花の孫太尾根から藤原岳へ【頂上台地も花に溢れて】


- GPS
- 16:00
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,265m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
天候 | 快晴 眺望も最高 【気温】 登山開始時:8℃ 袴腰:15℃ 大貝戸登山口へ下山時:18℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
下山後三岐鉄道で西藤原〜伊勢治田へ移動し徒歩で新町へ戻る。 (西藤原〜伊勢治田間:約15分 料金:200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道】 孫太尾根はすっかり雪が消え、アイゼンもワカンも不要です。 大貝戸コースは冬道は閉鎖され、夏道がルートになりました。 山荘〜八合目までは、泥濘と残雪が踏み固められた道になり、 スリップに注意。 【花】 セツブンソウ、ミスミソウなど:丸山周辺。 福寿草、セツブンソウ:孫太尾根末端、頂上台地。 福寿草:大貝戸九合目付近 |
その他周辺情報 | 伊勢治田駅〜新町の配水場(墓地)までは緩やかな登りが続きます。 |
写真
感想
藤原岳の福寿草を求めて坂本谷、頭陀ヶ平と巡った3月。
残すは孫太尾根〜頂上台地〜大貝戸コースだ。
昨年は思わぬ雪の尾根になってしまったが、今年こそ見られるかな?
新町の登山口に着くと既に支度をする先客が。
身支度をしている間に次々と車が現れる。今日は好天が期待され
孫太尾根も賑わいそうだ。
神武社殿跡の石柱を見て山腹を急登すると、青川を形成する如何にも
鈴鹿の北部らしく、石灰岩を踏む雰囲気溢れる尾根に出る。
スミレやオニシバリなど足元の花を愛でながら岩屑のピークに出ると
新しく指標が掛けられた丸山だ。
多くの方がセツブンソウやミスミソウを求めて来られる場所だ。
しばし花探しの結果、やっと今年初のセツブンソウを発見。
元気に開いたきれいな花だった。
丸山を過ぎると、しばらくはゆるやかなブナの尾根になり、
快適な尾根歩きが楽しめる。
採掘が進み無残な山肌が痛々しい藤原岳を梢越しに望みながら行くと、
たいした登りも無く草木のピークに登り着く。
ピークを通らずに尾根下を辿るルートを併せると一転して、
下生えの無い足に優しい尾根に変わる。
快適な疎林の尾根もしばらくすると傾斜を増し、孫太尾根最後のピーク、
多志田山の登りにかかる。尾根筋にも踏み跡が見られるが
良く踏まれた尾根下のルートを辿ると突然崩壊地となり行き詰まる。
踏み跡は崩壊地のヘリへ続いているが、尾根筋も近いので直登して
尾根筋で多志田山に向かう。(結果、尾根筋を行った方が安全に
ピークに出られたかな?)
この先は孫太尾根のフィナーレ岩場の胸突く急登が待っている。
備えて一息入れる。
治田峠分岐の小鞍部を過ぎると石灰岩地質の急登が始まるが、
ルートを外れた斜面に福寿草とセツブンソウを求める。
足場が悪い斜面に溢れる花を眺めて居ると次々人がやってくる。
孫太尾根でこれほど人が集中するのは珍しいので無いかな。
落石に注意しながらルートに戻り、展望丘突端に上がると
素晴らしい眺望だ。
鈴鹿の山並は言うに及ばず、比良山地〜奥美濃方面から伊吹〜白山、
乗鞍・御嶽、乗鞍の左には北アルプスらしき山並み。
展望丘を往復した後、突端で眺望をおかずに昼食タイムにする。
穏やかな陽ざしの中で食事を済ませた後は、たまたま居合わせた
女性を案内して袴腰へ向かう。如何にも山慣れした歩きだ。
突端、三角点と御一緒し頂上台地で別れた後は、恒例の台地散策だ。
人が溢れる展望丘と違いひっそりと静まり返った台地の中を、
溢れんばかりの福寿草やセツブンソウを心行くまで楽しんで
山荘へ下り、往来激しい大貝戸コースへ出る。
残雪が踏み固められ、田んぼの様な泥濘を下るが、登山道の脇には
今日も開いた福寿草が溢れていた。
大勢の人が休む八合目から聖宝寺コースを下りたかったが、泥の靴で
電車に乗るのは気が引けるのでこのまま大貝戸コースを下る。
登山口休憩所で靴を洗い西藤原駅から、14:31の電車に乗り込む。
さあー、伊勢治田駅から新町の登山口までもうひと頑張りだ。
路傍に咲く花や、お茶畑を眺めながら遠足気分で登山口へ戻ると
狭い駐車スペースには残った車が溢れていた。
花に展望にと、すばらしい
一日でしたね。
僕も、白山見たかったです。
孫太尾根、破線ルートですが
年々人気が出てきてますね。
花の種類の豊富さゆえで
しょうか。節分草、今年は
初めてだったのですね。
見納めに相応しい、数の多さと
花の咲き方で、何よりでした。
なお、3枚目は、シキミでは
ないでしょうか。
komakiさん 今日は。
昨年は時期遅れの雪の中を歩きましたが、今年は真逆の素晴らしい
天気に恵まれ素敵な眺望と花に出逢えました。
探し求めていたセツブンソウもやっと見る事が出来、
ましてや群生を見つけて感激でした。
孫太尾根はまだ三度目ですが、こんなに人に出逢ったのは初めてです。
やはり皆さん花を求めての選択だと思います。
特に頂上台地がこれほど福寿草とセツブンソウの宝庫だったとは、
うれしい発見でした。
こんにちは。
セツブンソウとフクジュソウのコラボとは!
なんて贅沢で素晴らしい山なんだろう
こんな光景を、自然の中で目にすることができたら感激ですね
これも、自分の足で登ったからこそ得られる最高の贅沢な瞬間だと思いました。
お疲れ様です。
なんか、人は多そうですね。
totokさん 今日は。
今回の孫太尾根は昨年、higurasiさんと二人きりで歩いた時とは大違い。
たくさんの人が花を求めて登られていました。
下山後に戻った駐車場にはまだ路肩に一杯車が溢れていました。
坂本谷に始まった藤原岳の福寿草巡り。
それぞれきれいな花を見せてくれましたが、今回はフィナーレを
飾るに相応しい一日になりました。
onetotaniさん、こんにちは。
今回onetotaniさんが登られたコースを、今日行く予定でしたが、
狙ったように雨・・・。
お花に眺望と満喫のコースですね。
climb-likeさん 今日は。
予報通り天気が崩れてしまいましたね。
孫太尾根は、藤原岳を支える長大で鈴鹿の雰囲気に満ちた楽しい尾根ですね。
今度の週末も一寸心配な天気予報。
花の顔ぶれが変わるかもしれませんが、しばらく花の孫太尾根は
楽しめると思います。
好天が捉えられると良いですね。
お天気にも恵まれて、お花も沢山で良かったです〜
3枚目はコショウノキ、80枚目はホトケノザに似ているような気がしますが間違っていたらすみません。
セツブンソウの群生もすばらしい〜
こんなにお花がいっぱいだとなかなか先にすすめないのに
onetotaniさんは山頂までいってゴールされてさすがです。
さらに伊勢治田駅から駐車場までの坂も登られたのですね。すごすぎます。
私には決して真似はできません。
お疲れ様でした。
miya162さん 今晩は。
おかげさまで丸山のピークで今年初のセツブンソウを見る事が出来ました。
昨年は雪に降られて残念だっただけに、今回は期待通りの
絶景と花の孫太尾根を楽しめました。
登りと撮影タイムの繰り返しでしたが、なんとか予定の時間内で
コースを廻って福寿草やセツブンソウ等を満喫できましたが、
流石に下山後の舗道歩きは疲れました。
追伸:花の名前も教えていただき有難うございます。
まさに花の孫太尾根でしたね。
そういえば最近孫太尾根を使う人が多くなってきましたね。
昔はバリルートでほとんど足跡も無かったんですが・・・
あのmiyaさんもつい最近途中まで登ったようですし、女性の方も多いと聞きます。
尤も、雪のシーズンやGW過ぎは暑くて登り辛そうですが。
僕も季節と天気のいい時にまた登ろうかな。
sugi-chanさん 今晩は。
天気、花のタイミングが合って孫太尾根にしては多くの人が
登られたようです。
道もかなり踏まれて、歩きやすくなっていますね。
流石に山ガールは見かけませんでしたが女性もかなり登られています。
山を歩き慣れて、ステップアップしたい人には魅力いっぱいのコースだと
思います。
アクセスの問題がネックかな?
