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Yamareco

記録ID: 5448547
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

雨乞岳真西第一尾根↑西尾根↓奥の畑一の谷を下る

2023年05月03日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:58
距離
13.2km
登り
899m
下り
888m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:49
休憩
0:05
合計
7:54
距離 13.2km 登り 903m 下り 901m
7:37
5
7:42
7:43
17
8:00
10
8:10
8:11
118
10:50
10:52
166
13:38
7
13:45
15
14:05
22
14:44
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
真西第一尾根:概ね尾根通しで歩ける快適な尾根だが、途中痩せ尾根で急勾配の所があり、注意が必要。
西尾根:踏み跡明瞭。尾根は明瞭だが、途中一の谷側がガレている所で左の尾根へ乗り換えが必要。真っ直ぐ行き過ぎないように地形をよく見ながら下る必要あり。
奥の畑一の谷:広がりのあるゆったりとした谷。谷の最後の方で右岸から左岸へ渡渉が必要。
上記コースはすべてバリエーションルートに当たると思われます。
蓮如上人小屋の手前。新緑がいい感じです。
蓮如上人小屋の手前。新緑がいい感じです。
奥の畑一の谷に取り付き、これから登る一の谷左岸尾根=雨乞岳真西第一尾根(勝手に命名)を見上げる。取り付きはちょっと急登。
奥の畑一の谷に取り付き、これから登る一の谷左岸尾根=雨乞岳真西第一尾根(勝手に命名)を見上げる。取り付きはちょっと急登。
尾根筋は明瞭で快適です。
尾根筋は明瞭で快適です。
根っこウネウネ。
根っこウネウネ。
この付近、痩せ尾根&急登でちょっと注意が必要です。
この付近、痩せ尾根&急登でちょっと注意が必要です。
快適な登高が続きます。
快適な登高が続きます。
第一尾根はだんだん不明瞭になり、広がりのある斜面になります。
第一尾根はだんだん不明瞭になり、広がりのある斜面になります。
足元にはフモトスミレ。
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足元にはフモトスミレ。
このアセビが尾根の分岐点の目印になりますかね。
このアセビが尾根の分岐点の目印になりますかね。
ここからは尾根芯がちょっとうるさそうですが…
ここからは尾根芯がちょっとうるさそうですが…
すぐに快適な疎林になります。
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すぐに快適な疎林になります。
P1048の手前には清水の頭を横に見る大展望地が!
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P1048の手前には清水の頭を横に見る大展望地が!
清水の頭から綿向山までのパノラマ。
清水の頭から綿向山までのパノラマ。
あまりに気持ちいいのでおやつタイムにしました。清水の頭の稜線を歩く人影を見ながらの至福のひと時です。
あまりに気持ちいいのでおやつタイムにしました。清水の頭の稜線を歩く人影を見ながらの至福のひと時です。
草付きの斜面が出てくると西尾根との合流までもうすぐです。
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草付きの斜面が出てくると西尾根との合流までもうすぐです。
合流!緑テープが分岐の目印ですね。
合流!緑テープが分岐の目印ですね。
西尾根上部から清水の頭と綿向山。
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西尾根上部から清水の頭と綿向山。
雨乞山頂。人が多いのですぐに西尾根に引き返す。
雨乞山頂。人が多いのですぐに西尾根に引き返す。
雨乞西峰に到着。好天の大展望!杉峠の頭からイブネ台地、遠くには釈迦ヶ岳、御池岳が見えます。ここでお昼にします。ザックを入れた写真は何となくonetotaniさん風。
雨乞西峰に到着。好天の大展望!杉峠の頭からイブネ台地、遠くには釈迦ヶ岳、御池岳が見えます。ここでお昼にします。ザックを入れた写真は何となくonetotaniさん風。
タイジョウとカクレグラの稜線。
タイジョウとカクレグラの稜線。
西尾根も快適な尾根です。途中の尾根が分岐する所はちょっと注意が必要ですね。
西尾根も快適な尾根です。途中の尾根が分岐する所はちょっと注意が必要ですね。
西尾根から奥の畑一の谷へ下るところの鞍部です。下から見上げた写真ですので一の谷は右方向です。
西尾根から奥の畑一の谷へ下るところの鞍部です。下から見上げた写真ですので一の谷は右方向です。
足元にはフデリンドウ。
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足元にはフデリンドウ。
一の谷に降りてくるとヤマシャクヤクの小群落があちらこちらにありました。
一の谷に降りてくるとヤマシャクヤクの小群落があちらこちらにありました。
ちょうど見頃の株。
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ちょうど見頃の株。
こんな感じの場所です。右下がヤマシャクヤク。
こんな感じの場所です。右下がヤマシャクヤク。
やがて緩やかに広がる谷になります。本当に気持ちの良い所です。
やがて緩やかに広がる谷になります。本当に気持ちの良い所です。
ここ一帯だけにヤマザクラがまとまって生えています。
ここ一帯だけにヤマザクラがまとまって生えています。
こちらはウワミズザクラとの共演。
こちらはウワミズザクラとの共演。
ヤマザクラの個体によって早咲きと遅咲きがあるようです。
ヤマザクラの個体によって早咲きと遅咲きがあるようです。
この辺を「桜平」と命名!(また勝手なことを…)
*ウワミズザクラもあるので修正しました…
この辺を「桜平」と命名!(また勝手なことを…)
*ウワミズザクラもあるので修正しました…
谷を下ってくると、またヤマシャクヤクの小群落があります。
谷を下ってくると、またヤマシャクヤクの小群落があります。
こう写真を撮ると大きな群落に見えますね。
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こう写真を撮ると大きな群落に見えますね。
今日この谷を下っていて、栃の大木を見ました。まるで奥の畑の主様のようです。
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今日この谷を下っていて、栃の大木を見ました。まるで奥の畑の主様のようです。
こちらの大栃は一の谷の主様として、訪れるたびご挨拶に伺うことにしました。
こちらの大栃は一の谷の主様として、訪れるたびご挨拶に伺うことにしました。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 タオル ストック カメラ

