記録ID: 5417303
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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
念願の石転び沢!北飯豊縦走⛰️
2023年04月28日(金) 〜
2023年04月29日(土)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:42
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,033m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 3:51
- 合計
- 12:07
天候 | 両日共に晴れ スタート時気温4℃(アウターいらず)、微風 石転び沢出会いから上を見ると強風なのが見て取れるのでアウター着用 石転び沢頂上付近、稜線は20m近い暴風・・・ お昼過ぎから風が弱る予報でしたが15mは超えていましたが、夕方には7〜8mまで収まり翌日もそれぐらい。 二日目下山時は1,000m以下はまるで夏のような暑さ。 登りで1.5L水分補給して、下りで1.5L飲用って流石飯豊(笑) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
28日には倉手山駐車場まで開通しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆倉手山〜飯豊山荘 数か所のデブリが道を塞いでいますが、滑落等の心配はないレベル。 飯豊山荘の前はまだゆきたっぷりでした。 ◆飯豊山荘〜温見平 林道はところどころ砂利道が出ていますし、危険な箇所はなかったです。 ◆温見平〜石転びの出会 夏道と残雪のミックスルート。 ある程度のルートフィンディングは必要です。 途中うまい水周辺の2か所のへつりは何も設置されていないので緊張を強いられます。 それでも男加無山のトラバースから比べればキッズクラス、ですが落差あります。 雪渓に出ればあとは天国です。 時々生暖かい風が吹くのが不思議〜 ◆石転び沢 下部は堅雪でアイゼン決まって安心です。 上部はザラメ雪の上に強風のせいで薄〜い氷がはって不思議な感じ。 基本デブリ後は固く、凹んでいるところには流された雪が薄っすらと積もっていますが凹んでいるところはクラックの卵なんですかね? あとは朝一なので、日も差さず雪崩の心配はありませんでした。 ただただ、落石だけが怖く、常に周囲を見回しながら登りました。 ◆梅花皮小屋〜北股岳 雪たっぷりの急登でちょっと怖いかも? ただ雪がしっかりしているので慌てずアイゼン、ピッケルを効かせれば大丈夫でした。 それよりも風が15mくらい吹いているのでその方が怖かったです。 ◆北股岳〜門内岳 夏道でているのと急坂ではないのでツボ足でOKです! ◆門内岳〜地神山 まだ雪渓が残っていて気持ちいい雪渓歩きが出来ます。 朝だったのでアイゼン装着しましたが、昼はツボ足でも大丈夫でしょう。 ◆頼母木山〜頼母木平 笹薮に苦労しました・・・ ピンテあるのでそこを歩きましたが、道はないです。 ◆頼母木平〜大ドミ〜枯松峰〜西俣ノ峰 雪渓が崩れており、気を付けてルートファインディングしてください。 登りで使う場合は楽そうですが、下りだと先が見えないので行ってびっくり数mの穴がぽっかり空いていたりするので注意です。 夏道も踏み跡はあるものの、基本藪です。 枯松峰にはたっぷり雪がありましたが東斜面は大きく崩落していました。 その先は更に夏道の割合が増えてきますが本当に歩きにくいです。 恐らくここでマダニに取りつかれたものと思われます。 ◆西俣ノ峰〜川入 峰からすぐは雪たっぷりです。 腐れ雪だったのでツボでおりましたが、朝や気温の低いときは軽アイゼン、アイゼン必須だと思います。 700m以下は夏道で快適です。 ただただ暑かったです・・・ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
サングラス
バラクラバ
毛帽子
着替え
夏靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ワカン
トレッキングポール
ピッケル
行動食
非常食(アルファ米等)
飲料(水)
ハイドレーション
ビール(350ml✕2本)
ワイン500ml
ガスカートリッジ
コンロ
クッカー
カトラリー
コッヘル
ライター
ハクキンカイロ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
スマホ
時計
タオル
ナイフ
ココヘリ
常備薬
歯ブラシ
耳栓
マット
シェラフ
ヘルメット
総重量約15kg
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感想
ずっとず〜っと登りたいと思っていた石転び沢。
自分には背伸びのしすぎじゃないのか?
体力もスキルも大丈夫なのか?
そう思いつつ去年はタイミングを逃したこともあり、装備や準備を進めてきた山行計画。
遂に念願の夢が叶う時、前日から興奮気味。
早めに寝て予定より少し早めに出発して、予定より1時間早くスタート。
ナイトハイクは慣れたもので星空を見ながらまったりと。
まだ先は長い。
終始はやる気持ちを抑えて地に足を付けてじっくり登る事7時間。
遂に石転び沢踏破!
そして自然に出た言葉が「やったぁ〜〜〜〜!!」
自分にはまだまだ先かと思いましたが運よく事故もなく無事登れて山の神様に感謝!
これはとても大切な宝物になりました。
自信も付きましたが、慢心してはいけない。
今回の山行でお会いしたのはTさん。
梅花皮山荘で世間は狭いことを痛感しました。
そして楽しくお話出来て良い時間でした。
山小屋で飲むビールも最高!(第三のビールで糖質オフだけどw)
🍷もおいしい、ご飯もおいしい。
生きているという実感が湧く瞬間。
今回チャレンジさせてくれた家族、適切なアドバイスをくれるuk100さん、皆のお陰で登る事が出来ました。
また来たい山が増えました!
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あふれ出る達成感、充実感が伝わってきました。
たけー@RIDEONさん的には登行の技術は問題ないにしても、落石、落雪は自然相手ですから、これらの通り道を避ける、この雪渓に乗って大丈夫なのか? 的な都度の判断は難しく、面白くもあったんだろうなと想像しました^^
私、今まさに石転ビ沢検討中でした。
GWは5/3、5/4が晴れ予報なので、行くならどちらかかな^^
レポとても参考になりました!
ありがとうございます!
今年は雪が少なく石転び沢の雪も大分落ちていると聞きました。
でも2日目の西俣ノ峰でお会いした方と談笑中に雪崩の音が響き渡っていました・・・
おっしゃる通りこればっかりは自然相手なので、石転び沢は体力限界では登らず常に警戒して登りました。
この日は後から上がってきたのがお一人だったので何かあったらただではすみませんからね😭
へつりのポイントはロープや鎖が設置されたようなのでやはり石転び沢が最大の核心だと思いますので気をつけて楽しんできてください!!
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