ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5715112
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

霧の塩見岳

2023年07月15日(土) 〜 2023年07月16日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
14:39
距離
28.4km
登り
2,284m
下り
2,291m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:01
休憩
1:07
合計
7:08
9:24
9:25
48
10:13
10:23
34
10:57
10:58
29
11:50
12:37
14
12:51
12:51
50
13:41
13:42
99
15:21
2日目
山行
6:54
休憩
2:03
合計
8:57
5:55
55
6:50
6:50
3
6:53
7:08
5
7:13
7:15
61
8:16
9:02
78
10:20
10:36
44
11:20
11:20
15
11:35
12:12
10
12:45
12:45
27
13:12
13:12
29
13:41
13:42
42
14:51
14:52
0
14:52
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥倉ゲートは満車、その手前の駐車場も満車でゲート最寄りから3つめの駐車場に停めた。
コース状況/
危険箇所等
鳥倉から三伏峠の5〜8合目付近、木の階段が湿っている上、谷側への傾きがありやや怖い状態。三点支持で慎重な通行を推奨。
ほとけの清水は水量十分あり。

携帯電波(NTT docomo)は霧が濃いせいか弱く
三伏峠:通信可
本谷山:通信可
ただし稜線上でも時々電波0本
塩見小屋:食堂と小屋前は通信可、ときどき圏外。別館は何故か圏外。
塩見岳:電波弱く1本。時々圏外
でした。
その他周辺情報 登山後の日帰り温泉は大鹿村内がやっているか不明だったため
車で信州まつかわ温泉 清流苑へ。
中は複数の湯船があり広々としており、露天スペースからはさっき登っていた塩見岳も望めるロケーション。
畳の休憩室もあり、レストラン併設(しかも良心的なお値段)。

インターからもほど近いので車で来ていたらここが一番便利ではないかと思います。

鳥倉登山口の看板
2023年07月15日 09:23撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 9:23
鳥倉登山口の看板
霧の中、無心で歩いたので写真が殆どない。三伏峠の手前にあった看板。
2023年07月15日 11:46撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 11:46
霧の中、無心で歩いたので写真が殆どない。三伏峠の手前にあった看板。
美しいシラビソ林の道をゆく
2023年07月15日 11:46撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 11:46
美しいシラビソ林の道をゆく
三伏峠は日本で一番高い峠らしい、というのは知っていた。
2023年07月15日 12:35撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 12:35
三伏峠は日本で一番高い峠らしい、というのは知っていた。
峠を出てすぐの分岐。いつか悪沢岳や赤石岳にも行ってみたい
2023年07月15日 12:41撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 12:41
峠を出てすぐの分岐。いつか悪沢岳や赤石岳にも行ってみたい
ヒイロガサ?疲れてたのできちんと観察せず
2023年07月15日 12:58撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 12:58
ヒイロガサ?疲れてたのできちんと観察せず
本谷山までの登りが地味にきつかった!!
2023年07月15日 13:40撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 13:40
本谷山までの登りが地味にきつかった!!
本谷山〜ゴーロ間の、稜線から右に折れるところ
2023年07月15日 14:16撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 14:16
本谷山〜ゴーロ間の、稜線から右に折れるところ
ゴーロまでも地味に遠く、眠気もあってつらかった。
2023年07月15日 14:43撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 14:43
ゴーロまでも地味に遠く、眠気もあってつらかった。
三峰川林道から塩見岳に登るルート(塩見新道)もあるらしい。が、破線ルートで、一般登山客が入らないようにロープが張られていた。
2023年07月15日 15:01撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 15:01
三峰川林道から塩見岳に登るルート(塩見新道)もあるらしい。が、破線ルートで、一般登山客が入らないようにロープが張られていた。
塩見小屋到着
2023年07月15日 15:17撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 15:17
塩見小屋到着
一瞬だけ雲間から塩見岳が見えた
2023年07月15日 16:12撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 16:12
一瞬だけ雲間から塩見岳が見えた
こじんまりとした規模の小屋。今夜はこちらに泊まる
2023年07月15日 16:13撮影 by  iPhone 12, Apple
7/15 16:13
こじんまりとした規模の小屋。今夜はこちらに泊まる
塩見岳西峰。風と霧でほとんど滞在せず。この後東峰へも行ったがやはり短時間の滞在で引き換えしてきた。
2023年07月16日 06:50撮影 by  iPhone 12, Apple
1
7/16 6:50
塩見岳西峰。風と霧でほとんど滞在せず。この後東峰へも行ったがやはり短時間の滞在で引き換えしてきた。
イワカガミ
2023年07月16日 07:09撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 7:09
イワカガミ
ハクサンイチゲ
2023年07月16日 07:10撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 7:10
ハクサンイチゲ
天狗岩付近の赤色チャート
2023年07月16日 07:53撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 7:53
天狗岩付近の赤色チャート
ヤマイグチが出ていた
2023年07月16日 09:51撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 9:51
ヤマイグチが出ていた
シャクナゲは道中いたるところで咲いていた
2023年07月16日 10:23撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 10:23
シャクナゲは道中いたるところで咲いていた
アザミ?名前は分からなかった
2023年07月16日 10:43撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 10:43
アザミ?名前は分からなかった
特定の会社の社有林だったとは知らなかった。立派な標識を整備してくれている。
2023年07月16日 11:23撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 11:23
特定の会社の社有林だったとは知らなかった。立派な標識を整備してくれている。
ほとけの清水の沢を見上げる。気持ちの良い樹林。水が近いのでブナが多め?
2023年07月16日 12:44撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 12:44
ほとけの清水の沢を見上げる。気持ちの良い樹林。水が近いのでブナが多め?
2023年07月16日 12:49撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 12:49
崩れ気味な木の桟橋。滑るので注意が必要だった。
2023年07月16日 12:57撮影 by  iPhone 12, Apple
1
7/16 12:57
崩れ気味な木の桟橋。滑るので注意が必要だった。
戻ってきました。下界は酷暑。
2023年07月16日 13:42撮影 by  iPhone 12, Apple
7/16 13:42
戻ってきました。下界は酷暑。
上はあんなにガスっているのに麓は気持ちのいい晴れ
2023年07月16日 13:51撮影 by  iPhone 12, Apple
2
7/16 13:51
上はあんなにガスっているのに麓は気持ちのいい晴れ

