安達太良山 ＋和尚山〜箕輪山

2023年05月03日(水) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 27.6km
• 登り: 1,720m
• 下り: 1,690m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:35
• 休憩: 1:51
• 合計: 10:26

4:32 スタート地点
5:17 5:17 五葉松平
5:24 5:29 薬師岳
5:51 5:51 仙女平分岐
6:21 6:39 安達太良山
7:45 7:45 和尚山
7:52 7:55 三等三角点 前嶽
8:04 8:04 和尚山
9:12 9:12 安達太良山
9:22 9:23 沼尻分岐
9:34 9:36 石筵分岐
9:38 9:39 船明神山
9:43 9:43 石筵分岐
10:08 10:08 沼尻分岐
10:13 10:14 矢筈森
10:29 10:32 鉄山
10:43 10:43 鉄山避難小屋
10:53 10:53 笹平
11:13 12:20 箕輪山
12:34 12:34 笹平
12:48 12:49 鉄山避難小屋
12:57 12:57 鉄山
13:11 13:15 矢筈森
13:25 13:26 峰の辻
13:33 13:34 篭山
13:41 13:41 峰の辻
13:59 13:59 くろがね小屋
14:14 14:14 塩沢分岐
14:22 14:22 勢至平分岐
14:31 14:31 八の字
14:53 14:56 奥岳登山口
14:58 ゴール地点

天候

晴れ（風あり）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

あだたら高原スキー場の駐車場に無料で駐車可。開閉時間ありません。

コース状況／危険箇所等

登山届を出す場所があります。また帰ってきたときに下山届も提出必要です。
コースは安達太良山〜鉄山避難小屋は気持ちのよい稜線歩き。
安達太良山〜和尚山、鉄山避難小屋から箕輪山は、道に迷うことはないですが、灌木が道に張り出すなどしてなかなかの難路です。

その他周辺情報

奥岳の湯温泉があります。一般の方もたくさん来られます。
10:00〜19:00、大人700円、子供500円。

写真

5/3 4:25

あだたら高原スキー場の無料駐車場に車を停めて出発。

5/3 4:25

夜明け前の駐車場。まだまばらです。

5/3 4:44

薬師岳への登山道はリフトの下を行きます。朝日が差し始めました！

5/3 5:12

だいぶ登ってもうすぐ五葉松平。すっかり日が昇りました！

5/3 5:22

薬師岳手前で安達太良山（左）、矢筈森（中央の岩）、鉄山（右の岩山）、箕輪山（右奥）が見えました！

5/3 5:26

薬師岳（標高1322m）に到着！ロープウェーでこの近くまで来れます。

5/3 5:28

安達太良山山頂がはっきり見えます！

5/3 5:31

「ほんとの空」みえました！福島県出身の方はわかると思うのですが、「ほんとの空」って何のこと？と思う人も少なくないのでは？？　近代の彫刻家であり歌人でもある高村光太郎の詩集『智恵子抄』の「あどけない話」に、安達太良山の上に毎日出ている青い空が、東京にはないほんとの空だと、奥さんの智恵子さんが言っていた、という内容がもとですね。

5/3 6:07

雪渓を越えます。傾斜はありますがゆるやかなので、アイゼン、ストックなしで通過できました。

5/3 6:16

くろがね小屋方面からの道との合流点付近からの安達太良山山頂。もしかして本日一番乗り？

5/3 6:17

北方向の矢筈森と鉄山が見えました！岩ゴツゴツですね。背後は吾妻連峰。

5/3 6:19

安達太良山山頂直下に到着。正真正銘の「ほんとの空」ですね！

5/3 6:24

安達太良山頂（1699.7m）から磐梯山のアップ。手前は舟明神山。

5/3 6:25

北の稜線。矢筈森の岩山、堂々とした鉄山。その背後になだらかな箕輪山がちょこっとだけ。その奥は吾妻連峰。

5/3 6:25

東の二本松方面。奥で光っているのは太平洋ですね。海、見えるんですね！

5/3 6:27

南の和尚山への稜線。いったん大きく降りますね。これから行きます！

5/3 6:50

予想外でしたが、急斜面の雪渓を降らなければなりません。過去にシリセードで着地した痕跡もありましたが、ストックを出して慎重に降りました。

5/3 7:10

和尚山への登山道でみつけたショウジョウバカマ。これくらいしか花は見つけられませんでした。この道、笹は刈られていて迷うことはないですが、灌木が道を塞ぐなどして、なかなかの難路でした。

