奥秩父の盟主へ挑む:金峰山 孤高の五丈石と出会う
- GPS
- 28:58
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,257m
- 下り
- 1,269m
コースタイム
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:50
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 8:40
天候 | 一日目は雨、二日目早朝は申し分ない晴れ、下山開始後次第に雲がまとわりつくように |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大日岩までは少々のアップダウンはあるものの概ね登りです。 砂払の頭まで大岩小岩を乗り越えます。 鎖場多数。 砂払ノ頭を過ぎると登山道本道から分岐のように見える箇所があります。 そこを右に行くと、ハイマツが邪魔をして山梨県側の絶壁を隠しており、そのまま進むと非常に危険です。てか行っちゃったりすると終わり。。。 実際、明らかに踏み跡があり、恐る恐る踏み出して覗くと垂直の絶壁です。 稜線上に出るとガレ場の連続です。 五丈岩がすでに視界に入り、山頂までず〜〜〜〜っと見えていますが、なかなか近づきません。 千代ノ吹上は晴れていても強風が止みません。 持ち物を飛ばされないように。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テント一式
|
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感想
待ちに待った三連休、ってまた雨じゃん!
雨男と化したかjourneyよ!
ただし一日の予報では降ったりやんだりとのこと、おし行くべ!と決行しました。
奥秩父の名所?じゃなくて盟主と詠われている金峰山に登り、五丈石と話をしたい、ついでに瑞籬山にも、なんて気分で中央線に乗り込みましたが、バスを降りるとザーザー降り、カッパに着替えてとりあえず富士見平小屋へ。
小屋のおばさんの話では、今日は登る人はいないねぇ、明日はいい天気らしいけど。
おし、今日はやめ!テントん中でうだうだするべ、とふて寝を決め込む。
やすり岩で包丁を研ぎたかったんだが。。
水場で、テン場お隣さんと会話。
とある大学のワンゲル部だそうで、早朝に瑞籬登頂したそうで。
女の子一人とむさい男ども3人の計4人。
女の子が、今日は行かなかったで正解ですよ、岩はつるつるだし、カッパも髪の毛もパンツもぐっしょりだシィ、などと突っ込めない話をする。
よ、ヨカタ、パンつもってきてないし、なんて返すも返答なし。
じゃ、今日はうだうだします、こっちもです、などと話して、お互いテントの中へ。
1:00AM。
見上げると、星降る夜、って表現はこのことかと思うような、満天の星空。
ん〜〜〜表現する言葉がすべて陳腐になるからやめておこう。
写真撮れなかったのが悔やまれます。
翌朝。
予定より少し遅く起床。
とりあえずカロリーを詰め込む意味で、棒ラーメンとアルファ化米、それにあんパンを腹に詰め込む。
炭水化物のオンパレード。
いやいや、少しでも帰りの荷を軽くする方策さ(笑)
出発。
同じくワンゲル部の若者も出立。
ふと見ると、昨日話した女の子が、自分の座高よりはるかに長いザックをしょって先頭切って行くではないか!!
その軽やかな、颯爽とした足裁き。
こう言うのを見るとトキメくのである実は。
彼女の爪の垢を、世の中に掃いて捨てるほどいる山ガールに煎じて飲ませたい、と、炎上覚悟で書く。
い、いや、レコユーザーさんは貴重な山女ですので。。。。
ど〜〜した男子!!
大日岩でその眺望に感嘆しつつ、今後の眺望に胸わくわくさせながら足を進める。
途中途中の苔たちを愛で、砂払ノ頭〜山頂直下までの展望を、数え切れないほど振り返りながら『今度はいつ来れるんだろう、、』などと感傷に浸る。
山に登るのは山を見るためなのだ、つ〜〜解釈も一つの結論か??と、思いながら、五丈石目指してひたすら足を進めるが、なかなか近づいてくれない。
登山ガイドに、某赤沼さんという人がいるが、あの人の足裁きにあこがれるのである。
なんというか、無駄がないというか、失礼な言い方だが、幽霊が歩いているような(見たことはないが)歩き方。
もひとつ、登山家の竹内洋岳さんもそう。
早いのだが、無駄がない。
じぶんなんか無駄だらけで、恥ずかしくなる。
閑話休題
五丈石が目の前にいる。
ついさっきまでず〜〜〜〜っと視界に入っていて、突如として目の前に。
忽然と。
おもわず「はじめまして」とつぶやいてしまった。
誰それがこうやってつくった、だの、長年の隆起がこの形を作った、だの、そんな戯言なんかはっきり言って関係ありません。
もはや、意志をもっている、としか言いようがありません。
そりゃあそうですよ、石だもの、なんつって。。。
さぁ、ゆっくり話でもしますが五丈さんよ、と腰を下ろしたとたん、南西の方角からガスが巻いてきて、瞬く間に山頂はホワイトアウト寸前にまで。
あわてて下山します。
元気でな五丈さん、またきますから。
尾根を下る道すがら、何度も振り返る。
振り返っても五丈石は変わらない。
変わろうとすることが美徳、とされるこの世で、変わらないのも美徳なんじゃないか??
