金精峠登山口にはトイレ等が無いので明智平で体制を整えて行く。この眺めを見た時点で、ガスに悩まされる山行を覚悟した。
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9/10 5:50
金精峠登山口にはトイレ等が無いので明智平で体制を整えて行く。この眺めを見た時点で、ガスに悩まされる山行を覚悟した。
すでにほぼ満車の登山口。この時間に来られないなら、いっそ湯元温泉8:30発のバスに乗るのも1つの手だろう。
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9/10 6:20
すでにほぼ満車の登山口。この時間に来られないなら、いっそ湯元温泉8:30発のバスに乗るのも1つの手だろう。
見上げれば、金精山東面の笈吊岩がうっすらと見える。
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9/10 6:18
見上げれば、金精山東面の笈吊岩がうっすらと見える。
反対側の赤茶けた岩壁も物々しい様相。
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9/10 6:18
反対側の赤茶けた岩壁も物々しい様相。
案内板は色あせ、登山カードも最早ここでは受け付けていない様子。
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9/10 6:25
案内板は色あせ、登山カードも最早ここでは受け付けていない様子。
登山を開始する。さっそく階段だが、この辺りはまだまだ平和。
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9/10 6:25
登山を開始する。さっそく階段だが、この辺りはまだまだ平和。
だんだん怪しい階段も出てくるが、まだ序の口。
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9/10 6:31
だんだん怪しい階段も出てくるが、まだ序の口。
火山らしく、ゴツゴツした溶岩の上を行くシーンも。
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9/10 6:36
火山らしく、ゴツゴツした溶岩の上を行くシーンも。
ここで道は二つに分かれるが、旧道は廃道となっている。閉鎖線の先は見るからに崩れ放題になっており、新道との合流地点も見つけられなかった。
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9/10 6:37
ここで道は二つに分かれるが、旧道は廃道となっている。閉鎖線の先は見るからに崩れ放題になっており、新道との合流地点も見つけられなかった。
新道はトラバース気味に登っていく。
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9/10 6:38
新道はトラバース気味に登っていく。
やがて現れる「一人ずつ覚悟して渡れ」の看板。この先が有名な崩落箇所。
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9/10 6:39
やがて現れる「一人ずつ覚悟して渡れ」の看板。この先が有名な崩落箇所。
かなり上の方から下まで見事に崩れている。現在はしっかりした鉄の足場があるが、下手なところを踏むと折れそう、というか実際一部折れかかっている。
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9/10 6:40
かなり上の方から下まで見事に崩れている。現在はしっかりした鉄の足場があるが、下手なところを踏むと折れそう、というか実際一部折れかかっている。
崩落地点を突破すると、いよいよ本格的な急登となる。
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9/10 6:41
崩落地点を突破すると、いよいよ本格的な急登となる。
ぐしゃぐしゃになった階段をなんとか上り下り出来るように、土嚢を積んだり、ロープで手摺りを付けたり、ハシゴをかけたり。精一杯の努力が続いている。
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9/10 6:43
ぐしゃぐしゃになった階段をなんとか上り下り出来るように、土嚢を積んだり、ロープで手摺りを付けたり、ハシゴをかけたり。精一杯の努力が続いている。
修行やレジャーの登山ならともかく、交易に使われていたとは信じられないような険路が続く。
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9/10 6:56
修行やレジャーの登山ならともかく、交易に使われていたとは信じられないような険路が続く。
やがて穏やかな登りとなり、
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9/10 6:58
やがて穏やかな登りとなり、
むしろ少し下って、
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9/10 6:58
むしろ少し下って、
もう一登りすると、ようやく…
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9/10 7:00
もう一登りすると、ようやく…
金精峠に到着。最初に目に入る群馬県側は樹林に閉ざされ眺望なし。看板もだいぶ年季が入った感じ。
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9/10 7:02
金精峠に到着。最初に目に入る群馬県側は樹林に閉ざされ眺望なし。看板もだいぶ年季が入った感じ。
振り返って栃木県側。本来は大絶景のところ、ご覧の通り真っ白。
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9/10 7:02
振り返って栃木県側。本来は大絶景のところ、ご覧の通り真っ白。
