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Yamareco

記録ID: 559662
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

トムラウシ山

2004年06月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:00
距離
16.6km
登り
1,486m
下り
1,478m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
1:33
合計
10:33
距離 16.6km 登り 1,486m 下り 1,489m
4:20
320
短縮登山口
9:40
11:13
220
山頂
14:53
ゴール地点
(※平成26年12月 ヤマレコに追加、記録は当時のを引用しています。)
【登山データ】
登り:5:20、下り:3:40(休憩含む。)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2004年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
当時、2004年は30代(^^
当時、2004年は30代(^^
前日、短縮登山口にて車中泊(CR-V)
2004年06月11日 22:21撮影 by  DSC-P10, SONY
6/11 22:21
前日、短縮登山口にて車中泊(CR-V)
朝4時のトムラウシ登山口
2004年06月12日 04:14撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 4:14
朝4時のトムラウシ登山口
登山道が変わりました。の標示
2004年06月12日 04:20撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 4:20
登山道が変わりました。の標示
曇り空です。
2004年06月12日 04:44撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 4:44
曇り空です。
雪上の突然のルート変更は、2〜3日前のふみ跡を頼りに
2004年06月12日 05:32撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 5:32
雪上の突然のルート変更は、2〜3日前のふみ跡を頼りに
十勝連峰近くの下ホロカメットク山
2004年06月12日 05:33撮影 by  DSC-P10, SONY
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6/12 5:33
十勝連峰近くの下ホロカメットク山
夏道を。
2004年06月12日 05:34撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 5:34
夏道を。
足跡を辿って行きます。
2004年06月12日 05:43撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 5:43
足跡を辿って行きます。
尾根から「コマドリ沢」へ降りました。・・・冷蔵庫の様に「ひんやり」
2004年06月12日 06:31撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 6:31
尾根から「コマドリ沢」へ降りました。・・・冷蔵庫の様に「ひんやり」
そんな急斜面のひとコマ (前方の谷地形がコマドリ沢)
2004年06月12日 07:16撮影 by  DSC-P10, SONY
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6/12 7:16
そんな急斜面のひとコマ (前方の谷地形がコマドリ沢)
既に這松に包囲された図
2004年06月12日 07:16撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 7:16
既に這松に包囲された図
這松漕ぎ、間もなく終了
2004年06月12日 07:48撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 7:48
這松漕ぎ、間もなく終了
名も知らない花々が咲き乱れていました
2004年06月12日 07:49撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 7:49
名も知らない花々が咲き乱れていました
2004年06月12日 07:58撮影 by  DSC-P10, SONY
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6/12 7:58
ケルンや雲海等
2004年06月12日 07:58撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 7:58
ケルンや雲海等
2004年06月12日 08:46撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 8:46
登山黎明期、ルートファインディング能力なし。足跡が頼りです。
2004年06月12日 08:52撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 8:52
登山黎明期、ルートファインディング能力なし。足跡が頼りです。
山頂三角点
2004年06月12日 09:22撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 9:22
山頂三角点
頂上直下から十勝連峰と
2004年06月12日 09:22撮影 by  DSC-P10, SONY
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6/12 9:22
頂上直下から十勝連峰と
雪解けがキレイ
2004年06月12日 09:22撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 9:22
雪解けがキレイ
山頂
2004年06月12日 09:41撮影 by  DSC-P10, SONY
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6/12 9:41
山頂
山頂と十勝連峰
2004年06月12日 09:49撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 9:49
山頂と十勝連峰
2004年06月12日 09:49撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 9:49
2004年06月12日 09:52撮影 by  DSC-P10, SONY
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6/12 9:52
2004年06月12日 09:52撮影 by  DSC-P10, SONY
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長い時間休憩しました。
2004年06月12日 10:33撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 10:33
長い時間休憩しました。
2004年06月12日 14:41撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 14:41
無事に帰って来ました。
2004年06月12日 14:59撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 14:59
無事に帰って来ました。
トムラウシ温泉へ。
2004年06月12日 15:16撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 15:16
トムラウシ温泉へ。
こちらで安否の連絡電話と温泉(^^
2004年06月12日 16:57撮影 by  DSC-P10, SONY
6/12 16:57
こちらで安否の連絡電話と温泉(^^
撮影機器:

感想

天気に恵まれて良い山行だった。
また、初めての這松漕ぎも体験したり様々なに合い、今後に有益な登山となった。

<登山道が変わりました> 朝食を済ませて4時20分、登山口で記帳をしてさあ出発・・・?

