保戸野山麓イワウチワと三十三尋の滝

2023年04月16日(日) [日帰り]

• GPS: 06:37
• 距離: 7.9km
• 登り: 711m
• 下り: 705m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:38

7:24 スタート地点
11:07 11:35 保戸野山の肩
12:59 13:17 三十三尋の滝
14:02 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

一般登山道ではありません。送電線巡視路を利用させていただきましたが、崩れている場所や不明瞭箇所もあります。
滝への道はなく沢歩きになります。

写真

林道わきのスペースに駐車

送電線巡視路に入ります　
本日は総勢4人　
最後に滝を見に行くので全員長靴仕様

セキヤ沢への下り

ヒトリシズカが4人

セキヤ沢に架かるガータ橋　
あれを渡って急斜面を登り返します

セキヤ沢の流れ

対岸に登り切りました

この辺は平坦な巡視路

スミレサイシン

モミジガサの若芽　
別名シドケ　美味しい山菜です

ヒゴスミレ

遭難碑　
ここに来るときは必ず頭を下げます

難所その1　ワイヤーが頼り　
雨上がりの泥地を歩くので皆オーバーパンツ履き　
赤パンツはイワウチワ＆滝初参加のj氏、真ん中は二度目のT氏、最後尾に陣取る相方

新緑のブナ林

ヤマシャクヤクを見つけたけど残念ながらまだツボミでした

難所その2　
急斜面のトラバースだが足元がかなり滑りやすいので一歩一歩慎重に通過　

この鉄塔が最後　
向こうの山は赤沢対岸です

ここから赤沢への斜面を下って行くと・・・

イワウチワ咲いてます(^o^)

よく見ると先端が黒くなってます　
霜にやられたようです

今年は昨年に比べてかなり花が少ない　
昨年は一面花だったこの辺も葉っぱだけが目立ちます

花弁が落ちると雄しべに引っ掛かってぶら下がります　
こうなると花季はもう終盤　
昨年よりも2週間くらい早い

それでもあちこちにかわいい姿が見られました

はじめてこの場所を訪れ撮影に夢中なj氏

この子は色が濃い

アズマシャクナゲが早くも咲いてました　
この場所ではこれまでで最速の開花

蕾は色が濃い

開く前のやつ　
赤いラグビーボールを連想した

三国山は雲の中

新しくなった17号の三国トンネル口が見えます

保戸野山頂直下まで続いている刈り払い　
ここに付いている巡視路を登って行きます

ヤマザクラが満開

ちょっと崩壊気味の場所　

ウスバサイシン　
ギフチョウの食草ですね

花のアップ

本日の最高地点　保戸野山直下に立つ鉄塔　
標高は1000mちょっとで保戸野山の肩と勝手に呼んでます

上越国境方面の展望　
山腹の道路は国道17号　
三国山は相変わらず雲の中

鉄塔下で各々昼メシとします

ワタクシは相変わらずカップラ食います　
向こうの窪みは保戸野山ミニカール（圏谷）とこちらも勝手に呼んでいる地形　
例年ならまだたくさんの残雪があるのだけど今年は全く無し

