木曽駒ヶ岳へ御嶽山を祈りに（上松Aコース往復）

2014年10月11日(土) [日帰り]

• GPS: 11:57
• 距離: 23.3km
• 登り: 3,054m
• 下り: 3,054m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:27
• 休憩: 1:31
• 合計: 12:58

4:07 スタート地点
4:50 4:50 敬神ノ滝小屋
6:50 6:50 金懸小屋
11:00 11:47 木曽前岳
11:53 11:54 玉乃窪山荘
12:15 12:22 頂上木曽小屋
12:30 13:02 木曽駒ヶ岳
13:23 13:24 玉乃窪山荘
15:15 15:18 金懸小屋
16:05 16:05 敬神ノ滝小屋
17:05 ゴール地点

・荷物：4kg強（なんか軽いと思ったら、アミノ酸飲料など忘れ物あり）
・上の地図のトレースは、デジカメのGPSのためかポイントずれ多い
・帰りは小走り

【詳細】
砂防工事臨時歩道口4:05-4:50敬神ノ滝小屋-5:05三合目5:10-5:40三合半5:45-6:00四合目-6:25三合半-6:50金懸小屋(五合目)7:05-7:20胸突き八丁-7:30五合半-7:35らくだの背-7:45六合目-8:00六号半-8:20遠見場8:25-8:28天の岩戸8:30-8:33七合目-9:05七合半-9:40八合目9:55-10:20八合分岐-11:00麦草岳分岐11:40-11:43木曽前岳-11:55玉乃窪山荘(九合目)-12:20頂上木曽小屋-12:30木曽駒ヶ岳13:05-13:20玉乃窪山荘(九合目)-13:45お花畑-13:55八合分岐-14:00八合目-14:20七合目-14:50六合目-15:15金懸小屋(五合目)15:20-15:40四合目-15:55三合目-16:05敬神ノ滝小屋16:15-17:05砂防工事臨時歩道口

天候

晴れ（南の空は高曇り）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・砂防工事臨時歩道口（アルプス山荘のすぐ上のお墓を右折した駐車場）：
　　土の空き地。10台は駐められそう。
　　砂防工事のため敬神ノ滝小屋まで45分ほど迂回の林道を歩かされる。
　　この駐車場に入らず手前のお墓を左に行けば、敬神ノ滝小屋まで車で行ける。
　　（その車道も書かれた、工事の方の簡易地図の写真を最後の方に載せてます）
・敬神ノ滝小屋：6台は駐められそう。

コース状況／危険箇所等

●上松Aコース：登り7.5時間とうんざりするほど長いが、よく整備されている。
　・あのウェストンも登った歴史あるルートで、地元中学生も集団登山するとか。
　・五合半辺り、七合目〜七合半：苔のある、良い感じの緩やかな山道。
　・八合目〜：稜線も見え、気持ちいい。
　・木曽前岳の巻き道：特に問題ないが、崩落した谷のトラバースあり。
　　　そこから木曽駒ヶ岳側は階段の急登。
　・六合目辺りより上：ヤマハハコ、シラタマノキ、ゴゼンタチバナ
　　　、キバナシャクナゲが随所に。

