また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 5263432
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

白山・百四丈滝、青氷の滝壺に立つ

2023年03月11日(土) 〜 2023年03月12日(日)
 - 拍手
alpine3B その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:00
距離
21.8km
登り
2,013m
下り
1,999m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:44
休憩
0:12
合計
4:56
8:54
8:56
20
9:16
9:25
107
11:12
11:12
53
12:05
12:06
79
2日目
山行
6:53
休憩
2:08
合計
9:01
4:23
4:24
44
5:08
5:14
16
5:30
5:32
22
5:54
5:54
27
6:21
6:21
22
6:43
6:57
61
7:58
7:59
11
8:10
8:13
36
8:49
8:49
5
8:54
9:53
42
10:35
10:46
34
11:20
11:37
51
12:28
12:36
14
12:50
12:53
22
13:15
13:18
0
13:18
ゴール地点
天候 2日とも快晴
2日目は風がそれなりに吹いていた
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一里野スキー場に駐車
コース状況/
危険箇所等
ゲレンデトップ〜しかり場 特記事項なし。
しかり場〜奥長倉 雪庇により寄り過ぎると危ない。特にしかり場直後のやつがちょっときわどいような。
奥長倉〜美女坂の頭 2年前はアイゼンの刺さりにくい氷雪斜面で大変怖かったが今年は階段状のトレースになっており恐怖は感じなかった
美女平 景色と強風を堪能タイム
降下地点〜滝壺 こちらも階段状のトレースで怖くはなかったが、それなりの傾斜だしいかんせん休める平らなところがない。ザックを下ろしてカメラをごそごそしたりできるのは本当に滝壺直下だけ。携帯やグローブを落としたりしたら回収は困難だろう。
※降下開始地点は三角点2047を少し過ぎたあたり、初めて滝が見えてくるあたりでP2138(天池)まで登ると行きすぎ。
その他周辺情報 一里野温泉、中宮温泉ともに導水管の破断で休業中らしい
最寄りは瀬女の「ヒメの湯」だと思われる
一里野スキー場は8時ゴンドラスタート。
よい天気で登山者らしき姿も多数。
某動画投稿者もいらっしゃった。
2023年03月11日 07:46撮影 by  802SO, Sony
3/11 7:46
一里野スキー場は8時ゴンドラスタート。
よい天気で登山者らしき姿も多数。
某動画投稿者もいらっしゃった。
前回はヘッデンで真夜中のゲレンデを喘ぎながら登ったが今日は文明の利器を使います。
2023年03月11日 08:03撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:03
前回はヘッデンで真夜中のゲレンデを喘ぎながら登ったが今日は文明の利器を使います。
巨大なザックは押し込むのに一苦労

したと同行者の長野県民は語る
2023年03月11日 08:07撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 8:07
巨大なザックは押し込むのに一苦労

したと同行者の長野県民は語る
あっという間に標高500mを獲得
2023年03月11日 08:16撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:16
あっという間に標高500mを獲得
ではここからスタート
2023年03月11日 08:27撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:27
ではここからスタート
最初はのっぺりとしている
2023年03月11日 08:36撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:36
最初はのっぺりとしている
動画投稿者の7人PTと、山岳会の7人PT、われわれ2人、単独2人ほどがゴンドラスタート組だったと思われる
2023年03月11日 08:46撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:46
動画投稿者の7人PTと、山岳会の7人PT、われわれ2人、単独2人ほどがゴンドラスタート組だったと思われる
林道と交差
2023年03月11日 08:53撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:53
林道と交差
ここだけ地面が出ていた
2023年03月11日 08:58撮影 by  802SO, Sony
3/11 8:58
ここだけ地面が出ていた
下は結構雪も緩んでいて同行者がスノーシューを付けて跳ね回っていた
2023年03月11日 09:25撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 9:25
下は結構雪も緩んでいて同行者がスノーシューを付けて跳ね回っていた
檜倉〜しかり場の登りを望む
2023年03月11日 09:35撮影 by  802SO, Sony
3/11 9:35
檜倉〜しかり場の登りを望む
鞍部から急な登り返し
振り返るとあれは冬瓜山〜笈ヶ岳の稜線?
