富士山 プリンス〜お鉢巡り〜御殿場
- GPS
- 12:02
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,519m
- 下り
- 2,483m
コースタイム
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 2:55
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 8:27
天候 | 初日、2日目とも晴れ。昼前ごろから中腹以下に雲が湧く |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
その他は電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝永火口からの登りは深い礫の急斜面で一歩ごとに滑り、疲労しやすい 七合目から上はややましだが依然ザレ石が多く落石を起こさないよう注意 下山路は大砂走り、乾いていたため砂塵が凄まじい |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
感想
直前の木曜日に思い立って、幸運にも小屋が取れたので決行。夜行バスで静岡に向かい、昼頃に富士宮五合目へ。ミーハーなので一番でかい金剛杖を買い、宝永山へと道をとる。
宝永火口への道で、バードウォッチングをしている方に行き合いカメラを覗かせてもらう。カヤクグリ、ウソが見えるとのこと。
宝永火口の眺めは圧巻ながら、それ以上に登りのキツさでめげそうになる。深い礫に足を取られて、二歩進んでは一歩滑り降りているような感覚。
宝永山頂まで這い上がると、少し登った六合目からは比較的歩きやすい道に。七合四勺、この日の宿であるわらじ館までなんとか登り切った。夕食のカレーライスを腹一杯頂き、夕焼けから夜景をたっぷり眺めて就寝。
朝は小屋前でご来光を楽しみ、朝ご飯を頂く。素朴なおかずにおかわり自由のご飯とお茶が嬉しい。
準備を整えたら登り始める。八合目、見晴館跡までは目標が割と目に見えているだけ楽だが、そこから山頂までがとにかくキツい。足場も次第に悪くなる中、じりじりと標高を上げていく。
西穂高の時から思ってはいたが、自分は高所にあまり強くないようだ。順化時間はしっかり取り前夜も十分に寝たはずだが、それでも少しペースを上げると頭痛が酸素不足をアピールしてくる。今後も高所の行動時間はゆったり目にとらざるを得ないだろう。
やっとの思いで山頂、すぐそばの浅間大社奥宮まで移動。あまりに多い人に辟易して早々にお鉢巡りに向かった。剣ヶ峰直下に厳しい傾斜で足場の悪い登りがあり苦戦。近くにいた子供など滑り落ちそうな状態だった。
剣ヶ峰で順番待ちして写真を撮ってもらい、すぐに北へ。大沢崩れ上部からは中央山岳が一望のもとに見渡せた。そのまま久須志岳、久須志神社と回り戻ってくる。
下山路は御殿場ルート。山頂から七合までがひたすらに長い。わらじ館で昼食後、すぐに大砂走りへ。遥か下に小さく見える大石茶屋を見て、あそこまでこの道をまっすぐ下るのかと戦慄。しかし降ってみれば、ものの40分程度で1000m以上標高を下げる異様なスピード下山であった。一面火山礫が広がる光景は異様にして圧巻。ここを下るためにもう一度来たいな、と思えるほど。
下り切った大石茶屋で砂をはたき、かき氷を頂く。帰りは五合目から御殿場駅までバス、そこからJRであったが、どうやら沼津あたりで祭りがあるらしく、満員電車の御殿場線にて若者の群れに押し込まれて辟易した。
さて、記念ついでに買った金剛杖だが、富士宮五合目(購入 1,500円)、雲海荘(300円)、わらじ館(500円)、赤岩八合館(500円)、山頂浅間大社奥宮(300円)、久須志神社(300円)、砂走館(500円)、大石茶屋(500円)の焼印を加えて4,400円の杖として完成した。御殿場ルートは小屋が少なく廃館もあるからか、高めのお値段で沢山印を押してくれるところが多いようだ。
総じて、苦しいところはとことん苦しく試練の山行となるが、それに見合うだけの眺めを楽しめる良い山だった。下山も楽しく、再訪を考えてしまうほど。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する