峠の北側に鎮座する、金精神社。こちらもまた古めかしい。
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9/10 7:03
峠の北側に鎮座する、金精神社。こちらもまた古めかしい。
金精山への道にはこの警告。現在までに通行不能に至っていないのが幸いだ。
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9/10 7:04
金精山への道にはこの警告。現在までに通行不能に至っていないのが幸いだ。
初めはかなり穏やかな道。
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9/10 7:11
初めはかなり穏やかな道。
ところどころ険しさも覗かせる。
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9/10 7:18
ところどころ険しさも覗かせる。
そして危うげなトラバース区間へ。いつ右側の岩が落ちるか…。
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9/10 7:26
そして危うげなトラバース区間へ。いつ右側の岩が落ちるか…。
その先のここが個人的最恐地点。山側のロープを掴み、どうにも信用ならない鉄板をカニ歩きで抜けた。
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9/10 7:27
その先のここが個人的最恐地点。山側のロープを掴み、どうにも信用ならない鉄板をカニ歩きで抜けた。
その先は本格的な岩場の道に。2,3ヶ所ほど「そこは動くなよ」という場所に浮き石があり、恐ろしかった。
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9/10 7:31
その先は本格的な岩場の道に。2,3ヶ所ほど「そこは動くなよ」という場所に浮き石があり、恐ろしかった。
特にきつそうな一帯。個人的には、岩を登ってハシゴから下りるのが比較的いいと思った。
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9/10 7:42
特にきつそうな一帯。個人的には、岩を登ってハシゴから下りるのが比較的いいと思った。
その先は謎の上下別線区間。
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9/10 7:44
その先は謎の上下別線区間。
上り線は数mの岩壁に沿って岩場を行く。
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9/10 7:45
上り線は数mの岩壁に沿って岩場を行く。
下り線と合流し、もう少し岩場を行く。
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9/10 7:48
下り線と合流し、もう少し岩場を行く。
一段落すると、穏やかなつづら折りに。
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9/10 7:54
一段落すると、穏やかなつづら折りに。
赤い実がきれいだった。
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9/10 7:58
赤い実がきれいだった。
最後は白根方面に向かう道から逸れる形で、
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9/10 8:02
最後は白根方面に向かう道から逸れる形で、
山頂の広場に躍り出る。
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9/10 8:02
山頂の広場に躍り出る。
金精山2,244m。登山口とはほんの400m差ながら、かなり強烈な道のりだった。
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9/10 8:02
金精山2,244m。登山口とはほんの400m差ながら、かなり強烈な道のりだった。
あの大岩壁の上であり、景色は相当にいいはずなのだが、ここもまた真っ白。
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9/10 8:02
あの大岩壁の上であり、景色は相当にいいはずなのだが、ここもまた真っ白。
樹間にうっすらと白根山頂が見えた。天気自体は結構良いのに。
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9/10 8:07
樹間にうっすらと白根山頂が見えた。天気自体は結構良いのに。
来た道を戻るが、険しさゆえに下りでもペースが上がってこない。
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9/10 8:19
来た道を戻るが、険しさゆえに下りでもペースが上がってこない。
下り線へ。
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9/10 8:21
下り線へ。
木が絶妙に邪魔なハシゴ下り。
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9/10 8:23
木が絶妙に邪魔なハシゴ下り。
岩よりはいいと思うがこのハシゴもなかなかに下りづらい。
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9/10 8:27
岩よりはいいと思うがこのハシゴもなかなかに下りづらい。
やっとのことで岩場を抜け、
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9/10 8:36
やっとのことで岩場を抜け、
再びヤバいトラバースをこなし、
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9/10 8:39
再びヤバいトラバースをこなし、
