【夏至の前夜、避難小屋で】中ノ岳 十字峡から時計回り

2023年06月20日(火) 〜 2023年06月21日(水)

• GPS: 32:16
• 距離: 20.4km
• 登り: 2,201m
• 下り: 2,206m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 0:45
• 合計: 7:00

6:22 十字峡登山口
7:52 7:53 二合目
9:49 9:56 日向山
10:59 11:16 七合目（小天上）
12:28 12:35 池ノ段分岐
13:03 13:17 中ノ岳
13:23 中ノ岳避難小屋

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 0:51
• 合計: 9:11

13:23 中ノ岳避難小屋
5:32 5:34 中ノ岳
6:01 6:01 池ノ段分岐
8:16 8:16 小兎岳
8:55 9:29 兎岳
10:04 10:08 大水上山
10:21 10:25 利根川水源碑
10:55 10:56 丹後山
10:58 11:02 丹後山避難小屋
13:47 13:49 丹後山登山口
14:33 14:33 林道入口駐車場
14:37 14:37 十字峡登山口
14:38 ゴール地点

天候

はれ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往復下道：軽井沢〜中之条〜三国峠〜湯沢〜南魚沼

駐車場：十字峡登山センター駐車場　無料　ポストあり　売店的な建物があったが開いてなかった

コース状況／危険箇所等

登山道自体はよく整備されていて歩きやすい。登りも下りもひたすら急な坂道。

雪渓は中ノ岳から兎岳の辺りが一番残っていた。気温高かったのでツボ足でも蹴り込めたが反時計回りだと下りになるので滑り止めやピッケルがあった方が安心かも。

その他周辺情報

コンビニは17号沿い上越国際スキー場の入り口のセブンイレブンを利用

■湯らりあ六日町温泉公衆浴場■
17号沿いにある温泉施設　入浴480円　サウナ利用は＋200円（サウナ用マットを渡される）熱い内風呂と水風呂とサウナのみ
アメニティは一切なし　ドライヤーと冷水機は完備

■越後つけ麺維新■
湯沢の最強カロリーステーション
辛とん辛増し麺カタ特盛り
顔馴染みにになると色々とサービスも

写真

6/20 6:18

十字峡の登山口。登山届出して安全祈願。階段登っていざ中ノ岳へ。

6/20 6:37

足元にツルアリドオシ。白い小さな双子ちゃん。

6/20 6:52

見上げればシロバナヨウラクツツジ。と思っていたらこいつ「ネジキ」という固有種らしい。

6/20 7:17

人面樹があらわれた。

6/20 7:44

ツツジもそろそろ終盤かしら。

6/20 7:45

なんかあるな。

6/20 8:09

チゴユリ。

6/20 8:17

ウラジロヨウラク。

6/20 8:22

振り返ると巻機山。

6/20 8:32

帰りはあそこの真ん中の尾根を下りる予定。

6/20 8:50

透け感たまらんギンリョウソウ。

6/20 9:38

コイワカガミの季節到来。

6/20 9:42

五合目は日向山。

6/20 9:43

ミツバオーレン最盛期。

6/20 9:44

赤い屋根は上越国際のホテル。奥には火打と妙高。白馬の峰々もうっすら見える。

6/20 9:45

苗場山の山肌にかぐらのゲレンデ。奥にひょっこり志賀の岩菅山も。

6/20 9:45

八海山。

6/20 9:46

これから進む中ノ岳への道。

6/20 9:46

以上。五合目の雨量観測所からの眺望でした。

6/20 9:47

タムシバ。

6/20 9:49

雪渓の脇にはショウジョウバカマも。

6/20 9:50

雪は少ないが慎重に。

6/20 9:58

マイヅルソウにツマトリソウ。

6/20 10:01

雪解け水にはミズバショウも。

6/20 10:01

サンショウウオもピョコピョコと泳いでた。

6/20 10:04

笹薮にひっそりとシラネアオイ。

6/20 10:15

うすピンクもかわええなあ。

6/20 10:25

青空にスンと伸びた白い花弁。

6/20 10:26

ナエバキスミレ？オオバキスミレ？

6/20 10:27

ミツバツチグリ。

6/20 10:31

雪渓抜けると再び急登。

6/20 10:44

タニウツギ。

6/20 10:45

虫に人気の黄色いニガナ。

6/20 10:51

ゴゼンタチバナもひっそりと。

6/20 10:58

八海山の奥に弥彦山が見える。

6/20 11:08

ってことはあの奥は日本海。浮かんでいるのは...

