ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 54097
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

暴風雪の大晦日!天狗岳

2009年12月31日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:00
距離
8.8km
登り
808m
下り
802m

コースタイム

9:20渋の湯-11:20黒百合ヒュッテ11:40-11:50中山峠-13:05東天狗山頂-13:50黒百合ヒュッテ14:10-15:20渋の湯
天候 雪、稜線は暴風
過去天気図(気象庁) 2009年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
黒百合ヒュッテまでは踏み跡明瞭。但し、復路は降り続いた雪で足跡は消えかかってました。中山峠から先の森林限界以下では基本的にトレースはわかりやすいですが、ところどころ樹林が切れた箇所はトレースはすぐ消えると思われます。山頂直下は極めて強い風で雪が飛び岩が露出しているところが多く、踏み跡は分かりづらいです。先行者がいない時は要注意です。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
渋の湯に向かう市街地もこの通り雪道です。
2009年12月31日 07:44撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 7:44
渋の湯に向かう市街地もこの通り雪道です。
山間部に入りました。誰も通らない・・・
2009年12月31日 08:25撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 8:25
山間部に入りました。誰も通らない・・・
雪が深くなってきました。
2009年12月31日 08:33撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 8:33
雪が深くなってきました。
で、唐突に登山道。このルートは道標がしっかりしてます。
2009年12月31日 10:16撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 10:16
で、唐突に登山道。このルートは道標がしっかりしてます。
おなじ場所
2009年12月31日 10:16撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 10:16
おなじ場所
霧氷っぽい景色がナイス。
2009年12月31日 10:27撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 10:27
霧氷っぽい景色がナイス。
渋の湯と唐沢鉱泉方面への分岐。ここまで来ればあとは楽です。
2009年12月31日 10:35撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 10:35
渋の湯と唐沢鉱泉方面への分岐。ここまで来ればあとは楽です。
黒百合ヒュッテに到着。
2009年12月31日 11:16撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 11:16
黒百合ヒュッテに到着。
11月に引き返した中山峠。今日は天狗に向かうぜ!
2009年12月31日 11:50撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 11:50
11月に引き返した中山峠。今日は天狗に向かうぜ!
樹林を抜け、振り仰ぎし天狗岳東面。周りはまったく見えず!
2009年12月31日 12:10撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 12:10
樹林を抜け、振り仰ぎし天狗岳東面。周りはまったく見えず!
で、突然山頂。2分くらいしかいられませんでした。
2009年12月31日 13:07撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:07
で、突然山頂。2分くらいしかいられませんでした。
おなじ山頂表示。右下の黒いものは風に煽られたカメラのストラップが移り込んだものです。
2009年12月31日 13:07撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:07
おなじ山頂表示。右下の黒いものは風に煽られたカメラのストラップが移り込んだものです。
山頂付近はこのように強風で雪が飛散して岩が露出しており、踏み跡はとてもわかりづらいです。
2009年12月31日 13:07撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:07
山頂付近はこのように強風で雪が飛散して岩が露出しており、踏み跡はとてもわかりづらいです。
おなじく山頂。なーんにも見えん!!
2009年12月31日 13:07撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:07
おなじく山頂。なーんにも見えん!!
樹林帯まで下って来ました。ここまで迷わないように必死・・・。
2009年12月31日 13:31撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:31
樹林帯まで下って来ました。ここまで迷わないように必死・・・。
晴れてりゃすげえ綺麗なんでしょーねー。
2009年12月31日 13:34撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:34
晴れてりゃすげえ綺麗なんでしょーねー。
助かった・・・
2009年12月31日 13:57撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:57
助かった・・・
ヒュッテ前テント場。マイナス19℃あるんですけど。。。
2009年12月31日 13:57撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:57
ヒュッテ前テント場。マイナス19℃あるんですけど。。。
by セルフタイマー(雪山では皆さん急がしそうで)
2009年12月31日 13:59撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 13:59
by セルフタイマー(雪山では皆さん急がしそうで)
下り時はかなり雪が積もってきてました。
2009年12月31日 14:33撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 14:33
下り時はかなり雪が積もってきてました。
登山道入り口の木橋。センターの詰め所で登山届けを提出させられます!
2009年12月31日 15:21撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 15:21
登山道入り口の木橋。センターの詰め所で登山届けを提出させられます!
渋御殿湯。
2009年12月31日 15:22撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 15:22
渋御殿湯。
川に流れる水が氷瀑化してました。
2009年12月31日 15:24撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 15:24
川に流れる水が氷瀑化してました。
渋御殿湯前にて。
2009年12月31日 15:27撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 15:27
渋御殿湯前にて。
さらば渋の湯
2009年12月31日 15:33撮影 by  DSC-H5, SONY
12/31 15:33
さらば渋の湯

