記録ID: 5666055
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講習／トレーニング
関東
下谷坂本富士ー身禄山ー駒込富士 ゴ・ドーハンのチョイ散歩 富士塚巡り
2023年07月01日(土) [日帰り]
東京都
godohan
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:32
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 32m
- 下り
- 6m
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| 天候 | 雨のち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
街歩きのお散歩ですが、富士塚は岩場や道が滑りやすくなっている所もありました。特に坂本富士はスニーカー以上の靴でないと危ないと思います。ちなみにここに登拝できるには6月30日、七月一日のみです。 |
写真
JR鶯谷駅をスタートして下谷にある小野照崎神社へ。本日はお山開きに伺いました。鳥居をくぐると、
御嶽神社も祀られているようです。拝殿前には琴平神社の社額もありました。
狐さんが置いてありますが、お犬様だと思われます。本来は一緒にしない方がよいという話を聞いたことがありますが・・・
入口の両脇には神使いのお猿さん(右)。合掌姿です。台石には講紋と「同行/浅草 新堀」
それでは10年ぶりの登拝です。東講講元の山本善光が広く浄財を集め、天明年間(1781〜89)に築山したそうです。
黒ボク石(溶岩)は富士山から大八車で港まで運び、船に積んで隅田川を経由して、再び大八車で運んだそうです。今だったら気の遠くなる話ですね。
3
7/1 13:18
黒ボク石(溶岩)は富士山から大八車で港まで運び、船に積んで隅田川を経由して、再び大八車で運んだそうです。今だったら気の遠くなる話ですね。
「日本三庚申 庚申塚」(昭和34年)とは大きくでましたが、なるほど旧いタイプが多いですね。
正面に「青面金剛」文字塔。その両脇には合掌する猿像。中に入れないので紀年銘などは確認できず。
「小野照崎大明神宝前/延宝八庚申天九月四日(1680)」その
下にお猿さん。おそらく見えない面にもう1匹いるのでしょう。
下にお猿さん。おそらく見えない面にもう1匹いるのでしょう。
「奉待庚申供養所願成就攸/于時延宝三天己卯九月十一日(1675)」と薄い日月と三猿。
「＜種字＞奉待庚申供養所願成(就)攸/于時延宝四天丙辰十月十二日(1676)」と日月瑞雲と二鶏三猿
左「＜種字パク＞奉供養庚申/正保二乙酉九月吉日(1645)」施主銘列刻。右「奉寄進庚申待信心如意攸/于時延宝八(庚申)六月三日(1680)」
4
7/1 13:35
左「＜種字パク＞奉供養庚申/正保二乙酉九月吉日(1645)」施主銘列刻。右「奉寄進庚申待信心如意攸/于時延宝八(庚申)六月三日(1680)」
「大典記念」(昭和三年、1928)の手水鉢がいい感じで現役です。
お化け燈籠があと二つあるみたい。南禅寺のものは目にしているかも。熱田神宮はまだ未訪です。
通りがかりに「宇都宮藩知事戸田忠友奉行/勅旌(ちょくせい)忠節 蒲生君平墓/藩知事戸田忠友奉行/兵部少輔久我通久書/明治二年己巳冬十二月(1869)墓在碑北六十六間」これはお墓の案内みたい。
2
7/1 14:29
通りがかりに「宇都宮藩知事戸田忠友奉行/勅旌(ちょくせい)忠節 蒲生君平墓/藩知事戸田忠友奉行/兵部少輔久我通久書/明治二年己巳冬十二月(1869)墓在碑北六十六間」これはお墓の案内みたい。
以前手拭いをよく買いに来た『丁子屋』さん。店構えが新しくなっちゃいましたね。
一対の石燈籠。姿かたちは増上寺や寛永寺と同じタイプですが、これは間違いなく
「根津権現」に奉献されたものですね。「宝永三年丙戌十一月廿一日(1706)/・・・従(四)位下大和守源姓久世氏重之」