感想

雨乞岳の西尾根に何度か登っているうちに、真西尾根の存在をヤマレコから知ることになりました。西尾根上部から南を見ると魅力的な尾根があるのは知っていたのですが、中々歩くことが出来ずにいました。

onetotaniさんが上げてくださっていたレコを参考に、私なりのルートを計画しました。奥の畑一の谷は私の好きな谷ですので、これはぜひ歩きたい。そうなると初めての尾根は登りに使うほうがルートの見定めがやりやすいだろうと考えました。

真西尾根は1000m付近から北西と南西に大きく尾根を分けます。北西に分かれる尾根はまだレコを見たことが有りませんので、こちらをターゲットとしました。また、一の谷を登っているといつも右手にスカイラインが見え、気持ちよさそうなイメージを持っていましたので、一の谷左岸尾根から登ってみようと思いました。この尾根が北西の尾根群の中で長い事と、奥の畑谷に入ってから一番目の尾根である事から、真西第一尾根と呼ぶことにしました。今回は真西第一尾根を登り、西尾根から一の谷へ下るルートを設定しました。

奥の畑一の谷へは谷の合流点から少し上流から渡渉すると行きやすいです。渡渉後、すぐに左岸尾根末端部の平坦地に着きます。ここには窯跡も有り、古人も拠点にしていた所なんでしょうね。尾根の取り付きは急ですがすぐに明瞭な尾根筋になります。左手には一の谷が疎林越しによく見えます。この尾根は本当に気持ちよく、また、歩きやすい尾根です。途中800m付近は痩せ尾根の急登があるので、ここだけは注意しなければいけませんが、後は尾根に誘われるままに登り詰めるだけです。

やがて第1尾根は南側の第2尾根と合流し広やかな尾根になります。なおも高度を上げていくと、南西の尾根と合流し南斜面がガレている見晴らしの良い所に出ます。この場所は清水の頭を横から見ることのできる特別席ですね。思わずおやつ休憩を取りました。清水の頭の稜線には人影が見えます。奥の畑谷の新緑が斜面を這い上がっていきます。ガレの下の方は鹿がぞろぞろ横切っていきました。

1050mくらいから草付きの斜面となり、一気に高度を上げていきます。息が上がってくる頃、西尾根に合流しました。雨乞岳は人が多いのでピークに立つとすぐに踵を返し、西峰へ進みました。誰も人がいないことを願いつつ到着すると期待した通りの大展望です。この景色を独り占めできる幸せを感じながら昼飯にしました。

さて、ここからは地形もよく把握している西尾根ですが、ぼんやりしていると尾根を外してしまうことがあるので注意しながら下りていきます。一の谷側に古い崩壊の跡が見えてくると、左側の尾根に進みます。ここをやり過ごせば、後は一の谷へ下る鞍部まで問題ありません。

一の谷は広やかで疎林の心落ち着く谷です。ちょうど新緑がきれいなタイミングでしたので、今日ここに来れて本当に良かったです。ヤマシャクヤクも見頃の物がありましたし、ミソサザイの美しいさえずりや、アカゲラの迫力のあるドラミング、遠くでは間の抜けたアオバトの鳴き声がしてきます。癒やされながら歩いていくうちに、ヤマザクラが4本ほどまとまって生えている所に来ました。冬に歩いたときには桜があることは確認していましたが、花の時期に間に合ったのですごく特別な空間のように感じました。「桜平」と勝手に名前をつけて一人で盛り上がっています。

「桜平」から少し下ると、左側に大栃が立っていました。二人がかりでも手が回らないくらい太い幹をしています。「奥の畑の主様」であるシオジの木に対して、「一の谷の主様」と言っても良いほどの貫禄はありますね。これから訪れる度ご挨拶に参ります。

今日も本当に良い一日でした。

参考にさせてもらったonetotaniさんのレコです。ありがとうございました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1560059.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4795615.html

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