感想

2009年の大晦日。天候不順は知りつつも、見切り発車で現地へ向かうもやや寝坊。こりゃ日帰り無理かと思いましたが、思いのほか順調に進めました。
ただし、中山峠以降の稜線ゾーンはかなりの強風!特に強く吹いた時には耐風姿勢でこらえる程でした・・・。また、山頂からの下りは西からの暴風雪が顔面を直撃する構図となり、まつ毛にはつららが絶えないし、なにしろ目が痛い!フードで風よけしつつ下りましたが、こりゃ完全にゴーグル必要でした。
今回は出遅れたこともあり、スピード重視の行動で栄養補給はすべて行動食立ち食いにて。人間やれば出来るもんですな。

追加情報します!
渋の湯の駐車場は1日1000円の有料です。渋御殿湯で受付してから駐車し、鍵を預けるシステムです。
渋の湯からの登山口(奥蓼科登山口と称す)にある木橋の手前に詰め所があり登山届けを強要されます(いつもかどうかは不明ですが)。僕はその場で書きました。2名の係員(?)さんは気さくでよい感じの方々でした。
悪天候にも関わらず、人出は多かったっすねえ。やはり大晦日!黒百合ヒュッテのテント場には最終的に7〜8張ほどあったでしょーか。

ヒュッテから天狗に向かう道すがら、すれ違った単独の方2名と二言三言話しましたが、それぞれ強風で登頂は断念されたとのことでした。とくに稜線の途中で下って来た方は山頂近くまで行ったところで、「行けなくもないがやめておいた」そうです。僕も行けるところまで行ってヤバかったら引き返すつもりで進みました。そんな感じで同じ頃に登頂した人は少ないと思われ山頂直下のトレースは極薄。かろうじてピッケルを刺した穴ぼこやアイゼンの爪痕がわずかに残る程度で、初めて歩く場合にはルート取りが難しいだろうなーと思いました(僕は無雪期や残雪期に2、3度歩いているのでおおよそ歩きべきルートは分かりました)。天狗の鼻の岩峰がうっすら見えた時は安堵しました。

ちなみに、アップした写真は少ないですがこれで全部!他には撮る余裕もなく歩き続けた感じです(妙に飛び飛びなのもそのせい)。よく知ったコースで地図もあまり見なくてよく(現在地確認程度)、休憩もあまり取らず歩きに専念すると逆に疲れないものだと思った山行でした♩

<ご参考までに・・・今回の基本装備>
ベースレイヤー:吸湿発熱素材の長袖+速乾Tシャツ+速乾長袖Tシャツ
ミッドレイヤー:厚手のフリースフルジップ(ヒュッテから先で着用)
アウターレイヤー:マーベルピーク・ストレッチウォータープルーフシェル(MOB0503)。フードと襟ぐりが深く雪山向き。
足回り:吸湿発熱素材のタイツ+秋冬用山ズボン+オーバーズボンとして厚手の雨具(カリマー)、
アイゼン:ブラックダイヤモンド・コンタクトストラップ(10本爪)
ピッケル:ブラックダイヤモンド・レイブンプロ
その他:ニット帽+ネックゲーター

<ご参考までに2・・・今回の教訓>
・今回は比較的軽装で望みましたが、これも通年営業の黒百合ヒュッテがあったればこそ。
また、ルートの短さや入山者の多さも判断のポイントです。
・登頂には固執しない。戻る体力と時間を念頭に入れて「○時まで××まで行けなければ引き返す」という状況判断を心がけるべきです。
・不安を感じたら行動をつつしみましょう。不安は予想外のミスを誘う予兆です。不安を感じる要因は装備の不備やコンディションの悪さですので、慎重な判断は重要と思います。




お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2222人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら