ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5910374
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳新冠ルート 日本百名山

2023年09月06日(水) 〜 2023年09月08日(金)
 - 拍手
けいじ その他8人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
18:16
距離
43.8km
登り
2,939m
下り
2,922m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:38
休憩
0:21
合計
4:59
10:03
10:03
43
10:46
10:46
102
12:28
12:41
19
13:00
13:00
38
13:38
13:39
36
14:15
14:20
1
14:21
14:23
34
2日目
山行
6:18
休憩
2:11
合計
8:29
6:26
6:38
58
7:36
7:42
10
7:52
7:52
26
8:18
8:31
13
8:44
8:50
21
9:11
9:33
5
9:51
10:38
6
10:52
10:58
21
11:19
11:24
25
11:49
11:49
23
12:12
12:12
11
12:23
12:23
51
13:14
13:25
41
3日目
山行
4:23
休憩
0:14
合計
4:37
6:03
6:06
1
6:07
6:07
24
6:31
6:32
39
7:11
7:11
18
7:29
7:36
86
9:02
9:05
44
9:56
9:56
1
9:57
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
未舗装の林道を1時間30分近く走らねばならない
パンク時を考えるとスペアータイヤ付のクルマが望ましい
コース状況/
危険箇所等
※熊対策について※
日高山脈は熊の巣 
「登山者が熊の巣にお邪魔する」という謙虚な気持ちで入山
熊対策は多人数で行動するのが基本
単身山行は控え、複数人で山行を

全区間に渡って登山道は明朗 山頂直前のガレ場以外に濃霧時の道迷いの心配はほぼ無い

イドンナップ山荘〜新冠ポロシリ山荘
熊の巣の中を通る18キロ強の林道歩き
自転車進入不可で歩くしかない。
とにかく長い…
登山日の早朝にはいこい橋付近に瀕死の子熊が居たそうだ…
奥新冠ダムから先は北電の点検車が入らないため林道の状態が急に悪くなるが、それでも充分整備されている

新冠ポロシリ山荘〜幌尻沢徒渉点
以前は沢のへつり、高巻き、藪漕ぎルートファインティングなどがある区間だったが水害による登山道付け替えと共に刈払い整備され歩きやすくなった
幌尻沢徒渉点の難易度は高くはないが、僕が通行時、沢の岩と岩の間に転倒し行動不能になった方がいました
慎重に渡渉してください

幌尻沢徒渉点〜水場
幌尻沢徒渉点から一気に日高山系名物一直線の急登が始まる
平均勾配50パーセントという急勾配の支尾根を登り詰める
以前は笹藪漕ぎのうえに倒木などもあり、とても歩きにくいルートだったが、刈払いと共に倒木は処理され以前と比較してとても歩きやすくなった…が、それでも難易度は低くない
樹林が薄くなり尾根から左手にトラーバスするように進むと水場に到着

水場〜幌尻岳
森林限界を越え、ハイマツの中を登り詰める眺望の良い区間で天気の良い日は太平洋も見える
お花畑もある
大岩も休憩適地 見晴らしがよい
浮石が多く、ストック使用が安全な区間
不要な箇所にストックを突かず、丁寧に歩いて通過してほしい
振内・新冠コース分岐の峠に乗越すと目の前に北カールがパァ〜と広がる
振内・新冠コース分岐から幌尻岳山頂はすぐ、ガレ場少し歩くと間もなく到着する
熊さん
イドンナップ山荘手前で遭遇
2023年09月06日 09:05撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 9:05
熊さん
イドンナップ山荘手前で遭遇
イドンナップ山荘からレッツゴー
下山してきたガイドから熊情報と共に
「登山道の一部刈払いもしたよ〜」
とありがたい
2023年09月06日 09:54撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 9:54
イドンナップ山荘からレッツゴー
下山してきたガイドから熊情報と共に
「登山道の一部刈払いもしたよ〜」
とありがたい
イドンナップ山荘駐車場
そこそこクルマが停まっている
2023年09月06日 09:58撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 9:58
イドンナップ山荘駐車場
そこそこクルマが停まっている
奥新冠発電所ゲート
ゲート柵が延びて、以前は左端から労せず通行できたが、今は一旦ザックを下さねばならない
(柵の右端から通行できるが、足元ドロドロになる)
2023年09月06日 10:02撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 10:02
奥新冠発電所ゲート
ゲート柵が延びて、以前は左端から労せず通行できたが、今は一旦ザックを下さねばならない
(柵の右端から通行できるが、足元ドロドロになる)
2023年09月06日 10:03撮影 by  SH-M15, SHARP
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ポロシリ山荘15キロ
2023年09月06日 10:39撮影 by  SH-M15, SHARP
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ポロシリ山荘15キロ
いこい橋
な…ぬぁんと悪名名高いゲートが開放中
とってもラクチンに通過できた
2023年09月06日 10:45撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 10:45
いこい橋
な…ぬぁんと悪名名高いゲートが開放中
とってもラクチンに通過できた
いこい橋
みなさん美しい渓流の撮影に夢中
2023年09月06日 10:46撮影 by  SH-M15, SHARP
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いこい橋
みなさん美しい渓流の撮影に夢中
いこい橋からのながめ
この付近は熊の気配がとても濃い
2023年09月06日 10:46撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 10:46
いこい橋からのながめ
この付近は熊の気配がとても濃い
エゾ雷鳥
2023年09月06日 11:57撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 11:57
エゾ雷鳥
ポロシリ山荘まで5キロ
2023年09月06日 13:33撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 13:33
ポロシリ山荘まで5キロ
長い林道歩き
つい先日この林道にて熱中症による死者が発生している
我々が歩いた日は幸いにして曇天で直射日光に当たるコトはなかった
2023年09月06日 13:41撮影 by  SH-M15, SHARP
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長い林道歩き
つい先日この林道にて熱中症による死者が発生している
我々が歩いた日は幸いにして曇天で直射日光に当たるコトはなかった
奥新冠ダム見えた
2023年09月06日 14:14撮影 by  SH-M15, SHARP
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奥新冠ダム見えた
奥新冠ダム
2023年09月06日 14:16撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 14:16
奥新冠ダム
ポロシリ山荘まで2キロ
この付近から一気に路面状況が悪くなり、アップダウンが増える
2023年09月06日 14:28撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 14:28
ポロシリ山荘まで2キロ
この付近から一気に路面状況が悪くなり、アップダウンが増える
幌尻岳稜線捕捉
2023年09月06日 14:29撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 14:29
幌尻岳稜線捕捉
山荘見えた!
ギリギリ雨に祟られることなく山荘へ
2023年09月06日 14:55撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 14:55
山荘見えた!
ギリギリ雨に祟られることなく山荘へ
新冠ポロシリ山荘とうちゃこ
今日から三日間お世話になります
到着直後から雷雨となった
2023年09月06日 14:57撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 14:57
新冠ポロシリ山荘とうちゃこ
今日から三日間お世話になります
到着直後から雷雨となった
夕食
山荘前で宴会
噂に聞いてはいたが、北海道山岳ガイド協会ガイドの食事提供能力は素晴らしい 生野菜・フルーツも提供
見習らなければ…
2023年09月06日 16:59撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/6 16:59
夕食
山荘前で宴会
噂に聞いてはいたが、北海道山岳ガイド協会ガイドの食事提供能力は素晴らしい 生野菜・フルーツも提供
見習らなければ…
幌尻岳へ向けてイザ出発!
2023年09月07日 05:35撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 5:35
幌尻岳へ向けてイザ出発!
幌尻岳登山口
山荘のすぐ裏にあります
2023年09月07日 05:38撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 5:38
幌尻岳登山口
山荘のすぐ裏にあります
歩き始めてすぐに河原歩き
高巻道は閉鎖
この先の登山道も水害による崩落でルート変更がある
