忠別川融雪沢遡行


- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,904m
- 下り
- 900m
コースタイム
8/13 C1(5:15)→忠別川大二股(8:30)→大高捲き終了(12:30)→融雪沢Co1260核心終了(15:30)→融雪沢Co1300二股(16:30)C2
8/14 C2(5:00)→融雪沢Co1770奥二股(10:00)→大雪山御鉢/荒井岳(12:00〜30)→旭岳(14:15〜40)→ロープウェイ姿見駅下山(16:00〜16:40)
天候 | 3日間晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
お盆の前半、日高は雨、大雪は晴れというヨミで直前になって日高から転進。杉山君ごめんね。
1日目:前日の雨から1日減水を待って入渓。忠別川はさすがの水量と水勢。渡渉は容易ではなく、一度渡ればヘツリと高捲きを繰り返し、どちらかの岸をジワジワと進むしかない。大曲の手前、銭谷がへつりから落ち、激流に流される一幕有り。ホント生きてて良かった。大曲右岸の厳しいへつりから左岸側に渡った所に良い天場がありC1。
2日目:大二股手前の函滝を右岸から高捲くがまたすぐ突破不可能な函滝が出てきて右岸の大崩壊地から高捲く。大二股の荘厳な光景をしっかりと目に収め、再び大高捲きに入る。途中、銭谷に熱中症の症状が出て時間がかかった。高捲きから25m×4回の懸垂で大ゴルジュ終点付近に降り立つ(下りた場所が若干下流側だったようだ)。大二股から続くゴルジュは上流側から見ても圧巻だ。1200m屈曲を過ぎ、いくつかの滝を高捲き、増水したキムクシュのような函をテラスから眺め歩くと核心は終わる。ここから上流側は一転して視界が開け、緩やかな高原上をタラタラと流れる牧歌的雰囲気となり、熊さんがコンニチワと出てきそうな感じ。Co1300二股から上は快適な天場がなさそう(焚火が楽しめるという意味で)。
3日目:地形の変換点にいくつかの滝がある(このうち1つが唯一直登できる川幅いっぱいのナメ滝)が、下流側と比べると高捲きも苦にならない。草原上の鹿道を伝って源流の方へ向かえば、まさにカムイミンタラの世界が広がっている。奥の二股は左を詰め、大雪山御鉢/荒井岳の東へ。雪渓はほぼ消失していたが、御鉢直下まで水の流れがあった。
飽きるほどの高捲き、激流のへつり、渡渉の繰り返し。垂直の登攀的要素は出てこないものの、沢の総合力が試される北海道第一級の渓谷だ。
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