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Yamareco

記録ID: 6072039
全員に公開
ハイキング
甲信越

七面山 北参道〜敬慎院参籠〜表参道

2023年10月18日(水) 〜 2023年10月19日(木)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:26
距離
19.9km
登り
1,925m
下り
1,991m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:57
休憩
1:48
合計
6:45
距離 11.2km 登り 1,761m 下り 409m
9:10
9:16
66
10:21
10:26
61
11:26
11:34
36
12:10
12:54
7
13:01
13:03
14
13:17
14:01
39
15:28
2日目
山行
3:17
休憩
0:22
合計
3:39
距離 8.7km 登り 191m 下り 1,591m
7:14
37
宿泊地
7:51
7:56
31
8:27
8:37
19
8:56
9:01
35
9:45
9:47
30
10:17
29
10:46
8
10:54
ゴール地点
天候 二日間とも☀️
敬慎院外気温 18日夕方 10℃ 就寝前7℃
       19日6時  3℃
消灯時間までは、ファンヒーターがあるので暖かいが、消灯後は、寒さ対策をしないとロール布団だけでは、寒くて寝れない夜を過ごす事になる 私は保温性のインナー上下、長袖、ジャージ上下、厚手靴下でしのげた
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅→国1→清水IC→中部横断自動車道→下部温泉早川IC→県9 ・国300 ・県37南アルプス街道→角瀬
コース状況/
危険箇所等
〜北参道〜
 奥の院(40丁目)までの見どころは、大トチノキぐらいで、〇〇坊も全て廃業、見晴らしも無い 岩稜帯も無く、変化の無い九十九折れの参道がひたすら続く
〜奥の院から御神木〜
 よく整備された参道と違い、普通の登山道 樹間が広く、マーキングテープも無いので、ルートがわかりにくいが、白い案内板とロープに従えば迷うことは無い
〜奥の院から敬慎院(50丁目)〜
 最後の10丁は、拍子抜けするくらい広々した林道歩き
〜敬慎院から頂上〜
 片道45分の案内があるが、1時間みたほうがよい 随身門をくぐり、遥拝台を右に進むと遥拝台と同じくらいの広場があり、ここを右に進む やがて、登山道になる ナナイタガレの直上を通過する時(特に下山時)要注意
〜表参道〜
 北参道同様、変化の無い登山道が続く それぞれの〇〇坊は廃業こそしていないが、この日は2丁目神力坊を除いて営業していなかった
〜下山口から赤沢宿を経て角瀬〜
 舗装路歩き 平面図ではわからなかったが、大きく上って大きく下るので、結構大変
その他周辺情報 角瀬登山道周辺にある駐車場は、すべて私有地なので、無断駐車厳禁 角瀬トンネルを出たすぐ右手の空地も工事関係車両が駐車していて不可 すみせタクシーで「何処かないか」聞いたら教えてくれた
すみせタクシーの道路向かいの空地の奥に、公衆トイレ(三角屋根の白い建物)がある 空地、駐車場はたくさんあるが、旅館等の管理地なので、許可が必要
2023年10月18日 08:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
10/18 8:17
すみせタクシーの道路向かいの空地の奥に、公衆トイレ(三角屋根の白い建物)がある 空地、駐車場はたくさんあるが、旅館等の管理地なので、許可が必要
北参道入口
2023年10月18日 08:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/18 8:28
北参道入口
神通坊の境内を左に進むと、半世紀振りの北参道入口が現れる 残念ながら記憶無し
2023年10月18日 08:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 8:46
神通坊の境内を左に進むと、半世紀振りの北参道入口が現れる 残念ながら記憶無し
山神が祀られていたので、登山の安全を祈念する
2023年10月18日 08:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 8:48
山神が祀られていたので、登山の安全を祈念する
6月1日敬慎院付近で、出たそうです
2023年10月18日 08:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 8:48
6月1日敬慎院付近で、出たそうです
2丁目 この先も丁目毎に黄色の立看板があり、教えが記載されているが、薄識なのでチンプンカンプン この先、丁目毎の看板を読み上げて気を紛らわすことになる
2023年10月18日 08:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 8:55
2丁目 この先も丁目毎に黄色の立看板があり、教えが記載されているが、薄識なのでチンプンカンプン この先、丁目毎の看板を読み上げて気を紛らわすことになる
廃屋となった七丁目休憩所
2023年10月18日 09:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 9:14
廃屋となった七丁目休憩所
所々、休憩所が設けられている 変化の無さに飽きて「神聖な山で駄目でしょう」「自分と対面すべきでしょう」と思いつつ、安きに流れる私はラジオをつける 最初は、雑音で聞き取りにくかったが、次第に明瞭になり、トークや曲で気が紛れる
2023年10月18日 09:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/18 9:27
所々、休憩所が設けられている 変化の無さに飽きて「神聖な山で駄目でしょう」「自分と対面すべきでしょう」と思いつつ、安きに流れる私はラジオをつける 最初は、雑音で聞き取りにくかったが、次第に明瞭になり、トークや曲で気が紛れる
安住坊の先に巨木が見える
2023年10月18日 10:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 10:17
安住坊の先に巨木が見える
廃屋となった安住坊
2023年10月18日 10:18撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 10:18
廃屋となった安住坊
大トチノキ
2023年10月18日 10:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 10:19
大トチノキ
斜面が崩落し、登山道が消えている しかし、20センチ程のオレンジ色のマーカーが、新しい登山道に導いてくれる
2023年10月18日 10:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 10:24
斜面が崩落し、登山道が消えている しかし、20センチ程のオレンジ色のマーカーが、新しい登山道に導いてくれる
白蛇姫を祀っている
2023年10月18日 10:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 10:52
白蛇姫を祀っている
30丁目明浄坊 ここまで登ってきて初めて記憶にある風景に出会う
2023年10月18日 11:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 11:26
30丁目明浄坊 ここまで登ってきて初めて記憶にある風景に出会う
ここで、半世紀前、H家のYちゃん、Mちゃん、Nちゃんと戯れながら大人が追いつくのを待った 懐かしかったが、廃業していて侘しさもあったので、先に進む ところが、暫く行って手袋を落とした事に気付き引き返す 「少しは休んでいけよ」と言われたようで、ベンチに腰掛けると、懐かしさと経過した月日の大きさに少し切なくなる
2023年10月18日 11:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 11:26
ここで、半世紀前、H家のYちゃん、Mちゃん、Nちゃんと戯れながら大人が追いつくのを待った 懐かしかったが、廃業していて侘しさもあったので、先に進む ところが、暫く行って手袋を落とした事に気付き引き返す 「少しは休んでいけよ」と言われたようで、ベンチに腰掛けると、懐かしさと経過した月日の大きさに少し切なくなる
石垣の上に建物があり、「また廃屋か」と思いながら角を曲がると、🦌が立っていた びっくりして、立ち止まると、動く気配が無いので、「あれ 作り物」と思ったが、よく見ると、口をモゴモゴ動かしていた 逃げなかったので撮影成功 横を通る時も、余程、人慣れしているのかじっとしていた
2023年10月18日 12:11撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 12:11
石垣の上に建物があり、「また廃屋か」と思いながら角を曲がると、🦌が立っていた びっくりして、立ち止まると、動く気配が無いので、「あれ 作り物」と思ったが、よく見ると、口をモゴモゴ動かしていた 逃げなかったので撮影成功 横を通る時も、余程、人慣れしているのかじっとしていた
廃屋かと思った建物は、奥の院だった 一人の登山者とも会わず、寂寥感のある参道歩きだったので、突然のゴール(実は敬慎院はもう少し先)にびっくりする
2023年10月18日 12:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:12
廃屋かと思った建物は、奥の院だった 一人の登山者とも会わず、寂寥感のある参道歩きだったので、突然のゴール(実は敬慎院はもう少し先)にびっくりする
奥の院の横に休憩所があり、お茶を飲める 三宝の上に100円硬貨が5枚置いてあったので倣ってお茶を頂く
2023年10月18日 12:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:14
奥の院の横に休憩所があり、お茶を飲める 三宝の上に100円硬貨が5枚置いてあったので倣ってお茶を頂く
明浄坊に続いて記憶にある影ごう石(ようごうせき) 半世紀前、ふざけて抱きついたら手の先にグニュとした感触があり、見たら芋虫だった 幼虫嫌いな私は飛び上った
2023年10月18日 12:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:15
明浄坊に続いて記憶にある影ごう石(ようごうせき) 半世紀前、ふざけて抱きついたら手の先にグニュとした感触があり、見たら芋虫だった 幼虫嫌いな私は飛び上った
突然の絶景 富士山 ここまで北参道は見晴らしが無かったので、なおさらの感激
2023年10月18日 12:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:16
突然の絶景 富士山 ここまで北参道は見晴らしが無かったので、なおさらの感激
御神木を見に行くと、もののけの森があった
2023年10月18日 12:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 12:33
御神木を見に行くと、もののけの森があった
御神木 影ごう石から片道20分 もののけの森と合わせて一見の価値有り
2023年10月18日 12:34撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:34
御神木 影ごう石から片道20分 もののけの森と合わせて一見の価値有り
2023年10月18日 12:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:37
