丹沢/世附川土沢中流
- GPS
- 06:11
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 692m
- 下り
- 698m
コースタイム
天候 | 曇り時々霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
明神峠近くの余地に駐車。明神峠の西には仮設トイレも設置されている(冬季は撤去らしい)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・明神峠〜白クラノ頭: 前日までの台風13号の影響で登山道には落ちた枝が多かったが、泥濘も無く登山道の状況は悪くなかった。 ・壱之沢橋〜明神峠: 平穏な林道。 ◆参考文献 白山書房刊行「ウォーターウォーキング1」 |
写真
感想
台風13号明けで晴天を期待して未踏の土沢中流域で遊んできた。残念ながら天気は冴えなかったけれども台風のお陰でもの凄い水量、普段は平易な沢が冒険的な様相で楽しませて貰いました。特に入道滝の迫力は名前の通りの迫力を感じました。
金曜日の段階での天気予報では朝から晴天が広がりそうだったのに曇天、そして明神峠に着く頃には霧雨に変わった。とは言え雨具を着込むと暑いし大した雨では無いのでそのまま出発。30分で湯船山、50分で白クラノ頭、1時間で尾根上の下降点に着いた。そこから北尾根を下って行く。720mで尾根は2方向に分かれるが地形図を見ると左尾根の方が緩やかなのでそちらを下ることにした。緩やか、とは言え最後の所は怯む程急峻だったが弱点は探せばあるもの、無事に土沢の河原に降り立った。
河原の標高は550m位だけれど尾根を下る途中750m位でも左側から沢音が響いていて驚かされた。左側は雷沢のはず。河原に降り立つとやはり水量が多く川幅いっぱいに流れが広がっている。流石に台風明けと言う感じ。なので簡単なはずの小滝を越えるのも2ランク位難度が上がっている印象だ。しかもあちらこちらにある釜はいずれもかなり深いのでアプローチも考えさせられる。20分程ゴルジュの滝と釜に苦闘しながら抜けると広河原で前方に壊れた堰堤がある。あれ?雷沢はどこ?とあろうことか3人共雷沢に気が付かなかったことにここで気付く。
右からスケールのある滝を懸けて合わさる沢を見送ると間も無く前方で轟音を伴って右から盛大に水を落としている滝が見えた。土沢の主と言うべき入道滝だ。今日はまた主に相応しい姿。過去の記録では流芯の右寄りを登っているのもあるけれど今日はテラスに立ったら即叩き落とされそう。Aki-CLさんが選んだのはIII級レベルの右壁だが余り登られていないのか浮石も結構あった。WW1では左岸側を小さく巻くと言う表現だったが実際にはかなりの高巻きになるようだ。我々の取ったルートは正に小さく巻くと言う感じだろう。
入道滝の上のゴルジュ帯も水の流れが美しく楽しめる所。堰堤を越えて二ノ沢との二俣を越えてもう一つ堰堤を越えると広河原になるが、逆に倒木が多くて手強いところもあった。最後の年代物の2段堰堤を越えると壱之沢橋が見えて遡行終了。思った以上に長くて楽しめた沢だった。帰りは明神林道を30分程歩いて明神峠に出られる。WW1では浅瀬からのアプローチが紹介されているがこれだと水ノ木橋経由の大回りで戻るから大変だ。
一ノ沢を詰めれば三国峠に出られるが壱之沢橋で十分に満腹になれました。夏に水量が多そうな時を狙って来ると盛大に水遊びが楽しめる良い沢だった。ただ水遊び好きがいると時間も随分と掛かりそうですが。
土沢に降り立った時、台風13号の降水のためか、水量の多さに驚いた。私的に過去の丹沢の沢登りとしては最大級の水量だろう。
入道滝も迫力満点でガイドブックの写真の3倍位の水量だった。水流右を小さく巻いたが、左岸に下降用のロープがあったので通常は大きく巻く様だ。
700m付近の3mの滝は左壁のFIXロープを使用して越えた。
天気が良ければさらに快適な沢登りだろう。
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