雲取山〜三峰神社 今年3回目の雲取は静寂の奥秩父へ下山
- GPS
- 08:39
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,850m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:37
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(GPSのスイッチ押し忘れでログは駐車場からスタートになっていますが、実際は鴨沢バス停からのスタートです) 復路:三峰神社よりバスで西武秩父駅まで 西武秩父より西武線〜武蔵野線〜南武線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴨沢〜七ツ石小屋:小袖乗越を越え、登山道に入るとすぐに積雪あり。しばらくはアイゼン無しでもいけるが、廃屋を過ぎて斜度がやや上がる辺りからアイゼン装着が無難です。 七ツ石小屋〜雲取山頂:ほぼ全面積雪、凍結あり。チェーンアイゼン以上必須。 雲取山頂〜三峰神社奥宮入口鳥居:ほぼ全面積雪。凍結箇所多数。軽アイゼン以上必須。 途中、狭いトラバースチックな箇所点在、アイゼン無しだとかなり緊張を強いられます。 今回、ワカンを持参しましたが、メインルートはしっかりトレースあり、不要でした。トレース付けてくれた方に感謝。 メインルート以外(長沢背稜方面)はトレース無し。そっち方面を目指す場合はワカン必須。 |
その他周辺情報 | 秩父湖から三峰口の間の河原で氷柱のライトアップが行われており、途中の道が大渋滞、バスの到着が遅れました。 電車の接続等は余裕を見ておくことをおすすめします。 |
写真
感想
年が明けて4週目の週末にして、既に3回目の雲取山。
「ナントカの一つ覚え」ここに極まれりという感じで若干恥ずかしいですが、それくらい気に入ってしまったわけで。。。
今回は、明るく清清しい石尾根を離れ、暗く、ジメジメと、鬱蒼とした静かな秩父の風情(良い意味で)を手軽に味わえる場所として、雲取山から北側への縦走を実施。
鴨沢バス停から出発、駐車場のある小袖乗越を過ぎ、登山道に入るとすぐに雪が現れる。
2週間前は堂所あたりからアイゼン無しで駆け下れた道ですが、先週・先々週半ばの降雪で良い感じになってきています。
しばらくはアイゼン無しで行けるものの、廃屋を過ぎて斜度がやや上がるあたりからは凍結箇所も増えてきたためアイゼン装着。靴は今回も夏(3シーズン)用です。
アイゼンは、前回壊れたチェーンスパイクに代わり新たにエバニューの10本爪軽アイゼン(EBY017)を投入。
チェーンスパイクよりも若干重く嵩張りますが、まずどんなに荒く扱っても壊れないであろう安心感と、高下駄のような6本爪には無い安定感を優先して選びました。
今回の山行はそいつの実地テストも兼ねていたのですが、結果的には大正解!
この後、三峰神社手前までずっと装着していましたが、どんな路面でも不安感無く非常に秀逸な食いつきを見せてくれました。
控えめな前爪のおかげで急傾斜の登りも安心。
装着用のバンドが自転車シューズと同じ機構の樹脂性ラチェット式バンドで、ここに一抹の不安(耐久性)がありますが、このおかげで着け外しがアホほど楽なのもGOOD! これは良いものだ。
さらに使い倒して長期テストを実施していくことにします。
雲取山頂までは明るく清清しい道。行き交う人も多く、ある意味高尾山の進化版的な雰囲気ですが、山頂を境に三峰側は雰囲気が一変、いきなり「奥秩父」な風情に突入するのが面白い。
雲取山荘玄関先の陽の当たるベンチで昼食休憩中、三峰側から登ってきた方一人と会ったきりその後はゴール地点まで誰とも会わず、静かで落ち着いた雪の秩父の風景の中、頭の中はずっと脳内麻薬物質がダダ漏れで、若干トランス状態気味の幸せ感に包まれた最高のひと時を味わわせていただきました。
うん、やっぱりこのルートは最高だ。
そんなこんなで終盤は歩みも非常にゆっくりとなり、早めにゴールして三峰神社に参拝して帰ろうという目論見は見事に失敗、終バスの時間の関係で今回も参拝は見送りとなりました。残念。。。
快晴の中、今回もまた素晴らしい旅のステージを用意してくれた雲取山に感謝。
namifujiさん こんにちは
今月は雲取強化月間のようですね(笑)、七つ石小屋のあのワイルドなトイレが綺麗になったのは丁度出来立ての頃行けたのですが、鴨沢バス停に立派な看板が付いたのは初めて知りました
石尾根も雪化粧が進んでいい感じになってきましたね でも設備が進化してるだけにこの時期でも人がさらに多くなっていきそうですね、一転して静寂の中奥秩父の山並みを見ながらのお米のジュースはさぞおいしかったのでは無いでしょうか?
