• 下り: 1,298m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:46
• 休憩: 1:06
• 合計: 5:52

6:10 スタート地点
6:58 6:59 巽沢山
7:51 7:51 家向山南西ピーク
9:00 9:23 窓明山
10:11 10:12 家向山南西ピーク
10:20 11:00 家向山
11:07 11:07 家向山南西ピーク
11:28 11:29 巽沢山
12:00 12:00 保太橋登山口
12:02 ゴール地点

天候

晴れ（遠方は白く霞む状態）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口近くの路肩

コース状況／危険箇所等

・雪の状態（3/11時点）
　ほぼ全域で残雪
　（登山口から最初の尾根に乗った先で一部地面が出ている）
　朝の内は締まった雪の状態
　ただ日中は雪が緩み、中腹より下では踏み抜き易い状態
　（場所によりスノーシューで膝下、つぼ足で股下もあり）
　場所により発達した雪庇があり、暖かさで崩落の可能性もあるので注意
　窓明山への登りでは凍結状態のところがあるため、アイゼンなど必要かと
　
・残雪期でも基本的には夏道に沿ったルートとなる
・ルート上の目印は少ないため進路には注意
　（家向山分岐や巽沢山から下る際の方向など）
・窓明山周辺は開けた雪原となる為、視界が悪い時には注意が必要かと
・登山口より暫く急坂が続く

※ルートには部分的にズレがあるかと

写真

3/11 6:11

少し冷え込みを感じながらのスタート

3/11 6:31

まだ朝日は山並みの向こう側

3/11 6:37

下部では部分的に地面の出ている所あり

3/11 6:46

序盤の急登で既に薄着へ

3/11 6:53

数日前と思われる足跡とスキー跡が残っていました

3/11 7:04

朝はまずまず締まった雪質でした

3/11 7:11

徐々に残雪ハイクに溶け込む

3/11 7:15

イワウチワの準備が始まってます

3/11 7:19

見えてきたのは家向山ですね

3/11 7:31

ブナの林立する中を歩く

3/11 7:33

根開きが進んでいます

3/11 7:34

気持ちの良い青空

3/11 7:50

雪庇の様子が窺えます

3/11 7:51

快晴ではありますが
遠方は春霞にぼかされる

3/11 7:54

緩やかな登りに変わった先で・・・

3/11 7:59

三ツ岩岳〜窓明山の展望が広がる
満足の眺めです

3/11 8:00

三ツ岩岳
会津駒からの稜線は積雪期限定のルート

3/11 8:02

窓明山
白さは三ツ岩岳に引けを取らない

3/11 8:03

先人達に踏み抜いた様子は見られないのですが
何度もあった踏み抜きの要因は気温のせいと思いたい・・・

3/11 8:10

積雪期限定の雪庇の道

3/11 8:11

ただ暖かさ続くと崩れるのは早まりそう

3/11 8:15

新緑、黄葉が映える季節でしょうが
残雪期もまた良いです

3/11 8:20

ブナの間を縫う登りが続き

3/11 8:22

3/11 8:28

雪上に影を落とす尾根の木々

3/11 8:35

ダケカンバの登場で周囲に変化

3/11 8:35

木々がやや疎らになり風を感じるようになる

3/11 8:44

右手側の視界が広がり始め

3/11 8:48

部分的には凍結状態の足元あり

3/11 8:54

雪上に出る木々の背が低くなってきました

3/11 9:02

三ツ岩岳へと続く雪庇
花の尾根はこの雪庇あってこそなんでしょう

3/11 9:03

どなたか雪上テントされた様子

3/11 9:03

いよいよ青と白の2色のみに

3/11 9:08

山頂より見渡すのは平ヶ岳〜裏越後三山
霞んでしまっているのが惜しい

3/11 9:09

坪入山へと続く稜線
秘境、丸山岳は遥か彼方

3/11 9:26

霞ながらも会津朝日岳

3/11 9:26

未丈ヶ岳や毛猛山方面

3/11 9:27

中ノ岳、荒沢岳、越後駒ケ岳
言わずと知れた山ですね

3/11 9:27

はっきりしませんが平ヶ岳

3/11 9:28

南方はもっとはっきりせず
那須、男鹿山塊すら見分けができません

3/11 9:31

三ツ岩岳を望んでから下り始め

3/11 9:32

覗き込むと思わず吸い込まれそうになる

3/11 9:33

雪が見せる妖艶さですね

3/11 9:35

スキーでなくとも気持ちの良い下り

3/11 9:50

再びブナの森を過ぎれば

3/11 10:03

待ち受ける登り返し

3/11 10:11

山中でも春を感じるもの

3/11 10:19

指導標が出ていました

3/11 10:28

寄り道して家向山
標識はないので、それらしきピークにて

3/11 10:30

3/11 10:31

上空は良い青さが続いてます

3/11 10:47

静寂の山頂にて休憩・・・

3/11 11:21

昼近くとなると雪質が大きく変化

3/11 11:21

スノーシューでもかなり沈む
（下りの勢いも加わって）

3/11 11:42

春の陽気以上、体感は初夏

3/11 11:59

国道手前の急坂（下り）は膝上〜股下で悪戦苦闘

3/11 12:07

踏み抜かないアスファルトに降り立つ

3/11 12:09

朝にはなかったと思われる雪崩

3/11 12:09

雪国にも春の訪れあり

3/11 12:09

駐車場所に戻りました
お疲れさまでした

撮影機器：

LUMIX DC-TX2 パナソニック

感想

wakasato

一月先の気温が続く今年の早春。
雪深い山域でも雪解けが進んでいそう・・・
少し早い気もしましたが、南会津の山を歩くことに。

会津駒から続く白い稜線の一山、窓明山。
序盤の急坂を耐えれば迎えてくれるブナ林。
青空と見事なブナの木々
程よく締まった雪
山中の良い雰囲気を感じながら歩けましたね。
展望に関してはやや残念な眺めもありましたが、それでも見事。
ルート上の所々で見る三ツ岩岳の山塊が目を引きました。

春霞のある天候でしたので、遠方は白い眺め。
それでも上空はきれいな青色でした。
山中ではお会いする方もなく、
静かな残雪ハイクを楽しませて貰えました。

コメント

BOKUTYANN

まさに無人の広野を行く感じ！

wakasatoさん　こんにちは

今シーズンは少し早めの南会津でしたね
この所の気温上昇と例年よりも雪が少なめな感じでしょうか？
そう言えば大佐飛山も何だか雪が少なそうなレコがありましたネ

それにしても春霞っぽいとはいえ素晴らしい景観ですね
人もいない白と青の世界！
開放感がたまりませんね、この感覚を覚えたらやめられなくなりそう
いつもwaka様のレコを見てるだけのこのエリア
矢張りとても魅力的な場所だと再確認です（●＾o＾●）
　※なかなか行く決断が出来ませんが・・・

wakasato

こんばんは、BOKUTYANNさん。

今の残雪期は藪山さえも雪原に姿を変えて。
雪さえあればそこがルートに・・・
まさに大佐飛山がそれですよね
確かに今年の回廊は例年以下の印象があります。
（やはり気温が要因でしょう）

雪深いはずの会津でもそれは同じようで。
ただ栃木とは次元が違いますね。
無雪期には得られない眺め、
見渡す雪山展望はやはり見惚れてしまいます