2023年03月11日 09:45撮影 by  802SO, Sony
3/11 9:45
鞍部から急な登り返し
振り返るとあれは冬瓜山〜笈ヶ岳の稜線?
あ゛つ゛い゛!゛
2023年03月11日 09:50撮影 by  802SO, Sony
3/11 9:50
あ゛つ゛い゛!゛
照りつける日差しは3月上旬のそれではない
2023年03月11日 10:03撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 10:03
照りつける日差しは3月上旬のそれではない
気づけば私も同行者も袖をまくって半袖に(なお日焼けがえらいことになる模様)
2023年03月11日 10:08撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 10:08
気づけば私も同行者も袖をまくって半袖に(なお日焼けがえらいことになる模様)
しかり場まで最後の一登り
2023年03月11日 10:08撮影 by  802SO, Sony
3/11 10:08
しかり場まで最後の一登り
檜新宮からの尾根と合流して
2023年03月11日 10:40撮影 by  802SO, Sony
3/11 10:40
檜新宮からの尾根と合流して
しかり場1549
ま、ここまでは足慣らしです(誇張抜きで)
2023年03月11日 10:51撮影 by  802SO, Sony
3/11 10:51
しかり場1549
ま、ここまでは足慣らしです(誇張抜きで)
謎のポーズをするやつ
2023年03月11日 11:09撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 11:09
謎のポーズをするやつ
しかり場からすこし下ったあと、いきなり微妙な雪庇がお出迎え(亀裂入ってるしかなり怪しめ)
2023年03月11日 11:13撮影 by  802SO, Sony
3/11 11:13
しかり場からすこし下ったあと、いきなり微妙な雪庇がお出迎え(亀裂入ってるしかなり怪しめ)
口長倉へ登る。
2023年03月11日 11:21撮影 by  802SO, Sony
3/11 11:21
口長倉へ登る。
部分的にはかなりの急登
2023年03月11日 11:27撮影 by  802SO, Sony
3/11 11:27
部分的にはかなりの急登
急登2
2023年03月11日 11:34撮影 by  802SO, Sony
3/11 11:34
急登2
急登を登ってくる同行者
2023年03月11日 11:40撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 11:40
急登を登ってくる同行者
なだらかエリアは最高の展望
2023年03月11日 11:46撮影 by  802SO, Sony
3/11 11:46
なだらかエリアは最高の展望
あれを登るわけだ
このへんからすでに奥長倉の小屋が見えている
2023年03月11日 12:07撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 12:07
あれを登るわけだ
このへんからすでに奥長倉の小屋が見えている
青と白しかない。
2023年03月11日 12:07撮影 by  802SO, Sony
3/11 12:07
青と白しかない。
この先が口長倉のメインピーク
明瞭な偽ピークが1個ある
2023年03月11日 12:28撮影 by  802SO, Sony
3/11 12:28
この先が口長倉のメインピーク
明瞭な偽ピークが1個ある
二度ほど鞍部まで降り奥長倉へまた登り返し
2023年03月11日 12:33撮影 by  802SO, Sony
3/11 12:33
二度ほど鞍部まで降り奥長倉へまた登り返し
部分的な急登とか、アップダウンが絶えないのがこの区間のしんどいところなのである。
2023年03月11日 13:08撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 13:08
部分的な急登とか、アップダウンが絶えないのがこの区間のしんどいところなのである。
あとは登るだけ!(になってからが遠い小屋)
2023年03月11日 13:12撮影 by  802SO, Sony
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3/11 13:12
あとは登るだけ!(になってからが遠い小屋)
さすがに日本海までは見えないが、圧倒的展望
2023年03月11日 13:18撮影 by  802SO, Sony
3/11 13:18
さすがに日本海までは見えないが、圧倒的展望
ようやく到着
2023年03月11日 13:22撮影 by  802SO, Sony
3/11 13:22
ようやく到着
今晩の宿、奥長倉避難小屋!!
2023年03月11日 13:30撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 13:30
今晩の宿、奥長倉避難小屋!!
積雪期のこの展望を見越してここに作ったのなら天才だな。
2023年03月11日 13:31撮影 by  802SO, Sony
3/11 13:31
積雪期のこの展望を見越してここに作ったのなら天才だな。
???
2023年03月11日 13:41撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 13:41
???