6/20 11:18

咲き始めのヒメシャガ。

6/20 11:34

やっと稜線が見えた。

6/20 11:58

稜線直下はシラネアオイロード。

6/20 12:31

山頂までは雪渓と夏道の繰り返し。

6/20 12:44

リンドウがデカい。

6/20 12:46

振り返る。明日歩く予定の兎岳への稜線。

6/20 12:54

燧ヶ岳にズーム。

6/20 12:47

銀山平が見えた。秘境感がすごい。

6/20 12:50

ハクサンコザクラ花盛り。

6/20 12:57

やっと会えたね越後駒ヶ岳。

6/20 12:57

浅草岳とか。

6/20 12:57

守門岳も。

6/20 12:58

つまりあそこが飯豊山。

6/20 12:59

何て言ってたら山頂。

6/20 13:08

とりあえず自撮る。

6/20 13:00

本日のお宿の奥に浮かぶのはやっぱり佐渡ヶ島。でかーい！

6/20 13:11

燧ヶ岳。平ヶ岳。至仏山。つまりここは尾瀬のちょうど真北の位置。

6/20 13:11

上州武尊。

6/20 13:11

荒沢岳は相変わらずの尖りっぷり。

6/20 13:12

六日町のスキー場。左奥は野沢温泉の毛無山かと。

6/20 13:12

湯沢高原。ガーラ。石内丸山。

6/20 13:17

白いイワカガミを発見。

6/20 13:20

お宿に到着。

6/20 13:29

小屋前にて。一本だけ担いできたこいつをプシュッ。

6/20 15:56

朝も早かったししばしお昼寝タイム。なんて草原に直接敷いてたらマットに穴が...

6/20 16:56

陽射しが暑すぎて小屋内に避難。豆キーマカレーとウイスキーで早めの晩ごはん。

6/20 17:08

なかなか暮れない夏至の夕刻。輝く日本海。

6/20 17:17

小屋は貸切。穴あきマットはやっぱり空気が抜けちゃう。小屋にあった青い緩衝材をお借りしてなんとか本日の寝床が完成。

6/20 18:43

雲が出てしまったマジックアワー。

6/20 18:44

佐渡ヶ島も雲の中。

6/20 19:00

残念。明日に期待。

6/21 0:56

夜中に起き出して星空撮影。銀河と真っ赤なサソリの心臓と。

6/21 1:13

縦使いで夏の大三角形も。

6/21 1:34

八海山と街の灯り。

6/21 1:40

越後駒ヶ岳。日本海は残念ながら雲の中。

6/21 5:14

おはようございます。来た時よりも美しく。お世話になりました。

6/21 5:16

小屋の前にはバイカオウレン。

6/21 5:16

雪渓の奥。朝日眩しい荒沢岳。

6/21 5:17

本日歩く稜線。ガッチリと滝雲が纏わりついてやがる。

6/21 5:27

影中ノ岳。

6/21 5:27

山頂の朝。

6/21 5:35

しかし滝雲半端ないなー。

6/21 5:57

まあまだ慌てる時間じゃあない。ゆっくりと雪渓を直進。

6/21 5:59

アカモノ鈴なり。

6/21 7:00

カタクリが咲き残っていた。

6/21 7:07

おはようツバメオモト。

6/21 7:08

カタバミはお寝坊さん。

6/21 7:09

暗部から振り返り。

6/21 7:17

キックステップで登ってきたが下りだとちょっと怖いかもしれない。

6/21 7:26

チドリじゃ。

6/21 7:27

サモハンキンポウゲ。

6/21 7:55

透けてないサンカヨウは可憐。

6/21 8:11

滝雲消えた！

6/21 8:23

小兎から兎。今回の山行で一番長い雪渓だった。

6/21 8:27

バイケイソウの新芽はふなっしーカラー。

6/21 8:45

コザクラブーケ。

6/21 8:46

いつか銀山平からの周回もやりたいな。

6/21 8:47

兎岳。来たよー。

6/21 9:03

雪渓でグシャった靴下を履き替えて残った食糧食べ尽くすタイム。

6/21 8:48

越後三山揃い踏み。

6/21 9:26

リンドウだらけの稜線散歩。

6/21 9:29

ワタスゲほわほわ。

6/21 9:33

ホケキョ。

6/21 9:39

平ヶ岳へと伸びる県界線。

6/21 9:43

上から十字峡。

6/21 10:00

大水上山はシンプルな山頂標。

6/21 10:09

イワイチョウ。

6/21 10:18

利根川の源流。越後三山をバックに。

6/21 10:29

早くもニッコウキスゲが開いていた。

6/21 10:49

最後のピーク。丹後山。

6/21 10:52

振り返ると遠くに会津駒ヶ岳が見えた。

6/21 10:53

丹後山の山頂からすぐ。草原の避難小屋。

6/21 11:01

楽しい稜線歩きもここで終了。県界線と別れて右手に下る。

6/21 11:25

8合目から歩いた稜線をパノラマでぐるり。

6/21 11:42

こっちの七合目が向こうの五合目と同じくらいの標高かしら。

6/21 11:55

五合目にて水2リットル飲み切り。リザーブの1リットルを補充。

6/21 12:42

三合目の巨木。

6/21 13:04

二合目の赤いナナカマド。

6/21 13:44

尾根降り切った。

6/21 13:44

残るは林道歩き。

6/21 13:46

越後の山は蛇トカゲが多い。

6/21 13:47

食われずに生き抜けよ。

6/21 13:49

水量豊富な三国川の激流に沿って歩く。

6/21 13:51

水場。顔洗って冷たいの飲んで生き返る心地。

6/21 14:18

対岸の岩からも豊富な湧水。

6/21 14:28

ゲート到着。

6/21 14:33

駐車場にはオンリーマイカー。

6/21 17:12

六日町の熱い湯に浸かりサウナ3セット。

6/21 17:59

湯沢のカロリーステーションで一心不乱に特盛り米粉麺を啜っていたら。

6/21 18:03

そっとモツ煮が添えられた。わーい。

6/21 18:26

アイス齧りながら帰路。しかし八ッ場ダムあたりで力尽きて仮眠。帰宅は日を跨いだ。

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

otkme

梅雨の晴れ間の2連休。夏至の前日という事で陽も長く、日帰りしてしまう事も出来たのだが、久しぶりに稜線からのんびりと星でも眺めたいなと、避難小屋泊で中ノ岳へ。

急峻な登山道を登り、避難小屋。なかなか暮れない稜線上で昼寝をしたり、ラジオ聴きながら酒を飲んだりと、のんびりな時間。

肝心の星空は雲が出てしまい今ひとつ。しかし風もなく穏やかな稜線に佇み、地平線に赤く見え隠れするサソリの心臓や、越後の街の灯りを眺め、静かな夜を過ごした。
---
長野の山が好きで移住したのだが、結局こうして足を伸ばして、県外の山に登っている。

結局、「ここではない何処か」に行きたくて山に登っているだけなんじゃないか。

一年で一番短い夜、誰もいない避難小屋でそんな事を考えながら、眠りについた。

コメント

silverfrost

お久しぶりです。

中ノ岳、懐かしいです。十字峡にある「この山に登らずして、越後の山は語れず..」の絵手紙にあるように、どこからアプローチしても結構手強い。そして、登りきれば周囲を名峰たちに囲まれたセンター的な存在であると認識できる。いいですよね。今秋は荒沢岳〜丹後山繋いでみたい..

まだ見ぬ「ここではない何処か」への飽くなき探求は、まだまだ続きそうです。

otkme

silverfrostさん

知名度こそ今ひとつだけど、登っておきたい一座ですよね。
確かに何処から目指しても、長く急峻な登山道。もう少し体力ある頃なら1泊で銀山平からの周回もチャレンジしたのですが...

長野に暮らしても、やはり新潟は愛着の多い場所が多くて、ついつい足が向いちゃいます。

keneth-f

初コメントします。otkmeさんよりひと回りちょい年上のじいです。
いつも貴殿の詩的な紀行文（記録）を楽しく拝読しております。
私も数年前の６月同じルートに行きました。雪渓はグズグズ、シュルントぱっくり、小兎あたりは濃霧で結構苦労して歩きました。越後の山は深くて大きくて良いですね。
北八ツの記録も懐かしく読ませていただきましたよ。
この夏もどこかですれ違っているかもですね。

otkme

keneth-fさん

コメントありがとうございます。

詩的というにはあまりにも稚拙な駄文ですが、読んで頂けることは大変嬉しく、今後の更新の励みになります。

越後の山は、高さこそないものの、雪に磨かれた峰々は歩いていて飽きませんよね。

北八ヶ岳は随分と観光地化しておりますが、やはり歩く度に楽しい発見のある、愉しい山域です。

今後ともお互い、安全に気をつけつつ、山歩きを楽しみましょう。