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Yamareco

記録ID: 5685040
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳 梅雨の間隙をついた久々テン泊登山は強風下の鍛錬

2023年07月06日(木) 〜 2023年07月07日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
16:23
距離
14.1km
登り
1,648m
下り
1,712m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:03
休憩
0:35
合計
7:38
7:50
65
8:55
8:58
1
8:59
9:10
238
13:08
13:18
39
13:57
14:08
80
2日目
山行
5:29
休憩
2:41
合計
8:10
4:25
36
5:01
5:02
16
5:18
5:18
19
5:37
8:04
48
8:52
8:58
24
9:22
9:29
137
11:46
11:46
4
11:50
11:50
45
12:35
天候 晴れ(一日目は強風)
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
大雪渓はベンガラ沿いに進むと上部で下の雪解け水に落ちそうになる踏み抜き部分が生じています。雪面は日中かなり緩くなっていて、下りでは特に10本以上のアイゼン推奨(重くなりますが安全第一)
小雪渓のトラバース部でも雪の踏み抜き危険ゾーンあり(私は登山時に片足が落ちて斜面下方に逆さづりになりました)
その他周辺情報 テン場では携帯電波入りません
キレイに晴れ渡った白馬ブルーに恵まれそうな日です。
流石に平日は駐車場もガラガラです。
2023年07月06日 06:57撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/6 6:57
キレイに晴れ渡った白馬ブルーに恵まれそうな日です。
流石に平日は駐車場もガラガラです。
2023年07月06日 07:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
7/6 7:48
2023年07月06日 08:05撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
7/6 8:05
この日、気温は高く蒸し暑い
2023年07月06日 08:24撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/6 8:24
この日、気温は高く蒸し暑い
林道終点
2023年07月06日 08:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/6 8:27
林道終点
オオベニウツギ
2023年07月06日 08:41撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/6 8:41
オオベニウツギ
2023年07月06日 08:41撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 8:41
ノビネチドリ
2023年07月06日 08:57撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/6 8:57
ノビネチドリ
2023年07月06日 08:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 8:59
2023年07月06日 09:01撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:01
山頂方面は少しガスが残る予報通りの天候のようです。
2023年07月06日 09:02撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:02
山頂方面は少しガスが残る予報通りの天候のようです。
白馬尻小屋はトイレのみ利用可能(念のため協力金100円で利用させていただきました)
2023年07月06日 09:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:03
白馬尻小屋はトイレのみ利用可能(念のため協力金100円で利用させていただきました)
2023年07月06日 09:06撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
7/6 9:06
キヌガサソウが群生しています
2023年07月06日 09:10撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:10
キヌガサソウが群生しています
2023年07月06日 09:11撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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2023年07月06日 09:26撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:26
いよいよ大雪渓
2023年07月06日 09:28撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:28
いよいよ大雪渓
2023年07月06日 09:39撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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2週ほど前に引かれたベンガラを辿ります
2023年07月06日 09:44撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:44
2週ほど前に引かれたベンガラを辿ります
2023年07月06日 09:49撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:49
落石が直撃しませんように
2023年07月06日 09:53撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 9:53
落石が直撃しませんように
足が引きつって振り返りながらいっぷく
2023年07月06日 10:34撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 10:34
足が引きつって振り返りながらいっぷく
まだゴールは遠い
2023年07月06日 10:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 10:50
まだゴールは遠い
やっと大雪渓のゴール、お花の出迎えは心を癒してもらえます。
2023年07月06日 12:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 12:37
やっと大雪渓のゴール、お花の出迎えは心を癒してもらえます。
ミヤマキポウゲとハクサンチドリ
2023年07月06日 12:45撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 12:45
ミヤマキポウゲとハクサンチドリ
2023年07月06日 12:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 12:47
杓子岳側から結構な崩落がありました。誰も遭遇しなくてよかった。
