最高のクリスマスプレゼントでした 〜 赤岳
- GPS
- 08:52
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,468m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:48
天候 | 晴れ!(だけど、朝のうち曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上の駐車場へのルートは、雪道に余程慣れている人でなければ、四駆もしくは二駆+チェーンでなければ登れなさそうです。やまのこ村の駐車場は使用不可能で、赤岳山荘のみでした。6時過ぎに通りかかりましたが、駐車場はほぼ満車で、向い側の道路脇にも10台くらい駐車していました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【八ヶ岳山荘〜美濃戸山荘】 車道を歩きます。但し、数カ所ショートカットする登山道があります。赤テープもしくは白テープが目印です。下りの日中は路面が滑りやすいので、注意が必要です。 【南沢〜行者小屋】 しっかりとトレースがあり、踏まれています。特に危険箇所はありません。但し、行者小屋に近づくとともに積雪量が多く、トレースを外すと踏み抜きます。 【行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳山頂】 トレースはしっかりついています。相応の積雪量がありますが、しっかり踏まれていて、歩きやすいと感じました。マムートの階段は一部を除いて雪の下です。 稜線に出ると風が強く、積雪量はぐっと少なくなります。表面はクラストしていますから、アイゼンをしっかり利かせて踏んで行かないと、急な突風に煽られた時に危険になります。最上部の鎖はまだ出ていました。 【赤岳山頂〜地蔵の頭〜行者小屋】 赤岳から下って地蔵の頭までは風が非常に強いので、注意が必要です。中岳との稜線と比べると積雪量があります。登るのはこちらの方が危険性は少ないでしょう。 地蔵の頭から地蔵尾根に下ると、風がぱたっと止み、それに従い積雪量が格段に多くなります。トレースはしっかりとありますが、積雪量の多さからしっかりと踏まれた状態ではなく、文三郎尾根と比べるとこちらを登るのは体力的にキツそうです。 稜線に出てからは、こちらからの方が歩きやすいので、どちらを優先するかでしょう。 【行者小屋〜赤岳鉱泉〜北沢】 しっかりとトレースがあり、踏まれています。特に危険箇所はありません。 全体的に雪の状態は良く、歩きやすいです。アイゼンは行者小屋から上部のみで使用しました。 |
その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘でお風呂に入りました(500円)。汚れて汗まみれのまま運転しなくて良いのは助かります。でも、風呂上がりに一杯行きたかった〜〜 (^ ^;; ぐ〜〜〜〜っと我慢しました。 |
写真
感想
中央高速を西に車を走らせていたら、進行方向の空に大きくオリオン座が輝いていました。空は満天の星。「これは朝から快晴を期待しちゃうでしょ〜〜」と独り車内でハイテンションでした。思ったよりも早く駐車場に到着、やることもないのでヘッデン付けて6時ちょっと前にしゅっぱーつ。
例によって例のごとく、最初の1時間は身体が動かない持病を抱えているので、とにかく身体を温めようと早めのペースで歩きます。南沢の中間辺り、少し急登がある辺りから身体に力が入らなくなった。「十分暖まったのに、いつもだったらこれから絶好調なのに。。。」「あ、そうか、19日にラッセル地獄を受けてから日が経っていないからだ」と妙に納得。とは言え、休むところもないので行者小屋まで少々ペースダウンして行くことに。
空はどんよりと重い雲が立ちこめ、晴れていれば圧倒的な迫力で迫ってくるはずの横岳も全く見えない。気温もだんだん低くなり、身体を温めるために動いた汗で身体が急に冷えてきた。「中3日はダメだな〜」などとダルビッシュのようなことを言いながら行者小屋に到着。
アイゼン装着、トイレタイム、バラクラダとヘルメット装着など色々と準備をしていると、お腹がぐ〜〜っと鳴った。そう、朝ご飯を食べていなかった(笑)。バナナとパンをコーヒーで流し込むと元気が出てきた。それとほぼ同時に今まで薄暗かった空に光が差し、見る見るうちに青空が広がって、横岳、阿弥陀岳、赤岳の順番で姿を見せてくれた。山頂付近に見える雪煙から、稜線では相当の風が吹いているようだが、俄然ヤル気が沸いてきた。
人間とはかくも単純でゲンキンな生き物です(って私だけか?)。もう気分はマックスで文三郎尾根を登りだしていました。見上げる阿弥陀が格好良くて、何度も何度もシャッターを押します。(後で見ると、なんで同じような写真が何枚もあるんだ〜? ってことになっていませんか、皆様は)
稜線上に出ると想像通りの強風でした。少ない積雪とクラストした雪面も厄介でしたが、顔を上げた時に見えて来る景色に勇気づけられました。なんか自分のことを見てくれているような、受け入れてくれているような気がして。
マイペースで気ままな私は基本的にソロの山行です。雪山を始めてもソロで通しています。正直、最初は孤独感に苛まれ、山が好きなのに登頂したら逃げるように帰っていました。でもふと気づくと、最近あまり孤独感を感じていない自分がいました。
「山が自分を包んで、受け入れてくれている」という極めて自分本位な考えですが、どうやらこういう境地(って程じゃ、もちろんありませんケド)に至っているようです(笑)。
「終わり良ければすべて良し」ということで、今年の山行はこれにて終了します。来年は縦走、テン泊デビューという目標があるので、もっと忍耐強くて冷静な判断ができる人間になりたい、でもなれるのだろうか、と不安に思っています (^ ^;;
とは言え、北ア、南アにも行きたいし。
皆様も良いお年をお迎え下さいね。ではまた〜〜 (^ ^)/
*今知ったのですが、赤岳で22日に遭難した男性一名が23日に救助されましたが、死亡が確認されたとのことです。ご冥福をお祈りいたします。
http://rindow33kai.grupo.jp/blog/760392
登山、特に冬山を登っていれば他人事ではありませんし、次は自分かも知れません。そのリスクを最小限にできるよう、来年精進していかなければと肝に銘じています。
赤岳、お疲れ様でした
天気も良く最高でしたね〜
去年は私もイブイブに赤岳行ってきましたが、やはり天気良く最高の1日でした
12月と3月の赤岳は行ったことあるので、なんとなくまだ行ったことのない1〜2月かなぁって勝手に決めてます
ところで鉱泉の新メニューのパスタ、食べたのですね!
いつもはカレーですが、新メニューできたと聞いてパスタもいいなと思っていました。
良い登り納めになりましたね
ではでは、良いお年を
こんにちは〜♪
普段の行いが良いとこうなるのか、ホントに最高の天候と雪でした(って、谷川はどうよ!)。
偶然にも、昨年のmiyucchiさんと同じ日、同じルートなんですよね しかも、両日ともに良い天気で
行くと決めた時から、出来ればランチは鉱泉で食べようと思っていたのですけど、うっかり前日の夕食にカレーを頂いてしまって・・・ パスタは消去法で決めたのですけど、美味しかったですよ 結果オーライな人生です
1〜2月に行かれますか。まさに厳冬期ですね 気を付けて行ってきてくださいね
miyucchiさんも、良いお年をお迎えください(その前に大掃除という高い峰へ登頂しなければならないそうですが・・・)。
ではでは〜〜
始めましてvino rossoさん。
今年のvino novello、旨かったです。
1ダース購入し、まだ少し残して、正月中には飲み干すでしょう。
冬の赤岳、行ってみたいんですが、やばそうですので行けてません。
いい天気の日を狙って挑戦したいと思っています。
イタリアワイン大好きのonisanでした。
onisan こんばんは♪
イタリアワイン美味しいですよね〜。私もその名の通り赤ワイン、中でもそれぞれに個性があってタンニンの少ないイタリアのが大好きデス
vino novello試したことがないんですよ。ボジョレー・ヌーヴォーがあまり好きではないので、どうも同じ印象を抱いてしまって
冬の赤岳、というか南八ッは色々な意味でヤバいです。私はもう虜ですけど (^ ^;;
唯一の問題は、私のように FF+スタッドレスだと美濃戸口からになるので、アプローチが長いってことでしょうか。
機会があれば、鉱泉でイタリアワインを飲み交わしたいですね〜 翌日赤岳に登れなくなるかもですけど
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