が・そこには 「登山道が変わりました」 のラミネートが・・・。
うまく対応できるだろうか?一抹の不安を感じつつスタートしつつも、時は6月、登山道のミニチュアの雪に心が躍る。その雪渓も高度を増すにつれて、だんだん大きくなってくる。
雪解け水は登山道を流れ、ある意味美しく、ある意味転んだら事件だ(どろんこ)。

【カムイ天井〜コマドリ沢】
<大きな雪原> ただっぴろい場所だ。地図を確認する。カムイ天井だ。
ここがカムイ天井だぁーと思っても特に何も無い。雪上なので踏み跡を辿ると旧登山道があったがもちろん入れない「例のラミネート」があった。踏み後を探すとすぐに見つかったので自分もそちらへと進んだ。踏み跡は2 〜3日前のものだろうか?踏み後のカドが少し取れている。

その踏み後と赤テープを頼りに稜線上を進む。途中、笹が広く刈られて整備された登山道を行く。ここは迷う心配が無い。
左手の山々(後に十勝連峰と解る)は雲から上半身を現し、まるで水墨画のようで本当に美しい。

<冷風> 稜線から斜面を下り、コマドリ沢へ出る・・・大きな谷間だ。
水は見えないが、小さな流れの音が聞こえる・地面を流れているのだろうか?そしてそこは巨大な冷蔵庫のようだ、冷風に包まれている。

<急坂> コマドリ沢の次は急斜面だ。
全然進まない・・・・・・足先が噛まない、雪に刺さらない。

と言うのも、雪は硬く締まっている急登の斜面。
つぼ足なのだ・・・
アイゼンも知らなければスパッツも知らず、雪は靴に入り、ストックも無い。

そう云うスタイルでも何とか、雪につま先からキックを入れてザックザックと靴を雪に噛ませて登った。ふくらはぎに負担は大きく、燃えちぎれるようだ。休み休みの登りとなった。
この坂を登り切れるだろうか?帰った方がいいだろうかとまで考えた。(実は向かって右にルートがあった・・・帰りに判明)。
そうしながらもがむしゃらに夢中でなんとか登り切る。

<這い松体験> 這い松が前方に見えて来たけれど・・・
「這松を逆に登る事のひどさ」を知らずそのままつっこんだ。
ここで生まれて「初めて這松の経験」だった。
這い松は自分に向かって生えており、これを逆行するのは思いのほか大変。
松も自分の背丈ほどもある。這松の枝を踏み外せば下へと落ちて、脱出困難な状況になった(枝の上をうまく歩くとなんとか)
松は距離で50m以上もあり、よくもまあ漕いだと後から思った。これも良い勉強になりました。何事も経験。

<再び> 這松を抜けると前トム平で一面花畑だ。
少し行くと、お花畑から−ケルンが沢山ある石の原っぱで、雪解け水の奇麗な小川などの飽きない景色が続く。
そしてまた雪原と思ったら、今度も斜面に雪が付いている。
また雪の登りか・・・・・・行くしかない。 踏み跡を辿り、とりあえずは坂の上に近づき、雪が切れる。そこからは夏道だった。

<そこからの景色は・・・>途中、振り返れば天場や十勝連邦の眺めは最高。こんな眺めは今までに見たことが無い。

そしていよいよ山頂!痛いほどの日差しと澄んだ空気。大雪山系、ニペソツ、石狩岳が奇麗だ。
それから、あれはなんだろう!?!? ニペソツの方向に大きな平らな大地がありその上に光る湖がある。
東の方向、美しい場所!とにかく別天地だ!帰ったら何処なのか研究しよう(後に沼の原と判明)。

ここからの景色はお見事 また、暑くもなく寒くもなく心地よい山頂・・・来て良かった。
STV「日高吾郎ショー」がお気に入りで、登山中はこれを聞いていた。

<下山> 登る時は困難だった雪は、帰りにはクッションとなって足に優しく、ザックザックと進む。
ミニスキーでもあればいいなーと思ったりもする。

【帰路】
這松に悩まされた急坂は帰りには「本来のルート」を確認。
そこには雪が無く、あの苦労は何だったんだろう状態。  ・・・はい、しっかりと利用しました。

<コマドリ沢は>  尾根への登り返しを嫌がり、沢伝いに下山する。

トムラウシ温泉 登山後のお湯は特に最高!


しかし、旧登り口を発見する自信がなく、途中から尾根に上がる事にする。
そうなると、直登する事となり、かなりきつかった。それはそれはもう大変・・・。
小沢の上を行く・・・(なぜならそこは藪漕ぎをしなくて良いから)しかし、水音もあり、雪を踏み抜いたら危険だったかもしれない。

しばらく格闘の後、来た踏み跡を見つけて一安心。そこから踏み跡を辿り、駐車場着。

トムラウシ温泉(公衆電話)から自宅に連絡を入れた後、温泉に入る。


山行を振り返りながら麓の温泉に入るのはなかなか好いものだ。

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