ゴンドラ始発組ではわれわれが一番乗りだったが後続もぞくぞく到着し、避難小屋2Fは満員になったのであった。
動画投稿者のPTは奥長倉の向こう側にテントを張っていた。
2023年03月11日 14:11撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 14:11
ゴンドラ始発組ではわれわれが一番乗りだったが後続もぞくぞく到着し、避難小屋2Fは満員になったのであった。
動画投稿者のPTは奥長倉の向こう側にテントを張っていた。
水を作る……
2023年03月11日 15:04撮影 by  802SO, Sony
3/11 15:04
水を作る……
この通り大盛況。
しかし綺麗でかなり快適な小屋だった。
2023年03月11日 15:33撮影 by  802SO, Sony
3/11 15:33
この通り大盛況。
しかし綺麗でかなり快適な小屋だった。
荷物が増えようが絶対に1本は担いでくるやつ
そして2本担いでこればよかったとカイジの気分になるやつ
2023年03月11日 17:01撮影 by  802SO, Sony
1
3/11 17:01
荷物が増えようが絶対に1本は担いでくるやつ
そして2本担いでこればよかったとカイジの気分になるやつ
さて、そろそろ日没か
2023年03月11日 18:07撮影 by  802SO, Sony
3/11 18:07
さて、そろそろ日没か
明日もいい天気でありますように……
2023年03月11日 18:07撮影 by  802SO, Sony
3/11 18:07
明日もいい天気でありますように……
4時過ぎに小屋の外に出る。動いていなくてもガタガタ震えるようなことはないくらいには暖かめ
町の明かりを遠くに望む(一里野も若干光っていた)
2023年03月12日 04:07撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 4:07
4時過ぎに小屋の外に出る。動いていなくてもガタガタ震えるようなことはないくらいには暖かめ
町の明かりを遠くに望む(一里野も若干光っていた)
よし、行くか……
2023年03月12日 04:13撮影 by  802SO, Sony
3/12 4:13
よし、行くか……
画面を明るくすれば見えるはず、月明かりで妖しく光る美女坂
2023年03月12日 04:27撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 4:27
画面を明るくすれば見えるはず、月明かりで妖しく光る美女坂
お月様に見守られながら美女坂の急坂に挑む
2023年03月12日 04:44撮影 by  802SO, Sony
3/12 4:44
お月様に見守られながら美女坂の急坂に挑む
トレースのすぐ横に雪庇の亀裂が走っていた
くわばら
2023年03月12日 04:50撮影 by  802SO, Sony
3/12 4:50
トレースのすぐ横に雪庇の亀裂が走っていた
くわばら
40分程度で美女坂を完登
月明かりの下佇む美女平の台地
2023年03月12日 05:08撮影 by  802SO, Sony
3/12 5:08
40分程度で美女坂を完登
月明かりの下佇む美女平の台地
台地を進むと夜が明けてきた
2023年03月12日 05:30撮影 by  802SO, Sony
3/12 5:30
台地を進むと夜が明けてきた
降下地点を見落とし△2138天池まで上がってきてしまった。
立派な雪洞があった(この人たちは四塚山方面まで行ったのかな?)
2023年03月12日 05:48撮影 by  802SO, Sony
3/12 5:48
降下地点を見落とし△2138天池まで上がってきてしまった。
立派な雪洞があった(この人たちは四塚山方面まで行ったのかな?)
しかしこの辺の眺めは
2023年03月12日 05:49撮影 by  802SO, Sony
3/12 5:49
しかしこの辺の眺めは
通常の降下地点からスタートしたのでは見ることが出来ない景色なのである(強がり)
2023年03月12日 06:02撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:02
通常の降下地点からスタートしたのでは見ることが出来ない景色なのである(強がり)
結局、天池を過ぎた2080の鞍部で雪庇がほぼなかったのでここから降下することに。こう見ると結構な斜面をトラバースしているな(苦笑)
2023年03月12日 06:06撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:06
結局、天池を過ぎた2080の鞍部で雪庇がほぼなかったのでここから降下することに。こう見ると結構な斜面をトラバースしているな(苦笑)
百四丈滝の上流部を一望
下流方向へ向かってトラバース
2023年03月12日 06:06撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:06
百四丈滝の上流部を一望
下流方向へ向かってトラバース
ここではじめて滝が見えてくる
ほうほう、2年前よりでかくね?
