石鎚山(の直下、三ノ鎖で敗退)


- GPS
- 07:29
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 7:28
天候 | 曇り。山頂付近で降雪。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
浜松町BT20:10(パイレーツ号)6:50西条7:43(せとうちバス)8:37ロープウェイ前 ■復路 ロープウェイ前17:22(せとうちバス)18:16伊予西条18:34(しおかぜ28号)20:11岡山20:33(のぞみ)23:45東京 <パイレーツ号> ・せとうちバスと京浜急行バスの共同運行。 ・京浜急行バスはオンライン予約が出来てコンビニ発券可。 ・日程変更は1回目は無料(要電話連絡)。以降はキャンセル扱い。 ・バス停は伊予西条駅から5分程度、離れた場所に停車。 ・リクライニングが効いて、よく寝られた。 http://www.keikyu-bus.co.jp/highway/pirates.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
■トレース 八丁坂以降で先頭集団に合流。以降、ノートレース。 新雪でふかふかだけど、吹き溜まりや急傾斜では、膝・胸を使ってラッセルする箇所あり。ワカンが欲しかった。 ■試しの鎖場 前社が森直前の上り48mの鎖場。鎖は雪の中。中間部の斜面は凍って鎖も埋まっていた。左右の枝を掴んで登る。頂上付近は垂直近い斜面が氷結している。持参したアルミピッケルでは心細かった。鎖を掴んで無理やり登る。一軒茶屋側に降りるのはやめて引き返す。※巻き道があるので、鎖場は通過しないで進めます。 ■二ノ鎖 岩壁の巻き道ルート。1箇所、氷結のトラバースでは、ブレードで足場を切って進む箇所があり。 ■三ノ鎖小屋 トイレの側を直登。ここも氷壁となっていて足場を切って登る。ここで時間切れで撤退。 |
その他周辺情報 | ■下山後温泉。 バス停・駐車場近くに石鎚山温泉があります(日帰り500円)。 今回は、最終バスに乗るため入れませんでした(次回こそ!)。 http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30335 |
写真
装備
個人装備 |
GPS・地図(1)
ファーストエイド・ツェルト・リペア類(1)
着替え・予備グローブ(1)
ダウン・目出し帽(1)
保存食・行動食・水(1)
サングラス(1)
ヘッデン(1)
アイゼン(1)
グローブ(1)
ビニール袋(1)
ストック・ピッケル(1)
ワカン/スノーシュー(1)
|
---|
感想
■西日本最高峰の石鎚山
厳冬期の雪山登山は、雪山としての難易度もあるけど登山口までのアプローチが無くなるため、登山口まで辿り着けない場所も結構多い。雪山ルートガイドを眺めていて見つけたのが、四国の石鎚山。東京からは夜行バス(3列シート)で最寄の伊予西条駅まで行けて、登山口までのバスとロープウェイを利用することで日帰り登山も可能。一部トラバースが難しいみたいだけど展望もよさげ(瀬戸内海や太平洋も眺められる)。四国の山は初めてで、ひさびさに楽しそうな雪山だ。
・・・結果は、タイトルのとおり。
山頂の弥山まで等高線であと4本。直線距離なら50m手前で時間切れタイムアウト。
特に夜明峠から先の急斜面ラッセル、鎖場巻き道トラーバースで時間がかかった。頂上付近はガスで展望は無かったけど夜明け峠から眺めた石鎚山は迫力があって素晴らしかった。いずれ再登したい。
■ラッセル
ちょっと不完全燃焼。
前社が森や夜明け峠あたりで、先頭に立ててラッセル出来たけど、後半は狭い巻き道や急斜面が続き交代しにくい状況で、数パーティが数珠繋ぎになる。微妙にペースを遅らせるパーティの後ろになり立ち往生。もどかしい。終盤は、トップを交代させてもらったり、夏道に戻るためにトレースを無視して直登して鬱憤を晴らした。ラッセルの声かけのタイミングが難しかった。
■ブレードのステップ
途中、トラバース凍結した斜面と2mほどの氷壁を通過する際に、一緒になったパーティの方がブレードで足場を切って登る場面があった。普段なら、こういう場面はアイゼンを効かせて潅木やピック刺して手がかり作って登るけど、手元が軽量ピッケルで心許なくて、非常に助かった。テクニックも参考になったし、今後はソロで行く場合も急傾斜が予想されるルートは縦走用かアイスバイルにしようと思う。
■下山時の滑落
三ノ鎖で撤退後、二ノ鎖避難小屋までわりと急傾斜で慎重に後ろ向きになり降りる場所が続く。滑落があったのは二ノ鎖避難小屋の目前。視界が開けて高度感があるうえ、後向きになって前爪を使いトラバースしながら5mほど下に降りる場所。一緒に下山した6人パーティの最後尾の女性が、気づくと目の前から消えてグルグルと転り落ちていた。「ピッケルを刺して!」と仲間の声があがるが滑落した場所がフラットな斜面で、雪まみれになりながら20m落ちきって動かなくなる。合図をすると動く。怪我は無かったようだった。障害物があったら厳しい状態になったと思うが、落ちた場所が良かった。
雪の状態が緩くて、ピッケルは使えないけど前爪がサクサク刺さり、蹴りこめばステップを切れるので、ムーブは厄介だけどそれほど難しくはない(と思う)。でも、自分もスタンディングアックスビレイの墜落者の役をやった時に、グルングルンに回りながら斜面を落ちたことがあるけど、あの状態になってしまってからは滑落停止姿勢を取るのは難しい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する