そして・・・　
ミミズではありません、ヤマビルです！　
何度も来てるが4月に見たのは初めて　
こんなところにも温暖化の影響が・・・

メシ休憩してからのんびり南斜面を下る

巡視路はかなり不明瞭　
こちら側は昨年から整備された形跡なし

ヒゲネワチガイソウ

食べ頃のコゴミがわんさか出てる！　
何度か歩いている場所だけどこんなことは初めてです　
夕飯のおかずに頂きました

ユリワサビ

セキヤ沢が見えた〜

セキヤ沢にかかる巡視路のパイプ橋

ヤマエンゴサク

沢を遡って三十三尋の滝を見に行きます

エンレイソウ

迫力を感じるカツラの木の根元

ハナネコちゃんはもう終盤です

左岸の大岸壁　
水量は少ないけど滝水が落ちてます

崖がえぐれてノッチができてますね

こちらは現在進行形のノッチ

今年もやってきました、三十三尋の滝

いいですね〜　
相変わらず迫力あります

岩屋から眺めてみる　
それぞれの立ち位置で滝を眺める3人が小さく見えます　
見えている滝の部分は下3分の1ほど

真下のすぐ横から見上げる

キクザキイチゲと滝

帰り際に一枚パシャリ

クマさんの爪痕か

足元に生えてるのは全部ハシリドコロ

コケの感じがいいね

ヒゴスミレの大株　
花もデカい

ネコノメソウ集団

林道終点　
車が入ってきた形跡はありません

倒木が塞いでました　
これでは車は無理だ

林道をのんびり歩いて帰ります

ヤマエンゴサクかなぁ　
オトメエンゴサクにも見える

ショウジョウバカマ

ヤマブキの黄色もいいね

今日も怪我なく無事帰還(^o^)

最後に保戸野山に向かって一礼

感想

こたっきー

昨年に引き続き春の保戸野山麓を散策。お目当てはイワウチワと三十三尋の滝です。
昨年同行した友人T氏が花も滝もえらくお気に入りで今年も山行希望、さらにスケジュール上昨年は断念した友人jimny氏も加わって総勢4人の長靴山行であります。

このエリアは鉄塔銀座と言われるくらい山の中に送電線鉄塔が立っていて巡視路もあちこち作られているので、今回もこれを使ってまずイワウチワを見に行き、さらに保戸野山を越えてセキヤ沢に下りて三十三尋の滝へ、最後は林道を歩いて戻るコース取り。

で、そのイワウチワだが、思いのほか不作で花が少ない状態。開花時期もかなり早まっていてほぼ終盤といった感じ。昨年のような一面花という訳にはいかなかったが、それでもまだ頑張って咲いている花もそこそこあります。出会えただけでも良し。
代わりに早くもシャクナゲが咲いていて、こちらはラッキーと言えるかな。
保戸野山越えでは山頂はパスし東の肩の鉄塔下で昼メシとしたが、足元にヤマビルが出現しビックリ。ヤマビル多発エリアなのは経験済みだが出てくるのが早すぎるなぁ。

そして不明瞭な巡視路をセキヤ沢に下って上流の三十三尋の滝へ。
地図にも出てこないこの滝を初めて見た時は感動モノだったが、人工物が全くないその姿は何度見てもいいですね。初めて見るj氏もスゴいね〜と驚いておりました。

あとは林道をのんびり歩いて気持ち良く終了。
楽しい一日でありました。

コメント

yamaonse

こたっきーさん、こんにちは！お花きれいだなぁ、知らない山だけど？と思ったら、群馬の山だったんですね。そして急斜面のトラバース、怖そうですね。それも２か所もあるとは。大瀧もあるし、もはやここはアドベンチャーワールドか。薮にもならず地べたが見えてるのも不思議だし、知らないだけでいろんな山があるんですね。お花ともどもいいもの、見せてもらってありがとうございました(^^)

こたっきー

yamaonseさん　こんばんは(^o^)　コメントありがとうございます！

このエリア、私にとっては群馬の隠れスポット的な場所です。
言われて見れば確かにここはアドベンチャーワールドみたい。山、沢、滝、プチ難所などのアスレチック、そしてきれいな花々もあって色んな要素が揃ってますね。ヤマビルまでいますからね(^^;
イワウチワ群生地は渓流釣りに入って納竿し斜面を這い上がった際に偶然見つけた場所、滝も釣り溯行で知り、今ではどちらもお気に入りとなってます。
保戸野山自体もはじめは地図読みトレーニングで登ってお気に入りとなり何度も来るようになりました。超マイナーなのでいつも独り占めできるのがいいです(笑)

群馬にはまだまだいいスポットがありそうなので、いろいろ探索していきたいと思ってます。

ではまた〜(^o^)