雨乞岳・清水頭【一ノ谷から西尾根へ上がり奥の畑谷へ周回】


- GPS
- 08:43
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,121m
- 下り
- 1,129m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 8:43
天候 | 曇り(一時雨)後 晴れ 【気温】 奥の畑谷分岐:25℃ 雨乞岳:24℃ 奥の畑・上:27℃ 登山口:30℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
への案内板で甲津畑林道に出て右折→永源寺グリーンランド入口を見送り 藤切川に架かる鳴野橋手前の路肩スペースに駐車。 (湖東三山スマートインターを利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回はたまたま、西尾根にも奥の畑谷にもピンクリボンの目印を 目にしましたが、取り外されて全く無い時もありますので、 踏み跡や目印を頼り切った山行は慎みましょう。 【西尾根への取り付きルート】 千種街道の鉱山跡から西尾根へ登り上げるノーマルなルートに比べて 一ノ谷から登り上げても時間的には大差が無かった、それよりも 変化があって厳しい登りもないこちらのルートを気に入ってしまった。 《今回の結論》 過去、いろんなルートから西尾根に取り付いてみたが、個人的には 無積雪期には今回のルートを選択肢としてはTOPに推奨したい。 |
写真
感想
この季節は「ヒルの巣窟」と言われる千種街道だが、連日の好天続きで
ヒルの活動も鈍いだろう。秋を待たずに予てから考えていた西尾根への
取り付きルートとして一ノ谷は是か非か。改めて確認に行こう。
予想したように鳴野橋手前の路肩には1台しか駐車されていなかった。
やはりこの季節に千種街道を歩く人は少ないようだ。
足元にたっぷりと「***のジョニー」を吹きかけて出発する。
岩ヶ谷林道終点に架かる橋から藤切谷を眺めるとやはりその水量には
勢いが無く、乾ききった千種街道でヒルを見る事もなかった。
安心して奥の畑分岐でザックを外し休んでいると思いがけず雨で顔を
たたかれた。しばらく木陰に身を隠すが本降りになってきたので
あわてて蓮如上人旧跡の小屋に逃げ込み雨宿りしていると
30分ほどして雨音が消えたので外へ出ると所々青空が見えるので
予定通り千種街道を離れ奥の畑へ向かう。
奥の畑へ入る踏み跡を見送り谷を上流へ向かうと最初の二股に出る。
東側から合流する左股の一ノ谷(北谷と呼ぶ人も居る)左岸から
上流へ向かう。やがて険しくなって右岸へ逃げると窯跡が残る緩やかな
台地状の地形になり、次に左から合流する小さな涸れた谷の左岸へ
上がると次第にゆったりとした広がりを感じる頃、左手の浅い谷の奥に
西尾根の鞍部がチラリと覗け、東へ延びる明確な尾根が現れる。
昨年末には無かったリボンを追って僅かに登れば西尾根に合流し
本日の目的の一つは達成だ。
残る目的は積雪期しか知らない西尾根や、お気に入りの清水頭の稜線を
堪能する事だ。次の目的に向かってきつい登りで「三本杉の窯跡」に
到着すると今年の3月まで残っていた二本の杉の木がとうとう朽ち果て
ただの窯跡に変わっていた。
長年「三本杉の窯跡」と呼ばれた場所も特徴を失い、次第に忘れ去られて
いくのだろうか?
複雑な思いを胸に西峰に上がると、三重県側(東側)はしつこいガスの
おかげで生憎だったが、滋賀県側には青空が広がっていた。
雨乞岳での展望を楽しみに山頂へ向かうと次第に笹薮が深くなり、
山頂に着く頃はズボンはぐっしょりと濡れ、更に深い笹を漕ぐように
南雨乞岳、清水頭へ向かう頃には靴も下半身もぐっしょりだ。
幸い到着した清水頭は好展望が広がり独占状態なので、食事の間は
裸足になって中敷や靴を乾かし、のんびりと周囲の展望を楽しむ。
清水頭の稜線に立つのは20回を越えたが今回もまた期待通りの絶景を
見せてくれた。昼食は済んだし、靴下も交換したので名残惜しいが
奥の畑谷へ下ろうと鞍部へ向かうと鹿の大群が蜘蛛の子を散らすように
斜面を下って行った。
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