今シーズン初の雪遊びは天狗岳


- GPS
- 23:41
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 829m
- 下り
- 825m
コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:33
天候 | 1月10日 晴れ 1月11日 曇り、雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
茅野駅〜渋の湯:バス 渋の湯〜茅野駅:タクシー(大よそ8000円くらい) |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースしっかりあり 危険箇所はありません |
その他周辺情報 | 渋の湯立ち寄り湯800円 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
テント
シュラフマット
冬用シュラフ
シュラフカバー
スコップ
ピッケル
12本爪アイゼン
ワカン(使用せず)
ストック
自炊道具
サングラス
バラクラバ
手袋(イン&アウト)*2(スペア)
着替え 他
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備考 | 天狗岳だけならワカンは不要です |
感想
冬季の天狗、一度行こうと思いながら登っていなかった。先月から強烈な寒気が荒れる週末が続いており、年が明けてようやくこの3連休が何とかなりそうだと見て、特急しなのの予約を取った。朝九時半に茅野に着き、駅の立ち食いそばをすすりバスに乗った。満員である。乗り切れなくて増発便が出た。乗客は殆ど登山客で、皆やや上気した感じで、社内も賑やかだ。
渋の湯停留所に着くと、皆さん急いで準備をしてぞくぞくと歩き始めている。僕は準備の段取りが苦手で、いつも最後尾になる。
雪道をアイゼンを履いてザクザクと歩く。平年より気温は低いと思うのだが、既にお昼頃のせいか、やや湿り気味かな。上空の雲の動きは早いが谷間ではほぼ無風。厚着のため汗がにじむ。立ち止まりシェルの下に着ていたフリースを脱ぐ。唐沢鉱泉分岐を越えアップダウンの後、上りが少しきつくなった。雲が切れて真っ青な空が樹間に覗く。眩い陽光が気分を守り立ててくれる。
15時少し前に黒百合ヒュッテに着いた。冬の3時は夕暮れのさわりだ。急いでテントを設営するが、寒風に体温を奪われる。ようやく張り終わった時には身体がすっかり冷えてしまい胴震いしていた。いつもの癖で小屋でビールを買ったのだが、寒くて飲む気になれない。持っている衣類を全て着込みシュラフに潜り込む。サーマレストのシュラフマットが強い味方だ。知らないうちに眠ってしまった。
目覚めると暗くなっていた。ヘッデンにランタンシェードを被せて天井に吊るす。小さなアクリル板を取り出してコンロを乗せる。この板は、まな板、調理台、コンロの台、熱いコッヘルの受け台、雪面の加工に使える便利道具です。晩御飯はアルファ米にタイカレー、ピリ辛ウィンナー添え。デザートは甘酒。
食べ終わり一休みしてから小屋へ、トイレと水購入に行く。満員だ。大勢のお客さん達が食堂で楽しげに談笑している。小屋内は驚くほど暖かい。一瞬、テン泊を後悔しかけるが、ぎゅうぎゅう詰めの就寝は苦手なので、やっぱりテントが良い・・なんて、やや負け惜しみを呟きながらテントに戻った。地獄のように寒い。
お湯を沸かしてテルモスに移す。うっかり少しこぼしてしまった。テント生活の最大のリスクは炊事に伴う火傷だと思う。シュラフを濡らさないように片付けたりしてから、見るとこぼしたお湯は既に床の上で氷になっていた。始末が楽でいいや・・と負け惜しみを言ってみる。
シュラフにくるまりホットウィスキーをすする。蒸気がテントの内壁に氷結してキラキラ光る。風の音が時折強くなりテントを揺さぶる。明日、晴れるといいな。
翌朝5時頃、外をうかがう。星は見えない。風が強い。6時頃、ガスが濃い。7時、ガスガス。まったく急ぐ気になれない。ゆったり朝ごはんを食べる。カレーうどんと残り汁にお握りを投げ込んだおじや。朝のラッシュアワーが終わったのを見計らいトイレを済ませて、ようやく出発した。
寒い。アイゼンの爪が刺さる時にキシッキシッという金属的な音がする。中山展望台を通過。何も見えません。急坂に差し掛かる。風が強くて身体が振られることがある。このガスを吹き飛ばしてくれと願うが、一向に晴れない。むしろひどくなってきた。山頂が近付くにつれ風にさらされる時間が長くなる。顔面に雪が叩きつけられる。降雪と言うよりは積雪が風に飛ばされて来ているようだ。バラクラバの隙間に刺さるようだ。ガスで薄暗いからサングラスをかけていないためまぶたにも痛みが走る。
山頂に着いた。なーんにも見えましぇん。それどころか視界が非常に悪く、西天狗へのトレースを見通すことも出来ない。GPSを覗くが、今ひとつルートに確信が持てず、ガスの中にあてずっぽうで踏み込んで行く気になれなかった。
帰路、渋の湯に到着するとバスが出発した直後であった。間抜けなことに時刻表を確認していなかった。ほんじゃまぁ、と言うことで立ち寄り湯に入る。いいお湯でした。湯上りに缶ビールを飲んでいたら、たまたま同じタイミングで居合わせた3人パーティの方がタクシーを呼ぶからご一緒しませんかとお声をかけていただけた。感謝感激でした。ありがとうございました。
寒くて眺望も効かずの山でしたが、やはり山は山。楽しかった♪
また、来よう。
黒百合ヒュッテからの天狗!懐かしいです〜!
すごい強風とガスだったんですね。くろさんでも振られるってくらいだから、私なら絶対無理ですわ。
我々ははるさんと私が西天狗に行けず断念しましたが、やまちゃんは西天狗に行って感動してました!
また、お天気の良い日にリベンジしたいですね!
お疲れ様でした!
kiyo-miさん
コメントありがとうございます
体調はもう、すっかり大丈夫ですか?
西天狗行きたかったです
また、ご一緒しましょうね
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