感想

天気予報では日曜から晴れ。
1日目は天気が悪くても2日目は南アルプスのど真ん中で展望を楽しむのだ……と思って友人を誘って塩見岳へ登りに行くことにした。

登山口へは伊那大島からバスと鳥倉駐車場から歩きの選択肢があったが
早朝から歩けばバスより速いと判断して、友人氏の車で向かうことに。

しかし小渋ダムの手前でアクシデント発生。
目の前には「通行止」の看板。
Uターンにも手こずり、早速ここで1時間を浪費する。
さらに鳥倉ゲートに近づくと、途中の空き地に停められた車の数々、降りてくる車も。
これは、間違いなく埋まっている……けれど鳥倉ゲートまでUターンポイントもなく、さらに30分を消費。
そうこうして、出発に1時間半も遅れてしまった。

ようやく車を停め、支度をして出るも、8時すぎ。
林道を歩く我々の横を、登山者を満載した伊那バスが通り過ぎていったのであった。

登山口には9時半前に到着。コースタイムは6時間半。昼食を入れたら7時間。小屋到着の想定が16時。予定的にはギリギリ。
「仕事を追えて直行なので寝不足」「出発が予想外に遅れ、計画に無理が出た」よくある遭難フラグである。注意しなければ。

標高が低いうちに暑さで疲弊しなくて済むのと
稜線上で熱雷に遭うリスクは少なそうな点は、霧という天気も幸い。
ということでまずは稜線までサクサク歩こう。

豊口山間のコルに出る。ペースは良い。
休憩していた人と雑談をする。家族3人組で、今日は三伏峠までだそうだ。まだ登山歴は浅そう。
ヤマレコを使ってるとこを質問されたので「電波がなくても現在位置がわかるGPSアプリとモバイルバッテリはめちゃくちゃオススメ」と言っておく。

その後は道はトラバース気味となり、崩壊気味の木橋を超える。ここが正直一番怖かった。滑るし手をかけられる所すくないし、谷川は落ちたらただじゃ済まなそうだし。
三伏峠には12時前着。大体コースタイム通り。ただし出発が遅れた分が響く。
ここで昼食。時間がないわりにはちょっと時間をかけすぎてしまった。

しかし、ここから本谷山、そして2512mのトラバースに入るところまでが一番辛かった。景色は霧で見えない。意外と登る。そして下る。何より眠い。
結局木にもたれ掛かって2分くらいの仮眠を2回ほどとり、ようやくすっきりした頭で歩けた。
ゴーロまでふらふらと歩き、倒木の多い急登、尾根に出て更に急登をもう一つこなしたら、急に小屋があった。ゴーロからは思ったより近かった。

塩見小屋はクレジットカードや交通系電子マネーにまで対応しているのには驚いた。
小屋の宿泊スペースはシングルベッドぐらいのスペースが十分あり快適そのもの。

素泊まりだったが、今日は食堂を使っていない18-19時に使ってよいとのことだったので、ありがたく借りることに。
おやつとして、小屋ではおはぎを買いお茶を飲み、睡眠不足を仮眠で補うことに。

18時には夕食をガッツリ作るはず……だったが同行者が起きない。どうにか起こして連れて行くがしんどそうである。
とりあえず飯を作る。が、状態を聞くと、頭痛、吐き気。
……これは高山病の可能性大。

とはいえ、もう暗くなり始めている状況。今から標高を落とす方法はない。
小屋の人に意を決して相談すると血中酸素濃度を測り、頭痛薬とドリンクを分けてくださった。また、居合わせたガイドの方に、対処法を教えていただきお湯ボトルを貸していただいた。
仮眠で呼吸が浅くなったこと、寝不足など複数の要因によるものだろう、との推測。

ひとまず測定結果として危機的ではなさそうなので、呼吸をしっかりして身体を温めて休んでもらうことに。
これで明日悪いままだったら、下山しかない。

翌日……同行者はすっかり状態を回復していた。
小屋とガイドの方に報告し、朝ごはんをとって山頂へ。
残念ながら頂上も霧だったが私は初の塩見岳、同行者は初の3000m峰。

降りてきて挨拶をしてから下山に移る。
帰りは体調を回復した中、スムーズに歩き三伏峠で休憩、鳥倉に予定より30分以上早く下山。
景色には恵まれなかったが、人の親切に触れた山行となった。

なお、鳥倉ゲート駐車場より下は第3駐車場すら埋まりきり、路肩にも溢れるレベルで車が溢れていたので、週末のマイカーアクセスは一考の余地ありだと感じた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:114人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら