根子岳（花百）と四阿山（百）花紀行

2023年07月22日(土) [日帰り]

• GPS: 07:35
• 距離: 10.5km
• 登り: 977m
• 下り: 980m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:42
• 休憩: 0:41
• 合計: 7:23

距離 10.5km 登り 986m 下り 985m

6:20 菅平牧場登山口
6:24 菅平牧場登山口
6:51 6:53 東屋
8:28 8:35 根子岳
8:47 鬼遊びの庭
9:09 大スキマ
10:05 10:07 四阿山・根子岳分岐
10:25 10:30 四阿山
10:45 11:07 四阿山・根子岳分岐
11:18 長池分岐
11:49 11:51 中四阿
12:36 小四阿
13:37 13:38 中四阿道登山口
13:43 菅平牧場登山口

天候

くもり後時々晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

長野駅周辺のビジネスホテルで前泊
レンタカーで菅平牧場へ（約1時間）
登山口の菅平牧場の駐車場への入場料は1人（200円）朝早い場合、帰りの料金ゲートで支払い

コース状況／危険箇所等

全体としてコースは明瞭で道標も多く、よく整備されている。
1　菅平牧場から根子岳
コンスタントに急な登りが続く。
最初は牧場の横を展望や植物を楽しみながら登る。その後、ダケカンバ、シラカンバの樹林帯の中のササの道を歩く。ササは概ね胸くらいまであり、夜露、朝露に濡れているとシャツがびしょびしょになる。
樹林帯を抜け、スノーポールと思われる木柱をたどっていくとほどなく山頂
2　根子岳から四阿山
根子岳から四阿山への下りは、鬼遊びの庭といわれる岩尾根で高度感が感じられる尾根歩きが楽しめる。ただし、最初の旧火口の淵を通るところは、右が崖なので、慎重に歩こう。
根子岳と四阿山の間の鞍部は大スキマと呼ばれる笹原
大スキマから四阿山への登り返しは、どろどろの急坂で展望もなく行程上最も苦しいところ。
最期、根子岳・四阿山分岐からは、途中木道などもある緩やかな登り。（我々は分岐までの登りがしんどがったので、ザックを分岐にデポして、サブザックで山頂往復）
3　四阿山から菅平牧場
根子岳と異なり、全体に緩やかな下り。
根子岳・四阿山分岐から展望のよい尾根を少し歩くと、樹林帯のササの道となる。途中、中四阿近辺では、少し展望の開けた尾根歩きもあるが、樹林帯のササの道歩きが長い。最後、菅平牧場の横の舗装路に出て、ほどなく朝の登山口へ戻る。

