硫黄岳無酸素単独登頂


- GPS
- 08:50
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,349m
- 下り
- 1,348m
コースタイム
天候 | 快晴!無風(ただし山頂&直下以外) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<クルマでのアプローチ> 前回の天狗の時は中央高速もチェーン規制で一般市街地含めスタッドレスかチェーン必須の路面状況でしたが、今回はトランクのチェーンを使うことなく夏タイヤで美濃戸口まで行ってしまいました。手前数百メートルのみ凍結気味でしたが…。 なお、諏訪南インター出口から美濃戸まですぐ着きますので、お買い物はインター付近のファミマでしないと以降何もありません(今回失敗しました。。。)。 なお、美濃戸口と美濃戸の間は相当ツルツルですので並みのクルマではかなりしんどいと思います(今回スタック車1台見ました)。 <登山コース> 駐車場からすぐ、美濃戸方面の林道は一部日当たりの良い場所を除き雪と氷の路面です。登りでもアイゼンを履きたくなるような箇所もありました。 トレースはすべて残っていました。特に赤岳鉱泉までの北沢コースは迷いようがない感じ(南沢は最近迷いやすいらしいし)。適度に圧雪された感じでノーアイゼンの方が早く歩けるでしょう(但し、午後に下る場合は日陰となりクラストする箇所多数でアイゼンを履かないとすっころぶでしょうね)北沢からは大同心・小同心が非常に綺麗&ダイナミックです。 赤岳鉱泉から赤岩の頭にかけてのルートは踏み固められておらず、足をとられがちでやや歩きにくい。 赤岩の頭から山頂まではクラストした雪がアイゼンをよく噛み歩きやすいが、冷たい強風と山頂直下の岩峰の巻くトラバースが非常に怖いです。。。 |
写真
感想
タイトルはもちちろんオフザケですが、異様なまでに澄んだ空の青と、八ヶ岳の白い高峰が間近に迫るなか、南・中央・北アルプス、上越国境や奥秩父の山塊などがすべてクリアに遠望できる世界は初めてでした。まさにヒマラヤ・・・?そんな気分になった次第です。。。
また、短いながらも、赤岩の頭から硫黄岳山頂(20分程度)はそれら遠望もあいまって結構な高度感。しかも、冷たい強風は前回の天狗ほどではなく、体が押されるレベルではないけれど兎に角冷たい!途中で居合わせた単独の方がザックにつけていた温度計を見せていただいたところ、何とマイナス20℃よりも針が振れている!んな馬鹿なとお思いかもしれませんが、事実です。特に山頂の風の冷たさは格別でとても十数分単位で滞在するのは無理でしょう。
あと、基本情報でも書きましたが、山頂のすぐ下にある岩峰(火が灯ったローソクみないな岩)の右を巻くところ、あそこはコワイですョ!ごく短い箇所で多分難しい場所ではないんですが、滑ったらアウトなので余計なプレッシャーがかかる所です(余裕がなく写真は撮れず)。雪山初級者向けとされていない所以でしょうね。赤岩の頭付近は数年前に雪崩事故があったようですし、今回見たら確かに斜度といい雪のつき方といい、崩れかねない感じがありました。
今回は天候その他コンディションは申し分なかったですが、自分の内的コンディションはいまいち、っつーかいろいろ悪かったので、難儀しました。
年末から1月中、異常に仕事が忙しくろくに寝れない日が続いたため疲労が溜まっていました。赤岳鉱泉までは何てことないんですが、赤岩の頭までの樹林の登りでバテるわ右足の付け根が痛くなるわで時間かかりすぎでした。
ちなみに、このコースで最もつらいのは下山時の林道歩きではないかというぐらい長いですなあ。2回目で覚悟はしてましたが。スキーで下りたい感じですね。
honsamaさん、はじめまして。
youtaroと申します。
私も昨日硫黄岳へ登ったのですが
honsamaさんのコースタイムを見ると、
赤岳鉱泉からの樹林帯の途中で
すれ違っているようです
それにしても昨日はほんとうに天気に恵まれ
ましたね。
風も弱く、こんなに素晴らしい景色が見られて
いいの?と思うほどでした。
この時期の八ヶ岳はアクセスも良く、
癖になりそうです。。。
それではまた。
youtaroさん
コメントありがとうございます。
youtaroさんの記録拝見すると、確実にすれ違ってますねえ。お二人連れですか…うーん、あそこの樹林帯ではヘバってたので記憶にないのが残念です。
八ヶ岳で記録を探し、これまでも記録はたびたび拝見していたよーな気がします。
それにしても昨日は本当にいい天気&絶景でした。僕の記録タイトルは大袈裟ではありますが、あの青と白の世界はずーっと見てて飽きないですね♪
それにしても、コースタイム早いですね。。。御見それしました。
今後も記録、拝見させてもらいます。
それでは取り急ぎ。
はじめまして、honsamaさん
k_shimagと申します。
同じ日、権現の山頂では-12℃くらい、風も無くさほど寒さを感じませんでした。同じ八ヶ岳でも硫黄岳では厳しいのですね。びっくり
修行して、挑戦してみたいと思います。この日くらい条件の良い日が週末にあると良いのですが。
honsama
Y-chanと申します。
コメントされている山頂直下の岩峰、それに赤岩の
頭への斜度、、、。
何れも、怖いと思いました。
あの斜度、雪崩が起こって不思議ではなく、、、。
あまり、そうしたコメントされる方少ないですが、、、。
私は同感です。
Y-chan
K_shimagさん
書き込みありがとうございます!