ラチェット式アイゼン私も6本の物を使ってますが以前膝くらいまでのラッセルをやっていたらバックル部分に雪が溜まってそれが固まり突然外れた経験があります(再びつけるのにその固まり溶かす必要がありました)
次回は飛龍方面ですか?拝見していたら久しぶりに雲取&のめこい湯(丹波山村)に行きたくなりました
masatさん こんばんは。
コメントありがとうございます!
まさに雲取強化月間です。
ホント、ナントカの一つ覚え的でお恥ずかしい・・・。
七ツ石小屋のトイレ、話には聞いていましたが、実物のキレイさには驚愕でした。
以前とのギャップがあり過ぎですね
石尾根も恐らく良い感じで雪が増えていることと思います。
そんな中、鷹ノ巣山の山頂あたりで米ジュース飲んだら最高でしょう(笑)。
このアイゼンには、ラチェット部分に雪が付いて突然開放するのを防ぐためのストッパーみたいなパーツが別添されています。
やはりそういう事例が多いということでしょうね。
雲取は今が旬みたいですから、masatさんもぜひ行かれてみてください。
その時は「麦ジュース(蒸留タイプ)」も忘れずに(笑)
こんにちは。
七ツ石のトイレ、農鳥方式じゃなくなったんですねー
以前、「農鳥のトイレが凄い」という話を聞いていたのですが先にここのを見ていたので、あちらでは大した衝撃を受けることもなく…という思い出があります(笑)
それすら懐かしい思い出と化してしまうのか、と思いながら拝見いたしました。
って、山じゃなくトイレの感想に終始するのもどうなのだろうか。。。(汗
ということでもう1つ(笑)
富士山より奥秩父の方がテンション上がる、とのことでしたが、自分は富士山より南アを見ると…だったりします。
その辺の感じ方も人それぞれで面白いなぁ、と思いながら拝見いたしました!
おー、"キレイ"に纏まった♪(ほっ)
joeさん こんばんは。
コメントありがとうございます!
七ツ石の以前の「便所」は、衝撃的でした。
なんせ剥き出しの山肌にそのままボトン!でしたからね〜。
さすがに東京都の水道局も黙ってられなかったんでしょう。
農鳥の便所は、あれに比べればまだかわいいものですね(笑)。
そういえば十文字小屋のトイレもあれに負けず劣らずキレイになりましたよね!
これからは山の便所も次第にああいう感じになっていくのでしょうね・・・って、私のほうこそ便所話に終始してしまいました(笑)。
南アルプス、私も富士よりテンション上がりますね!
富士は関東では結構どこからでも見えてしまうだけに、有難味が少ないのかもしれません。。
「富士山は 遠きにありて 思うもの」
こっちもキレイに纏まった・・・かな?(笑)
こんばんは。
雲取山、はまってらっしゃいますね^^
もう20回以上雲取に登っていますが、三峰ルートは行ったことがありません。次は私が真似させて頂く番かも(笑)
それに、写真を拝見すると、漸く雪が増えてきたようで、とっても気になります。。週末から今日までの間に一段と白さを増していることでしょうし、また奥多摩小屋テント泊に行きたくなりました。
それにしても、米のジュースを飲んで下山できるなんて、凄いです。。私は麦のジュースでも、絶対無理^_^;
白岩小屋でビバークになっちゃうと思います。
それでは。
こんばんは。コメントありがとうございます!
年末のthomさんの「青い空と白い雪の石尾根」レコを拝見して以来、すっかりはまってしまいました。
これも全てthomさんのレコが素敵すぎたせいですよ。どうしてくれるんですか!(笑)
雲取は既に20回も!
それはびっくりです!
それなのに三峰方面は未踏というのもまたびっくり!
私、雲取は5回目ですがそのうち2回は三峰方面です。
静かな雰囲気が石尾根とはまた違った魅力なので、ぜひぜひ訪れてみてください。
生まれつきアルコール耐性は高いほうだと思いますが、それも良し悪しでして・・・。
むしろ、麦ジュース一本で「白岩小屋のビバークも怖くない」境地に到達できるthomさんの経済性の高さがうらやましいです(笑)。
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