暴風雪の大晦日!天狗岳
- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 808m
- 下り
- 802m
コースタイム
天候 | 雪、稜線は暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒百合ヒュッテまでは踏み跡明瞭。但し、復路は降り続いた雪で足跡は消えかかってました。中山峠から先の森林限界以下では基本的にトレースはわかりやすいですが、ところどころ樹林が切れた箇所はトレースはすぐ消えると思われます。山頂直下は極めて強い風で雪が飛び岩が露出しているところが多く、踏み跡は分かりづらいです。先行者がいない時は要注意です。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
2009年の大晦日。天候不順は知りつつも、見切り発車で現地へ向かうもやや寝坊。こりゃ日帰り無理かと思いましたが、思いのほか順調に進めました。
ただし、中山峠以降の稜線ゾーンはかなりの強風!特に強く吹いた時には耐風姿勢でこらえる程でした・・・。また、山頂からの下りは西からの暴風雪が顔面を直撃する構図となり、まつ毛にはつららが絶えないし、なにしろ目が痛い!フードで風よけしつつ下りましたが、こりゃ完全にゴーグル必要でした。
今回は出遅れたこともあり、スピード重視の行動で栄養補給はすべて行動食立ち食いにて。人間やれば出来るもんですな。
追加情報します!
渋の湯の駐車場は1日1000円の有料です。渋御殿湯で受付してから駐車し、鍵を預けるシステムです。
渋の湯からの登山口(奥蓼科登山口と称す)にある木橋の手前に詰め所があり登山届けを強要されます(いつもかどうかは不明ですが)。僕はその場で書きました。2名の係員(?)さんは気さくでよい感じの方々でした。
悪天候にも関わらず、人出は多かったっすねえ。やはり大晦日!黒百合ヒュッテのテント場には最終的に7〜8張ほどあったでしょーか。
ヒュッテから天狗に向かう道すがら、すれ違った単独の方2名と二言三言話しましたが、それぞれ強風で登頂は断念されたとのことでした。とくに稜線の途中で下って来た方は山頂近くまで行ったところで、「行けなくもないがやめておいた」そうです。僕も行けるところまで行ってヤバかったら引き返すつもりで進みました。そんな感じで同じ頃に登頂した人は少ないと思われ山頂直下のトレースは極薄。かろうじてピッケルを刺した穴ぼこやアイゼンの爪痕がわずかに残る程度で、初めて歩く場合にはルート取りが難しいだろうなーと思いました(僕は無雪期や残雪期に2、3度歩いているのでおおよそ歩きべきルートは分かりました)。天狗の鼻の岩峰がうっすら見えた時は安堵しました。
ちなみに、アップした写真は少ないですがこれで全部!他には撮る余裕もなく歩き続けた感じです(妙に飛び飛びなのもそのせい)。よく知ったコースで地図もあまり見なくてよく(現在地確認程度)、休憩もあまり取らず歩きに専念すると逆に疲れないものだと思った山行でした♩
<ご参考までに・・・今回の基本装備>
ベースレイヤー:吸湿発熱素材の長袖+速乾Tシャツ+速乾長袖Tシャツ
ミッドレイヤー:厚手のフリースフルジップ(ヒュッテから先で着用)
アウターレイヤー:マーベルピーク・ストレッチウォータープルーフシェル(MOB0503)。フードと襟ぐりが深く雪山向き。
足回り:吸湿発熱素材のタイツ+秋冬用山ズボン+オーバーズボンとして厚手の雨具(カリマー)、
アイゼン:ブラックダイヤモンド・コンタクトストラップ(10本爪)
ピッケル:ブラックダイヤモンド・レイブンプロ
その他:ニット帽+ネックゲーター
<ご参考までに2・・・今回の教訓>
・今回は比較的軽装で望みましたが、これも通年営業の黒百合ヒュッテがあったればこそ。
また、ルートの短さや入山者の多さも判断のポイントです。
・登頂には固執しない。戻る体力と時間を念頭に入れて「○時まで××まで行けなければ引き返す」という状況判断を心がけるべきです。
・不安を感じたら行動をつつしみましょう。不安は予想外のミスを誘う予兆です。不安を感じる要因は装備の不備やコンディションの悪さですので、慎重な判断は重要と思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する