現在の社殿は宝永三年五代将軍綱吉が世継ぎの綱豊(6代家宣)の産土神として創建したそうです。
「塞大神」(明治六年九月,1873)もとは駒込の追分(旧中山道と旧岩槻街道の分岐)にあったが、明治四十三年道路の拡張のためここの移された。
4
7/1 14:50
「塞大神」(明治六年九月,1873)もとは駒込の追分(旧中山道と旧岩槻街道の分岐)にあったが、明治四十三年道路の拡張のためここの移された。
庚申塔群も同じ理由で各地から移されたようです。青面金剛庚申塔。「寛文八戊申歳十月十八日(1668)/武�繁�嶋郡江戸駒込村」他施主銘多数。
5
7/1 14:51
庚申塔群も同じ理由で各地から移されたようです。青面金剛庚申塔。「寛文八戊申歳十月十八日(1668)/武�繁�嶋郡江戸駒込村」他施主銘多数。
二鶏(雄鶏と雌鶏の違いがよくわかる)と一猿(大幣を持っている)は珍しいですね。
「奉造立庚申塔爲二世安楽/元禄五壬申五月十一日(1692)」立派な二鶏がいますが三猿は不在です。
「＜種字？＞奉造立庚申供養(一結衆生)成就攸/寛永九年壬察初春十二日(1632)/都島(凍)馬米村」他施主銘。
「奉造立庚申/武州豊嶌郡駒込千駄木町/宝永六己丑四月十九日(1709)」他施主銘多数。
これは二鶏がいないようです。意図せず集められたものでしょうが比較的旧い物が多く、典型的な形になる過渡期の庚申塔が見られます。
3
7/1 14:56
これは二鶏がいないようです。意図せず集められたものでしょうが比較的旧い物が多く、典型的な形になる過渡期の庚申塔が見られます。
偶然目に入った「都家かつ江之碑」(三味線漫談や女優で活躍された方、『金八』にも)。でも引っ掛かったのは「橘右近」、寄席文字の大家で“笑点”の文字もこの方ですね。
2
7/1 15:23
偶然目に入った「都家かつ江之碑」(三味線漫談や女優で活躍された方、『金八』にも)。でも引っ掛かったのは「橘右近」、寄席文字の大家で“笑点”の文字もこの方ですね。
そうです。富士信仰中興の祖「身禄行者の墓」にお参りにいました。彼の教えで江戸市中に沢山の富士講が組織され富士信仰が盛んになりました。
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7/1 15:25
そうです。富士信仰中興の祖「身禄行者の墓」にお参りにいました。彼の教えで江戸市中に沢山の富士講が組織され富士信仰が盛んになりました。
山上には大きな「参 身禄山」碑。背面には「大正十二年十一月十七日(1923) /海蔵二十五世圓之代/再興者大河啓次郎/彫刻師石貞」
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7/1 15:26
山上には大きな「参 身禄山」碑。背面には「大正十二年十一月十七日(1923) /海蔵二十五世圓之代/再興者大河啓次郎/彫刻師石貞」
その脇には「参 食行身禄(ク)/享保拾八年丑六月十七日(1733)」身禄行者はこの年に烏帽子岩近くの岩屋で断食入定しました。ただその木乃伊は反対派によって壊されたそうです。
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7/1 15:27
その脇には「参 食行身禄(ク)/享保拾八年丑六月十七日(1733)」
身禄行者はこの年に烏帽子岩近くの岩屋で断食入定しました。ただその木乃伊は反対派によって壊されたそうです。
身禄行者はこの年に烏帽子岩近くの岩屋で断食入定しました。ただその木乃伊は反対派によって壊されたそうです。
「参 おぎん」他女性講員銘。身禄行者の教えには男女貧富の差がなかったそうです。
海蔵寺から本郷通りに出て歩いていると、瑞泰寺の入り口に、何と狛象さんが一対。
「享保八癸卯天六月吉祥日(1723）」の手水鉢、正面には「奉納御宝前」と
「駒込/土物店 襖町 新道 講中」“土物”とは大根、人参等土のついた野菜だそうです。
施主の方も勇ましそうですね。「神刀流開祖 天下無敵 日比野雷風 同正明」