＊AU携帯：以下でなんとかショートメールできた。
　　砂防工事臨時歩道口、敬神ノ滝小屋のすぐ下、金懸小屋、木曽駒ヶ岳

＊山小屋：以下の小屋は誰もいないよう。（今年は終了？避難小屋？）
　　敬神ノ滝小屋、金懸小屋

写真

10/11 4:05

月明かりの下、4時に砂防工事の臨時歩道を出発

10/11 4:10

熊鈴を鳴らし続け、各分岐の親切な案内板に導かれて来たが、ここで車道に出た

10/11 4:51

敬神ノ滝小屋、着。車で来れたのに。45分ロス。ここから山道。木曽駒ヶ岳まで7.5時間！

10/11 5:43

御嶽山、深く黙祷

10/11 6:40

恵那山。ここでさっきまで鳴っていた熊鈴を落としたことに気づく。

10/11 6:48

カニコウモリ

10/11 6:50

金懸小屋の裏の大きな岩

10/11 6:53

なぜにこんなに美しいのに

10/11 6:54

あなたは牙をむいたのか

10/11 7:07

小屋からすぐ。沢の水場はチョロチョロ。

10/11 7:18

10/11 7:41

ママハハコ、タバコのよう

10/11 7:49

三ノ沢岳

10/11 7:49

紅葉

10/11 8:07

ゴゼンタチバナ

10/11 8:22

ご冥福をお祈りします

10/11 8:23

行方不明の方々が見つかりますように

10/11 8:24

命がけの救助の方々の二次災害が起きませんように

10/11 8:28

乗鞍岳も見えてきた

10/11 8:30

天の岩戸

10/11 8:51

木の皮の割れか、熊の爪痕か

10/11 8:55

シラビソ？の枯れ葉じゅうたん

10/11 8:56

倒れた木に子器のあるコケ

10/11 8:57

ダケカンバ？

10/11 9:01

気持ちいいまっすぐな道

10/11 9:09

正面奥の恵那山、大きな山

10/11 9:29

牙岩

10/11 9:32

シラタマノキの葉、恐竜の皮膚っぽい

10/11 9:39

コケモモ

10/11 9:51

八合目の広場。青すぎる空。

10/11 9:59

信仰の山

10/11 10:03

稜線！ 木曽前岳〜木曽駒ヶ岳〜中岳〜宝剣岳

10/11 10:05

シラタマノキ

10/11 10:05

ポロポロと成ってる

10/11 10:07

素晴らしい秋空の下、

10/11 10:08

被害者や親族の方々を深く傷つけた山

10/11 10:10

助かった方や山の関係者の方々も深く傷つけた

10/11 10:18

10/11 10:20

左の木曽前岳へ

10/11 10:24

麦草岳の南斜面はかなりの崩壊。左奥は乗鞍岳。

10/11 10:32

ダケカンバ？

10/11 10:42

木曽前岳への急登。右奥は木曽駒ヶ岳。

10/11 10:47

ナナカマドの実

10/11 10:48

急登

10/11 10:54

下の白い砂防工事から登って来た

10/11 10:56

急だが秋空で気持ちいい

10/11 10:59

艶のあるチョコレート色

10/11 11:02

やっと稜線、着！

10/11 11:06

下の北股沢の南側の尾根を登って来た

10/11 11:04

麦草岳の奥には、乗鞍〜北アルプス

10/11 11:09

あのポコで、男性2人と楽しく話しながら40分休憩した。眺めが良く、人が来なくて静か。

10/11 11:11

ナナカマドの実

10/11 11:16

祈り

10/11 11:14

ずっと拝んで、いろいろ想った

10/11 11:23

御嶽山〜乗鞍岳〜北アルプス

10/11 11:21

霞んでいるが、笠ヶ岳〜穂高〜槍ヶ岳

10/11 11:22

西穂〜奥穂〜前穂〜槍

10/11 11:39

木曽駒ヶ岳へ

イワツメクサ

10/11 11:43

ここが木曽前岳でした

10/11 11:46

宝剣岳〜三ノ沢岳

10/11 11:47

その奥には空木岳方面

10/11 11:46

正面奥が恵那山。その右下には木曽川が光ってる。

10/11 11:48

玉乃窪山荘への下り

10/11 11:53

玉乃窪山荘

10/11 11:57

二礼二拍手一礼

10/11 12:18

木曽駒ヶ岳へはまっすぐ、右は巻き道

10/11 12:19

頂上木曽小屋、普通の家のよう

10/11 12:21

振り返って。玉乃窪山荘で三方に分かれる道。

10/11 12:27

木曽駒ヶ岳、山頂

10/11 12:29

同じ山の仲間のこんなにも悲しい出来事がもう起きませんように