2023年07月06日 13:04撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 13:04
杓子岳側から結構な崩落がありました。誰も遭遇しなくてよかった。
2023年07月06日 13:33撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 13:33
ハクサンイチゲ
2023年07月06日 13:35撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 13:35
ハクサンイチゲ
小雪渓の雪切りされたルートをトラバースします。
すれ違いは危険を伴うので相互通行で待機、おかげで状況確認が出来てよかったです。終盤部分は要注意とのことをお聞きした上でツボ足で進みます。
2023年07月06日 13:41撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 13:41
小雪渓の雪切りされたルートをトラバースします。
すれ違いは危険を伴うので相互通行で待機、おかげで状況確認が出来てよかったです。終盤部分は要注意とのことをお聞きした上でツボ足で進みます。
小雪渓トラバースを終えて振り返ったところ。実は手前の穴の開いた部分で足元の雪面が崩れて踏み抜き、左片足が下の水流に落ちた状態でテン泊ザックを下にして斜面下側へ倒れこみ斜面を滑り落ちそうになりました❗️
なんとかストックを使ってもがき、崩落端を引っ掛けて起き上がることが出来ましたが、一瞬もうダメかと雪渓滑落が頭をよぎりました。周囲に誰も居ない状況でソロの恐怖ですね。
(ピッケルがあればもう少し楽だったかもしれない)
テント場受付で状況を話しておいたののですが、ちょうど山案内組合の方々も雪面が緩んできているのを認知していて、ちょうど秋道ルートに切り替える予定のようだとのことでした。翌日の下山時はちょうど薄くなった雪面部分をスコップで落として、新たに道切りをして頂いている最中で、安心して通過できました。ありがとうございます。
2023年07月06日 13:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 13:48
小雪渓トラバースを終えて振り返ったところ。実は手前の穴の開いた部分で足元の雪面が崩れて踏み抜き、左片足が下の水流に落ちた状態でテン泊ザックを下にして斜面下側へ倒れこみ斜面を滑り落ちそうになりました❗️
なんとかストックを使ってもがき、崩落端を引っ掛けて起き上がることが出来ましたが、一瞬もうダメかと雪渓滑落が頭をよぎりました。周囲に誰も居ない状況でソロの恐怖ですね。
(ピッケルがあればもう少し楽だったかもしれない)
テント場受付で状況を話しておいたののですが、ちょうど山案内組合の方々も雪面が緩んできているのを認知していて、ちょうど秋道ルートに切り替える予定のようだとのことでした。翌日の下山時はちょうど薄くなった雪面部分をスコップで落として、新たに道切りをして頂いている最中で、安心して通過できました。ありがとうございます。
石室避難小屋
2023年07月06日 13:58撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 13:58
石室避難小屋
2023年07月06日 14:19撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
7/6 14:19
シナノキンバイ
2023年07月06日 14:22撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 14:22
シナノキンバイ
2023年07月06日 14:31撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 14:31
気持ちの良い風と、お花や風景を愛でながらしばし休憩
2023年07月06日 14:40撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 14:40
気持ちの良い風と、お花や風景を愛でながらしばし休憩
2023年07月06日 14:42撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 14:42
ミヤマオダマキ
2023年07月06日 14:42撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 14:42
ミヤマオダマキ
2023年07月06日 15:19撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 15:19
再びミヤマオダマキ
2023年07月06日 15:22撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 15:22
再びミヤマオダマキ
ウルップソウ
2023年07月06日 15:25撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 15:25
ウルップソウ
うっかり夕陽を見るのを失念して慌てて稜線に出ましたがすでに遅し。立山連峰方面の山容を確認
2023年07月06日 19:15撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 19:15
うっかり夕陽を見るのを失念して慌てて稜線に出ましたがすでに遅し。立山連峰方面の山容を確認
アオノツガザクラ
2023年07月06日 19:18撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 19:18
アオノツガザクラ
2023年07月06日 19:18撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
7/6 19:18
ハクサンイチゲ
2023年07月06日 19:19撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 19:19
ハクサンイチゲ
この日、強い風の吹き続ける中でのテントは5張のみ、知る限り2名の方が小屋泊に切り替えれていました。
設営時吹き飛ばされるのを抑えながらの設営でしたが張り綱を固定するのに、一ヶ所あたりかなり大きな岩を6個以上、ペグ止め部分にも各4個以上は岩を使いました。決死とも言えるほどの風との苦闘で、すっかりグローブをはめることを忘れていたため、岩の角で指先を切りました。
翌未明頃まで終始風が吹き続けて、テントを吹き飛ばされないか不安でいたのですが、これに雨が加わら無かったのがせめてもの救い。そんな荒天にも関わらず深夜何度もテントのすぐ脇まで雷鳥らしい鳴き声(あのカエルのような鳩のようなグルグル・ケロケロした鳴き声)が近づいてきて結構不気味でした。(ずっとラジオを鳴らしてました)
2023年07月06日 19:19撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/6 19:19
この日、強い風の吹き続ける中でのテントは5張のみ、知る限り2名の方が小屋泊に切り替えれていました。
設営時吹き飛ばされるのを抑えながらの設営でしたが張り綱を固定するのに、一ヶ所あたりかなり大きな岩を6個以上、ペグ止め部分にも各4個以上は岩を使いました。決死とも言えるほどの風との苦闘で、すっかりグローブをはめることを忘れていたため、岩の角で指先を切りました。
翌未明頃まで終始風が吹き続けて、テントを吹き飛ばされないか不安でいたのですが、これに雨が加わら無かったのがせめてもの救い。そんな荒天にも関わらず深夜何度もテントのすぐ脇まで雷鳥らしい鳴き声(あのカエルのような鳩のようなグルグル・ケロケロした鳴き声)が近づいてきて結構不気味でした。(ずっとラジオを鳴らしてました)
2日目のお目ざめ、テント内は13℃くらいでしょうか。
2023年07月07日 03:38撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 3:38
2日目のお目ざめ、テント内は13℃くらいでしょうか。
モタモタしていて出遅れてしまいました。
白馬岳直下「貞逸翁」のレリーフの手前で日の出時間です
2023年07月07日 04:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 4:37
モタモタしていて出遅れてしまいました。
白馬岳直下「貞逸翁」のレリーフの手前で日の出時間です
今回の朝日はこれが限界
2023年07月07日 04:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 4:37
今回の朝日はこれが限界
2023年07月07日 04:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 4:50
山頂三角点に到着
 基準点コード TR15537161001
 等級種別 一等三角点
 基準点名 白馬岳
 登録年月日 2014/12/10
 成果状態 成果異常
 成果区分 成果の公表を停止しているため、
      座標値等は閲覧できません
2023年07月07日 04:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 4:56
山頂三角点に到着
 基準点コード TR15537161001
 等級種別 一等三角点
 基準点名 白馬岳
 登録年月日 2014/12/10
 成果状態 成果異常
 成果区分 成果の公表を停止しているため、
      座標値等は閲覧できません
2023年07月07日 04:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 4:56
朝日を浴びる白馬三山
2023年07月07日 04:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 4:59
朝日を浴びる白馬三山
2023年07月07日 04:57撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 4:57
2023年07月07日 04:58撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 4:58
白馬三山のモルゲンロートを期待していましたが今ひとつ、まあ観られただけで充分ですがね。
2023年07月07日 04:58撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 4:58
白馬三山のモルゲンロートを期待していましたが今ひとつ、まあ観られただけで充分ですがね。
2023年07月07日 05:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:00
2023年07月07日 05:01撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 5:01
2023年07月07日 05:01撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 5:01
ずっと雲に阻まれ、綺麗なモルゲンロートは見られませんでした。
2023年07月07日 05:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:03
ずっと雲に阻まれ、綺麗なモルゲンロートは見られませんでした。
2023年07月07日 05:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:03
2023年07月07日 05:05撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:05
2023年07月07日 05:05撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:05
2023年07月07日 05:05撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 5:05
2023年07月07日 05:06撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 5:06
2023年07月07日 05:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:21
旭岳へはここから進むようです。波線ルートですね。
2023年07月07日 05:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:21
旭岳へはここから進むようです。波線ルートですね。
2023年07月07日 05:22撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:22
劒岳はやっぱりカッコいい!
(私には一生行く機会はないでしょう)
2023年07月07日 05:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 5:27
劒岳はやっぱりカッコいい!
(私には一生行く機会はないでしょう)
2023年07月07日 05:32撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 5:32
写真だとよくわかりませんが左端辺りにシュプールが描かれています。
猿倉荘でスノボ担いだ結構ベテラン年齢の方を見かけました。やっぱ雪は滑って降りるものですよねー。自己責任ですが。
2023年07月07日 08:35撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 8:35
写真だとよくわかりませんが左端辺りにシュプールが描かれています。
猿倉荘でスノボ担いだ結構ベテラン年齢の方を見かけました。やっぱ雪は滑って降りるものですよねー。自己責任ですが。
2023年07月07日 08:39撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
7/7 8:39
2023年07月07日 08:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 8:47
これからいよいよ大雪渓を降ります。
午前中にも関わらずかなり雪面は緩んでおり10本爪以上のアイゼンを強く推奨!
この日重くなるのが嫌で6本爪の軽アイゼンまでしか持ってきていなかったのです。
斜度のきつい部分で2度コケました。ピッケルも持ってこなかったので結構滑ってしまい恐怖
( ̄O ̄;)
2023年07月07日 09:32撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 9:32
これからいよいよ大雪渓を降ります。
午前中にも関わらずかなり雪面は緩んでおり10本爪以上のアイゼンを強く推奨!
この日重くなるのが嫌で6本爪の軽アイゼンまでしか持ってきていなかったのです。
斜度のきつい部分で2度コケました。ピッケルも持ってこなかったので結構滑ってしまい恐怖
( ̄O ̄;)
下山後の猿倉荘でのお楽しみ「雪どけサイダー」250円。なぜか松本辺りのお店より安い
2023年07月07日 12:42撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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7/7 12:42
下山後の猿倉荘でのお楽しみ「雪どけサイダー」250円。なぜか松本辺りのお店より安い