2023年09月07日 05:48撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 5:48
歩き始めてすぐに河原歩き
高巻道は閉鎖
この先の登山道も水害による崩落でルート変更がある
イドンナップ岳
渡渉地点からの眺め
2023年09月07日 06:30撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 6:30
イドンナップ岳
渡渉地点からの眺め
ご夫婦で個人山行のご主人が渡渉に失敗
たまたま僕が居合わせたので救出できたのだが…
渡渉ではホンの小さなコトが命取りになる
2023年09月07日 06:36撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 6:36
ご夫婦で個人山行のご主人が渡渉に失敗
たまたま僕が居合わせたので救出できたのだが…
渡渉ではホンの小さなコトが命取りになる
渡渉地点から一気に急登にさしかかる
2023年09月07日 06:37撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 6:37
渡渉地点から一気に急登にさしかかる
ダケカンバの急登
2023年09月07日 07:20撮影 by  SH-M15, SHARP
10
9/7 7:20
ダケカンバの急登
ルイベツ岳方面
2023年09月07日 07:20撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 7:20
ルイベツ岳方面
ロープ場
ロープを持たなくても登れる
2023年09月07日 07:22撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 7:22
ロープ場
ロープを持たなくても登れる
ヤセ尾根のロープ柵
ここのロープは持ちゃダメ
2023年09月07日 07:23撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 7:23
ヤセ尾根のロープ柵
ここのロープは持ちゃダメ
笹藪の中を登る
刈払いがされているので藪漕ぎはない
2023年09月07日 07:26撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 7:26
笹藪の中を登る
刈払いがされているので藪漕ぎはない
2023年09月07日 07:35撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 7:35
中間点
藪の急登はまだまだ続く
2023年09月07日 07:50撮影 by  SH-M15, SHARP
8
9/7 7:50
中間点
藪の急登はまだまだ続く
水場(渡渉点)
この付近で森林限界を越える
2023年09月07日 08:19撮影 by  SH-M15, SHARP
12
9/7 8:19
水場(渡渉点)
この付近で森林限界を越える
水場(渡渉点)で休憩
涼しい風が吹き上げて快いい
2023年09月07日 08:26撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 8:26
水場(渡渉点)で休憩
涼しい風が吹き上げて快いい
以前はこの沢を登ったような気がする…
2023年09月07日 08:29撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 8:29
以前はこの沢を登ったような気がする…
お花畑
シーズン終了後で草地となっていた…
2023年09月07日 08:44撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 8:44
お花畑
シーズン終了後で草地となっていた…
幌尻湖と新冠ポロシリ山荘を足元にみながら登る
2023年09月07日 09:10撮影 by  SH-M15, SHARP
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幌尻湖と新冠ポロシリ山荘を足元にみながら登る
大岩
大岩でも休憩
2023年09月07日 09:28撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:28
大岩
大岩でも休憩
あともぅひと息
大岩を越えると稜線まであともぅひと息
2023年09月07日 09:32撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:32
あともぅひと息
大岩を越えると稜線まであともぅひと息
振内・新冠コース分岐
稜線とうちゃこ
2023年09月07日 09:38撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:38
振内・新冠コース分岐
稜線とうちゃこ
北カール
振内・新冠コース分岐に躍り出ると目の前に景色がパァ〜と広がる
2023年09月07日 09:38撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:38
北カール
振内・新冠コース分岐に躍り出ると目の前に景色がパァ〜と広がる
振内・新冠コース分岐まで来たら山頂はもぅ目の前
山頂賑わっている
2023年09月07日 09:40撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:40
振内・新冠コース分岐まで来たら山頂はもぅ目の前
山頂賑わっている
北カール
2023年09月07日 09:51撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:51
北カール
幌尻岳とうちゃこ
2023年09月07日 09:59撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:59
幌尻岳とうちゃこ
幌尻岳ゲット
今回で百名山達成の方も一名おられました
2023年09月07日 09:53撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:53
幌尻岳ゲット
今回で百名山達成の方も一名おられました
名勝ピリカノカ 幌尻岳
日高山脈の主峰幌尻岳は、氷河時代に形成された 谷 (けんこく、またの名をカール) があります。 このカールは、雨が降ると沼のようになり、この沼が7つあることから、地域の人達は古くから 「七つ沼カール」 と親しみをこめて呼んでいます。 数々の動植物が生息し、北海道の大自然を物語る 豊かな自然を誇っています。
アイヌの人達の間では、幌尻岳を舞台にした様々な伝説があります。 古来から神様がいる山として 参拝し祈りを捧げていたといいます。
アイヌ語で、「ポロ・シリ(大きな山)」と呼ばれ日高路での霊山とされている。
以上のことから、豊かな自然を有し、アイヌ文化や伝説が息づくところとして、名勝ピリカノカに されました。
2023年09月07日 09:54撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 9:54
名勝ピリカノカ 幌尻岳