駒形富士神社のお山開きは縁日ムード満載。ベビーカステラの相場が十条より100円も安くて驚き。オヤツにいただきました。
「文化十三丙子六月朔日(1816)再建駒込富士前町 同行・・・若者中」やはりプロのお仕事には見えませんねぇ。
山頂部は広くコンクリの大きな拝殿があります。御朱印や麦わら蛇も授与されています。
お山の中腹部に曽我御霊社「奉寄進石宮殿/宝永八辛卯弥生日(1711)」
十条富士に立ち寄ろうかなと思ったら、すごい人出なので通り過ぎるだけで。
子供が小さい頃はよく遊びに来ました。当時は水遊びができましたが・・・
感想
・昨日は十条お冨士さんの山開きに行ったので、都内富士塚の山開きに行ってみました。下谷坂本富士と駒込富士はちょうど10年前にもセットで登っていました。坂本富士はいわゆるお祭りムードはありませんでしたが、登拝する方が絶えず、御朱印や御守等を求める行列もできていました。一方、駒込富士は参道や境内に露店が立ち並び、子供たちの賑やかなお声が沸いていました。
・身禄山は富士信仰中興の祖・身禄行者の墓(分骨)で墓碑は富士山をかたどった黒ボクの山上に建てられています。お山開きの当日ですが、此処に参られる方はいないようで、静かに対面することができました。隠れた富士塚と言えるでしょう。ただこの時季は虫がけっこういました。
・帰り道、もう一度十条富士に立ち寄ってみようかと思いましたが、昨日よりすごい人出になっていて諦めました。
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ankamo さん
お天気もいまいちみたいだったので近場のお散歩になりました。ほんと色んな物に目移りしてしまい、取り留めもできなくなってしまい自分でも困ってしまいます(笑)。ところで、この白いユリはカサブランカですかねぇ。例のハケのカサブランカも蕾がけっこうあったので今年も咲いてくれると思います。ただ草刈りで一緒に刈られちゃうんですよねぇ。
これから少し昨日の続きに行こうと思いますが、外がとても暑そうなので、なかなか家を出られないでいますぅ。それでは。 godohan
斜面のカサブランカ、確認に行ってきました。蕾が確認できたので今年も咲いてくれそうですが、もう少し先のようです。咲いている姿をお見せできるとよいのですが。
「江戸の富士めぐり」いいタイトルですね。いただいちゃっていいですかねぇ。平地の散歩(チャリを使用しましたが)は暑くて大変でしたが、登拝できるのは今年最後なので頑張りました(笑)。それでは。 godohan
江戸は、ほんと、びっくり箱みたいですね。今回も次から次へと盛り沢山でしたが、象まで出てくるとは。お猿さんが持った大幣に、興味津々の雄鶏もかわいいなぁと思いました。
目赤不動尊の狛犬は渦巻き流れる立髪と尻尾、彫りがシャープできれいですね（恵比寿様のお顔もシャープですが💧）。彫られた方のお名前が「酒井龍泉」とあったり「井龍泉」とあるのは、なにか頭の一文字をとる意味があるのでしょうか。しかし、施主の方。天下無敵な人って本当にいたんですね🙀
役行者は、宗派？にとらわれない感じで、どちらにでもまつられるような方なんでしょうか。みんなの元祖だからですかね。
ほんと狛象は初めて気づいたので驚きましたが、日本では吉宗の時代に初めてやってきて、江戸にも来ているみたいですが当時の人はビックリしたでしょうね。猿さんは三猿が定番になる以前はけっこうユニークなものがあって、三番叟を踊っている猿さんなんかもいます。
さすがお目が高い！「井龍泉」の他、「井亀泉」もあったので石工屋さんの屋号か何かかなと思っています。またお散歩の時に周辺を探してみたいと思います。
修験道の開祖ですからねぇ、どの系統にとっても重要人物かつ祀るのに差しさわりがない方なんでしょうね。石工さんによって表情や形体が違うので面白いですよね。
いろいろ欲張りすぎてコメントがまだ未完成ですぅ(笑)。それでは。 godohan
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