装備

MYアイテム
sun_99jp
重量:0.35kg
個人装備
長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 雨具 ネックウォーマー ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) バーナー 調理器具 浄水器 ハイドレーション シート コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 タオル トレッキングポール チェーンスパイク 軽アイゼン テント 寝袋 ランタン
備考 12本爪アイゼン

感想

梅雨の間隙を縫う形で、久しぶりにテン泊装備で白馬岳に登りました。
重いザックを背負っての山行は1年半ぶりとなるため、今回のルートの連続斜面に挫けないように、とにかくスローペースで踏破して行こうと猿倉を後にしました。
今回はここ数日の天気予報とにらめっこしながら日程と行先を決めたため、まず小屋泊かテン泊か、そして今回必要となるであろう積雪路対応装備で悩み、直近の様々な方のコメントを見て、雪装備としては軽量化も考慮し6本爪軽アイゼン&チェーンスパイクでの山行を計画しました。事前のパッキングで水を除いたザックの重量は14kg。加齢による体力の低下を考えると、あと一歩軽量化したいところですが水補給には困らない山なので、水を少なめにしてこれで決行することにしました。
猿倉からスタートして白馬尻小屋までの長い林道区間+ハイキングルートはつい、いつも通りの日帰り軽量ザックでのペースで進んでしまいました。そのため既にじんわりと体にザックの重さが響いてきています。雪渓の登りは足回りの軽量化優先でチェーンスパイク利用と決めていたので迷わずそちらを装着。落石事故回避のヘルメットを頭に挑みます。雪渓の雪面はかなり緩くシャーベット状になっておりチェーンスパイクの短い爪ではほとんどグリップが得られない部分も生じていました。まして下山時の下りでは、軽アイゼンでも力不足、雪渓では避けなければならないスリップダウンもしてしまい、数メートル滑り下るというヒヤリとした場面も体験しました。やはり重量増を恐れず10本爪以上のアイゼンの方がまだましかと思われます。今回はピッケルも重量増を嫌って持ってこなかったためスリップしたときは本当にヒヤッとしましたが、実際そういった時を考えれば、1Kg弱の重量増はあろうがピッケルも持参すべきだとも思いました。
更に進み、小雪渓のでは更に難関に遭遇しました。ベンガラと雪切りされた跡を辿りますが石室側にあとすこしという岩が露出した部分で、十分な注意を払ったつもりの山側左足の一歩の足元が崩落。下を流れる雪解け水の水流に左足を突っ込む形で斜面下側に頭とザックを下に逆さ状態となりました。ソロ行です。下になったザックは重く腹筋だけでは持ち上がらず、周りには誰も居ません。このまま今倒れている雪面まで崩落したらどこまで滑落するのか!そんな恐怖が頭をよぎる中、何とかストックを崩落した雪面の角に引かけて体勢を立て直すことが出来ました。今考えてもゾッとする瞬間です。
ここもピッケルであれば、倒れこんだ瞬間にもう少し違った展開になっていたかもしれません。
小雪渓の出来事ですっかり体力と気力を消耗してしまい、登坂スピードはさらに遅くなります。しばらく進み石室で休息、そこの水場で浄水器を使って飲んだ雪解け水のまろやかで冷たさが体に染みました。
這々の体でテント場に到着すれば、こちらではものすごい勢い強風に襲われました。
ヤマテンでは風は次第におさまるとの予報でしたがとんでもない。雪渓を終えたあたりから治るどころかうねりを伴った突風の洗礼を受け、テント場での設営に大苦戦。通常の設営手順ではどうにもならず、まずは張り綱を固定した上で体で天幕本体を押さえ込みポールで自立させる対策で何とか完了。
通常の倍以上の時間と体力を浪費し、張り綱やペグを固定するための重い岩塊をいくつも移動する作業で指先を切ってしまいました。(必死の作業で手袋装着を失念)
完全に設営が終われば、山岳テントって素晴らしい設計がされているもので、安心してテント内でのある調理なども出来、就寝も何の問題も生じませんでした。
そんなこんなで白馬岳アタックは翌日に持ち越して無事登頂後、日が上り強風の治ったテン場で朝食後にのんびり撤収して下山しました。
下山時も相変わらず重い荷物は足にズンと響きます。緊張の雪渓が終わる頃には大腿四頭筋が悲鳴をあげ、頻繁に歩みを留め小休止を挟みながら猿倉までの道のりを辿り着きました。
自由な時間と引き換えに負荷の上がるテン泊登山はとても良いのですが、近頃の体力低下に合わせて控えていく必要があると痛感した山行でした。

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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

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