花の美濃禅定道を一ノ峰まで


- GPS
- 08:09
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,198m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
天候 | 晴れ 午後雨 【気温】神鳩避難小屋:22℃ 一ノ峰:24℃ 登山口:25℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道127〜白山中居(ちゅうきょ)神社を右折〜石徹白(いとしろ)川左岸に沿って東屋のある登山口駐車場へ。 舗装された駐車場の他に未舗装の駐車スペースも有ります。 石徹白登山口には水場、トイレがあります。 R156に入って間もなく現れるコンビニが地域で唯一のお店です。 |
写真
感想
久し振りにしっかり歩こうと、美濃禅定道で三ノ峰ピストンを計画するも
結局寝坊のため、計画縮小の山行になってしまった。
計画より1時間以上遅れて到着した駐車場には、まだ数台の余裕が
あった。すでに高い位置から朝陽が射し込む「いとしろ大杉」を過ぎると
本格的な山道に変わってくる。
気持ちの良いブナ林を過ぎ「おたけり坂」の急登から振り返ると
雲一つない青空に野伏ヶ岳の稜線が延びていた。
きつい登りが落ち着き、道の両側に続くアカモノやオトギリソウに
慰められ、左手に銚子ヶ峰前衛の稜線が現れると間もなく神鳩避難小屋に
到着する。蒸し暑い樹林帯で汗にまみれたが調子はまずまずだ。
二ノ峰まで行けるかなと思いながら母御石に向かうと別山〜南白山の
稜線が姿を現し、山襞までがはっきりと捉えられた。
早くも湧き始めたガスのため御嶽や乗鞍岳、北アルプス方面は望む事が
出来なかったが、一ノ峰から別山へ続く美濃禅定道の展望を楽しみに
銚子ヶ峰に上がると運悪く西から湧くガスに隠されてしまっていた。
休憩も兼ねてオヤマリンドウ、アキノキリンソウなどの花を愛で、
ガスの無い西側、南側を展望しながら北側の晴れ間を待つがガスは
消えなかった。
しかし銚子ヶ峰を越えて見られる景色やお花畑もあるので雲石を抜けて
一ノ峰へ向かうと、縦走路にはオヤマリンドウやコゴメグサなど季節の
花も豊富になってくる。眼下に広がる笠場湿原や願教寺山の稜線を眺め
コブのような小ピークをアップダウンするうち、急にバテがきて足が
動かなくなってしまった。
最低鞍部から登り返す一ノ峰を遠くに感じながら草地に座り込み、
行動食を頬張り休んでいるうちに気持ちは戻ってきたので腰を上げ、
一歩一歩高度を稼ぐとやがてハクサンフウロに迎えられて一ノ峰の
ピークに到着するが、相変わらず縦走路はガスに閉ざされたままだった。
展望も期待できない小さなピークでたっぷり休んだ後、先へ進むのを
諦めて銚子ヶ峰に戻りベンチで昼食を摂っていると瞬く間に濃いガスに
囲まれ、すぐに雨が落ちてきた。傘を差した状態で慌てて食事を済ませ、
遠くに雷鳴を聞きながら本格的な雨の中を神鳩避難小屋まで駆け下る。
綺麗に維持された小屋でしばらく雨宿りをした後、僅かながら見られる
青空を確認して小屋を出たが、大杉までもう少しの地点でまた雨が
降り始め、再び傘を広げて登山口まで下る事になってしまった。
【好展望を期待してやってきたが、青空は銚子ヶ峰までしか続かず
残念だったが、花を愛でながらの美濃禅定道はやはり魅力的だった。
もう少し涼しくなったら次は三ノ峰を目指そう。】
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