2023年03月12日 06:24撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 6:24
ここではじめて滝が見えてくる
ほうほう、2年前よりでかくね?
正規の降下地点から降りてきていた山岳会PTと合流
2023年03月12日 06:28撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:28
正規の降下地点から降りてきていた山岳会PTと合流
間違いない、2年前よりでけぇぞ!
氷柱も残ってる!
2023年03月12日 06:36撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 6:36
間違いない、2年前よりでけぇぞ!
氷柱も残ってる!
振り返るとよくわからないがかなりの斜度なのである。
2023年03月12日 06:36撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:36
振り返るとよくわからないがかなりの斜度なのである。
遠景全貌
2023年03月12日 06:36撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:36
遠景全貌
落ち口
本当に寒くて雪の多い年には上と下とでつながったりしないのかな。
2023年03月12日 06:37撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:37
落ち口
本当に寒くて雪の多い年には上と下とでつながったりしないのかな。
2023年03月12日 06:37撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 6:37
何枚でも写真を撮ってられる
(なお、スマホとかカメラを落とすと谷底まで滑っていって回収できなくなるだろうから結構ビビりながら撮っている)
2023年03月12日 06:37撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:37
何枚でも写真を撮ってられる
(なお、スマホとかカメラを落とすと谷底まで滑っていって回収できなくなるだろうから結構ビビりながら撮っている)
ついに真下まで来てしまったよ
2023年03月12日 06:43撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:43
ついに真下まで来てしまったよ
Goproの広角でかろうじて全貌が写った
2016年01月03日 08:42撮影 by  HERO7 Black, GoPro
1
1/3 8:42
Goproの広角でかろうじて全貌が写った
水流が風で散るので、滝壺の上まで登ると雨が降っているかのよう
2023年03月12日 06:48撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 6:48
水流が風で散るので、滝壺の上まで登ると雨が降っているかのよう
これこそ地獄の釜だろうな。
いや、冷凍庫か?
2023年03月12日 06:48撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 6:48
これこそ地獄の釜だろうな。
いや、冷凍庫か?
2023年03月12日 06:48撮影 by  802SO, Sony
3/12 6:48
同行者 on the 氷壺
2023年03月12日 06:52撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
1
3/12 6:52
同行者 on the 氷壺
楽しんだからには戻らなくてはなりません。
登ってくる同行者と、降りていく動画投稿者PT
2023年03月12日 07:27撮影 by  802SO, Sony
3/12 7:27
楽しんだからには戻らなくてはなりません。
登ってくる同行者と、降りていく動画投稿者PT
永遠にも思える登り返し
とにかく、一息つける平地がないのがしんどい
2023年03月12日 07:27撮影 by  802SO, Sony
3/12 7:27
永遠にも思える登り返し
とにかく、一息つける平地がないのがしんどい
登り返し終了、安寧の台地へ帰還
2023年03月12日 07:48撮影 by  802SO, Sony
3/12 7:48
登り返し終了、安寧の台地へ帰還
これにて見納め
次見に来ることは……あるのかな?
2023年03月12日 07:48撮影 by  802SO, Sony
3/12 7:48
これにて見納め
次見に来ることは……あるのかな?
