ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5972426
全員に公開
ハイキング
剱・立山

立山 三山 紅葉山行

2023年09月23日(土) 〜 2023年09月24日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:18
距離
11.6km
登り
991m
下り
1,061m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:22
休憩
0:00
合計
1:22
距離 2.1km 登り 12m 下り 174m
11:34
12
11:46
3
11:50
22
12:12
12:13
45
2日目
山行
6:34
休憩
1:21
合計
7:55
距離 9.5km 登り 986m 下り 915m
4:05
143
宿泊地
6:28
6:40
11
6:51
7:28
8
7:36
7:37
13
7:50
8:20
47
9:07
9:08
58
11:18
12
11:31
17
11:48
12
12:00
1
12:01
ゴール地点
天候 1日目 曇り
2日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ネット予約では7〜10時ごろまで完売しており、紅葉のベストシーズン当日購入は難しいのではと思い10:20の立山駅ー室堂チケットを購入。1時間ほど早く着いたのでチケットの時間を変更できるかと確認したところ、500円かかる。当日券でも9時以降なら並ばずにチケット購入できるので、当日購入したら良かった
コース状況/
危険箇所等
1日目 室堂ー雷鳥沢テント場
2日目 雷鳥沢テント場ー富士の折立ー大汝山ー御山ー室堂
予約できる山小屋
立山室堂山荘
雷鳥沢ヒュッテ
2023年09月23日 11:31撮影 by  iPhone 13, Apple
9/23 11:31
2023年09月23日 11:48撮影 by  iPhone 13, Apple
9/23 11:48
2023年09月23日 11:49撮影 by  iPhone 13, Apple
9/23 11:49
2023年09月23日 12:02撮影 by  iPhone 13, Apple
9/23 12:02
2023年09月23日 15:59撮影 by  iPhone 13, Apple
9/23 15:59
2023年09月24日 06:04撮影 by  iPhone 13, Apple
9/24 6:04
撮影機器:

感想

 飛騨山脈(北アルプス)の北部は、黒部川下廊下のⅤ字谷を間にして西に立山連峰、東に後立山連峰が北から南へ連なっている。
 後立山とは越中の立山側から見て立山の後ろにある山、ということで、この命名法は立山がいかに早々と開かれていたかの証拠でもある。
 たしかに立山は信仰の山として日本で最も古く開山された山の1つに違いない。
 立山縁起によれば、大宝元年(701)に越中の国司、佐伯有若の子有頼が、白鷹の導きで山中に阿弥陀三尊を拝し、立山大権現を勧請したという。天台・真言両宗の修験の山だったが、多くの講中が登拝するのは江戸期のことだ。江戸時代には前田藩が「奥山廻り役」に命じて黒部源流の山々に至るまで踏査するほどで、広義の立山連峰が毛勝(けかち)三山から薬師岳、三俣蓮華岳辺りまで含めるのは当時のなごりでは、と推察される。
 現在ではもっとずっと狭く、立山三山と剱岳、大日三山ぐらいの範囲を立山連峰という。
 中央構造線(フォッサマグナ)の西縁にあたり、激しい隆起が起こったことは、黒部峡谷の廊下と呼ばれる高度差1200mもの鋭角Ⅴ字形の浸食を見てもうなずける。同時に立山火山の活動による弥陀(みだ)ガ原や五色ガ原の溶岩台地の誕生など、造山活動の激しさが想像できよう。
 飛騨変成期の花崗片麻岩や古期閃緑岩の明るい山体には氷河の刻印も押されている。室堂から見られる大汝(おおなんじ)山西面の山崎カール(天然記念物)をはじめ、東面に十数カ所の懸り圏谷地形があり、白萩(しらはぎ)川上流や御山(おやま)谷などのU字谷、氷食尖峰(冠帽)の剱岳などである。
  大日三山も修験の山で、剱岳の遥拝地になっていた。さらに剱岳の頂上に遺されていた平安時代の錫杖の頭の謎など、昔から人と立山との関わりは深いものがある。
 近代登山の舞台として忘れられないのは、冬山遭難の最初が立山だったことだろう。大正12年(1923)1月に、槙有恒、三田幸夫、板倉勝宣のパーティが松尾峠で遭難、板倉勝宣が亡くなっている。近代登山史の暗い一頁である。
 かつて富山平野から延々と登りつめた道は、現在はアルペンルートに変わっている。電車、ケーブルカー、高原バスと乗り継ぎ乗り換えて、終点室堂まで歩くこともない。しかも信州の大町から黒部ダムを経て室堂に至るコースと1つになり、一大山岳周遊コースが大勢の観光客と登山者を運んでいる。
 日本の自然と神と人との関わりが、霊峰立山で象徴的に変わってきたといえようか。
 しかし、立山連峰も五色ガ原以南の山は、静けさの中に昔の姿をとどめている。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:147人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら