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Yamareco

記録ID: 545430
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

大日岳

2014年11月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
10:06
距離
23.1km
登り
2,130m
下り
2,131m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:02
休憩
1:05
合計
10:07
4:19
37
スタート地点
4:56
5:01
9
5:10
5:16
114
7:10
7:20
141
9:41
9:45
27
10:12
10:17
9
10:26
10:35
92
12:07
12:30
80
13:50
13:50
6
13:56
13:57
5
14:02
14:04
3
14:07
14:07
4
14:11
14:11
8
14:19
14:19
7
14:26
ゴール地点
天候 曇り後雨、稜線は霧
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
称名道路桂台に駐車。朝7時まで閉鎖の桂台ゲートを自転車で通過。藤橋ゲートは深夜も開放していた。
コース状況/
危険箇所等
牛ノ首までは完全夏道、大日平小屋まで一部雪上だが概ね夏道、標高2200m位まで雪上・土上交互、大日小屋まで概ね雪上だが時々切れる、大日岳山頂まで完全雪道
夜間閉鎖中の桂台ゲート横を自転車引いて通過
2014年11月09日 04:20撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/9 4:20
夜間閉鎖中の桂台ゲート横を自転車引いて通過
称名滝遊歩道中途の大日岳登山口の案内板
2014年11月09日 05:09撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 5:09
称名滝遊歩道中途の大日岳登山口の案内板
夜も開けて牛ノ首を過ぎ、大日平の木道末端に到達
2014年11月09日 06:32撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 6:32
夜も開けて牛ノ首を過ぎ、大日平の木道末端に到達
大日平から大日岳方面を望む。この辺の木道は古い。
2014年11月09日 06:41撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 6:41
大日平から大日岳方面を望む。この辺の木道は古い。
大日平からの天狗山。ここは木道が新しい。
2014年11月09日 06:57撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 6:57
大日平からの天狗山。ここは木道が新しい。
ラムサール登録湿地を示す、立派な銘票。大日平のど真ん中にある。
2014年11月09日 07:02撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 7:02
ラムサール登録湿地を示す、立派な銘票。大日平のど真ん中にある。
冬じまいの大日平山荘
2014年11月09日 07:16撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 7:16
冬じまいの大日平山荘
大日平山荘から大日岳方面を望む。
2014年11月09日 07:17撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/9 7:17
大日平山荘から大日岳方面を望む。
山荘を出てから標高2100m位まで、何度も沢を横切る。
2014年11月09日 08:20撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 8:20
山荘を出てから標高2100m位まで、何度も沢を横切る。
標高2300m辺り、ほぼ雪道になった。
2014年11月09日 09:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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標高2300m辺り、ほぼ雪道になった。
大日小屋前の鞍部に出た。霧で小屋はぼやっとしか見えていない。
2014年11月09日 09:39撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 9:39
大日小屋前の鞍部に出た。霧で小屋はぼやっとしか見えていない。
雷鳥出現、3羽が少し離れて歩いていた。
2014年11月09日 10:07撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/9 10:07
雷鳥出現、3羽が少し離れて歩いていた。
こちらは冬羽への換羽が一番進んでいた。
2014年11月09日 10:08撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/9 10:08
こちらは冬羽への換羽が一番進んでいた。
ここだけ雪の少ない大日岳山頂
2014年11月09日 10:13撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/9 10:13
ここだけ雪の少ない大日岳山頂
大日小屋から標高差100m位降りると、霧の下になり下界が見えて来た。
2014年11月09日 10:45撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/9 10:45
大日小屋から標高差100m位降りると、霧の下になり下界が見えて来た。
牛ノ首から下の急坂、ロープと梯子の連続地帯に突入する。
2014年11月09日 13:07撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/9 13:07
牛ノ首から下の急坂、ロープと梯子の連続地帯に突入する。
登山口に下りて、称名滝見物に寄り道。
2014年11月09日 13:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/9 13:59
登山口に下りて、称名滝見物に寄り道。

感想

当初土曜日の日帰りで計画したが、都合で日曜日となり、日曜は午後から雨予報で山中雨か雪を覚悟しつつなるべく早く下りて来ようと早朝出発とした。称名道路は朝7時まで閉鎖でそれからでは遅いので、車に自転車積んで行き4時過ぎに桂台の有料道路分岐の下に駐車、自転車引いてゲート脇を抜ける。皇子首までは3.5kmの道のりで標高300m上がる、自転車には辛い登りである。一汗かいて皇子首の称名レストハウス前に到着。ここからの遊歩道は自転車禁止と掲示が出ている。誰もいないので自転車で入ってしまえば行けるのだが、ここは結構うるさいことは知っていて、管理の人に追い返されたこともある。下山して来た時に見つかると面倒かも知れないので、大人しくここに自転車をデポして歩き出す。