台地を足取り軽く引き返す
2023年03月12日 07:58撮影 by  802SO, Sony
3/12 7:58
台地を足取り軽く引き返す
行きしなには見えなかった美女坂もこんな傾斜だったりします
2023年03月12日 08:20撮影 by  802SO, Sony
3/12 8:20
行きしなには見えなかった美女坂もこんな傾斜だったりします
ではいざ、美女坂下降
2023年03月12日 08:23撮影 by  802SO, Sony
3/12 8:23
ではいざ、美女坂下降
ここらが2年前ビビり散らしたとこだと思う。
この傾斜でアイゼンが刺さらなかったらそらビビる。
2023年03月12日 08:29撮影 by  802SO, Sony
1
3/12 8:29
ここらが2年前ビビり散らしたとこだと思う。
この傾斜でアイゼンが刺さらなかったらそらビビる。
安寧の奥長倉へ帰還
2023年03月12日 08:39撮影 by  802SO, Sony
3/12 8:39
安寧の奥長倉へ帰還
小屋の荷物をたたんで撤収
口長倉の鞍部までのアップダウンも、口長倉の登り返しもしんどいのである。
2023年03月12日 10:32撮影 by  802SO, Sony
3/12 10:32
小屋の荷物をたたんで撤収
口長倉の鞍部までのアップダウンも、口長倉の登り返しもしんどいのである。
口長倉から口長倉偽ピークを見る
2023年03月12日 10:38撮影 by  802SO, Sony
3/12 10:38
口長倉から口長倉偽ピークを見る
偽ピークへの登りの途中に何やら視線を感じた。
2023年03月12日 10:51撮影 by  802SO, Sony
3/12 10:51
偽ピークへの登りの途中に何やら視線を感じた。
めちゃくちゃいい眺めやが、見飽きたしもうええか!w
めちゃくちゃいい眺めやが、見飽きたしもうええか!w
しかり場が見えてくる
2023年03月12日 10:56撮影 by  802SO, Sony
3/12 10:56
しかり場が見えてくる
しかり場着!
危険地帯は脱したのでアイゼンを外す。
2023年03月12日 11:23撮影 by  802SO, Sony
3/12 11:23
しかり場着!
危険地帯は脱したのでアイゼンを外す。
にしても今日もいい天気だぁ
2023年03月12日 11:32撮影 by  802SO, Sony
3/12 11:32
にしても今日もいい天気だぁ
ずんずん下り檜倉の登り返しへ
2023年03月12日 12:04撮影 by  802SO, Sony
3/12 12:04
ずんずん下り檜倉の登り返しへ
ここは林道との交差点なのだが、もう雪がゆるみまくりで左上のあたりで踏み抜いて3mほど滑落もどきをしたのだった
2023年03月12日 12:52撮影 by  802SO, Sony
3/12 12:52
ここは林道との交差点なのだが、もう雪がゆるみまくりで左上のあたりで踏み抜いて3mほど滑落もどきをしたのだった
ゲレンデ到着!!
さすがに営業中のスキー場をピッケルで制動しながらシリセードで降りるのは変態なのでゴンドラで帰った。
2023年03月12日 13:11撮影 by  802SO, Sony
3/12 13:11
ゲレンデ到着!!
さすがに営業中のスキー場をピッケルで制動しながらシリセードで降りるのは変態なのでゴンドラで帰った。
道の駅の反対側にある温泉で汗を流してから、道の駅でゆっくりしたのだった。
2023年03月12日 15:16撮影 by  802SO, Sony
3/12 15:16
道の駅の反対側にある温泉で汗を流してから、道の駅でゆっくりしたのだった。
同行者撮影
滝壺の上に何かいる
1
同行者撮影
滝壺の上に何かいる
サイズ感もわかろうというもの
サイズ感もわかろうというもの
なんでその傾斜で余裕ぶっこいてんだ。
1
なんでその傾斜で余裕ぶっこいてんだ。

感想

2年前、6時間のドライブ後+睡眠時間ゼロ+真夜中2時半スタート+14時間行動でボロ雑巾のようになった百四丈滝だが、そのようなザマだったので結局滝壺への降下まではできていなかったのが心残りだった。結局のところ、あれは睡眠時間ゼロがよくなかったのはもちろんだが、日帰りなのか泊なのかも中途半端に挑んでいたのがよくなかったのではないか……という結論に達した。そこで今回は件の長野県民に声をかけて余裕を持った1泊2日プランで臨むことにした。
<2023/03/11>
