巻機山 新緑眩しいブナの森＆ほぼ360度の大パノラマ・・・❝巻機ブルー❞・・・と今年お初の❝喪黒福造❞・・・ドーーン！
新潟県
クライムジャンキー
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:51
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,357m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:33
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場前泊の登山者が増えそうです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは桜坂駐車場トイレ前、桜坂駐車場登山口にあり。登山道に特に危険箇所はありません。六合目前後の残雪箇所の道迷い・・・ルートミス・・・そして、踏み抜きに要注意。ニセ巻から御機屋間の残雪区間は米子沢への滑落に要注意です。残雪区間の日中はチェーンスパイクや軽アイゼンは必要ないと思います。※滑り止めを付けると安心する方は是非付けて下さい。朝早かったりして、雪渓が凍っている場合はチェーンスパイクや軽アイゼンは必須。夏道がかなり出ていますが、残雪区間はピンクリボンが分かりにくいですし、少ないので要注意。 |
| その他周辺情報 | 下山後の日帰り温泉は｢金城の里｣(350円)がお薦めです。月曜日が定休日です。肌がすべすべして気持ち良い・・・。美人の湯ですので、美人の方はもっと美人になりますし、それなりの方は美人になります・・・。 お土産には 高千代酒造株式会社「純米吟醸酒巻機」、八海醸造株式会社｢清酒坂戸山」を是非・・・「飲みやすくスッキリした味わい」ですよ！ そして お酒好きの方には❝雄々しくキリッと締まった原酒の味わい❞の八海醸造株式会社「清酒金城山」もお勧めです。 |
写真
ムラサキヤシオツツジ発見。一つの枝から複数の花が咲きます。これは3輪。葉っぱは5枚。※よく似ているユキグニミツバツツジは一つの枝から花は必ず1輪しか咲きません。当然葉っぱは3枚です。
4
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー（登山中毒者）でございます。
誰かが 言っていました、巻機山には大きな土手が二つ（ニセ巻と巻機山本峰）あると・・・改めて同感です。いや・・・牛ヶ岳まで入れると大きな土手が三つかな・・・？優しい女性的な山容が北アルプスの薬師岳によく似ていると思います。ですから、仲間内では 巻機山の事を❝スモール薬師岳❞と呼んでいます。
さて 2,023年第一回月例巻機山登山は雲一つ無い超快晴の中、K姐さんと二人で登って参りました。昨日の古峰山の疲れはほとんどありませんが、久し振りに早朝からスタートする登山ですので、チョット眠い・・・。予定より13分遅れのAM5:13に桜坂駐車場をスタート。てんくらの巻機山の予報は晴れでA判定。山頂付近の日中の最高気温は0度で風が10m位と寒い予報でした。登山道上の残雪区間は6合目の前後とニセ巻から御機屋間にあるだけでした。僕もK姐さんはトレッキングシューズのツボ足で全て歩き通しました。心配の方は軽アイゼンやチェーンスパイクを使用すると良いと思います。AM5:00過ぎの桜坂駐車場の先行車両は1台のみ。今日は、静かな巻機山ですね。2名の男性に追い抜かれて、その後、5名位の方々とスライドしました。
AM5:13のスタート時の気温は10℃位でチョット肌寒いので、ストレッチシャツに半袖シャツにフリースを着て、その上にソフトシュルを着て歩き始めます。これで、丁度良い・・・。しばらくは樹林帯ですし、まだ日も差さないので丁度いい感じです。しかし、4合目手前辺りでは小鳥の鳴き声も聞こえて来ます。先日、坂戸山野鳥観察会に参加しましたが、まだ鳴き声だけでは何という名前の鳥か分かりません・・・。五合目に到着すると、南西方面に大源太山〜七ツ小屋山、武能岳、万太郎山、仙ノ倉山が良く見えます。東には米子沢、ニセ巻西側斜面が良く見えます。そして❝巻機ブルー❞・・・が、とっても綺麗に見えます。六合目に向かうとブナの美人林を左に見ながら夏道の登山道を進みます。しばらく歩くと、登山道上に雪が出て来て、夏道は完全に見えなくなります。
