天孫降臨の地・高千穂峰へ/思いが通じガスが晴れました(年越しシリーズ第二弾)


- GPS
- 03:51
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 620m
- 下り
- 603m
コースタイム
天候 | タイトル通り 朝のうちは快晴でしたが、やがてガスに巻かれ、粘っていたら快晴に戻るも遠くの山は見えず。気温は0℃〜5℃で風は山頂付近で平均10m/s、最大で15m/s程度。結構寒かったです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高千穂河原駐車場利用。乗用車1日500円。トイレ、登山ポストあり。 用紙と筆記用具もありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して顕著な危険箇所なし。 【登山口から御鉢まで】 樹林帯内を歩くのはほんの僅かの間です。すぐに森林限界を突破。ザレた斜面はグリップが効きにくいので、赤い岩の上を伝って歩くと多少楽です。 【御鉢から脊門丘】 御鉢の縁を歩くのはとても楽しいです。登山道は十分な幅があるので不安なく歩けます。傾斜もほとんどないです。ここが一番気持ち良かったですね。 【脊門丘から高千穂峰山頂】 再び傾斜がきつくなりますが、序盤と異なりグリップは多少ましなように思います。大した距離ではないので、慌てずじっくりと歩けばすぐに山頂です。山頂は広いので休憩場所には事欠きません。 森林限界より上は風を遮るものがないので、これからの季節は特に寒さ対策を万全にしておく必要があると思います。 この辺りの山域はヒルが出ると聞いたような気がしますが、今回のコースは尾根の上で水が溜まりそうな感じはないです。夏場でも大丈夫なように思います。 |
その他周辺情報 | 霧島温泉郷が近いです。 |
写真
感想
●●諸事情により祖母山は断念しました●●
28日に阿蘇山に登りました。車中泊ポイントの道の駅まで移動し、いつものキットを購入して車中泊となる予定でしたが、お誂え向けに施設敷地内に焼肉屋があったのでこれ幸いと景気良く一人焼肉としゃれこみました。29日の祖母山に向けて英気を養ったつもりだったのです。
しかし些か調子に乗りすぎたようで、翌朝起きてみると腹の具合が思わしくありません。一応準備はして登山口までは来てみました。体調的には登って登れなくもありませんでしたが、朝の時点ではスカッとした青空と言うことでもなく、また風も結構強い。元々気合の足りない登山者を自認する私ですから、ここはキャンセルでしょ。
●●天孫降臨の地・高千穂峰へ●●
その日は実家に入り、翌日仕切りなおしです。登る山は決めていました。高千穂峰です。5月末に霧島連山の韓国岳に登った時に見た山容の美しさにはまっていたのです。天候次第では近場の尾鈴山に転進することも考えていましたが、予報ではまったく問題なかったので予定通り決行です。
高千穂峰は神話で天孫降臨の地であるとかで、山容的にはそういった伝承が生まれるだけの格調の高さは確かに備えているように思います。それとは別に火山活動の影響なのか森林限界が低く、チェンソを持ち出すまでもなく眺望は確保されているため、私のような眺望バカにはありがたい山でもあるのです。
朝6時くらいに実家を出発し、一般道を走ること3時間(コンビニ探しに霧島温泉郷の方まで行ったので30分ほど無駄にしています)、鹿児島県側の高千穂河原登山口に到着しました。28日の阿蘇山はガラガラでしたが、こちらは結構賑わっていました。
●●絶好の快晴の中スタートするも…●●
下腹部は好調で、天気も少々風が強いことを別にすれば問題ありません。コースタイムも4時間程度なので楽勝です。準備をダラダラすませた後ゆるゆると出発しました。想定した通り樹林帯はあっという間に終わり、砂礫地帯の登りに取り付きます。遮る物がないだけに風がかなり強いです。とは言え豊富な皮下脂肪量で十分にしのげます。