大阪を出発するのがなんだかんだで日が変わるくらいになり、現地到着が4時半くらい。とりあえずゴンドラ開始まで3時間ほどの仮眠をとることに成功。目覚めると一里野は冬とは思えぬ陽気に包まれており、スキーヤーボーダーに混じって登山者らしき人もちらほら。
2年前は月明かりの下ヘッデンでとぼとぼと1時間かけて歩いて稼いだ500mを今回はゴンドラでひとっ飛び。ここで脚力を温存できるのはかなりありがたいことだと思われる。7人という大所帯のPTが2つ、相次いで出発していった後で我々もスタート。今回はメインディッシュが明日になるので序盤は飛ばしすぎず脚力の温存を図る。檜倉までは7人PTの後ろについて、檜倉からは先行したがあまり離れすぎないように気をつけつつ進んだ。なお暑さは体感6月のそれでありすぐに袖まくり半袖で登ることとなった(そのせいで下山後日焼けがすごく温泉でも悶絶することに……今も唇がカサカサでひび割れまくり)。
しかり場から先がいよいよ本番。といっても雪庇に寄りすぎなければ危険ということもないのだが、アップダウンが出てくるのでそういった意味でもややしんどくなってくる。ただし写真のキャプションでも述べたが1個目の雪庇がなかなかに怪しかったのでそこは要注意と思われる。部分的な急登と平坦な区間を何度か繰り返し、口長倉への登りを終える。進む先には青空の下、白山(四塚山)が圧倒的な白さをギラギラと見せつけている。今年は少雪だの、今週は気温が爆上がりで雪崩の危険がマッハだのといろいろな話があったが白山のコンディションはバッチリ整っているようである。
奥長倉の鞍部からもなんどか急登と平坦を繰り返し、だいぶ前から見えているものの一向に近づかない奥長倉避難小屋のとんがり三角頭に到達したのが13時半。ゲレンデトップから5時間、時間的には2年前と同じだが序盤のゲレンデ登りをしてないことを差し引けばややゆったりくらいか。しかし前回は奥長倉避難小屋到着時点でバテバテだったのが、今日は比較的余裕を残している感じである。
この日の宿泊者の中ではわれわれが一番乗りだったが、30分もするとぞくぞく後続も到着し小屋の2階はほぼ埋まった。しかしなんとか全員が横になれる程度のスペースは確保でき、とりあえず水を作ってから一眠り。17時くらいに起きると小屋の中は大食事会場になっていた。われわれもいつもの「野菜餃子麺鍋」をこしらえ、どう考えても余計な荷物のビールを流し込み地下労働施設のカイジの気分を味わい、夕日が沈むのを眺めておセンチになったりしながら眠りについたのだった。
<2023/03/12>
小屋の中では午前3時に皆が一斉に起きてごそごそし出した。このくらいの時期・標高だと小屋の中は極寒であることが多かろうもんだが、小屋にいる分には2枚で十分な程度だった。小屋の外に出てもガタガタ震えるような寒さではなく、やはりそういった点ではかなり恵まれた気象条件のようである。午前4時20分頃奥長倉避難小屋を一番乗りで出発。奥長倉を乗り越えるとそこには動画投稿者PTのテントが張られていた。月明かりの下妖しく横たわる美女の登りに取りかかる。
ここは2年前、かなりの傾斜の斜面が氷雪化しておりアイゼンをガンガン蹴り込んでも全然刺さらずかなーりこわい思いをしたところだったが、一番急傾斜のところにさしかかっても階段状のはっきりしたトレースが刻まれている。おそらく気温が高くて緩んだところにステップが蹴り込まれる→夜中に凍るを繰り返して明瞭な階段ができたんだろう。拍子抜けにも思いながら、しかしそれでも真横に雪庇のクラックが走っていてぎょっとしたりもしながら進んでいく。登りきるとそこには未だ眠っている美女平の台地が広がっていた。
台地を歩いていると徐々に夜も白んでくる。降下地点を勘違いしており天池へのピークを(無駄に)登り、四塚山へのラインがはっきり見えるころにはもうヘッデンもいらなくなっていた。さて、どうやら降下地点を行き過ぎていたことに気づいた天池先の2080m鞍部でちょうど雪庇が途切れていたし、雪面もしっかり締まっていそうなのでそこからトラバースしつつ修正する。しばらく片斜面をトラバースし(今から思えばそれなりに危険なことをしていた気がする)、小尾根を乗り越えると正規の地点から降りてくる山岳会PTが見えたので一安心。PTの方へ進んでいくとここで初めて百四丈滝が姿を現した。PTと合流し結構な傾斜の斜面を下っていくと徐々に滝が姿を現してくる。記憶の中にある2年前より大きいように思われる。