樹氷と錦秋の山上ヶ岳
- GPS
- 05:15
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
レンゲ辻までの下りは激下りですので凍結時には細心の注意が必要。レンゲ辻から清浄大橋までの下りも崩落などがあるので注意です。特に崖際のへつりは滑落注意。 |
その他周辺情報 | 洞川温泉の名水豆腐は午前中で売り切れますので午後に買われる場合は予約が必要かと。 |
写真
感想
12年ぶりの山上ヶ岳、友人が紅葉と温泉を楽しみたいということなので、ここに決めた。まずは友人の車で清浄大橋まで走る。生駒の家を6:00出発で8:30に到着、まずまずの出足だ。早速準備の上出発だ。まずは橋を渡り女人結界を越える。前に来た時より随分と登山道がきれいになっていてゴミがない。やはり世界遺産登録のおかげだろうか。僕のなかではここは登山道ではなく礼拝道で登山の素人が時として咥えたばこで登っていたのが悪いイメージとして残っていたが、すこしは変わってきたのだろうか、それともオフシーズンのため、巡礼者(観光客)がいないせいだろうか?
なんてことを考えながら緩やかに登っていく。息の上がらない程度の速度で登るので友人も疲れを訴えることもなく、やがてお助け水へ。
ここからはすこし傾斜もきつくなってくる。鐘掛岩まで登ると梯子や階段が多くなる。昨日は大阪でも例年より早く木枯らし1号が吹いた日。頂上付近には思いもかけず霧氷がついているようだ。木の階段もところどころ表面が凍結しているのでかなり緊張して登らざるを得ない。つるつる滑りやすいので両手を使って這い上る。鐘掛岩は今回初めて登ってみたが展望抜群のところ。洞川温泉も稲村ヶ岳もよく見える。岩への上り下りがすこし怖いがゆっくり下れば何のことはない。
滑る階段をこなしてようやく西の覗の直下に登る。ここにも人影はない。上からの眺望はスリル満点。落ちたら空中で5秒間くらいは生きているかも。高度差300mくらいはありそうだ。
山上ヶ岳の頂上は大峰寺。すぐそばに1等三角点。一応三角点にも挨拶をすませ、昼食休憩の後、下山にかかる。
一足先に下山していこうとしていた人たちが戻ってくる。ちょっと危険を感じたようだ。我々も少し躊躇するが、行けるところまで行ってみようということで下りだす。レンゲ辻への下りはかなりの急こう配が続く。階段もところどころにあり、中には階段というより梯子に近い傾斜のものもある。慎重に後ろ向きになって降りていくが、ところどころ凍結もあり、ひやひやする。それでも約20分でレンゲ辻まで降りることができ一安心。
レンゲ辻からは谷筋を降りていく。最初はここも急こう配が続くが、今までのように滑落の危険が少ないだけまし。と思ったら、谷をへつってトラバースする部分がちょっと危なっかしい。道幅30センチほどのザレ道は滑落注意だ。しっかり足元を見ながら行けば大丈夫。
だんだんと傾斜が緩くなり左右の紅葉を楽しむことができるようになれば、そろそろ林道終点も近い。
往復5時間ほどの山道は、梯子あり、岩場や鎖あり、霧氷あり、渡渉も紅葉もありの贅沢な山旅だった。
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