10/11 12:30

多くの登山者

10/11 12:30

あの時も多くの方々が山を楽しんでおられただけなのに

10/11 12:32

今回の大災害が絶対に今後に活かされますように

10/11 12:34

南アルプス

10/11 12:33

甲斐駒〜千丈〜北岳〜間ノ岳〜農鳥〜富士山

10/11 12:32

間ノ岳〜農鳥〜富士山〜塩見岳

10/11 12:33

林道のロスが無ければ、宝剣岳に行けてたかな

10/11 12:34

頂上山荘を見下ろす

10/11 12:57

先の男性2人とまたお会いし、しばらく話した。行方不明の方々が見つけ出されますように。

10/11 13:07

またずっと見ながら下ります

10/11 13:09

もう鎮まって下さい

10/11 13:22

10/11 13:23

左の巻き道へ

10/11 13:23

10/11 13:26

木曽駒ヶ岳に飛行機雲

10/11 13:27

緑・白・青の綺麗な稜線

10/11 13:29

巨岩のトンネル。くぐらなかったが。

10/11 13:34

巻き道とは思えない、激下りの階段

10/11 13:37

崩落した谷のトラバース

10/11 13:57

元気なキバナシャクナゲの葉

10/11 14:13

いい感じの苔の道

10/11 14:28

苔に覆われた木や石

10/11 14:47

紅葉と宝剣岳

10/11 14:49

アキノキリンソウ

10/11 15:05

胸突き八丁で見上げた紅葉

10/11 15:14

金懸小屋

10/11 15:15

紅葉が綺麗！

10/11 16:01

木の幹に何？

10/11 16:02

ありがとうございました

10/11 16:05

敬神ノ滝小屋へ無事下山

10/11 16:12

振り返って。登りは、ピンクの木の間を通り、この沢の右側を上がって行く。

10/11 16:05

10/11 16:09

10/11 16:13

オオマツヨイグサ

10/11 16:14

ノコンギク

10/11 16:19

でもまだ終わってなかった。かなり迂回させられる道。

10/11 16:25

スイッチOFFにつき、だるく最もしんどかった登り。奥には木曽前岳の稜線。

10/11 16:33

10/11 16:35

夕陽を背にする御嶽山、

10/11 16:35

こんなにも美しいのに

10/11 16:47

ムシトリナデシコ

10/11 16:51

まだ小さいムシトリナデシコ

10/11 17:01

夕陽に染まる、牙岩〜木曽前岳

10/11 17:03

駐車場、長かった

10/11 17:14

朝は車で道なりに、このお墓を左に行けば良かったのに、

10/11 17:15

暗い道で右折したのは、この看板のため。敬神ノ滝小屋が車で満杯になる時があるからか。

10/11 17:16

おかげで綺麗な夕陽。さぁ帰ります。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

pewa-lake

台風の前の紅葉を見たいが高山はどこも終わりかけ。恵那山・空木岳・木曽駒ヶ岳・上高地などのレコを拝見し、どこに行くか迷いました。赤外画像の雲が台風の前線で北上しており、西からは高気圧。いろいろ考え、御嶽山を真っ正面に祈りながら登れる、上松Aコースへ。

wachaさんのレコを参考にさせて頂きました。特に暗い中での敬神ノ滝小屋からの登り口はスムーズでした。歩く速度が全然違いましたが。私も宝剣岳まで行くつもりでしたが、8合目辺りで時間的に厳しいかと諦め、木曽駒ヶ岳までのんびり行くことにしました。

何度も御嶽山を拝みながらの登りで、その都度手を合わせお祈りをしました。別のコメントでも書きましたが、今回の大災害については様々な方々がそれぞれの立場で思われるところがあると思います。いずれにしてもそれぞれの立場で、何かを変えて絶対に今後に活かして行かないといけない、と強く思います。（情報公開方法、シェルター、火山・遭難時・救急などの知識、登山計画時の情報収集、登山届と家族への連絡。。。）

【お話しした方々】
・五合半辺り：初めてでペース分からないとの速い男性に抜かれる。
・木曽前岳の北ポコ、木曽駒ヶ岳：若手家具職人の男性2人。
　　家具やネパールでの話しなど楽しい一時でした。
・玉乃窪山荘〜頂上木曽小屋：茨城から来られた男性。福島コースへ下山。
・頂上木曽小屋〜玉乃窪山荘：上松からの男性。福島コースへ下山。
・玉乃窪山荘〜八合分岐／崩壊した沢：上松からの男性2人。小屋泊。

