東黒沢〜ナルミズ沢〜清水峠〜谷川岳


- GPS
- 20:31
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,841m
- 下り
- 2,843m
コースタイム
- 山行
- 10:36
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 11:22
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:07
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・東黒沢〜丸山乗越:水量少なく問題になる箇所なし。ナメ床が美しい ・丸山乗越〜ナルミズ沢出合:何箇所か微妙なクライムダウンあり ・ナルミズ沢出合〜大石沢出合:鎌の通過がやや怖かった ・大石沢出合〜JP:水量少なく問題になる箇所なし。稜線に出てからは腰の高さの藪 ・JP〜清水峠:北側の斜面はやや崩落しており、所々滑落注意 ・清水峠〜蓬峠:所々結構な藪で朝一だと下半身がびしょ濡れになります ・蓬峠〜谷川岳:快適 ・谷川岳〜天神平:めちゃくちゃ快適 ・天神平〜田尻沢:ブル道は上部が水で浸食されて歩きにくく藪っぽい。下部は快適 |
写真
感想
2023年08月26日(土) 登山口〜東黒沢〜ナルミズ沢〜JP〜清水峠
4:15ヘッドランプを点けて半袖で出発。暗いが問題なく歩けるし、風があって涼しい。1つ尾根を回り込むと、ハナゲノ滝が現れる。賽の河原のようにケルンが積まれていてちょっと不気味。東黒沢に問題となる箇所は無く、ナメ床が続く癒しの沢だった。詰めで少しコルを外れたので、修正。丸山乗越からナルミズ沢までも快適な下りで、クライムダウンが数か所あっただけ。出合の中洲が草刈りされており、超快適なビバーク適地だが、まだ朝だ。
ここから大石沢出合までは右岸側に登山道があるようだが、最初にペンキを見ただけでその後見ることはなかった。2つの鎌がある箇所が本日最初の核心。泳げないので、てらこに先行してもらい、足がつくことをよく確認してから続く。鎌の草付き登りは少し高度感あり。この辺りから魚影を頻繁に見る。大きな黒岩魚が眠そうにゆらゆらしているのも見た。竿を忘れたことが悔やまれるが、何度か手づかみでトライしたら一匹採れた。大石沢出合で大休止。途中、天気を見ながら色々考えるも、先へ行くことに。
その後も順調に遡行し、やがて脱渓。水は念のため2リットル汲んだ。雲があやしく、既に上州武尊には雨雲がかかっている。電波が入ったので、雨雲レーダーを確認したら、15:30くらいから雨がきそう。ならば、と不安定なタープ泊をやめて清水峠の避難小屋を目指すことに。詰めは確かに美しかった。フェルトからトレランシューズに履き替えて藪漕ぎ。JPまでの藪は膝から腰くらいで、辛うじて登山道の跡が残っているので、それほどツラくなかったが、JPに飛び出した時は正直嬉しかった。稜線から見ると、巻機山は雷雨の様相。結局、雨には降られず、15時半頃、白崩避難小屋に到着。
先客は2名で、うちお1人はテントで寝るとのこと。小屋は小さいがなかなか快適。トイレは見つからず、水場は赤い三角屋根の送電線監視所の裏側にあった。濡れたものを干して、ビールを冷やし、夕飯(本体は冷凍庫に忘れられたため、五目御飯にセブンのカレーだったが、美味しかった)をいただいて早めに就寝。タイツにダウン、シュラフカバーで快適に眠れた。
2023年08月27日(日) 清水峠〜谷川岳〜天神平〜田尻沢〜登山口
おとなりのおじさんの起床時刻3時に合わせて起床。てらこの寝起きは悪くない。朝食と準備を済ませ、彼らより少し早く歩き出す。蓬峠までは藪が濃く、営業小屋が無いせいか、最近は刈られていないようだった。特に七ツ小屋山より先で笹の背が高い。途中ですれ違った蓬峠?から来たと思われる3人組の顔がしんどそうだったのはこれのせいか。蓬峠でズボンと靴下を絞って歩き出す。風があるので、止まっていると少し寒いのだ。茂倉岳までのツラい登りを終えて小休止。トマの耳の辺りでも少し休んだ。てらこのスマホ調べによると、「トマ=手前」「オキ=奥」(沖?)らしい。
トマの耳付近で赤いカバーのスマホを拾い、即座に近くの人に訊いたらちょうど探しているところだった。警察に行くのは面倒だったので、ラッキーである。肩の小屋でルート選択じゃんけんをする。人が少ない西黒尾根(私)v.s.歩きやすそうな天神尾根(てらこ)の勝負だったが、てらこが勝った。敬遠していた天神尾根は丹沢の大倉尾根のように整備されていて、歩きやすかった。熊穴小屋から先は、稜線の北側を巻くように登山道があったのが新たな発見だった(これまで冬に稜線通しでしか歩いたことがなかった)。
天神平で小休止してから、田尻沢のブル道を探す。リフトの手前からススキの向こうにあったが、浸食されており、とても車両は行き来できないような悪路で、「歩きやすそう」という期待は外れた。それも標高1100mくらいでよく整備された砂利道に変わり、快適な下りに。頭上を行きかうロープウェイが涼し気だ。暑かったので、道路に出る少し手前で、西黒沢に浸かってアイシングする。ここでなぜかてらこのサングラスが消失したのは残念だった。道路脇にザックを置いて駐車場まで走り、車を回収して終了。
思ったより天気がよく、ほどよい気温で快適な夏山だった。晩夏の沢はじめとなったが、こんなに楽しいならもっと行っておけばよかったとも思った。まあ、夏に貯めたポイントが冬に使えるという妄想をひたすら信じ、冬支度を始めるしかないだろう。
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