【御来光】富士山(富士登山競争コースを歩く)
- GPS
- --:--
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 3,078m
- 下り
- 3,049m
コースタイム
- 山行
- 14:05
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 15:14
■富士山 今年1回目(通算2回目) 吉田市役所往復 7月26日〜27日
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
【全般】
富士登山競争コース:富士吉田市役所往復
富士山の麓から登り、登山を十分に楽しんだ。
富士耐久レースコースだとかなり意識して登る。そして、剣ヶ峰に立ち、荘厳な御来光の景観を眺めた。
それからお鉢めぐりへ。 この他、久しぶりに長距離(東京)との無線交信も楽しんだ。
今年は富士山に登るぞと決めていた。ただ、仕事との兼ね合いで、かなかな日程が決まらない。富士の夏登山の季節は7月・8月と短いのだが。
職場で富士山に登ろうかと、話は出ていたが、過密な日程のなではなかなか登山日が決まらない。
とにかくEi-taroの登山は時間を多く取る日程パターンが多いから、前後の日程調整(移動等の為)が必要である。
富士山は、富士吉田市役所から富士山頂を目指し、山頂をぐるりのお鉢めぐりをして下山
とても、ひと(他人)を巻き込むには、申し訳ない自分勝手なコース設定
(富士の約束はあるが)今回はひとりで登る。
さいたまからJRで3時間半をかけ、富士吉田市へ。
そしてまずは、富士吉田市役所前へ。ある意味、聖地の様な感覚を感じる。(あくまで錯覚)
ここが、富士登山競争のスタート地点である。4日前に開催された為、スタートの標識がまだ残されていた。17:30
使用地図は定番「山と高原地図」
日の出の30分前に「剣ヶ峰」に到着するのが理想である。(ご来光を観るために、予備時間30分)
是非とも朝日を山頂で望みたい。しかし気温が低い(4度の予想:長居は無用)
日の出は4時半
4時に剣が峰に到着したいが・・・
◆登山(時間)計画
1 ロングコースである。
2 日の出を見る。
3 頂上直下での渋滞
4 下降気味の体力
5 気温の変化と、水分摂取量
以上を考慮して・・・・・
山頂到着を4時と設定する。
この場合、山頂とは、富士山稜線一帯とする。
日の出を見るには大して変わらないから。
山と高原地図では、富士吉田駅(JR)から富士山安全指導センター(五合目付近)まで、ちょうど6時間。
そこから山頂稜線まで5時間35分となる。
11時間35分!?
これと、富士登山競争の制限時間4時間半と照らし合わせて、
総合的に自分の登山時間を見積もる。む、難しい・・・
普段は「高原地図」の約7割の時間ペース。
それを基準に考えると、7.75時間・・・約8時間
高山病にも注意するため、登山速度は意図的にダウンするから、プラス1時間の余裕をみて、9時間。
朝4時から逆算して、スタートは午後7時が妥当だろう。
富士吉田市役所を1730に離れ、コンビニ等で主に飲料を買い、そしてラーメン屋に立ち寄る。
実質スタートは1845
しかし、いきなりのアクシデント!
ハイドレーションパック(2リットル)が破損!ジョイント部から水漏れ!
バックパックは濡れたが、着替えは防水袋に入れていたので助かった。 が、しかしテンションは下がる・・・
水分は、自販機で買い足し、ペットボトル500ml×8本、計4リットルで行く。(5本飲んで、結果3本余り)
浅草神社脇を通り、暗い道を歩いて行く。誰もいない。
ライトは両手に100ルーメンのハンドライト、ヘッドライトはミオXP、お腹にはティカXPの計4本。ひとり煌々と行く。
しかしながら、電池ののスタミナを考慮し、前半はなるべくハンドライト1本で。(それでも十分に明るい)
浅草神社付近〜中の茶屋を過ぎ、馬返しへ到着。
馬返しには、駐車場があり、広くなっている。 ここで、間違った林道に入ってしまい、30分ロス
気を取り直して進む。
馬返し以降は、遊歩道的な道になる。車は入れない。
すぐに一合目(1620m):鈴原神社
そして二合目(1700m):御室浅間神社
誰もいない夜道ひとり旅である。真っ暗な森をひとり抜けて行く。
三合目(1840m)小屋跡あり
四合目を過ぎ、一旦舗装道路に出て、再び林中へ。
五合目(佐藤小屋)人の気配なし(おそらく就寝中) : 小休止する。おにぎりを食べたり。(23:18)
日の出までおよそ5時間。 ちょうど良い時間配分かな?
ここで、半そでTシャツから長袖Tシャツへ変更(気温16.5度)風は時々吹くが、無風に近い状態
六合目:登山安全指導センター付近に人々が大勢。
満月の月明かりと、安全センターや連なる山小屋の明かりはなんとも言えない雰囲気を感じさせてくれる。
既に体力に余裕はない。運動不足が重くのしかかる(ふぅ、ふぅ)
六合目〜七合目
この間、落石防止の壁に沿い、ジグを切って登って行く。
火山灰交じりの幅広道は、疲れた足に気を遣いながら、効率良くグリップする様にひたすら登って行く。
七合目(トモエ館:営業中) ちなみに、カップ麺は600円
このあたりで、レインウェアを羽織る(防寒)
ちょうど発熱する体温と、奪われる熱量がちょうど良い。
周囲の方々は厚着に感じるほどガッチリ上から下まで着固めた方が大勢。
八合目(0112)登山道は、渋滞の様相を呈してくる。
バスツアーの集団に追い付くが・・・その集団が連なる・・・
抜いても抜いても、新たな集団に阻まれる。
先頭でガイドさんがスピードコントロールしていて、ペースはゆっくりである。
登山道のオープンスペースを見つけて登るものの、停滞することしばしば(休憩の代わりと前向き姿勢(^^;)
九号目を抜け、白い鳥居をくぐれば、稜線はすぐそこ。
山頂稜線(0315)GPS読み行程21.43km
14年ぶりの富士山稜線。それでも、山頂に立ち並ぶ山小屋群を鮮明に覚えている。山頂にはドリンクの自販機当。カップラーメンは1000円です。
【稜線】
まだ暗い中、剣が峰を目指します。 剣が峰直下の急坂ではずるずると滑る。
約50m程の高低差をゆら〜り登り、最後は階段
4時5分:日本最高地点
日の出までの時間を活用し、無線を運用
東京・埼玉方面を呼んでみる。
東京杉並区等とつながり、少しおしゃべり。
東京くらいの距離(約100km)だと、非常に強い入感
<4時42分:日の出>
稜線・空の色がどんどん変わり、美しい朝焼けになる。そしてひょっこり太陽が顔を出した。荘厳な景観・・・
青空も広がり、太陽の反対側の雲海には、大きな富士山の影。これもまた凄いこと。
お鉢めぐり。火口を一周して、吉田口を下る。
延々と続くつづら折り。火山灰で脚への衝撃は和らぐけれど、なかなか辛い。
体力があれば楽しめるだろうが、もはやその余裕はない。
足裏スライド走法(横山峰弘氏直伝)を駆使して下る。
途中休み休みで、登山安全センター(六合目)まで下山(7時7分)
もう、疲れたからバスで帰ろうかと、スバルライン終点を目指して歩く。ちょっと情報不足だった。なぜなら始発バスは11時台。
3時間以上先だ・・・
しょうがない、富士吉田駅まで行くかな・・・と。”自力で下山しよう”
そうして、更なる下山を開始
河口湖(スバルライン五合目)から富士吉田駅へ(登山道)
五合目・四合目・・二合目(0918)・・一合目、馬返し(1000)
中の茶屋を越え、東富士五胡道路をくぐり、富士浅間神社の横を通り、ようやく富士吉田市街(ガキ大将ラーメン店:1200)
富士吉田駅(JR)1240)
長かった。46.8kmの道程
充実した・・・以外の言葉は浮かばない。
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