【関連ページ】
●上松Aコース説明
http://www.kankou-komagane.com/alps/course8.php
http://www.town.agematsu.nagano.jp/kankou/view/tozan/kisokoma.html
● 敬神ノ滝小屋だより
http://www.wa.commufa.jp/~yuki_nat/02/02ma-koyadayori.htm
●登山届
https://www.shinsei.elg-front.jp/nagano/uketsuke/dform.do?id=1359683176274
●ライブカメラ
http://www.chuo-alps.com/ropeway/virtual/live.html
http://www.city.komagane.nagano.jp/livekoma.php

コメント

BOAHANCOCK

こんばんは、
調子が戻った様で良かったですね。
上松Aコース、気になっていたコースですが、登り７時間半ですか・・・
長いですね、でも面白そう。
御嶽山は、自分も噴火の少し前に登ったので、他人事では無いです。
亡くなった方には、非常に残念に思っています。

pewa-lake

Re: こんばんは、
BOAHANCOCKさん、コメントありがとうござます。

体はすっかり良くなりました。でもまだ基本、禁酒生活を強いられています。

上松Ａコース、長い休憩を除くと、多く写真を撮りながらで７時間弱でした。長いので飽きてきそうな時もありました。でも各合目の道標など道も良く整備されており、時折見れる御嶽山や、苔やシラビソの道、特に８合目で稜線が開けてからの開放感、いいコースでした。

御嶽山に行かれたの、１週間前だったんですね。火山性微動が多くなったすぐ後ですが、登山口で注意のビラなどありましたでしょうか。何かでビラがあったような記載を見た気がするので。

kunikon

お疲れ様でした！
pewaさん！
ワタシ木曽駒はまだ行ったことないんですが、エエお山ですね〜。
お天気もよくて紅葉が映えて、ええレコ拝見いたしました〜！！
行ってみたくなりました〜。

それにしても、御嶽山、その山容の美しさに心が痛みます。
こんな美しい山が、あんな恐ろしい悲劇を起こしたんですね。

pewa-lake

Re: お疲れ様でした！
kuniさん、コメントありがとうござます。

今朝は良く晴れて、先日行った比良の稜線も会社からクッキリ見えています。
やはり晴れた山はいいですね〜　紅葉が映えますし、何より気持ちいい。

ぜひ中央へも行かれてみては。ちょっと遠いかな。そういえば茨城から日帰りの方もおられましたよ。

御嶽山、綺麗な山容でした。裾野までの美しいライン。でもそれは富士山同様、火山が故なんでしょうね。

（あと甲斐駒じゃなく、木曽駒でした ）

tae_aug

中ぷす。
くにさん同様、中ぷすは未踏でございます。

木曽駒＝ロープウェイしか知らず、どんなルートなんやろ？と、地図を見ちゃいましたよ。
pewaさんらしい渋いルート！
良いですね〜。
しかもガッツリじゃありませんか！

木曽駒myドリームは、カールの紅葉、残雪期のスノボー、越百まで縦走・・・なんてのがあります(｡･m･)ムフ。

一日も早く御嶽山が鎮まって、雪が降る前に行方不明の方々が見付かることを祈るばかり・・・
一人一人の小さな祈りも皆が祈れば・・・ですよね。

pewa-lake

Re: 中ぷす。
taeさん、コメントありがとうござます。

ロープウェイもいいと思います。気持ちいい稜線をもっと歩けますし。私は、お金と人混みで、今回は見送りましたが。
このルートは初めてでしたが、今となってはい〜いルートでした。なんせ長いんで、どんだけ〜と思ったり、ロープウェイの方が良かったかと思った時もありましたが。

myドリーム、いいですね。お楽しみカードを持っとけば、チャンスの時にすぐ切れますもんね。
千畳敷カールや涸沢の紅葉、ぜひ見たいのですが、人混みが怖いのと、タイミングがあわずで。いつ見られるかな〜。

もう御嶽山にも積雪があったようです。今日は千人体勢で捜索予定とのこと。台風の雨で状況は相当悪くなっていると思いますが、何とか見つかってと祈るばかりですね。ノーベル賞や台風などで御嶽山のニュースもぐっと減りましたが。

祈りはけっきょく自分の気持ちのためなのかなぁと思ったりしてましたが、確かに皆で祈れば何かの力が働くかもしれませんね。