日高山脈の主峰幌尻岳は、氷河時代に形成された 谷 (けんこく、またの名をカール) があります。 このカールは、雨が降ると沼のようになり、この沼が7つあることから、地域の人達は古くから 「七つ沼カール」 と親しみをこめて呼んでいます。 数々の動植物が生息し、北海道の大自然を物語る 豊かな自然を誇っています。
アイヌの人達の間では、幌尻岳を舞台にした様々な伝説があります。 古来から神様がいる山として 参拝し祈りを捧げていたといいます。
アイヌ語で、「ポロ・シリ(大きな山)」と呼ばれ日高路での霊山とされている。
以上のことから、豊かな自然を有し、アイヌ文化や伝説が息づくところとして、名勝ピリカノカに されました。
自撮りも一枚
2023年09月07日 09:58撮影 by  SH-M15, SHARP
55
9/7 9:58
自撮りも一枚
戸鳶別岳から延びる日高の稜線
2023年09月07日 10:18撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:18
戸鳶別岳から延びる日高の稜線
ケルン
2023年09月07日 10:19撮影 by  SH-M15, SHARP
18
9/7 10:19
ケルン
三角点たっちち
二等三角点「幌尻」
2023年09月07日 10:20撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:20
三角点たっちち
二等三角点「幌尻」
肉眼ではトムラウシが見えた
2023年09月07日 10:36撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:36
肉眼ではトムラウシが見えた
芦別岳や夕張岳も見える
2023年09月07日 10:36撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:36
芦別岳や夕張岳も見える
さぁ下山しよう
2023年09月07日 10:42撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:42
さぁ下山しよう
ゆっくりゆっくりと歩いて下山します
2023年09月07日 10:43撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:43
ゆっくりゆっくりと歩いて下山します
振内・新冠コース分岐
2023年09月07日 10:44撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:44
振内・新冠コース分岐
振内・新冠コース分岐
2023年09月07日 10:44撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:44
振内・新冠コース分岐
新冠ポロシリ山荘を眺めながら急登を一気に下る
2023年09月07日 10:45撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 10:45
新冠ポロシリ山荘を眺めながら急登を一気に下る
渡渉地点
急坂をゆっくり下って渡渉地点
ココから先は沢沿い歩き
コロナ禍前は危険な沢の高巻や藪漕ぎなどがあったが、整備されて藪漕がなくなった
2023年09月07日 13:23撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 13:23
渡渉地点
急坂をゆっくり下って渡渉地点
ココから先は沢沿い歩き
コロナ禍前は危険な沢の高巻や藪漕ぎなどがあったが、整備されて藪漕がなくなった
げざ〜ん
お疲れさまでした
皆さん脚の強い方々でした
2023年09月07日 14:06撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/7 14:06
げざ〜ん
お疲れさまでした
皆さん脚の強い方々でした
ありがとう新冠ポロシリ山荘
二泊三日 お世話になりました
2023年09月08日 05:18撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 5:18
ありがとう新冠ポロシリ山荘
二泊三日 お世話になりました
さぁ〜帰ろう
18キロ強の林道歩き
2023年09月08日 05:27撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 5:27
さぁ〜帰ろう
18キロ強の林道歩き
奥新冠ダム
ここから奥新冠発電所まで導水管が山の中を貫いている
2023年09月08日 06:04撮影 by  SH-M15, SHARP
17
9/8 6:04
奥新冠ダム
ここから奥新冠発電所まで導水管が山の中を貫いている
一か所、土砂崩れによる林道崩落があるが、クルマが走れる程度に整地され、歩行に問題はない
2023年09月08日 07:09撮影 by  SH-M15, SHARP
13
9/8 7:09
一か所、土砂崩れによる林道崩落があるが、クルマが走れる程度に整地され、歩行に問題はない
熊の糞
主に木の実を食べているようだ
2023年09月08日 08:52撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 8:52
熊の糞
主に木の実を食べているようだ
いこい橋
今日もゲートは開放中
2023年09月08日 09:02撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 9:02
いこい橋
今日もゲートは開放中
いこい橋からの眺め
2023年09月08日 09:04撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 9:04
いこい橋からの眺め
奥新冠発電所ゲート
2023年09月08日 09:50撮影 by  SH-M15, SHARP
8
9/8 9:50
奥新冠発電所ゲート
イドンナップ山荘っ見えた
2023年09月08日 09:55撮影 by  SH-M15, SHARP
11
9/8 9:55
イドンナップ山荘っ見えた
イドンナップ山荘とうちゃこ
2023年09月08日 09:55撮影 by  SH-M15, SHARP
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イドンナップ山荘とうちゃこ
下山完了!
2023年09月08日 09:56撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 9:56
下山完了!
クルマの中から熊さん3組5頭と出会った
2023年09月08日 10:15撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 10:15
クルマの中から熊さん3組5頭と出会った
新日本海フェリーはまなす
フェリーに乗って舞鶴経由で20日間ぶりに帰神
2023年09月08日 21:19撮影 by  SH-M15, SHARP
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9/8 21:19
新日本海フェリーはまなす
フェリーに乗って舞鶴経由で20日間ぶりに帰神