こんばんは。やっと自分のヤマレコを書き終えました。
onetotani さんを
あのカッコいい後ろ姿の写真は、使ってセーフですか?
ホントに疲れますよね。山を下りてからが・・・
自分も自転車こげずに山を花を見ながら歩いてました。
藤原のこと色々おしえていただきありがとうございました。
昨日の藤原は輝いてましたね。花も山も。
又、いつかonetotani さんに逢えますように
soulさん 今晩は。
藤原岳は頭陀ヶ平を含め稜線続きでピークをいくつも持つ大きな山ですね。
いろんなコースが組め、異なる雰囲気を感じさせてくれる山だと思います。
太平洋セメントが採掘権を持つ山ですが、孫太尾根の山腹に広がる
傷跡もこれ以上広がらない事を望みたいですね。
大きな山を支える長大な尾根は魅力的です。
藤原岳に登るといつもこんな事を考えます。
onetotaniさん、こんにちは
季節外れの雪の中ご一緒させていただきましたルート速いものでもう1年近くなるんですね。
なんか懐かしく拝見させていただきました。
今年もちゃんと花々が咲いて楽しむことができましたね。
higurasiさん 今晩は。
1年前の雪の尾根を思い出しながら、ほぼ同じコースを歩いてきました。
到着を待っていただいた丸山では、今年初のセツブンソウを見つけ、
吹雪きになった台地では福寿草、セツブンソウの集団に喜んだりと、
今年は文字通り花の孫太尾根になりました。
展望丘からは竜ヶ岳まで延びる稜線もくっきりと眺められました。
あの日がこのような天気だったら、展望丘でお別れだったんですね。
また機会が有れば御一緒して下さい。
onetotaniさん
こんにちは
皆さんも書かれているように花の孫太尾根ですね。
大貝戸の混雑を考えると静かに歩くことが出来そうですね。
花のあるうちに歩きたいのですが
何時になることやら❗
来年はこのコースでチャレンジしたいと考えております。
kazu97さん 今晩は。
お忙しいところコメント有難うございます。
昨年予想外の降雪で見られなかっただけに、今回の好天には喜び倍増です。
噂通りの花に恵まれ、今年一番の眺望にも恵まれ、更に台地では
期待以上の花園を発見できて、大満足な一日でしたが、下山後の車回収で
1時間の舗道歩きは疲れました。
頂上まで少し長くなりますが、飽きさせない魅力が有りますので、
花の時期を逃しても充分楽しめると思います。
落ち着かれたら是非、お薦めします。
おそらくはじめましてだと思いますが、レコはkazuさんなどからとんで、よく拝見をさせていただいております!
わたしよりも1時間ほど先行されていたのですね〜!
今回レコをみて袴腰三角点△を知りました!ヒルの時期までに行ってみようっと思います。
採掘で三角点と孫太尾根がなくなる可能性も大?(>_<)ヽ
onetotaniさんの記録を見逃さないようにフォローしました
edus4100さん 今晩は。こちらこそいつも拝見させてもらっています。
藤原岳は白瀬峠からこの頂上台地までと広く大きな山ですが、
三角点は頭陀ヶ平と袴腰に有り、最高点は天狗岩と、山頂と言われる
ピークが何処にもない不思議な山ですね。
台地から眺める景色が気に入って度々来ていますが、採掘権を持つ
太平洋セメントが今後も採掘継続を表明しているので、
やがては大きく景観が変わってしまう危機は続いています。
展望丘からとは違う景色を楽しみながら、袴腰を訪ねてみて下さい。
藤原岳の魅力を再発見できると思います。
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