5/3 7:22

和尚山への登り。先ほどの雪渓以外には、残雪で困るところはありませんでした。

5/3 7:53

和尚山の三角点（1601.8m）に到着！ここは山頂（1630mくらい）から5分くらい降ったところにあります。眺望は南以外はいまひとつ。

5/3 8:10

和尚山から安達太良山へ戻ります。たどってきて、これから戻る稜線。岩場の荒々しい感じは見えないですね。

5/3 8:41

安達太良山が近づいてきました。中央やや右の小さい雪渓が難所です。

5/3 9:12

安達太良山山頂付近に戻ってきました。たくさんの人がいます。時間もないのでスルーして先を急ぎます。

5/3 9:13

これから行く矢筈森と鉄山方面。

5/3 9:17

振り返って安達太良山山頂。

5/3 9:23

来ました！沼ノ平!!　大迫力です!!!　写真じゃこの迫力は伝わらないですね。

5/3 9:24

沼ノ平の南岸を舟明神山（左奥）へ向かいます。

5/3 9:36

舟明神山の稜線に出ました。最高地点（1667m）は奥のハイマツ帯の中にあって、眺望もいまいちなので写真はあげません。

5/3 9:39

舟明神山から安達太良山。

5/3 10:09

沼ノ平のパノラマ写真。舟明神山から戻って安達太良山からの登山道との合流地点付近から。左に舟明神山、右の高い山がこれから行く鉄山。

5/3 10:14

矢筈森に寄り道。山頂（1673m）からの安達太良山と和尚山。

5/3 10:22

鉄山への登り。頂上へはガレ場を登ったあと、左手をトラバースして少し戻ると到着します。

5/3 10:32

鉄山の頂上（1709.4m）に到着！登ってきた安達太良山、和尚山、舟明神山が一望。安達太良山より鉄山の方が高いんですね。

5/3 10:34

鉄山頂上から東の展望。下の方にくろがね小屋が見えます。勢至平は真っ平らですね。右手奥には薬師岳。

5/3 10:36

今度は鉄山から箕輪山へ向かいます。なだらかですぐにいけそうですが・・・。

5/3 10:37

鉄山の避難小屋と吾妻連峰。中央やや左が最高峰の西吾妻山でしょうか。

5/3 11:15

箕輪山の頂上付近に到着。鉄山避難小屋から、いったんギュッと降って登り返します。なので鉄山山頂付近から見えた、すぐに行けそうという感想よりハードでした。鉄山もこちらから見ると岩場がなく、女性的な山容ですね。

5/3 11:15

箕輪山からの吾妻連峰、右手の吾妻小富士から左手の西大顛まで巨大な山塊ですね。

5/3 12:13

箕輪山の三角点（1718.5m）に到着。本日の最高点です。見晴らしがいいのは箕輪山の山頂やや西の巨岩が座っているところ。山頂はそこから藪の中をさらに東に行き、三角点はさらに東に降った猛烈な難路を進んだ先にあります。展望はありません。

5/3 13:00

鉄山付近からの沼ノ平のパノラマ写真。同じようなカットを何枚も取ってしまいますよね。

5/3 13:00

南の展望。矢筈森、安達太良山、和尚山と、歩いてきた山ともそろそろお別れです。写真ではわかりませんが、風が相当強くなってきました。

5/3 13:18

勢至平への降り道。シャーベット状の雪渓を越えますが、とくに危険は感じませんでした。

5/3 13:30

地図のルートにはありませんが、篭山に行ってみます。中央の大岩の左手を登ると登りやすいです。

5/3 13:33

篭山山頂（1548m）に到着！安達太良山山頂が見えてます。

5/3 13:44

くろがね小屋方面に下山します。また雪渓がありました！シャーベットになっているので、歩きにくいですね。

5/3 13:58

くろがね小屋に到着。建て替えのため、この3月31日に営業を終えています。ちょっと寂しいですね。

5/3 14:04

くろがね小屋から鉄山と矢筈森間の稜線を望みます。現在はこのルートは通行止めですが、35年前は登れた気がします。

5/3 14:12

降り道から、くろがね小屋と稜線を望みます。これで稜線も見納め。

5/3 14:22

帰りの登山道ではショウジョウバカマが見頃でした！

5/3 14:55

駐車場に戻ってきました。もう帰った人も多いと思いますが、けっこうまばらです。
おつかれ山！

撮影機器：

LUMIX DC-TZ95 パナソニック

感想

M-Jonen

高校生以来、35年ぶりの安達太良山。
ついでに周囲の山々まで脚を伸ばしました。

ルートは、安達太良山から鉄山避難小屋は稜線歩きで気持ちがいいですが、
安達太良山から南の和尚山、鉄山避難小屋から北の箕輪山は、なかなかの難路でした。
堅い灌木が登山道に張り出しており、頭や腕、脚にぶつかります。
また、和尚山も箕輪山も、三角点が最高地点でなく少し下がったところにあるのですが、
そこまでの道がまた難路でした！

「ほんとの空」も見えたし、沼ノ平の爆裂火口とともに、稜線歩きは楽しかったです。
時間が経つにつれて風が強くなる印象でした。
13時すぎにくろがね小屋方面に降りる頃は、
砂嵐のような感じで、砂があたって痛かったです。

35年前に見ていた景色とほぼ同じなのでしょうが、
高校生時代は何度も来ていたせいか、あまり感激していなかったような気がします。
というか、安達太良山の印象は、風が強いとか、吹雪とか、霧とかで、
あまりいい天気だった記憶もありません。
もしかしたら、「ほんとの空」もこれまで見ていなかったかも？

くろがね小屋や温泉にも当時はお世話になりました。
老朽化で建て替えとはいえ、少し寂しいですね。
ともかく、今日はいい山行になりました！