振り返ると金精山の偉容。今あの上にいればと思わずにはいられなかった。
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9/10 8:46
振り返ると金精山の偉容。今あの上にいればと思わずにはいられなかった。
男体山方面もしっかりと見えるようになっている。
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9/10 8:55
男体山方面もしっかりと見えるようになっている。
だいぶ時間が掛かってしまったが、金精峠まで戻ってきた。
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9/10 8:56
だいぶ時間が掛かってしまったが、金精峠まで戻ってきた。
休憩の後、温泉ヶ岳へ。これまでと比べるとだいぶ普通の道。
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9/10 9:09
休憩の後、温泉ヶ岳へ。これまでと比べるとだいぶ普通の道。
ただし、そこかしこに段差あり。
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9/10 9:10
ただし、そこかしこに段差あり。
この日唯一見た宮界標。奥日光の県境線上なので、あってもおかしくはなかった。
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9/10 9:11
この日唯一見た宮界標。奥日光の県境線上なので、あってもおかしくはなかった。
ところどころ段差になっている道を黙々と進んでいくと、
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9/10 9:25
ところどころ段差になっている道を黙々と進んでいくと、
崩壊地の上を通過する。
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9/10 9:33
崩壊地の上を通過する。
登山口から見えていた岩壁の上部ぐらいの高さ。
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9/10 9:33
登山口から見えていた岩壁の上部ぐらいの高さ。
ググってもよく分からない「UKAC」
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9/10 9:38
ググってもよく分からない「UKAC」
木々の間から菅沼・丸沼が見えた。
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9/10 9:39
木々の間から菅沼・丸沼が見えた。
まさかのハシゴ。
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9/10 9:40
まさかのハシゴ。
男体山と湯ノ湖が隠れ気味な代わりに、中禅寺湖はわりとしっかり見える角度。
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9/10 9:51
男体山と湯ノ湖が隠れ気味な代わりに、中禅寺湖はわりとしっかり見える角度。
Googleレンズによればアキノキリンソウ。終わりかけなのかこれからなのか。
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9/10 9:51
Googleレンズによればアキノキリンソウ。終わりかけなのかこれからなのか。
終わりかけのアザミ。
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9/10 9:53
終わりかけのアザミ。
2,260mを越えたぐらいからは、ほぼ平坦〜若干の下り。
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9/10 10:03
2,260mを越えたぐらいからは、ほぼ平坦〜若干の下り。
根名草山への道から分かれ、いよいよ山頂アタック。
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9/10 10:06
根名草山への道から分かれ、いよいよ山頂アタック。
その道もまた、なかなかの急登だった。相変わらず大きな段差も。
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9/10 10:16
その道もまた、なかなかの急登だった。相変わらず大きな段差も。
やっとのことで登り切り、山頂が見えたが、
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9/10 10:21
やっとのことで登り切り、山頂が見えたが、
その手前にそこそこ大きな池があり、思わず足を止める。
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9/10 10:22
その手前にそこそこ大きな池があり、思わず足を止める。
改めて頂上に到達。
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9/10 10:22
改めて頂上に到達。
自己最高を更新する2,332.9mの温泉ヶ岳。むしろどこの山なら会わずに終われるのかと問いたくなるミニ仏像様がお出迎え。
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9/10 10:22
自己最高を更新する2,332.9mの温泉ヶ岳。むしろどこの山なら会わずに終われるのかと問いたくなるミニ仏像様がお出迎え。
戦前のものであるはずの御料局三角点と、間違いなく平成3年のことだろうH3の意外な取り合わせ。
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9/10 10:23
戦前のものであるはずの御料局三角点と、間違いなく平成3年のことだろうH3の意外な取り合わせ。
山頂からは東側に奥日光の中でも秘境の苅込湖・切込湖。