同じ頃に権現岳行かれたいたんですねえ。天気の読みはずばり的中ってところですかね。「微風」という表現がうらやましいくらい午後2時ごろの硫黄岳が風が強かったですが・・・。実感としてそれほど寒くはなかったので自分で意外なほどでした(大晦日の天狗岳の方がよほど寒かったです)。
youtaroさんの硫黄岳登頂時間とK_shimagさんの権現岳登頂時間はほぼ同じ・・・。なぞはその辺にあるのでしょーか?
もう一つ、思い当たることがあるとすれば、たまたま居合わせた方のザックで見た温度計ですが、その方は赤岩の頭よりちょい上でしばらくザックを置いて写真撮影に集中されていたようでした。つまり、より地表近い温度を拾っていた可能性はあります。
いずれにせよ、権現と硫黄でそんなに差があるとは思えません(時間差による風の強弱を考慮しても)。
ちなみに、硫黄岳より権現岳の方が雪山としてはグレード、上だと思います。三ツ頭からは登ったことないので何とも・・・ですが、編笠山経由で無雪期登った感じでは、山頂の狭さといい、営業小屋の無さといい、冬は厳しいだろうと思います。
お互い、安全登山でかんばりましょう!
Y-chanさん
書き込み、ありがとうござます!
事前の情報収集で赤岳や前回の天狗の記録は拝見しています。慎重に事を運ばれるスタイル、いいです。
僕はまだ×3若輩ですが、赤岩の頭の直下でふと上を見上げた時、本能的にヤバさを感じました。数年前の雪崩で犠牲者が出ている(その時は「こんなところで・・・」みたいな評価だったようですが)のを知っていたので、急いで通過しました。もちろん帰りも・・・。
あと、山頂直下の岩峰通過ですが、あそこは高度感がありますし、スタンスもあまり広くないですよね。しかも滑ったらかなりの長さを落ちますし。。。ガイドブック等にはほとんど書いてませんが、無雪期に歩いた時を思い出し警戒してましたが案の定でした。
自分も単独が多いので、一人で対処できない箇所には相当注意を払います。記録をある程度詳しく書くのは、他の方の参考になれば・・・との思いですが(自分もそうなので)、危険箇所もちゃんと書かないといけないと思っています。
Y-chanさん
書き込み、ありがとうござます!
事前の情報収集で赤岳や前回の天狗の記録は拝見しています。慎重に事を運ばれるスタイル、いいです。
僕はまだ×3若輩ですが、赤岩の頭の直下でふと上を見上げた時、本能的にヤバさを感じました。数年前の雪崩で犠牲者が出ている(その時は「こんなところで・・・」みたいな評価だったようですが)のを知っていたので、急いで通過しました。もちろん帰りも・・・。
あと、山頂直下の岩峰通過ですが、あそこは高度感がありますし、スタンスもあまり広くないですよね。しかも滑ったらかなりの長さを落ちますし。。。ガイドブック等にはほとんど書いてませんが、無雪期に歩いた時を思い出し警戒してましたが案の定でした。
自分も単独が多いので、一人で対処できない箇所には相当注意を払います。記録をある程度詳しく書くのは、他の方の参考になれば・・・との思いですが(自分もそうなので)、危険箇所もちゃんと書かないといけないと思っています。
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