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Yamareco

記録ID: 586014
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
石鎚山

石鎚山(の直下、三ノ鎖で敗退)

2015年02月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:29
距離
9.7km
登り
1,043m
下り
1,035m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:04
休憩
1:24
合計
7:28
距離 9.7km 登り 1,043m 下り 1,043m
9:04
24
9:28
9:29
5
9:34
9
9:43
24
10:07
10:24
93
11:57
11:58
65
13:03
13:19
38
13:57
14:17
14
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14:58
20
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15:37
18
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12
16:08
11
16:19
12
16:31
1
16:32
ゴール地点
天候 曇り。山頂付近で降雪。
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■往路
浜松町BT20:10(パイレーツ号)6:50西条7:43(せとうちバス)8:37ロープウェイ前
■復路
ロープウェイ前17:22(せとうちバス)18:16伊予西条18:34(しおかぜ28号)20:11岡山20:33(のぞみ)23:45東京

<パイレーツ号>
・せとうちバスと京浜急行バスの共同運行。
・京浜急行バスはオンライン予約が出来てコンビニ発券可。
・日程変更は1回目は無料(要電話連絡)。以降はキャンセル扱い。
・バス停は伊予西条駅から5分程度、離れた場所に停車。
・リクライニングが効いて、よく寝られた。
http://www.keikyu-bus.co.jp/highway/pirates.html
コース状況/
危険箇所等
■トレース
八丁坂以降で先頭集団に合流。以降、ノートレース。
新雪でふかふかだけど、吹き溜まりや急傾斜では、膝・胸を使ってラッセルする箇所あり。ワカンが欲しかった。
■試しの鎖場
前社が森直前の上り48mの鎖場。鎖は雪の中。中間部の斜面は凍って鎖も埋まっていた。左右の枝を掴んで登る。頂上付近は垂直近い斜面が氷結している。持参したアルミピッケルでは心細かった。鎖を掴んで無理やり登る。一軒茶屋側に降りるのはやめて引き返す。※巻き道があるので、鎖場は通過しないで進めます。
■二ノ鎖
岩壁の巻き道ルート。1箇所、氷結のトラバースでは、ブレードで足場を切って進む箇所があり。
■三ノ鎖小屋
トイレの側を直登。ここも氷壁となっていて足場を切って登る。ここで時間切れで撤退。
その他周辺情報 ■下山後温泉。
バス停・駐車場近くに石鎚山温泉があります(日帰り500円)。
今回は、最終バスに乗るため入れませんでした(次回こそ!)。
http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30335
伊予西条。売店は空いています。近くにローソンもあります。
2015年02月07日 07:41撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 7:41
伊予西条。売店は空いています。近くにローソンもあります。
石鎚山ロープウェイ前でバス降車。
2015年02月07日 08:39撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 8:39
石鎚山ロープウェイ前でバス降車。
ロープウェイの山頂成就駅。ここから登山スタートです。
2015年02月07日 08:59撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 8:59
ロープウェイの山頂成就駅。ここから登山スタートです。
しばらく歩くと成就社に到着する。ここまでは登山装備がなくても来れる。
2015年02月07日 09:27撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 9:27
しばらく歩くと成就社に到着する。ここまでは登山装備がなくても来れる。
八丁。成就から一旦、100mほど下った鞍部。復路ではここが登り返しになってツライ。
2015年02月07日 09:43撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 9:43
八丁。成就から一旦、100mほど下った鞍部。復路ではここが登り返しになってツライ。
途中から先頭になる。ノートレース。
2015年02月07日 10:22撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 10:22
途中から先頭になる。ノートレース。
霧氷がつきまくり。
2015年02月07日 10:32撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 10:32
霧氷がつきまくり。
試しの鎖場。鎖は埋まってます。
2015年02月07日 10:51撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 10:51
試しの鎖場。鎖は埋まってます。
試しの鎖場の小ピークに登った証拠写真。・・・さっさと降ります。
2015年02月07日 10:57撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 10:57
試しの鎖場の小ピークに登った証拠写真。・・・さっさと降ります。
石鎚山が見えてくる。鎖を登っていた間に、数パーティがトレースをつけてくれてました。
2015年02月07日 11:49撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 11:49
石鎚山が見えてくる。鎖を登っていた間に、数パーティがトレースをつけてくれてました。
夜明峠。展望が素晴らしい。
2015年02月07日 11:55撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 11:55
夜明峠。展望が素晴らしい。
この後は雪量が増してラッセルがキツクなる。1パーティが先頭になってラッセルをして頂く。いや、自分も頑張りましたよ。(この時期に60mロープを担ぐようなパーティでしたから、申し訳程度でしたが。。)。
2015年02月07日 12:02撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 12:02
この後は雪量が増してラッセルがキツクなる。1パーティが先頭になってラッセルをして頂く。いや、自分も頑張りましたよ。(この時期に60mロープを担ぐようなパーティでしたから、申し訳程度でしたが。。)。
二ノ鎖の鳥居。ギリギリ通れました。
2015年02月07日 13:00撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 13:00
二ノ鎖の鳥居。ギリギリ通れました。
二ノ鎖の避難小屋。ココから先は、6名パーティ、ソロが自分と1名だけ。
2015年02月07日 13:04撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 13:04
二ノ鎖の避難小屋。ココから先は、6名パーティ、ソロが自分と1名だけ。
三ノ鎖。ガスっていて展望は、ほとんどなし。あとちょっとのハズだけど、ここで撤退。
2015年02月07日 14:15撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
2/7 14:15
三ノ鎖。ガスっていて展望は、ほとんどなし。あとちょっとのハズだけど、ここで撤退。
高度を下げると青空が。
2015年02月07日 15:03撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
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2/7 15:03
高度を下げると青空が。
撮影機器:

装備

個人装備
GPS・地図(1) ファーストエイド・ツェルト・リペア類(1) 着替え・予備グローブ(1) ダウン・目出し帽(1) 保存食・行動食・水(1) サングラス(1) ヘッデン(1) アイゼン(1) グローブ(1) ビニール袋(1) ストック・ピッケル(1) ワカン/スノーシュー(1)

感想

■西日本最高峰の石鎚山
厳冬期の雪山登山は、雪山としての難易度もあるけど登山口までのアプローチが無くなるため、登山口まで辿り着けない場所も結構多い。雪山ルートガイドを眺めていて見つけたのが、四国の石鎚山。東京からは夜行バス(3列シート)で最寄の伊予西条駅まで行けて、登山口までのバスとロープウェイを利用することで日帰り登山も可能。一部トラバースが難しいみたいだけど展望もよさげ(瀬戸内海や太平洋も眺められる)。四国の山は初めてで、ひさびさに楽しそうな雪山だ。

・・・結果は、タイトルのとおり。
山頂の弥山まで等高線であと4本。直線距離なら50m手前で時間切れタイムアウト。
特に夜明峠から先の急斜面ラッセル、鎖場巻き道トラーバースで時間がかかった。頂上付近はガスで展望は無かったけど夜明け峠から眺めた石鎚山は迫力があって素晴らしかった。いずれ再登したい。

■ラッセル
ちょっと不完全燃焼。
前社が森や夜明け峠あたりで、先頭に立ててラッセル出来たけど、後半は狭い巻き道や急斜面が続き交代しにくい状況で、数パーティが数珠繋ぎになる。微妙にペースを遅らせるパーティの後ろになり立ち往生。もどかしい。終盤は、トップを交代させてもらったり、夏道に戻るためにトレースを無視して直登して鬱憤を晴らした。ラッセルの声かけのタイミングが難しかった。

■ブレードのステップ
途中、トラバース凍結した斜面と2mほどの氷壁を通過する際に、一緒になったパーティの方がブレードで足場を切って登る場面があった。普段なら、こういう場面はアイゼンを効かせて潅木やピック刺して手がかり作って登るけど、手元が軽量ピッケルで心許なくて、非常に助かった。テクニックも参考になったし、今後はソロで行く場合も急傾斜が予想されるルートは縦走用かアイスバイルにしようと思う。

■下山時の滑落
三ノ鎖で撤退後、二ノ鎖避難小屋までわりと急傾斜で慎重に後ろ向きになり降りる場所が続く。滑落があったのは二ノ鎖避難小屋の目前。視界が開けて高度感があるうえ、後向きになって前爪を使いトラバースしながら5mほど下に降りる場所。一緒に下山した6人パーティの最後尾の女性が、気づくと目の前から消えてグルグルと転り落ちていた。「ピッケルを刺して!」と仲間の声があがるが滑落した場所がフラットな斜面で、雪まみれになりながら20m落ちきって動かなくなる。合図をすると動く。怪我は無かったようだった。障害物があったら厳しい状態になったと思うが、落ちた場所が良かった。

雪の状態が緩くて、ピッケルは使えないけど前爪がサクサク刺さり、蹴りこめばステップを切れるので、ムーブは厄介だけどそれほど難しくはない(と思う)。でも、自分もスタンディングアックスビレイの墜落者の役をやった時に、グルングルンに回りながら斜面を落ちたことがあるけど、あの状態になってしまってからは滑落停止姿勢を取るのは難しい。

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