動画あり!雲取山で初日の出、強風雪上テント泊!&鹿肉。


- GPS
- 28:51
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,074m
- 下り
- 2,044m
コースタイム
1日/6:15雲取山頂-9:10三条の湯(温泉、餅つき、食事休憩)
13:50発-後山川林道-15:00お祭りBS-三条の湯で一緒になった方の車で奥多摩駅へ15:45着
天候 | 31日:晴のち雪、稜線付近は強風 1日:晴、稜線付近は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
石尾根の積雪はこの時期ではまだそれほどでもない。 ただ雲取〜長沢背稜方面の北側は軽アイゼン以上必携。 31日は雲取山荘まで甘酒の無料配布、1日は三条の湯で餅つき、鍋で煮込んだ鹿肉の無料配布があった。 雲取山避難小屋はご来光登山の方で結構混み合っていた模様。雲取山荘、三条の湯ともにぎやか。 |
写真
感想
雲取山は2度目ですが、冬場はもちろんこれが初。
もともと寒波が来ることは分かっていたのですが、それでもあそこまで冷え込む(夜は-15℃)とは!
さらに猛烈な風(私的には)で、初の雪上テント泊者としては、
直近の富士山(もちろん実際の富士山はこの何倍も強烈なのでしょうけれど)での
遭難のこととか頭をよぎってしまいました。
テントのロープを結び直したり、カメラを操作しようと何度か手袋をはずしただけで、
指先からジリジリと痛みが走ってくる!
その体温を奪う正体が、稜線上を吹き抜ける強風だと知って、
雲取山といえどもいまは冬山、あなどれない、と思いました。
それでいて、ごぉぉおおおおーと吹く風の音とは対照的に、上空ではお月様が煌々と輝き、
反射する雪明かりであたりはライトがいらないくらい。。。なんとも恐ろしくも美しい夜でした。
そんな一夜を過ごして、ご来光を拝みに翌朝再び山頂へ。
山荘から距離はないのですが、急坂を登り返すのでもちろん簡易アイゼンをがしっと装着。
もうこの時期の奥多摩でも北側斜面をゆく場合はアイゼン必携ですね。
キュッキュッと雪を噛む音と感触、これが気持ちいいんです。
果たして、山頂から見た初日の出は本当にきれいでしたよ。
太陽はいつもと同じように昇ってくるだけですが、やっぱりなんだか感動してしまいます。
つらいことも悲しいことも一回リセット!あー、今年は(も)がんばるぞーなんてね。
富士山もすばらしかったし、朝日のちょうど反対側にはまだまん丸いお月様も見えて。
なんだか今年は幸先良さげです!!
そうはいっても風がもーはんぱなく冷たい!私は冷たくされるとすぐ凹むのです。
というわけで、ご来光見たし長居は無用、そそくさと下山開始です。
ザクザクと雪道を進むと、ようやく三条の湯に到着。
ここでお祭りBSの時刻表を確かめると、次のバスには乗れそうもない時間。
たっぷり夕方まで時間をもてあましそうな気配。
そこに、たまたま居合わせた若いご夫婦が、
「私たちはお祭りに車を置いてあるので、よかったら駅までお送りするのでゆっくりしてらしたら?」と
夢のような提案をしてくださって。
図々しくもありがたくそのお申し出を頂戴しました。
そこから先の2時間ほどは、温泉には入るは、湯上がりにご夫婦にはワインをごちそうになるは、
お餅はつくは、ついたお餅はたらふく食うは、
さらには宿のご主人が山で仕留めたシカさんを鍋で半日煮込んだ鹿肉までご相伴にあずかり。
も〜今年の運を第一日目で使い果たしてしまったかも!!
Sさまご夫婦、道中ご一緒できてほんとに楽しかったです
(ってか私ばっかりもらって楽しんでましたね、すいません)!
こんなオジサンにおつきあいくださるなんて、そんな人々と出会えるのも山の魅力ですね。
三条の湯のご主人にも、雲取山荘の方々にも感謝!
というわけで、私は今年も山、登ります!あ〜すごい長文になってしまった。。。
読んでくださった方、ありがとうございました。
※写真データは設定日が間違っており一日遅れています
装備リスト
・テント(BD ワンショット 一人用)
・マット(サーマレスト プロプラス 全身用)
・スリーピングバック(WM ヴァーサライト -12℃対応冬季用)
・ザック(グラナイトギア ヴェイパートレイル)
・ランタン(UCO キャンドルランタン雪丘スペシャル)
※もっと読書したかったが、腰が痛くて。クレイジークリークの折りたたみ椅子を持ってこなくて後悔。
※今回初めての雪上キャンプのインプレッション
まず最初にテントの張り場所に迷った。テン場に到着した時点では先客は一張りのみで、がら空き。
どこでも選び放題なのだが、どこが最適地なのか。
地面は雪で覆われていたが雪質はかなりパウダーっぽい。
ペグを雪に埋めるのはつらそう。
積雪量は20cm程度なので、雪をどけて地面にペグを打つか、と思ったが、
すこし雪かきしてみると地面はカチンカチンの氷床になっていた。
試しにペグを半分くらい打ち込むとしっかり食い込んだので、
氷盤の上でテントが滑りそうな気もしたが、他に方法も分からずこの線で行く。
しかし、このペグが翌朝氷床と一体に凍り付いていて、抜けずに格闘することに。
見ると同じような目にあって引き抜くことをあきらめ残置されたペグがあったりして。
自分的にはなんとしてもあとにゴミを残したくなかったので、なんとか引っこ抜きましたが。
予備のペグで鑿のように抜けないペグの周りを彫ってやっとこさっとこ取り出した!
閑話休題…あとは強風だったので、張り綱を大きめの岩に結んだのだが、
岩といえども氷の上にゴロンと置いてあるだけなので、なんだか不安。
岩の置き場所を確定させるのにも時間を要した。
このへんは、ほんと経験を積まないとわかんないです。修行修行。
服装
・ベースレイヤー(パタゴニア キャプリーン1クルー)
・ミドルレイヤー(パタゴニア R1 フーディ)
・アウター(アークテリクス アルファLTジャケット)
・ボトム(アークテリクス ガンマARパンツ)
・タイツ(Skins ロングタイツ)
・グローブ(OR アドレナリングローブ)
・着替用靴下×3、下着×1
・耳当て
・防寒着(上:パタゴニア ダウンセーター、下:モンベル ダウンパンツ、足下:エレファントット ダウンシューズ)
・シューズ(モントレイル ヘリウムGTX)
・軽アイゼン(グリベル スパイダー)
・ストック(BD アルパインカーボンコルク)
・ヘッドライト(ペツル ティカ プラス)
食料
・あんパン、アップルパイ(昼食)
・袋飯/赤飯(夕食)、袋飯/山菜ご飯(朝食)
・コチュジャン鍋(液体パック/寒いところでは暖まります!)
・コーンスープ(粉末)
・カップラーメン(予備/リフィル)
・キットカット(氷点下ではカリッとしていておいしい!ウイスキーにも合う!お勧めです)
・エンゼルパイ(氷点下ではマシュマロが硬く、ザックの中でつぶれてお勧めできません)
・カロリーメイト
・コーヒー粉
・ホットコーヒー(サーモス350ml、冬はやっぱり500mlがほしい!)
・水(プラティパス2.5リッター/テント内でも凍るので抱いて寝ました。でも…やっぱ冷たい)
・酒(ナルゲン フラスコ / ウイスキー)
食器
・携帯用折りたたみ式お箸、スプーン、フォーク
・チタンカップ(900ml、450ml)
クッカー
・ガスストーブ(EPI レボ3700/問題なかったですが、寒さのためガスカートリッジがややパワー不足。厳冬期用の方がベターでした)
・アルコールストーブ(T's Stove 超軽ブラッシュ/寒中テストしようと持参したが寒くて実験する気になれず未使用)
BUGSLIFE さん、初めまして。こんばんは。
遅いレスですが実は同じ日に同じ場所で
テント張っていました。
私も始めての雪山テント泊でしたよ。いろいろ勉強になりました。
テントの写真を見ると私のテントは写ってないです。
反対の手前の手前?あたり。
それとも隣りのフライが夜に吹っ飛んだ方かな?
BUGSLIFE さんがテントを張られた場所はあたりは
おそらく風の通り道
すごい風でしたね。雪は降るしかと思えば
強風・・・で空は星空・・・
あそこのテン場は夏でもペグは打てないです・・・
ジャリ石がいっぱい
何本かを細めのペグを何本かもって行くとよいです
あとは石ころでですね
yasuhiroさん、こんにちは。
そーですかぁ、私がテントを張った場所は、風の通り道でしたか。
一応風は気にしたんですが、平らな場所を探すのに精一杯で。
勉強になります!
yasuhiroさんのテントは、私より
もうチョイくだったあたりに張られてましたか?
それにしてもあの風の冷たさ。。。
帰ってきてもしばらくは指の先がジンジンとしていて。
凍傷対策は私の今後の課題です。
フライが吹っ飛ばされた方もいたんですか?
私ならめっちゃ焦るなぁ&相当凹むかも。
でも良い経験でした。
またどこかの山でお会いできたらいいですね!
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