金峰山表参道 - 変化に富んだ楽しい古道でした。

2023年08月11日(金) [日帰り]

• GPS: 08:14
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,036m
• 下り: 1,023m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:44
• 休憩: 1:31
• 合計: 8:15

6:58 アコウ平登山口（アコウの土場）
7:23 7:35 荒川渡渉点
7:51 7:51 K.K分岐
8:07 8:18 御室小屋跡
8:23 8:29 鎖場/片手廻し
8:51 9:10 片手廻し岩
10:41 10:58 五丈石
11:04 11:10 金峰山
12:32 12:32 朝日岳
12:40 12:40 朝日岳前の展望岩場
12:56 12:56 朝日峠
13:24 13:44 大弛峠
15:13 アコウ平登山口（アコウの土場）

天候

晴れ後甲府盆地側ガス、後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・アコウの土場に駐車。中央道勝沼ICから35分程度。川上牧丘林道は離合不可能な場所も多い。午前7時直前到着で3台…全て釣り師のようでした。

コース状況／危険箇所等

・古道ですので歩き易い登山道ではありません。
・夏場（無雪・無凍結）の好天時の登りであれば特に危険な場所はありません。

その他周辺情報

・可能ならば、事前に折り畳み自転車を大弛峠にデポしておけば帰りが楽。

写真

アコウの土場＠7時前。先客は全て釣り師のようでした。

見えるんだね〜！

今日は山の日。面白いコースらしいので山を楽しみます。

すぐに森林軌道跡に出ます。しばらく軌道沿いに進んでいきます。

ここには道標が無いけど、いかにも！？という場所。軌道跡を離れて沢へ。

早速渡渉です。

無理っぽかったので靴を脱いで。スゲー冷たい！！

間違えて次の沢を渡ってしまいました。

正解は最初の渡渉後に山側へ。きょろきょろして下さい。

暫く歩くとKK分岐に。枯れ沢の上流側を見るとテープが見えるのでそちらへ。ちょっとわかりにくかったです。

暫くは枯れ沢の左岸と河床を行ったり来たり。

道が落ち着いてくると・・・

テン泊最適地が。ここはテン泊していいんだっけ？

そのすぐ先に御堂小屋跡。

バイケイソウは終盤。

気付かずこのすぐ前で粗相をしてしまった…。許してください。。

ネズね。でも木が大きくて良く分かりません。御堂小屋跡からすぐに急登が始まります。

藪っぽいところもしばしばあります。

最初の梯子。アルミでしっかりしています。

ここね〜。去年のGWに見送った時にはここが凍ってるのでは？と不安だった。当日は問題なしでしたが水が滲み出てるのがイヤらしい。

ホツツジ

写真でよく見る景色だ！素晴らしい！ホントに絶景でした。

もこもこのミヤマハナゴケ。

細いトラバースもあります。

キノコ

険しくなってきました。2個目の梯子

3個目の梯子を通過すると・・・

片手廻し岩の基部に出ます。なるほど険しいわけだ。

基部で一休みします。

再出発。いいお天気ですね〜💛

崩壊地を渡ります。ホントに色々ありますねこのルート。

時折露岩の上に出るので抜群の景色も楽しめます。

急登は続きます。

コキンレイカ

また崩壊地。（振り返って）

ミヤマフタバラン

山頂に近づくと度々視界が開けます。

せっかくなのでゆっくり眺めて行こうか。

隣の八幡尾根（？）越しに南アルプス。

多分悪沢とか赤石岳の方だと思う。

これは北岳と間ノ岳、手前は観音岳だよね。

地面が岩になってきました。

雲が増えてきた。もう富士山は期待できないかも。

大岩をよじ登り、這い下り、飛び移って登る。

近くに見えるのになかなか着かないパターンです。

さて、山頂直前の最後の絶景ポイントですが、もうダメ。あと2時間早く出発してれば良かった。

コケモモ。一つ食べてみましたが完熟にはもう少しという感じ。

コメツガの松かさ

最後の最後でちょっとルートミス。

トウヤクリンドウ

タカネママコナ

コバノコゴメグサ

五丈岩の直下に登り上げました。

祠にお参りしました。麓での粗相のお詫びも念入りに…

石灯籠が二基

甲府盆地側の景色は全く残念になってしまった。

山頂。金峰山に来たのは10年ぶりだと思う。

登りの一人旅が嘘のような人出でした。

高山あるあるで、反対側は晴れてます。昼も近いしちょっと先まで行って昼ご飯にしますか。

ここが良さそう！

廻り目平周辺の奇岩巨岩を眺めながら

お昼はいつものフィッシュバーガー。美味しゅうございました。

瑞牆山がほんの少しだけチラ見せしてくれました。

大弛峠へ下ります。

バイカオウレンの葉が沢山。

鉄山（くろがねやま）

見事に南側はガス。

朝日岳。標高は金峰山と殆ど変わっていません。

大弛峠の方もガス。

ミヤマアキノキリンソウ

歩き易い登山道が続きます。

晴れてきたかな？

オレンジ色ですがベニテングタケ

大弛峠に着く頃にはすっかり青空が戻りました。陽射しが暑い！

大弛小屋をチェック。甲武信まで縦走してみたいな。

日本一標高の高い車道峠。

アコウの土場までは7Kmぐらいです。

ホソエノアザミ。花はあまり綺麗ではなかったはず。

道端の湧き水は氷水のように冷たかった。顔を洗って汗をぬぐってサッパリしました。

雲は雨になるほど厚くない。どうかこのままで。

わんさか生えてたヒカゲノカズラ。

コバノイチヤクソウ

ヤマホタルブクロ

シラビソとダケカンバの林。林道ですけど標高は2000mを楽に超えてるんだよね。

ハリモミかな？

コメツガ

シラビソ

カラマツ

イワアカバナ

ヤマハハコ

やっぱりあまり綺麗じゃない…

シロバナノヘビイチゴも沢山成っていました。つまみ食いしました。

下山完了。評判通りの楽しいルートでした。

おつかれやまでした。

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

tokumura

8/11 山の日

去年のGW（だったかな？）に見送った金峰山表参道を歩いてきました。古道らしく歩き易い登山道ではなかったし、急登が続くけれども、渡渉、鎖場、梯子、崩壊地、岩登り、快適な稜線歩きに苔の森と登山の色々なエッセンスが詰まった楽しいルートでした。山の日にふさわしいルートだったかも。これが登るのに6時間とかかかるようだと難儀ですけど、高低差が約800m、距離は実測で5Kmと、ゆっくりと楽しみながら登っても4時間もあればこなせます。ただし、好天でないと楽しみが半減しますし、コンディションが悪いと危険な場所もあります。途中の景色が良いので当日はあと2時間早く出ておけばよかった…と思いました。

楽しかったのでいつかまた登ってみたいと思います。バイカオウレンやミヤマスミレの葉が沢山見られたのでできれば6月上旬ぐらいに。アクセスが大変なので栄和交通のバスをうまく利用したいところですね。塩山駅の始発に乗れば大弛峠発の3便には間に合いそう。

おつかれやまでした。