百名山 雪山 雪紋鮮やか恵那山 広河原登山口

tokotko
その他2人 - GPS
- 08:08
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,238m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:08
| 天候 | 晴天 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
工事現場通行止めのコーン手前で駐車が無難。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
| その他周辺情報 | ははき木館 で、アップルパイとりんごジュース(ホット)が美味しかった。 南アルプス聖岳を眺めながら食べるそれらは、また格別。 山バッチをつられて、初めてゲット。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
|
|---|
感想
ポわん ぎゅ〜、ポわん ぎゅ〜。
足を置くたび、
スノーシューのすき間からサラサラと雪が湧いてくる・・・まるで、自噴する水の様に。
細かくて踏みどころのない雪は、心を洗い流す・・・と同時に乳酸をドンドンに溜めさせる。
今日は楽な雪山旅となると皆が考えていた。
が、足の負担は大きくなって行く、先を行く仲間に、ついてゆく事ができない・・。
荷物が重すぎるのか、前日に動き過ぎたのか、それとも、ウキウキ過ぎて予定していた起床時間より、2時間くらい早く起きてしまったからか・・・とにかく、身体が重い。
歩き始めたら、目指すは山頂。
身体に気を付け、足手まといにならない様に自己管理。自己管理。
早めエネルギーの補給は大事にしよう。と、密かに考える。
いつものベテラン揃いの今日の仲間は、勉強する事ばかり・・・。
どちらを向いても知らない事ばかり、岩の事、山の事、空の事、人の事・・・。
林道歩きの時間は、話もしやすいので好きな時間でもある。
こちらの林道、この季節、この時間は太陽から逃げるように 川沿いを奥へと進む。
対岸の山が、明るくなっても、こちら側は・・・まだ、薄暗い・・・。
ゲートを抜け、滝?の前を通過し、工事現場を越え、トンネルを抜け・・・長い林道から開放され、ようやく、登山道入り口に到着。
ストックを準備し、サングラスをし、軽く力の素を口に入れ再び歩き始める。
陽の光の当る対岸に移る・・・・いきなり、細めで雪をのせた木の橋。
冷たそうな水が、我、先にと急いでいる。
幅30〜40cmくらいの橋を慎重に一人づつ、通過。
手袋した手先は、冷たい。
早速、教えて貰った通り、腕を回す。指先の冷たさが幾分か取れてゆく。
トレースはある、先行者は何人かは居るようだ。
標高約1260mからは夏道とトレースをたどり、ジグザグと高度を上げてゆく。
今度は正面左からの太陽が眩しい、先程まで、陽の当らない林道だったので、眩しさが増す。
勾配が増え、陽が当り、運動量が増したので、少し汗ばむ。
急勾配は約1500mくらいまで続く。
でも、陽が当らないとうっすら寒い。
一枚脱ぐか、そのままで汗をかいて体温で乾かすか、微妙な加減だ。
今回は、ズボンの脇のベンチレータを30cmくらい下げ、胸のチャックを下げて体温調整。
先行者がいたおかげで、アイゼン、スノーシューはまだ背中だ。
1500m付近で少し拓けた所でスノーシューを装着な雪に。
装着後、すぐ尾根にでる頃、風が吹きつける。
ザックを降ろし、
帽子を換え、マフラーを装着し、遅れを取り戻そうと歩き始める。
がまだ寒い。
また、ザックをおろし、防風着を一枚着用し、チャックを上げる。
手間がかかる自分に少し、反省しつつ前へと進む。
1700mから1800mくらいスノーシューのおかげで時間を短縮。
雪は表面が凍り、中がさらさらに徐々に変化してゆく。
表面がザクザクの氷は歩き易くて気持ちが良い・・・が・・・調子に乗って、頼れるリーダーについていくと、痛い目にあうので、自分のペースを維持。
慎重に。慎重に。
徐々に、左から、太陽がカラマツの木々の間から顔を差し込んでくれる。
シュカブラの紋様が、光と影のコラボレーションを生み、美しい。
風は抜け、休んでいたキラキラ輝く雪を別の場所へと運ぶ。
キラキラとサラサラと。
自然はいつも穏やかだ。
私が素敵な風紋に乱暴に足跡をつけても、怒りもせず、泣きもせず、
踏もうが、踏まなかろうが、同じ様に、
風を吹かせ、雪を積もらせ、また、違う紋を造る。
淡々と、我々など気にもせずに・・・。
気にもしないのは冷酷さからか?
カラマツの樹林帯をぬけると目の前に白く冠雪した南アルプス・・・見る価値あり。
稜線は雪ピが成長していて、山頂を目指しても美しい。
振り向けば南アルプス。何度でも、振り返ってしまう!
振り返る度に、ため息が漏れるほど美しい。
雪の白さがアルプスの険しさを際立たせる。
この稜線歩きと展望は見応えがある。
・・・が。この稜線上をと思っていたら、藪の中・・・。
しゃがんだり、四つん這いになったり、枝を避けたり、苦労がある。
苦労の先に、良い事あれば・・・と、期待しつつ進むが、
この稜線上から山頂方面は雲で覆われている。
晴れてくれればと思うばかり。
2100mくらいで勾配は緩やかになり、最後のスパートへ。
大腿筋も限界に近い・・・山頂の雲は考えていられない。
ただ、歩くのみ。
速度をあげると、足が突っ張ってしまう・・・。
暫く前から、ラッセルでトレースを付けてくれる先頭に感謝し、少しでも
心配掛けない様に、足を送り出さなければと思いつつ、自分のペース。
しばらく淡々と無心に樹林帯の中、モコモコの樹氷の間を縫うように進んでゆくと、
割と突然的に、山頂がお出迎え。
モコモコのかわいいマシュマロ風の服を着た木々に、囲まれた展望台は・・・・
・・・確かに低かった・・・。
・・・が、木々に守まれた山頂は、風を遮り、風や気温(‐10℃以下と思う)の割に
穏やか、和やかに。
木々に囲まれた山頂はフカフカ、ポカポカした気分にさせてくれた。
身体は冷たいが・・・・。
”雪じゅうたんの部屋”そんな感じの山頂だ。
山頂の眺望は無い・・・。
恵那山に持っていたイメージは
山頂展望台からの眺望は望めない。
樹林帯が続く。
などなど、あまり良いイメージが無かったので行くなら雪山で思っていた。
雪の恵那山・・・・・・・苦労の価値ある山でした。
今回、三角点ピークしか行けなかったけど、次はもう一つの山頂も行ってみたい!
いつも先頭で、ラッセル、ルートファインディングをこなし、山頂へと私を導いてくれた仲間に感謝!
木の知識、山の事、ケガしない歩き方、考え方を教えてくれた仲間に感謝!
鮮やかな山頂の風景を楽しませてくれた恵那山に感謝!!
素敵な光景と出逢いに感謝!!!
皆が無事出来た事を山の神様に感謝!ありがとう!!
三人組の方、写真有難うございました!











こちらこそ、写真、ありがとうございました。無事に下りてくることができました。
また、何処かでお会いできれば。
fwjc8672さん
全く気が付きませんでした・・・・お恥ずかしながらorz
無事下山できて何よりです。
とにかく長かったですねぇ〜林道!
南アルプスも素敵でしたしね(少し懐かしい!)
また、何処で!!!
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