【入笠山】3年連続の山行初めのスノーハイキング
- GPS
- 04:28
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 284m
- 下り
- 281m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
富士見パノラマリゾートはファミリースキーやスノーボーダーで賑わうスキーリゾートであるが、【入笠山】を目指すハイカーも年間通して多い。 冬季はスノーシューを利用した雪山入門コースとしても人気スポットである。 ハイキングコースは良く整備されていて、ハイカーも多く、 踏み跡を辿れば、道迷いすることも無いと思う。 しかしながら、積雪により標識も埋もれているため、 降雪直後は踏み跡も目立たなくなる。 地図などで慎重に方角を確かめたほうが良い。 今回は山頂手前のメインのコースが不明瞭となっていて、 いきなりの急登となってしまって結構きつかった。 |
その他周辺情報 | パノラマリゾート内の山麓、山頂にレストランあり。 山彦荘は閉鎖、マナスル山荘は営業していた。 コース内のトイレは山彦荘脇とマナスル山荘前に公衆トイレが利用できる。 |
写真
装備
MYアイテム |
baseman
重量:-kg
|
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個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
感想
久々の山行、三か月ぶりになる、
今年の山行初めは三年連続で入笠山のスノーハイク。
過去の二度は鉄道と送迎シャトルバスを
利用してのアプローチであったが、
時間を気にせずにのんびりしたかったので、
今回はマイカー利用。
暮れにスタッドレスタイヤを新調して以来、
車の運転もの久々である。
最寄りの国立ICのETCゲートでいきなりストップ、
ETCカードの有効期限が昨年11月で切れていた。
早朝のため、後続車にはあまり迷惑が
及ばなかったのだが、かなりテンションが下がった。
中央道は土曜日であるが空いていて順調に流れていた。
途中、双葉SAで時間調整休憩をとりながら現地入りした。
駐車場は前日入りしているキャンピングカーなどもあったが、
まだまだ余裕で空いていた。
ゴンドラの始発は8時半、身支度を済ませて
車中でGPSなどをセットして時間まで待機し、
始発10分ほど前に待ち行列に加わった。
ゴンドラ山頂駅にあがると青空が広がり、
雲は多めだが晴天の様子。
目前には白い八ヶ岳がドーンと広がっている。
ザックを置き、
準備体操を兼ねてゲレンデ脇を散策しながら
目前の雪山の写真を撮りまくる。
ゴンドラが着くたびに、
スキーヤーやハイカーが続々と降りてくる。
スノーシューのハイカーも多くなってきた、
どうやら、ツアーバスも到着し始めたらしい。
雪山にいつでも出かられるようにと、
正月休みから準備してあった重たいザックを背負い、
いつもの森林コースへ歩き始める。
ザックは雪山ハイク用にと暮れに購入したオスプレーのCODE42、
いろいろな機能があるが良く解らないので、適当に詰め込んである。
12本爪アイゼン、ヘルメット、ピッケル、ゴーグルにスノーポンと
持っている装備のほとんどを詰め込んであり、出がけに、
食糧とハイドレーションなどを詰めたらかなりの重量となった。
一昨年、昨年は正月休みに来たのだが、
二月の積雪量は比べものならない。
かなり雪深い。
湿原への入口の防獣ゲートも半分埋もれていた。
湿原淵の流れ込みの木橋もすっかり雪中に埋もれている。
湿原は完全に見渡す限りの雪原となっていた。
湿原の木道コースを思い浮かべながら、
なるべく湿原の保護域に踏み込まないように進む。
山彦荘に向かって登る斜面が雪深く、少々難儀する。
屋彦荘は閉まっているが、辺りからは薪火の香りが漂う。
温かみ感じる好きな香りである。
山彦荘脇の公衆トイレは雪に埋もれていたが、
入口付近はちゃんと除雪されていて使用可能であった。
軒下のベンチを借りて、アイゼンを装着する。
アイゼン無しでも大丈夫な気もしたが、
少しでも重荷を軽くする意味もあり、念のために装着。
マナスル山荘まで林道を直進し、
山荘前の御所平登山口より山頂を目指す。
途中、山頂下の岩場コースとの分岐点のところも
雪深くて標識が完全に埋もれていて、分岐点を確認出来ずに
先人のスノーシューの踏み跡通りに直進する。
歩き出しは岩場迂回コースのようだったが、
途中から、いきなり山頂を向かう直登になった。
スノーシュー組はかなり難儀していたが、
12本爪アイゼンはしっかり雪面を捉え、功を奏した。
山頂は風もあまり強くなく、穏やかな晴天で、
正に360度のパノラマ、迫力のある絶景であった。
ザックを降ろし、
手当たり次第に写真を撮りまくった。
東方には富士山もクッキリと見えていた。
惜しむなくは気温も上がったせいか、
やや霞みがかっていた。
でも充分に雪山の景色を満喫できた。
下山は首切清水へのコースで降りることにする。
アルペンスノーポンを12本爪アイゼンと合体して装着。
首切清水へのコースはあまり踏み込まれておらず、
林間の中をほぼ真っ直ぐに下って行く、
かなり雪深く、踏み跡を外すとズボッと落ち込むものの、
スノーポンが功を奏して、林道まで一気に気持ちよく下る。
林道もあまり踏まれておらず、半ラッセル状態で、
人の気配も無く、静寂の中の気持ちの良いスノーハイク。
間もなく、八ヶ岳ビューポイントに到着。
視界が開け、目の前には大きな八ヶ岳、
右手には富士山も顔を出している。
風も避けられ、とても気持ちの良い場所である。
ランチはこの場所でと前回来た時から決めていた。
ベンチは完全に雪に埋まってしまっていたが、
木製のケーブル巻が置かれていて、
ちょうど良いベンチとなっている。
スコップも常設されていて、セルフで除雪できる。
無風でポカポカ陽気で、のんびりとしたランチタイム。
ここでウィスキーをちびちびと昼寝できたら最高である。
今回、時間を気にせずにのんびりするために
車で来たのだが、やはり車で来たことを悔やんだ。
帰りの車の運転を思い出したこともあり、
キリが無いので、この場をあとにした。
お花畑の分岐点まで降りてくると、
これから山頂を目指すハイカーが大勢いた。
山彦荘まで戻ると、かなりの人出で賑わっていた。
団体さんの集合場所にでもなっているかの様である。
人混みを避け、湿原に降りることなく、
静かな林道を進み、ゴンドラ山頂駅方面に向かった。
林間からこぼれる木漏れ日がキラキラ光る
静寂の雪道を気持ちよく歩き、
久々の山行の充実感に浸りながら帰路に着いた。
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