感想

日本百名山最難関幌尻岳
熊の巣、日高山脈の名峰
イドンナップ山荘までの1時間半の未舗装路林道走行のうえ、新冠ポロシリ山荘登山口まで片道18キロ以上の林道を歩き、最後は標高差1000メートルを平均勾配50パーセントで登り詰めるタフなコース
つい先日、この林道上で熱中症による死亡事故も発生している
もぅ一つの振内コースは渡渉があり、沢登装備が必要な技術的難易度が高いコース
どちらせよ、寝袋・食料を自分で担ぎ上げなければならない幌尻岳登山

今回は男性7名の方をご案内
先日一緒にカムエクに登った北海道山岳ガイド協会ガイドのTさんも一緒
地元Tさんが一緒なのでとても心強い

イドンナップ山荘出発時、下山してきたOガイドから熊情報をもらう
ヒグマに今日の下山時に2回遭遇したそうだ
ついでに登山道の一部刈払をしたから歩きやすくなったよ
とのありがたい引継ぎも

奥新冠発電所ゲート を過ぎて次のパーティとすれ違い
このパーティのガイドが林道上で瀕死だった子熊を沢に降ろしたとのコト
母熊の姿はなく、もぅ虫の息だったそうだ

幸いにして歩行中にクマに遭遇することはなく、新冠ポロシリ山荘に到着
昼から雨予報だったが、ギリギリ雨に降られることなく歩ききることができた

食事はTさんが一括して担当
噂に聞いてはいたが、北海道山岳ガイド協会ガイドの食事提供能力は素晴らしい 生野菜やフルーツも提供
僕も見習らなければ…

二日目
山荘の掃除を済ませてから走って追いかけてくるTさんを残して先に出発
コロナ禍前は藪漕ぎ・沢のへつりなどが有ったが、洪水に崩落による登山道が付け替えられた上に刈払いがなされ、とても歩きやすくなった

幌尻沢徒渉点で僕の直前を歩いていた個人山行夫婦のご主人が沢に転落
たまたま僕が居合わせたので助けられたが、奥さんだけだったら難しかっただろう…
幌尻沢徒渉点、難易度は低いが失敗すると大怪我をする場合もあるので慎重に…

幌尻沢徒渉点からは日高山系名物一直線の急登を登り詰める
最初は1時間一回、後半は30分1回休憩しながらゆっくりと幌尻岳登頂
今回で百座目達成の方も!