なんか今回はテツガク的!
そうこうしてるまに、あっというまに大日小屋を過ぎ、テン場へ。
撤収作業中、隣にテントを張ってる家族の会話に心の中で大爆笑。
ご夫婦と、5〜6歳の男の子。
子:と〜ちゃんは山登り好き?
とーちゃん:好きだよ
かーちゃん:好きが高じてこの前骨折っちまったんだよ
子:ふ〜〜ん、痛かった?
と:ちょー痛かったよ
か:家計もな!
と・子:。。。。。
唐松の落ち葉ふりしきる中下山します。
小屋のおばさんにご挨拶。
瑞籬は今度にします。
山は逃げないからねぇ、またおいでね!
そんなこと言われるとまた来たくなる。
バス待ちの間、岐阜からきたという初老の方と話。
『まだビギナーなもんだから、途中でおりちまったんですよ』
とか。
とても書ききれないほど、たくさんのいろんな話をしたけど、これも一期一会か。
バスが来た。
またどこかで!
と、定番の挨拶をし、帰路についたのです。
おわり。
追伸!
韮崎市広報誌に、journeyが乗るかも!目線付きで。。。
journeyさん、こんばんは〜!
雨の中、お疲れ様です&すばらしい雲海の絶景ですね!
先月、わたしもほぼ同じルートを二日間かけて歩いたんです。(韮崎駅から同じです♪)
わたしは金峰山小屋泊だったのですが、journeyさんのお写真&コメントを拝見しながら、自分の山行も思い出しました^^(五丈石、見えてからが長いですよね〜)
富士見平小屋から先の苔森には魅せられましたね…写真98・99とコメントを拝見しながら、わたしも苔になって、ただそこに何も言わずに生きていたい…と思いました。。☆笑
最近ゆるい山歩きばかりのわたしですので、journeyさんが出会ったワンゲル部ガールさんを見習わなくては
大きなザックを背負ってさっそうと歩く女性ハイカーを見かけると、ああなりたいなぁ、と憧れます。
journeyさんがトキメク気持ち、わかりますよ^^
今回も楽しく興味深く読ませていただきました!
ありがとうございます^^★
merryさんコメントありがとう!
先月同じルートを歩かれましたか!
苔ラーとしてはたまらないルートですよね、できることなら、あの苔森にず〜〜〜っととどまっていたいくらいで。
ワンゲル部ガールには正直オドロキました。
ザックの大きさから、推定25Kgは軽く越えていたのではないかと。
それを軽々と、しかもどちらかというと華奢な体格で。
ああいうのを見ると、トキメいてしまいます(笑)
次回はどこへ行かれるんでしょうか?
では。
journeyさん、お疲れさまでした。
コケと山ガールとテツガク的レコ、楽しく拝見させて頂きました。
富士見平で幕営の予定でしたが、直前で日帰りに変更してしまいました。
森の中のテン場を羨望の眼差しで通りすぎるのみでした。
それにしても金峰山は段差がキツイ山でしたね。
ninotsugiさんもテン泊の予定でしたか!
惜しかったですね、撤収作業をゆっくりやってればお会いできたかもです!
砂払ノ頭までのゴロゴロ岩場が特に段差半端なく、”千と千尋”の釜爺のように這いつくばって登るしかなかったです。その姿を見れば結構笑えたかも。。。
次回はどの辺を歩かれるのでしょうか、案外どっかでお会いしているのかもしれませんね。
次回のレコも楽しみにしています!!
では。
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