倉尾山【65.1】南アルプスの眺めバッチリ！赤線繋ぎは失敗。

2023年04月09日(日) [日帰り]

• GPS: 11:00
• 距離: 27.5km
• 登り: 2,514m
• 下り: 2,498m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:16
• 休憩: 0:38
• 合計: 10:54

5:17 富士見山平須登山口
7:01 7:05 御殿山への分岐
7:10 7:10 堂平分岐
7:45 7:45 御殿山
8:13 8:15 十谷峠
10:04 10:24 倉尾山
10:56 10:57 岡松山
11:20 11:28 足馴峠
12:00 12:00 岡松山
12:35 12:36 倉尾山
14:00 14:02 十谷峠
14:33 14:33 御殿山
15:02 15:02 堂平分岐
16:02 16:02 富士見山堂平登山口
16:11 富士見山平須登山口

天候

快晴。
稜線近くは冷たい風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

富士見山平須登山口近くの駐車場を利用。かなり広いです。ポストやトイレはありませんでした。

コース状況／危険箇所等

【平須ルート】
道は明瞭。中腹あたりのトラバースが崩れています。ロープはありますが、緊張感の高まる場所です。この場所かは分かりませんが、1年ほど前に滑落・死亡事故があったので、油断なく通過したいところです。全体的に傾斜は厳しめ。
【御殿山分岐〜御殿山〜十谷峠】
分岐と御殿山の間、倉部のような少し下がったあたりで踏み跡が薄くなっていました。テープ等をよく探せば大丈夫かと。
【十谷峠〜足馴峠】
ここから、らくルートでは点線（難路）扱い。難路では、コースタイムが甘くなる印象がありましたが、ここはCT設定がかなりシビアに感じました。倒木・落ち枝たくさん。テープ等はありますが、感覚が遠い場合があり、踏み跡薄い場所もあるので、GPSがあると心強い。倉尾山直下の斜面はかなり厳しい上に長いです。落ち葉も積もっていて歩き難さに拍車をかけています。ロープがありがたい。

