中房〜大天井〜貧乏沢〜北鎌左俣〜貧乏沢〜大天井〜中房
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 3,639m
- 下り
- 3,641m
過去天気図(気象庁) | 2006年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ザックを軽めに小屋泊まりにし、北鎌踏破を夢見てやって来た。
貧乏沢を下り、北鎌沢を登るまでは順調であった。
話しに夢中になり、北鎌沢右俣に入るのを見逃した様だ。
登っても、登っても広い左俣沢である。
左俣から取り付くことも有りとネットで見たので、ブッシュに入ったり、岩を登ったりしてルートを探した。
上流左の沢が怪しいが軽アイゼンしか持ち合わせていなかったので、急な雪渓を登るには危険過ぎる。
それに加えて我々の他、2名の見知らぬおじさんまでが付いて来たので、我々はいつの間にか5名のパーティになっていた。
ただ時間だけが過ぎてしまい、このままでは北鎌は踏破出来ないと諦め、北鎌沢左俣を下り、貧乏沢を登り返した。
仲間の1名がバテテしまい、残り2名でザックの荷物を分配して持つ。
やっと滝が現れた。ここが貧乏沢の中間点。
他1名も遅れ始める。私は先を登り貧乏沢を抜けられた。
ここからは、かすかではあるが踏み後もあるので、私は一人で大天井小屋に急ぐ。
ガレ場になった頃は日も沈み暗くなりつつあった。
へッテンを付け大天井小屋に着いた時はすでに6時を回っていた。
小池さんは、私達の事を心配して、槍ヶ岳肩の小屋に電話をしていた様だった。
でもこころよく私達を迎えてくれた。カレーしかないがいいか?と聞かれたが、カレーでも大いにありがたかった。
最後の人が到着したのは、1時間後であった。
見知らぬ人でも山では助け合わないといけない。5人集まって、北鎌は敗退であったがビールで乾杯をした。
明日からの天気は下り坂。小屋にはアメリカ人が一人だけだった。
このアメリカ人は、明日常念岳に向かうという。
家族はロスに居て、自分は一人で香港で仕事。
家族がいない内に遊んでおかないと、とジョークを言っていた。
日本でいう、「鬼のいぬ間の洗濯」というところでしょうか。
何処の国の人も奥さんは怖いみたいですね(笑い)
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