滝までの中間点、「大日岳登山口」から山道に入る。始めは緩やかな「普通の」山道だが、次第に急となり、猿ヶ馬場から牛ノ首の鞍部に至るまでが核心部、ローブ、梯子がかけられた岩場、ガレ場の連続となる。それでも今は、春先雪解け後のあちこち崩れた状態と比べれば、一通り修復、整備の行われた安心な道だ。牛ノ首の鞍部からやや痩せた尾根筋を上がり、台地の上に上がって来たと感じられて木道が登場すれば大日平の西端に乗ったことになる。

昨日登ったtara9797さんが大日小屋への沢筋で熊に接近していたのではないかと書いているが、今回僕の場合登山口から割と間もなくで、横の笹薮の中でガサゴソと何者かが動いているような音が聞こえ、さては熊かと不安になった。熊鈴をつけてはいるのだがどうも音が小さく、ザック肩にぶら下げているシエラカップをガンガン叩いていた。それが効いたかはわからないが、その後は何事もなかった。折しも7日に、近くの芦峅寺で、わなにかかったが逃げ出した熊に地元の男性がやられて大けがをする事件があった。そんな熊だとすると、攻撃的になっていて一層危ないかもしれない。

大日平の木道は、西端部分は古ぼけて朽ちかけたものが多いが、中間から大日平小屋までは真新しく綺麗なものばかりである。ラムサール条約登録湿地であることの立派な銘票を見て納得する。2012年の登録なので、2013、2014年の2年間で整備が進んだのだろう。残りも来年には整備されると思われる。古いのは濡れると滑りやすいが、新しいのは安心で有難い。所々残った雪を踏むが、まだ大半は無雪状態で大日平小屋に着く。冬仕舞い状態で外のベンチだけは使える。

大日平小屋から先に進むと、いきなり木道が雪に隠れた道となったが、その後はしばらく雪上と地上とを繰りかえす。一旦下って沢を渡り、だんだんまともな登りになって行くが、標高2100m辺りまで何度も沢を横切るので水の心配は要らない。この間に霧の中となり、その後はつづら折れの急坂から、東向きのトラバース道では雪を踏む割合が多くなり、道が緩くなって大日小屋がぼやっと見えて来て、鞍部に到達した。

霧で風が吹くだけでも濡れるが、雨交じりになって来ていたので、大日小屋前の鞍部で完全雨装備とした。周りは雪景色だが、上からは雨だ。今日富山では暖かめの最高20度だと言うので、2500mまでは雨、3000m位まで行って雪なのだろう。

大日岳まであと一息、概ね稜線の北寄りを行く。昨日と思われるトレースで迷う心配はないが、所々雪に潜る。でもまだ膝上になることは殆どない。途中で雷鳥出現、3羽いた。半分かそれ以上白くなっていたが、程度に個体差が少しあるようだ。その後間も無く、山名票とケルンのある山頂に着いた。ここだけは雪に埋もれずに地面が見えている。風雨が冷たいし霧で何も見えないので、証拠写真だけで直ぐ引き返し、大日小屋前の鞍部も通り越し、その直下のハイマツの間、風を避けられる場所で一息ついた。

雨は強くはないが一貫して降り続いている。もうひたすら下るだけだ。今度は少しずつ、雪の割合が減り土の割合が増えて行く。上部の急坂よりも、緩やかになって木道となり、こちらは古い物ばかりで滑りやすく、傾斜があって雪がうっすら残っている所が特に危ない。何度もヒヤッとし、一度は見事に転んでしまった。大日平小屋に戻って来てラーメン休憩。

標高を下げて来ると雨も弱まり、気温も上がって濡れていても手足が冷たくはなくなった。大日平の木道は良いペースで歩け、牛ノ首から下の急坂に突入する。ここを無難にこなし、枯葉を踏む楽な道となって、時折舗装道路が見下ろせるようになって遂に登山口に飛び出す。ここで出会う観光客が本日初めて顔を合わせる人達だった。一旦称名滝を見に坂を上がり、皇子首に戻って自転車を取り戻すと、後は桂台まで10分足らずのダウンヒルで行動終了となった。

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コメント

お初です
名前を挙げていただいたtara9797です
僕はその沢の写真のロープを行っちゃだめだと気が付かず沢登りしてました。
まだまだ経験が浅いので大きな過ちとならずホッとしてます。
ピークのガスは残念ですが、雷鳥が見れたのはとても羨ましいです。
また参考にさせて頂きます<(_ _)>
2014/11/10 20:47
Re: お初です
こちらも初めまして、ですちゃ。
剱岳が見えて良かったですね。僕も初めの予定なら土曜日だったので会っていた筈でした。
またどこかで、よろしく
2014/11/11 11:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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