確認したいところだが、いかんせんザックを下ろして休めるような平らなところがなく、万一手が滑って携帯を落とそうものならそのまま谷底までボッシュートされ尾添川の藻屑と消えるのは確実なので写真をおそるおそる撮影するだけにとどめて接近していく。最後に枝沢を慎重に横断し、わずかな区間だが完全に凍った斜面を通ると滝の直下にたどり着いた。台地から降下を初めてからというもの、直下まで来てようやくザックを下ろして撮影する余裕のある安寧の地が与えられる、スパルタな滝であった。間近に眺める氷柱は驚くほど青く、氷壺に登ってみると内部は底の見えぬ地獄の釜……冷凍庫であり、水流が風に吹かれてよろめくので雨が降っているようだった。2年前は疲労困憊で稜線から眺めて満足したことにしておいたこの滝だが、やはり直下まで降りてくると全然違うものだなぁ……としみじみしてしまった。

さて、ここで終わってどこでもドアで麓に出られたらいいのだが、残念ながら降りてきてしまったからには登り返さねばならない。標高にしたら300の登り返しだが、雪山での標高300upは1時間の法則である。しかも途中に休憩適地はなく、稜線までひたすら登り続けなければならない。幸い2本の足(+杖代わりのピッケル)で登れる傾斜なのでリズムを崩さぬよう無心で登り続ける。永遠に続くかに思われた登りは50分くらいで割と突然に台地へ届き、百四丈滝に別れを告げたのだった。
太陽も高く昇り、今や目に痛いほど白く輝く台地を強風に吹かれながら下り、2年前の記憶と比べたときの美女坂の怖くなさにやはり拍子抜けしつつも慎重に降り、奥長倉避難小屋に戻ってきた。山岳会PTと時間的に被ってしまい小屋はまた大盛況となった。われわれも荷物を再パッキングし一晩の快適な宿に別れを告げ、一躍帰路へついたのだった。
さてしかり場までの区間は行きも帰りもだれる区間である。口長倉さえなければもっと楽なのに……というのは2年前にもさんざ言っていた記憶があるが、すばらしい景色も天気ももう2日間十分見飽きるほど見たしとっくに満足しているのである。しかり場に着くや否やですぐにアイゼンを脱ぎ、あとはスノーシューで雪面を跳ね回る同行者とともに転がるように下山し、檜倉の登り返しもその勢いのまま通り過ぎ、林道交差点で小滑落もどきをかましつつ、ゲレンデトップに転がり出たのだった。
2年前は営業終了していたので上級者コースをピッケルで制動しながらシリセードでくだっていた記憶があるが、営業中のスキー場でそれをするのはいろんな意味で挑戦的なのでおとなしくゴンドラで下った。下のセンターで600円、ちゃんと払いましょうね。

☆百四丈滝は軽装日帰り強行軍にするか、泊まり前提で普通の装備をしていくかははっきりさせていった方がよいだろう。個人的には泊まりで大成功だった。
コンディション的にはこの土日が本当に文句の付け所がないレベルだっただろう。今シーズンはもう今後は下はベチョベチョ、上も緩んで雪崩リスクが高まってきそうに思われる。
リベンジに成功したので今のところ思い残すこともない。もう二度と行くことはない……と言おうとしたが、4.5年もすればまた見に行きたくなっていそうな気がする。

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コメント

alpine3Bさん、こんにちは。

お疲れ様でした。小屋ではお手伝い戴きありがとうございました。
やはり滝壺まで行くと迫力がありますね。
私も行きたかったのですが、体力の無さを痛感しました。
2023/3/14 16:06
keityanさん
こちらこそお疲れさまでした。
>小屋ではお手伝いいただき……
袖すり合うもなんとやら、同じ地を目指す者同士ですので……あの空間はなんだか修学旅行のような楽しさがあったように思います。
>私も行きたかったのですが……
滝そのものは遠くからでも見えるのもあり、どこまで行くかは精神力との闘いかもしれませんね。
かくいう私も2年前はヘロヘロで稜線から見下ろしただけでした。
無事に戻れば次の挑戦がありますのでそれで良しですね。
2023/3/14 23:06
うおぉーーー!!!
また行かれたんですね!!!
羨ましい✨
来年行く時は誘ってください😆
お疲れ様でした♪
2023/3/19 18:57
crazytakkunさん
流石に来年行くかはわかりませんが、次行く気になったら声かけますね!笑
2023/3/21 8:49
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