綺麗なブナ林の残雪区間を南の米子沢側から北の割引沢、ヌクビ沢側へ斜めに横切って行きます。分かりにくいですが、赤いリボンと先行者のトレースを頼りに慎重に進みます。ルーファイが大変ですが、この時期限定の残雪の白とブナの新緑の緑と❝巻機ブルー❞の青がとっても綺麗です。これだから、毎年ここに来たくなりますよね・・・。ここだけで帰ってもイイくらいです・・・。まあ、天気も良いですし先を急ぎます。六合目は夏道となっていて、その上のいつもの休憩ポイントで手作りサンドウィッチを半分食べ、リスタート。しばらく歩くと、またまた、登山道上に雪が出て来て、夏道は完全に見えなくなります。リボンを頼りに進みますが・・・七合目も雪の下・・・。
七合目地点で展望も開けますので、南から西までの絶景を画像に収めます。谷川連峰方面、苗場山方面、妙高山と火打山方面、そして今日は北アルプスも白馬岳方面が少し見えます。七合目上から八合目〜ニセ巻までは夏道が出ています。八合目からの富士山も期待していましたが、今日は富士山と佐渡ヶ島は見えませんでした。八合目過ぎると東側の山々も見えて来ます。赤城山、武尊山、皇海山、日光白根山、至仏山、笠ヶ岳、燧ヶ岳、平ヶ岳etcが良く見えます。ニセ巻稜線に出ると巻機山本峰が見えて来ます。先行者が山頂稜線上を歩いているのが良く見えます。ニセ巻で、またまた360度の画像を納め、雪の上を避難小屋へ下ります。避難小屋から御機屋間は三分の一位は夏道が出ています。しかし、残りの三分の二はちょっと硬めの雪ですので、キックステップ必須です。僕は持って行きませんでしたが、チェーンスパイクか軽アイゼンがあると安心して歩けると思います。まあ、無くても 注意して歩けば全く問題ありません。
御機屋に到着するも、30cm位に積雪あり。東側の長椅子は一部出ています。僕はザックをデポしてそのまま巻機山本峰へ向かいます。御機屋先から巻機山本峰までの間は、完全に夏道です。三ツ池の喪黒福造も今年は完全に顔を出していました。巻機山本峰で大パノラマの写真を撮り、お腹が空いたので、直ぐに御機屋に戻りモグモグタイム（ランチタイム休憩）。風が少しありチョットだけ寒いですが、我慢できる範囲でしたので・・・僕はいつもの様にカップラーメンを頂き、食後にインスタントコーヒーをまったりと頂いていると・・・なんとなんと・・・山友のHさんが御機屋まで登り上げてきました。※昨年の晩秋に古峰山〜愛宕山に一緒に登っていますし、マイホームマウンテンの坂戸山でもちょくちょくお会いします。これで、三人でわちゃわちゃと山談義やら・・・世間話に花を咲かせます。約40分ゆったりと休みましたので、かたずけをし、名残惜しいですが、下山開始。相変わらず、目の前には絶景が広がります。
滑り止めが無いので、慎重に下ります。イヤーッなニセ巻の登り返しを何とかこなし・・・順調に下ります。しかし、七合目から六合目下のブナ林の残雪区間で、小さいルーファイミスを繰り返しながら無事に五合目上の夏道に出る事が出来ました。そして、五合目からは樹林帯を順調に下りPM1:46に桜坂駐車場に到着。
本日も無事に楽しい山歩きが出来ました。
眺望は妙高山、火打山、北アルプス白馬岳方面、鳥甲山、苗場山、岩菅山、谷川連峰、赤城山、武尊山、皇海山、日光白根山、笠ヶ岳、至仏山、燧ヶ岳、平ヶ岳、荒沢岳、越後三山、米山、刈羽黒姫山etcが良く見えました。残念ながら富士山、佐渡ヶ島だけは見えませんでした。
雪が消えたばかりの所にはスプリングエフェメラルが・・・、日当たりの良い所には 初春の花が咲いていました。イワカガミ、イワウチワ、イワナシ、オオカメノキ、ショウジョウバカマ、タムシバ、ムラサキヤシオツツジ、アズマシャクナゲ、コシジオウレン（ミツバノバイカオウレン）、シキミ、ツルアリドオシの赤い実、ヒメアオキの雄花＆雌花＆赤い実、ナエバキスミレ、クロモジ、オオタチツボスミレ、スミレサイシン、ニョイスミレ、センボンヤリetcが見られました。
大体月例で登っているので来月 また登ります。そして7年前の秋初めてチャレンジした避難小屋泊も 近々に・・・天の川を始め満天の星空とご来光＆富士山＆佐渡ヶ島＆北アルプス・・・etc。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。そして、世界が平和になります様に・・・。
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