保戸野山で地図読み&ヤブ漕ぎ+イワウチワ大群落🌸


- GPS
- 07:23
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 670m
- 下り
- 679m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:25
天候 | 晴れ 夏日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年はまだ本格ヤブ山には行っていない。
手始めに保戸野山でも行ってみようと思って出かけたが、激ヤブに遭遇しました( ゜Д゜)。
保戸野山は猿ヶ京から法師温泉に向かう途中、西川の対岸に見える目立たない山だが、三等三角点峰である。
山頂直下に鉄塔が立っていて送電線巡視路を使えば簡単に登れ、危険個所もあまりなく、尾根を使ってヤブ歩きもできるので、これまで2回コースを変えて登っており今日で3回目。
今日は山頂からさらに尾根を西に辿り、鞍部からさらに先の尾根を登り返してから赤沢近くの鉄塔まで下るルートを計画。その鉄塔下の赤沢沿いの斜面にはイワウチワの大群落がある。以前渓流釣りで西川を遡行して赤沢に入り見つけた場所で、再会したかった。
といっても未知のルートなので事前に地形図をしっかり読み込んでシュミレーションしておく。
法師温泉への県道から左に折れて合瀬大橋を渡り林道入口まで来たら伐採作業中で入れない。以前はここに車を止めたが今日は少し戻って路肩に駐車。林道に止まっている重機の脇を通って奥に進む。
30分ほど進むと沢にかかる鉄パイプを組んだ橋があり、これが送電線巡視路の入り口。橋を渡っていきなり急な登りになる。巡視路ははじめのうち明瞭だったが上部は崩れていたりして位置を確認しながら登る。急斜面をジグザグに登り、途中でコゴミなどを見つけたりしながら進むとやがて鉄塔が見え、広くなった場所に着いた。ここはルート上で唯一の展望場所でしばし眺めを楽しむ。
保戸野山の山頂部へはもうわずかだが、ここからは踏み跡すらない。ただ、この時期はまだ下草もないので歩きやすい。急斜面をひと登りで東の端にある三角点ピークに着いた。見覚えのある三角点がそこにあったのでタッチして先に向かう。山頂部は東西に長く、最高点はもっと西にある。
明瞭な尾根を辿って高まりを目指すと間もなく山頂標識のあるピークに着いた。しかしその先にもう少し高いピークがありとりあえず踏んでおく。
ここまでは以前来たが、今日はさらに先を目指す。
地形図を取り出しルート確認して下りにかかる。下り切ると平坦な鞍部でヌタ場まである。そこからさらに西の尾根を目指し登り返す。斜面もだんだんヤブっぽくなってきた。斜上するようにしばらく登ると、位置が保戸野山本体よりも高くなった。目指す尾根にちゃんと乗ったとわかる。
残雪もあったが、その尾根上に出てみると、何といきなりシャクナゲの激ヤブとなっていた。保戸野山本体にはこんな植生はなかったので予想外だった。仕方なくその激ヤブに突入。何とか抜けると次はイヌツゲの超激ヤブが待っていた。地面に足が付かず分速1mの世界だ。しかしそれはわずかで再びシャクナゲのヤブとなる。シャクナゲのヤブは濃くなったり薄くなったりしながらだんだん下って行く。そこであることを思い出した。「シャクナゲを見たら岩場があると思え。」シャクナゲは岩場によく生えてるのでこの言葉があるとどこかで聞いたことがある。
案の定、下って行くと岩場に出くわした。そのまま真っ直ぐは下れない。少し戻って下れそうな場所を見つけたのでそこを下り、登り返して尾根に復帰。ところが同じような場所がもう1カ所あり、再び巻いて下る。地形図を見ながらヤブを漕いだりと忙しいが、そんなこんなでグングン下って行くと、目の先に何か赤いものが見える。近づいてみると、そこだけシャクナゲの花が咲いていた。本来この時期にはまだ咲かないはずなのに、今年は異常気象のせいかもう咲いている。
思わぬ出会いに大喜びした。
下るにしたがってヤブは薄くなり、最後は植林帯に入ってそこを抜けると鉄塔が立っていた。しかしこれは目指す鉄塔ではない。もう1段下にも鉄塔が立っている。そこからはまた巡視路を辿り、わずかの歩きで目的地着。すぐ下の赤沢まで下り、昼食とした。
昼食後、鉄塔まで戻りながらイワウチワを鑑賞する。今年はどこでも花期が早いようで、ここも例外ではなくずいぶん花が落ちてしまっている。それでもまだかなりのイワウチワが咲いていて満足。鑑賞しながらゆっくり鉄塔まで登る。
そこから後はただひたすら巡視路を戻る。何ヶ所か谷を巻くところがあり崩れていてワイヤーをつたう場所もあったが、あとはとても歩きやすい道だった。さすが巡視路、重宝します。
ただ、最後はセキヤ沢まで大下り、そして登り返しが待っている。
疲れた体には堪えたが何とか登り返し、無事帰還となった。
満足感でいっぱいの山行となった(^◇^)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する