幌尻岳〜高齢夫婦が登る日本百名山(新冠コース)

2023年07月05日(水) 〜 2023年07月07日(金)

• GPS: 14:33
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,111m
• 下り: 1,744m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:03
• 合計: 6:23

8:37 イドンナップ山荘
8:47 8:48 奥新冠発電所ゲート
9:49 9:50 いこい橋ゲート
14:02 14:02 岩清水
14:12 14:14 奥新冠ダム
15:00 新冠ポロシリ山荘

2日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 0:46
• 合計: 8:05

15:00 新冠ポロシリ山荘
5:39 5:52 幌尻沢徒渉点
7:00 7:00 見晴台
7:13 7:13 中間点
7:52 7:58 水場
8:18 8:19 お花畑
9:05 9:07 大岩
9:15 9:15 振内・新冠コース分岐
9:22 9:29 幌尻岳
9:36 9:37 振内・新冠コース分岐
9:47 9:54 大岩
10:16 10:22 お花畑
10:42 10:42 水場
11:04 11:04 中間点
11:12 11:13 見晴台
12:00 12:01 幌尻沢徒渉点
12:48 12:48 新冠ポロシリ山荘
12:49 宿泊地

3日目

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

10:45 イドンナップ山荘
10:45 イドンナップ山荘

天候

5日　晴れ
6日　雨
7日　小雨後曇り

アクセス

イドンナップ山荘前の駐車場を利用。山荘までは未舗装道路を約40km近く走る。１時間45分かかった。10数台が駐車していたが、釣りの車もちらほら。

コース状況／危険箇所等

7月7日携帯電池切れの為、ログの記録が出てないが、
ポロシリ山荘発5時10分
イドンナップ山荘着10時20分

危険箇所はない。以下、区間毎に状況を記す。

1.イドンナップ山荘〜ポロシリ山荘間
　片道18.5kmの徒歩。しかも、結構なアップダウンがあって、かなり疲れる。私たちは、遭遇していないが、5日に下山してきた単独男性が、いこい橋付近で林道上の熊を見た、また6日にポロシリ山荘まで来る途中の大理石沢で3人パーティーが3頭のヒグマ(親子連れ？)と遭遇したと聞いた。やはり、どこにでも熊はいる。熊鈴は必携だ。

2.ポロシリ山荘〜幌尻沢出合い間
　新冠ポロシリ山岳会の方が、よく手入れをしてくれている。
一ヶ所ルート崩壊のため高巻きをするところがある。また、出合いの渡渉点は、大きな丸太を渡してくれていて難なく渡ることができる。6日に、雨の中、幌尻岳ピストンをした際、帰りに出合い地点の増水が心配だったが問題なかった。

3.出合い〜1,600m間
　基本的に尾根沿いの厳しい直登。一部刈り払いあり。笹のため、雨天でなくても、足が濡れる。スパッツがあった方が良いかも。1,600m付近の雪渓は、既に消失。渡渉点には、小さな標識とピンテあり。

4.1,600mから幌尻岳山頂間
　渡渉後、ロープのかかった急登を過ぎると高山植物の出迎え。山頂まで、チングルマ、ハクサンイチゲ、ツガザクラなど多種多様な高山植物が癒してくれる。雨天でなければ、花を愛でながら、楽しめるところ。
ただし、地質が悪いのか、一部登山道が崩壊している所があるので、歩行時には、高山植物帯に入らないよう注意。

その他周辺情報

ポロシリ山荘は、避難小屋だが、非常に手入れが行き届いている。新冠ポロシリ山岳会が日常的に整備してくれているようで感謝。トイレも匂いは、ほとんどしないし、何といっても小屋内に豊富な水が引かれており、自由に使う事ができる点が秀逸。
定員は、コロナの影響もあってか30人程。予約制。
管理協力金1,000円。

写真

7/5 8:35

イドンナップ山荘。釣りの車も含めて、全部で10数台が駐車中。ここがスタート地点。山荘は、かなり老朽化している。

7/5 8:38

山荘横に、田中陽希記念碑。

7/5 8:47

奥新冠発電所ゲート。ザックのままでは通れないので、人間だけが先に通って、ザックを手渡しする。

7/5 9:49

いこい橋。この先で熊が出たらしい。

7/5 11:58

12時前。昼食のパンを食べて出発するところ。

7/5 13:25

原石沢手前の「ポロシリ山荘まで5km」の標識。この標識は、いこい橋手前にも「ポロシリ山荘まで15km」というのがあった。あとは、よく見ると、500m毎に、古い距離表示の標識がある(朽ちてない箇所もあり)。

7/5 14:01

奥新冠ダム。コンクリートアーチ式の立派なダムだ。よくぞこんな奥地に造ったものだ。ここから取水された水は、奥新冠発電所で使われる。

7/5 14:04

ダム展望台。

7/5 14:05

展望台から、改めて奥新冠ダム。静寂が支配している。

7/5 14:05

幌尻湖。エメラルドグリーンできれい。

7/5 15:00

ポロシリ山荘到着。到着時は誰もおらず。その後、山頂登山の3人が戻ってきて、さらにイドンナップからの単独の男性が到着し、本日の宿泊者は、6人のみ。右はトイレ棟。とてもきれいで匂いも無し。

7/6 5:46

幌尻沢出合い。奥に丸太が渡してあるのが分かる。増水時も安心。

ゴゼンタチバナ。

7/6 7:55

1,600m付近。雪渓は消えている。水場だが、雨で全く飲む気にならない。小さな進行方向を示す標識とピンテあり。

7/6 8:41

ハクサンイチゲ。

ツガザクラ。

エゾノキンバイ。花が大きい。

ヒメクワガタ？

？

チングルマ。

ポロシリアズマギクとハクサンチドリ。

アオノツガザクラ。

ミツバオーレン。

ウコンウツギ。

ミネズオウ。

7/6 9:23

山頂到達。家内の日本百名山96座目。

7/6 9:25

自撮りでツーショット。雨は降っているものの風はほとんど無く、寒さも感じない。

家内に撮ってもらう。

山頂標識の裏側。

7/6 9:27

三角点とケルン。

大岩。右に標識あり。

7/6 9:31

イワウメ。

7日出発時に。居合わせた登山者に撮ってもらう。

7/7 10:47

下山時、イドンナップ山荘前に鹿が現れる。

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

rin

家内の日本百名山達成に向けて、北海道で残った難関の幌尻岳へ。
私自身は、45年ぶりの再訪。その時は、額平川から入って、山頂を経て七ッ沼カールで幕営。翌日に北戸蔦別岳を通ってチロロ林道に降りた。
今回は、別のコースと思って、新冠コースを選択。
まあ、とにかく、歩行距離の長いこと！林道歩きは、とにかく「忍」の一字。沢の渡渉がないので雨天でも登れるのと、きれいなポロシリ山荘をベースで使用できるのがメリット。
残念ながら、登山日は、あいにくの朝から雨。もう来るチャンスは無いだろうと、雨天の中を登山決行したが、当然山頂からの展望はゼロ。山頂では誰もおらず。本日新冠コースを利用して、山頂往復したのは、私たち夫婦の他は、福岡からきた単独男性の3人のみ。ただ、登って証拠写真を撮るだけになってしまった。まあ、高山植物が多くあったので、それなりに楽しむことができたが。せっかくの遠征だったが、天気の神様は、微笑んではくれなかった。
ポロシリ山荘内では、全国各地から来た人達と和やかに歓談することができた。ツアーの人達も含め、比較的高齢の方々が多かったように思う。
家内の百名山残り4座。

コメント

gennjiko

ご夫妻で山行羨ましい限りです。
幌尻岳に限らず、全ての山行記録とても分かりやすく読むのが楽しいです。
お花の名前💐私もrinさんの写真を見て覚えたいです。
表銀座、最高でした。モカマタリ

rin

gennjiko様
表銀座お疲れ様でした。
山行記録アップしました。
またどこかの山でお会いしましょう。