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9/10 10:23
山頂からは東側に奥日光の中でも秘境の苅込湖・切込湖。
北を見通せば、思った以上に遠くに念仏平避難小屋がポツンと建ち、その更に奥に根名草山の山頂がちょこんと顔を出す。
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9/10 10:24
北を見通せば、思った以上に遠くに念仏平避難小屋がポツンと建ち、その更に奥に根名草山の山頂がちょこんと顔を出す。
ズームしてもこんな感じ。少なくとも、今日このまま進んでも届く相手ではないと納得せざるを得ない。
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9/10 10:24
ズームしてもこんな感じ。少なくとも、今日このまま進んでも届く相手ではないと納得せざるを得ない。
根名草山は今後の宿題とし、下山を開始。
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9/10 10:35
根名草山は今後の宿題とし、下山を開始。
見下ろす構図の写真では全く伝わらないが、このルートで一番困った段差がここ。
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9/10 10:39
見下ろす構図の写真では全く伝わらないが、このルートで一番困った段差がここ。
下から見るとこんな感じで、胸ぐらいの高低差で手掛かりもろくに無し。遠からず、右の笹斜面が道になるだろう。
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9/10 10:40
下から見るとこんな感じで、胸ぐらいの高低差で手掛かりもろくに無し。遠からず、右の笹斜面が道になるだろう。
分岐まで戻り、粛々と下り続ける。
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9/10 10:43
分岐まで戻り、粛々と下り続ける。
奥日光はまたもガスの中。
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9/10 10:51
奥日光はまたもガスの中。
下からは普通の木にしか見えなかったが、上から見るとすごかった。
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9/10 11:05
下からは普通の木にしか見えなかったが、上から見るとすごかった。
近くて遠い登山口。
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9/10 11:08
近くて遠い登山口。
洗掘が進んでしまった箇所。この区間はこういうのがちょこちょこあり、さほど手も加わっていない。
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9/10 11:11
洗掘が進んでしまった箇所。この区間はこういうのがちょこちょこあり、さほど手も加わっていない。
三度目にして最後の金精峠。遅れに遅れてはいるが、本気の下りに入る前にしっかり休んで行く。
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9/10 11:24
三度目にして最後の金精峠。遅れに遅れてはいるが、本気の下りに入る前にしっかり休んで行く。
この構図の男体山も見納め。湯ノ湖ガッツリ、中禅寺湖チョッピリ。
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9/10 11:36
この構図の男体山も見納め。湯ノ湖ガッツリ、中禅寺湖チョッピリ。
下り始めてすぐの登り返し。いくら疲れていてもこの程度では止まらな……普通に止まる。
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9/10 11:38
下り始めてすぐの登り返し。いくら疲れていてもこの程度では止まらな……普通に止まる。
ロープに大いに救われつつ、急階段とハシゴをひたすら下りていく。
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9/10 11:54
ロープに大いに救われつつ、急階段とハシゴをひたすら下りていく。
途中後続に道を譲りつつ、どうにか崩壊地まで下りてきた。峠側にはこの看板。
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9/10 11:55
途中後続に道を譲りつつ、どうにか崩壊地まで下りてきた。峠側にはこの看板。
真ん中辺りに折れ目が付いているのが分かる。なるべく橋脚のあるところに足を置いて渡る。
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9/10 11:56
真ん中辺りに折れ目が付いているのが分かる。なるべく橋脚のあるところに足を置いて渡る。
核心部分は過ぎたがすでにだいぶ脚が終わってしまっている。
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9/10 11:59
核心部分は過ぎたがすでにだいぶ脚が終わってしまっている。
わずかに残った力を滑らないことだけに傾けてゆっくりと下っていく。
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9/10 12:07
わずかに残った力を滑らないことだけに傾けてゆっくりと下っていく。
コース上からちょくちょく見えてはいた登山口だが、いざ戻ろうとするとなかなか厳しく、ようやくの帰着となった。
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9/10 12:09
コース上からちょくちょく見えてはいた登山口だが、いざ戻ろうとするとなかなか厳しく、ようやくの帰着となった。
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