登頂日の天候は快晴
トムラウシ山・十勝連峰・芦別岳・夕張岳・カムエク等北海道が代表する山々をずらりと眺めるコトができた

下山時、大岩下部に浮石が多く、浮石に乗ってしまい派手に滑ってコケてしまった
皆さんもポロポロと小さな落石を発生させてしまい滑ってコケる方もちらほら
ポロシリコードではストックを使ってはいけないコトになってはいますが、この区間はストックを使った方が安全

水場と見晴台下部と渡渉点で休憩をして無事下山完了

夕食はTさん歩荷のジンギスカン丼を美味しくいただく

三日目
朝食にパスタを食べて、ゆっくり下山
Tさんは山荘内を清掃してからの出発で、後で追いかけてきてくれた
今回も林道歩行中にはクマに遭遇しなかったが、イドンナップ山荘からクルマで走行中3組5頭のクマと遭遇
やっぱり日高は熊の巣だ

下山後は千歳空港でみなさんとは解散 
僕はそのまま小樽へ走り新日本海フェリーに乗船、20日間ぶりに神戸の自宅へ帰る


自分一人ではコントロールできない熊対策
熊対策については多人数で行動するのが確実
この山域で熊トラブルがあった場合、遭難者個人の問題だけでなく、当該熊の殺処分や林道通行止め規制など色々と多岐にわたって影響が出る可能性が高い
単身山行は控え、複数人で行動して欲しい

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コメント

こんにちは、幌尻岳お疲れ様でした。
なんとこんなに長らく北海道に滞在していらっしゃったとは驚きです。ペテガリ岳撤退してもう帰られたと思っていました。
同じ日にペテガリ岳に登っていましたが、一人でとても心細かったです💦 
運良くヒグマに会わずに登頂できましたが、早く連絡して二百名山完登にご一緒させていただきたかったです😅
2023/9/10 15:08
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take1104さん
ペテガリ岳登頂おめでとうございます

私はペテガリ岳に4回も同行者を見つけチャレンジしたのですが総て天候不良で登れませんでした

山の師匠からは日高の山にに単身で入るな!
と言われてますので、同行者探しが必死でした

どうしても諦められないので、今週末に東京在住の長男(大学生.自転車競技部 登山は素人)を誘ってもう一度チャレンジしてみたいと思います

https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-3186458.html
2023/9/10 16:40
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刑事さん?お世話になりました。ポロシリ山荘ではツアーの一行ではない私に山の情報を多数ご教授いただき誠にありがとうございました。ヒグマ対応に関する考えは全くおっしゃる通りで登山者一人の行動で影響を及ぼす範囲がそれほど広いとは考えていませんでした。最悪の事を考えれば道警、林道関係者、山岳会、登山予定者等影響する範囲は計り知れませんね。今回の幌尻山行でヒグマに2度、車の中からは3度見かけました。ポロシリ山岳に向かう8km地点で2頭のヒグマと対面し、向かってきたのでそのまま後退りし500m位戻る羽目になってしまいました。また下山時もイドンナップ山荘手前の発電所からクマの親子を追いかける形で山荘200m手前まで同行しました。ヒグマの生息地内の林道が登山道になっていることを痛感いたしました。
話は変りますがポロシリ山荘に私が戻ってきたときの山荘の室内、庭が見違えるくらい奇麗になっていました。きっとけいじさんが奇麗にされて山荘を後にしたのだと思い感服いたしております。「飛ぶ鳥後を濁さず」ですね!本当に気持ちが良くなり18kmの帰路も足が軽くなりました。今回の登山で学んだ事を肝に残り11座百名山制覇に向け地道に歩み続けます。これからも山岳ガイドとして活躍されることを期待しております。貴重な時間を割いていただき誠に有難うございました。
2023/9/11 21:38
jiroyutaさん
幌尻岳登頂おめでとうございます
お役にたてたのなら幸いです

ポロシリ山荘清掃について
我々も奇麗になったと喜んでいただければ幸いです
避難小屋から出発する際は清掃してから出発するように心掛けています
今回は地元山岳会と共にTさん所属の北海道山岳ガイド協会も整備・管理している山域(避難小屋)なので登山道整備と共に新冠ポロシリ山荘の手入れもされています
私は新冠ポロシリ山荘清掃はTさんにお任せして、皆さんをお連れして先発しました
Tさんに
「小屋が奇麗になったと喜んでいる方おられた」
旨を連絡しますね とても励みになります
ありがとうございました
2023/9/12 16:00
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