しかし、御鉢の縁に到達する頃には大分雲が出てきてしまいました。これは頂けない。入山する時に鳥居の脇からこそこそと入ったのがマズかったのだろうか。今更戻って登り直しすることも出来ないです。すると御鉢が終わり高千穂峰への取り付き付近にまたしても鳥居が見つかりました。このまま終わるのは悲しいので、ここで帳尻合わせとばかりに二礼二拍一礼の丁寧なやつでご機嫌を伺います。
●●話がわかりますな〜●●
怒涛の直登をあえぎながらこなし何とか山頂に至ると、相変わらず雲に取り囲まれた状態です。天逆鉾も曇り空が背景では気分が盛り上がりません。時間には余裕があることですし、先程の丁寧なやつは必ず効果を発揮するはずと信じて山頂で粘る決意を固めていると、待つまでもなく青空が広がってきました。これでこそ天逆鉾もありがたみ3倍増ってものです。
この辺りの山域の定番なのか、空気の透明度はもう一つのため遠くの山までは見えません。せめて韓国岳だけでも確認してから帰ろうとカップラの昼食など頂きつつ、さらに粘ってみます。しかし気温は5℃未満、風速は10〜15m/s推定され、かなり寒かったです。
●●12時までは粘ってみましたが…●●
自分で設定した12時までは待ってみましたが、結局韓国岳を高千穂峰の山頂から拝むという野望は叶いませんでした。それでも帰路所々で振り返ってみると、青空バックの高千穂峰はやはり見栄えが大変結構です。御鉢の縁を歩くにしてもやはり青空の下が最高です。先程の鳥居に再度丁寧なやつで礼を尽くしておきました。
大体満足して御鉢から下りようとしていると、韓国岳も山頂付近に若干の雲を残しつつも山容のほぼ全体を見せてくれました。丁寧なやつの効果のほどに納得しつつ、下山を完了しました。下りてからは特段願い事もないので、雑なやつすら省略したのは内緒です。
●●感想など●●
以前に韓国岳から見た高千穂峰の山容は圧倒的でした。通常こうした山の場合、遠くから見ると美しくても、実際登るとそれほど楽しくはないと言うパターンってありますよね。しかしここは短いコースタイムの中に稜線歩きの要素と開けた視界がつまっており、御鉢の縁を歩く楽しさも格別です。欲を言えば桜島くらいまで見えて欲しい気持ちもありますが、上出来と言ってよいでしょう。今回の満足度は110%としておきます。
ところでこのレコの仕上げは元日、熊本市内のネットカフェでやっております。と言うのも天気予報では元日大荒れで積雪の予報が出ていたので、大晦日のうちに実家を離れ、熊本市内に入っていたため何しろ暇なのです。結果的には現在の熊本市内は概ね晴れており、そんなに心配することなかったかな、本日の移動でも大丈夫だったかな、と思わないでもありません。
現在13時前です。レンタカーを返しに行くのは16時で充分、空港に行くのは18時半で楽勝です。あ〜ヒマだ。どうしたもんか、このままここでフォローしている方のレコでも拝見するしかないか…。
mus氏、あけおめ。今年もよろしです
拙者、高速バスで実家に向かってるので、暇だからお相手つかまつる。
今日は都内も昼過ぎから雪、八王子あたりはすごい勢いで降ってました。
>願いが通じガスが …
タイトル見て「祝!お通じ!
仕方がないよね、前科持ちだから。
それにしても高千穂峰にしても阿蘇にせよ、九州の山スケールはデカイですね。やっぱ一度は行ってみたいな
しかし元旦からネカフェでレコ作り。
まあ、そのレコに速攻コメしてるのも
ちわ、ざわしー。
あけおめでございます。
まさかこんなに早くコメントが頂けるとは思わなかったんでネカフェ出ちゃったよ。スマホで返信書くのは不慣れで大変だわ。でも何せ暇だし、そろそろスマホの入力方法にもなれた方がいいので練習になって丁度いいかも。
と書いているうちにバスが着いちゃうかな?
それはともかく九州の山もなかなか良いですよ。チャンスがあったら是非登って見ては?ついでにのじりこぴあのケロケロ共和国も訪問必須だね。
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