その他周辺情報

須坂市の湯蔵んどという温泉施設に行きました。
１人７００円です。

写真

7/22 5:46

登山口の10分前まで、雨が降っていたが雨があがった。
菅平牧場は第1駐車場に駐車できた。

7/22 6:16

菅平牧場登山口
トイレもある。
靴の泥も洗える。

7/22 6:17

ウツボグサ
いまが盛り。道中いっぱい見た。菅平高原を代表する草地の花

7/22 6:18

キバナノヤマオダマキ

7/22 6:19

オオバギボウシ
これも菅平高原を代表する花の一つ

7/22 6:19

ヤマハハコ

7/22 6:21

キンミズヒキ

7/22 6:22

ハクサンフウロ
雨に濡れています。

7/22 6:24

ヤナギラン
咲き始めていました。

7/22 6:29

うすいピンクのハート型の花びら
なんでしょう？

7/22 6:31

ヤマホタルブクロ

7/22 6:32

高原のお花畑

7/22 6:32

ヤマハギ

7/22 6:33

オトギリソウ

7/22 6:38

ミネウスユキソウ

7/22 6:38

ミネウスユキソウは、今が見ごろ
いっぱい咲いていた。

7/22 6:40

牧場の向こうに雲海

7/22 6:44

マツムシソウがもう咲いている
こんなに整ったマツムシソウはあまり見ない

7/22 6:44

マツムシソウは根子岳の秋を代表する花
秋のマツムシソウが咲き乱れる根子岳に想いを馳せ表紙写真に採用

7/22 6:45

東屋の向こうに根子岳
少しガスっている。

7/22 7:02

樹林帯に突入

7/22 7:16

朝の雨でササが濡れており
シャツもびちょびちょ

7/22 7:18

イチヤクソウ
田中澄江さんの花の百名山ではこの花を根子岳の代表選手にしている。
まだ、残っていてよかった。

7/22 7:20

あと800mと思って頑張ると、次の標識でがっかりします。

7/22 7:25

オオヤマフスマ

7/22 7:25

クロウスゴ

7/22 7:35

ソバナ

7/22 7:36

シュロソウ

7/22 7:36

イブキジャコウソウ
この花も見ごろで、いっぱい咲いていました。

7/22 7:37

ハクサンフウロ
可憐な花に心惹かれます。

7/22 7:39

ヤマハッカ

7/22 7:42

チダケサシ

7/22 7:43

タカネバラ（もう終了）

7/22 7:47

エゾシオガマ

7/22 7:49

アザミとウスバキトンボ

7/22 7:52

マルバタケブキ

7/22 7:57

約40分歩いて300mしか進んでいない。
うそや・・・・・・

7/22 7:59

気を取り直して根子岳山頂に向かう。
ガスが出てきた。

7/22 8:01

ネバリノギラン

7/22 8:02

イワカガミ
花が終わっても、赤い花のようだ

7/22 8:10

アカモノ

7/22 8:13

山頂近くのマツムシソウはまだこの状態

7/22 8:18

ホソバノキソチドリ
はじめてみました。
この前見たホソバトンボソウに似ている。

7/22 8:19

イタドリ

7/22 8:20

少し青い空
山頂はあとわずか

7/22 8:21

ハクサンチドリ

7/22 8:22

根子岳山頂へ続くビクトリーロード

7/22 8:25

タカネニガナ

7/22 8:27

根子岳山頂に到着　標高2206m

7/22 8:30

四阿山がガスの向こうに少しだけ見える。

7/22 8:30

一部、空の青いところがあるが、下界はガスがかかり見えない。
残念

7/22 8:33

シシウドと笹原

7/22 8:33

四阿山に向かう。

7/22 8:35

旧火口の淵を歩く。落ちたらひとたまりもない。

7/22 8:34

火星のような風景
あがってくるガスが噴煙のようだ（噴煙ではありません）

7/22 8:38

ハクサンオミナエシ（コキンレイカ）
この花も岩場を中心にいっぱい見ました。

7/22 8:38

ハクサンオミナエシとミネウスユキソウが登山道の横に咲いている。

7/22 8:40

大岩の裏側を歩く。

7/22 8:41

ゴゼンタチバナ

7/22 8:42

根子岳から大スキマまでの岩場は鬼遊びの庭と言われています。

7/22 8:45

大スキマの向こうに四阿山がそびえている。
登り返しがきつそう。

7/22 8:51

シロバナニガナ

7/22 8:52

クルマユリ

7/22 8:52

四阿山
少しガスがかかっているが、全景が見えた。
どこから見ても東屋のようなかたちをしているというのが山名の由来

7/22 8:57

大スキマ手前の景色
奇岩、笹原

7/22 9:01

笹原を下っていく。ニッコウキスゲが咲いている。

7/22 9:01

ニッコウキスゲ

7/22 9:08

大スキマ
一面の笹原

7/22 9:13

大スキマからドロドロの道を四阿山に登っていく。

7/22 9:14

こんな感じです。
スパッツは必携です。

7/22 9:19

林間の急登
展望ゼロで蒸し暑い。
本日一のしんどさ

7/22 9:29

風雪のため、谷側にしか枝がない。

7/22 10:03

根子岳・四阿山分岐に到着
荷物をデポし、アタックザック（単なるサブザックでも頂上に登る際使えばアタックザック）で頂上往復を目指す。

7/22 10:07

クルマユリ

7/22 10:14

植物保護のための木道
途中、分岐のところの板がペこんとなる。

7/22 10:21

四阿山山頂到着　2354m

7/22 10:23

山頂到着時はガスで景色は見えない。残念

7/22 10:31

ヤマハハコ

7/22 11:06

ヤマナラシ
綿毛の種が付いている。

7/22 11:14

根子岳・四阿山分岐で昼食休憩の後、菅平牧場へ下山開始
少しガスが晴れてきた。

7/22 11:17

根子岳がよく見える。

7/22 11:37

中四阿の手前から四阿山を振り返る。

7/22 11:41

四阿山は、ウスバキトンボの楽園だ。

7/22 11:43

中四阿　2106m
植生保護のため登れない。

7/22 11:49

中四阿からしばらく展望の良い尾根歩きが続く。

7/22 11:55

この尾根歩きが夏山の醍醐味だ

7/22 11:56

いつもいつも、山頂で曇っていて、少しだけ降りると晴れるのは何故？

7/22 12:11

途中から、林間のササ道歩きとなる。
ナナカマドの紅葉が始まっている。

7/22 12:22

ササは胸くらいの高さがある。

7/22 12:28

ホタルサイコ

7/22 12:33

林間のササ道歩きは緩いが長い

7/22 12:36

イブキジャコウソウ
白っぽいのから、赤いのまでいろいろある。

7/22 12:37

クガイソウ

7/22 12:40

牧場が広がる四阿高原

7/22 12:42

ミヤマホツツジ

7/22 13:14

菅平牧場の近くまでくると、やや広い道に出る。

7/22 13:20

キバナノヤマオダマキ

7/22 13:20

大明神沢の近くにいっぱい咲いていた。
うすいクリーム色が上品だ。

7/22 13:26

ママコナ

7/22 13:29

菅平牧場の牧柵脇にでる。

7/22 13:33

オオバキボウシ

7/22 13:34

お牛様がお出迎え。

7/22 13:37

牧場越しに根子岳（左）と四阿山（右）

7/22 13:42

無事下山
須坂の「湯っ蔵んど」へ向かう。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

マルヒコ

比較的、楽なコースで植物を楽しめるということで、花の百名山根子岳と百名山四阿山の周回コースを歩きました。ヤマレコのモデルコースでは時計周りは大スキマから四阿山への樹林帯の登りがきつくお勧めできないとありましたが、我々は、できるだけ急な方を登って、ゆるやかに山を降りたいので、時計周りコースとしました。
根子岳では、花の百名山にふさわしく、とにかくいろんな種類の植物を見ることができました。高山の季節は、凝縮されているので、イチヤクソウなど初夏に咲く花、ミネウスユキソウ、イブキジャコウソウ、ハクサンチドリ、ヤナギラン、ニッコウキスゲなど夏の花、マツムシソウなど夏から秋にかけての植物を一度に見ることができ、季節的に大正解だったと思います。
また、四阿山は百名山の中ではとてもマイナーなのか、土曜日というのにかかわらず人も多くありませんでした。今日は、くもりでそれほど展望に恵まれませんでしたが、天気がよければ最高の尾根歩きを楽しめたと思います。