写真

4/9 5:10

予定より10分遅れでのスタート。ヘッドライトは点けていますが、かなり明るくなってきました。

4/9 5:14

登山口からしばらくは、ちょっと荒れ気味でした。

4/9 5:23

少し登ってくるとキレイな登山道になりましたが、

4/9 5:26

途中、崩落してます。下にある踏み跡も滑りやすくて注意が必要。

4/9 5:30

潰れてしまった小屋の付近に…

4/9 5:31

ヒトリシズカが群生してました。いつもソロで歩くので、名前に親近感。

4/9 5:33

5時半で日の出。

4/9 5:34

まだらに色付く斜面が綺麗でした。

4/9 5:48

立派な鳥居があったけど、社や祠は見当たらず？

4/9 6:03

富士見山へのこの道は、途中に平坦な場所がほとんど無くて、ひたすら登りの修行のような道です（だが、それがいい）。

4/9 6:05

危険箇所にはロープが。距離はそれ程ない登山道ですが、危険箇所がいくつがあるので、通る方には気をつけてもらいたいと思います。

4/9 6:05

スミレの仲間かな。ちょっと時期が早かったのか、今回見つけられたのはこのくらいでした。前回はもっと沢山の種類の花を見かけた気がしたのですが。

4/9 6:08

コチラが問題の崩落箇所。ロープはありますが、かなりコワイ。写真の向こう側も、恐る恐るという感じで通過しました。

4/9 6:13

強めの風を覚悟していましたが、稜線までは穏やかなものでした。

4/9 6:39

トラバースを抜けると、安心して歩ける道に。傾斜は相変わらずですが。

4/9 6:45

稜線が見えます。左に行けば富士見山です。下の方の崖はけっこう迫力ありました。

4/9 7:00

稜線に乗りました（キツかった…）。分岐を左に行けば富士見山ですが、今回は立ち寄りません。

4/9 7:02

上の分岐を左に少しだけ歩くと展望地があるので、そこだけ寄っていきました。

4/9 7:02

逆光気味。

4/9 7:05

先の分岐に戻り、まずは御殿山を目指します。

4/9 7:38

トンネルのよう。

4/9 7:47

それほど時間もかからず、御殿山に到着。二度目になります。

4/9 7:48

山票も。

4/9 7:48

御殿山の山頂からも、富士山を眺めることができました。ここから北は、お初の道になります。

4/9 7:51

いきなりロープ場。そしてこのあたりで、職場から電話が…。しばらくアチコチと連絡を取り合いながらゆっくり進みますが…楽しい山行の気分が台無しです(;_;)。

4/9 7:58

西側の木々の間から、チラチラと南アルプスが見え隠れしていたのですが、なかなか開けた感じにはならず。

4/9 8:13

特に難しいところもなく十谷峠に到着。とりあえずこのまま進みますが、下山後に職場に寄らないといけないかな…。

4/9 8:32

十谷峠から先は難路扱いですが、歩く場所はルートは分かりやすかったです。足元は悪く、スピードは出ません。

4/9 8:44

保護網のあたりで西側が開けました。南アルプスがちらり。

4/9 8:45

どこのお山か存じませぬが、真白な頭がお美しゅうございます。

4/9 9:06

名もなき小ピークに展望地。ベンチまであります。片方ひっくり返っていたので直しておきましたが、また倒れちゃうかな。

4/9 9:06

富士山の雪もだいぶ少なくなってきましたね。

4/9 9:28

今回最大の難所、倉尾山直下の急斜面の始まりです。登りきるまでロープがあるので、それを伝っていけば大丈夫。

4/9 9:38

いや〜しんどい。斜度は七面山VRの方がキツかったですが、あちらはふかふかの腐葉土状でした。

4/9 9:50

こちらは岩なんかも出ていたりで、滑り落ちたくない感じはこちらの方が強いかも。

4/9 9:59

ロープと周辺の木を利用して、なんとか登り切ったようです。長かったぁ。倉尾山の山頂はすぐそこです。

4/9 10:02

山頂直前、ふと顔を上げると、西にこの展望。

4/9 10:03

アプリによると、左が赤石岳、右が悪沢岳で合ってますか？とにかく、素晴らしい美しさです。

4/9 10:04

眺めの後ろにすぐ山頂。も少し進もうかとも思いましたが、せっかくの眺めなのでここで食事休憩にしました。

4/9 10:04

食事の前に山票をパシャリ。

4/9 10:04

4/9 10:04

このへんからの富士山は、同じような表情になってしまいますが、それはそれ。

4/9 10:05

4/9 10:28

食事を終えてさらに北に進みますが、なかなかの倒木地獄。

4/9 10:56

岡松山は眺望無し。というか、眺望のある所は、木を切ってくれているんですよね。

4/9 10:57

いつものように、コースタイム×0.8で予定を立てましたが、十谷峠から先はシビア。これまでの貯金が0になってしまいました。

4/9 11:03

岡松山から少し進むと、ちょうど白峰三山が望めました。

4/9 11:03

いいですね〜。沢の様子もよく分かります。

4/9 11:26

足馴峠の先。崩れかけのトラバースになっています。あとほんの少しで赤線が繋がるのですが、コースタイムギリギリだったことや、下山後に職場に行くかもといったことで気持ちは少し焦り気味。この危険個所を適切に処理できる気がしなかったので、ここで引き返すことにしました。

4/9 11:40

わずかに残ってしまった部分は、別の機会に別のルートから繋げてみようかな。

4/9 12:16

今更ながらですが、このルートは南アルプスフロントトレイルのルートになっているので、テープの他にもこのオレンジの帯を辿っていけばOKです。

4/9 12:27

午後になってもまだ霜柱が溶けていません。

4/9 12:35

倉尾山まで戻ってきました。日が高くなってきたら、富士山がよりハッキリ見えるようになりました。

4/9 12:35

4/9 12:35

西側も。

4/9 12:35

さて、あの急斜面を下りるとしましょう。

4/9 12:59

問題の斜面は、ロープのおかげで無事に下りてくることができました。枯葉が多い上に、その下の地面もザレていて崩れやすく、なかなかのスリルでした。

4/9 13:50

仕事関係の問題は解決されたとの連絡が入り一安心。復路で一か所、巻き道があったので、復路ではそちらを利用。枯れ葉が多かったですが、問題なく歩くことができました。

4/9 14:00

十谷峠。ここで、小鹿に背中を取られていました。攻撃されなくてよかった…。

4/9 14:25

十谷峠からは一般登山道なので道はよいのですが、疲れてきたので登りがツラいです。

4/9 14:30

御殿山の山票と三角点は少しズレているそうで。

4/9 14:33

200mほど南に三角点がありました。

4/9 14:34

いろいろと突っ込みたくなる木ですね…。

4/9 15:02

堂平分岐から本格的に下山となります。

4/9 15:04

平須ルートよりは崩れが少ないですが、かなり細い道が多いです。滑りたくない…。

4/9 15:07

今回初めて、甲府盆地がよく見える場所になりました。

4/9 15:20

尾根筋になると安心して歩けるところが増えますね。

4/9 15:27

根元の空間が気になる大木。

4/9 15:36

何かの小屋がありましたが、周辺に神社等もなく…何のための小屋かな。避難小屋ではなさそうだけど。

4/9 15:57

宗教関連の施設まで下りてきたら、登山道も終了です。

4/9 15:57

堂平ルートも、登山口近くにはヒトリシズカがたくさん咲いていました。

4/9 15:58

登山口はこんな感じで、施設の敷地内を通らせていただく感じです。

4/9 16:00

どんな宗教かは知らないですが、こうして道を開放してくださっているのはありがたいです。

4/9 16:01

終わりかけの桜。

4/9 16:02

車道との合流はこんな感じですが、ここから先に入っても車を停めるところはないので、車で入ってはいけません。

4/9 16:03

マルハナバチが一生懸命に蜜を集めていました。

4/9 16:03

4/9 16:05

しばしの車道歩き。駐車場までそれほどかかりません。

4/9 16:06

橋の上から富士山。頭がちょっぴりだけ。

4/9 16:06

ダイヤモンド富士が見られるようです。私的には、ダイヤモンドというよりは、鏡餅の上のダイダイのような、おめでたい感じですが。

4/9 16:10

土筆を見るの、今年初めてかな？

4/9 16:11

暗くなる前に下りてこられてよかったです。

今日も無事に下りてくることができました。お疲れさまでした。

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ アイゼン（4本爪） 傘 ツェルト

感想

pumi3

こんにちは。175回目の献血を終えて、“採血針を刺す時の痛み方は、看護師さんのスキルに拠るのではなく、単に運である”という悟りを開いた pumi3 です。

この日は別の山を計画していたのですが、天気予報によるとそちら方面は風が強いようで…。手近な山で、これまで気になっていたルートを歩くことにしました。以前歩いた源氏山への足跡とうまく繋げてしまおうという作戦です。
結果としては目的達成の直前で撤退することになりましたが、まぁそのうちに、再訪する機会もあるでしょう。その時は別ルートから繋げたいな（←急坂にコリゴリの人）。

このルート、他の方々の記録を見た限り、眺めはイマイチかなぁと思っていたのですが、思いがけず南アルプスの山々を望むことができて、その点では大満足でした。春にしてはハッキリとした空だったのも良かったです。

それにしても、少し前に滝戸山を歩いた時にも職場から電話が入り、そして今回もとは…。次は電波の入らないような山奥へ行きたいなぁ。