2023年10月18日 12:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 12:40
二の池の入口
2023年10月18日 13:02撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 13:02
二の池の入口
二の池
2023年10月18日 13:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 13:05
二の池
カラマツ?の枝からサルオガセ(薄緑色の綿毛のような物)が垂れ下がっていて不思議な風景となっている
2023年10月18日 13:09撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 13:09
カラマツ?の枝からサルオガセ(薄緑色の綿毛のような物)が垂れ下がっていて不思議な風景となっている
やっと着きました敬慎院 玄関から中に入ると記憶は繋がらなかったが、年月を重ねた趣きがあり、とても落ち着く空間が広がっていた 受付をした後、午後2時頃まで休憩して、山頂を目指す
2023年10月18日 13:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 13:16
やっと着きました敬慎院 玄関から中に入ると記憶は繋がらなかったが、年月を重ねた趣きがあり、とても落ち着く空間が広がっていた 受付をした後、午後2時頃まで休憩して、山頂を目指す
階段を上って随身門をくぐると、懐かしい風景が広がる 「ああ戻ってきた」 残念ながら富士山は雲に隠れて裾野しか見えない
2023年10月18日 14:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 14:03
階段を上って随身門をくぐると、懐かしい風景が広がる 「ああ戻ってきた」 残念ながら富士山は雲に隠れて裾野しか見えない
振り返って随身門
2023年10月18日 14:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 14:03
振り返って随身門
ナナイタガレの直上からの風景 登山道がこの部分でヘアピンしているので、下りは要注意!勢いがあるとそのまま転落の危険⚠️
2023年10月18日 14:22撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 14:22
ナナイタガレの直上からの風景 登山道がこの部分でヘアピンしているので、下りは要注意!勢いがあるとそのまま転落の危険⚠️
圧巻の風景 中部横断自動車からも見えるナナイタガレを直上から見る
2023年10月18日 14:22撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 14:22
圧巻の風景 中部横断自動車からも見えるナナイタガレを直上から見る
頂上は10メートル四方ぐらいの平坦地
2023年10月18日 14:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 14:40
頂上は10メートル四方ぐらいの平坦地
方位板はあるが、見晴らしは全くないので、山座同定出来ない
2023年10月18日 14:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 14:40
方位板はあるが、見晴らしは全くないので、山座同定出来ない
青々としたコメツガ?の若木が多く、暗い感じはしない
2023年10月18日 14:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 14:41
青々としたコメツガ?の若木が多く、暗い感じはしない
敬慎院から頂上にかけて、🦌をよく見る
2023年10月18日 15:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 15:16
敬慎院から頂上にかけて、🦌をよく見る
行きでは、隠れていた富士山が姿を現していた
2023年10月18日 15:22撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 15:22
行きでは、隠れていた富士山が姿を現していた
随身門から本殿を望む
2023年10月18日 15:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 15:26
随身門から本殿を望む
振り返って随身門の全景
2023年10月18日 15:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 15:26
振り返って随身門の全景
重厚な本殿と色づき始めた樹木のコントラストがいい感じ
2023年10月18日 15:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 15:27
重厚な本殿と色づき始めた樹木のコントラストがいい感じ
一の池が見える
2023年10月18日 15:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/18 15:30
一の池が見える
ここで、ジュースを冷やした記憶があるが、もっと透明で澄んでいた
2023年10月18日 15:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 15:30
ここで、ジュースを冷やした記憶があるが、もっと透明で澄んでいた
15畳の部屋に二人 相方は千葉から来たMさん やかんがあるが、それぞれのコップに茶パックを入れてお茶を飲む
2023年10月19日 05:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/19 5:06
15畳の部屋に二人 相方は千葉から来たMさん やかんがあるが、それぞれのコップに茶パックを入れてお茶を飲む
17時からの夕食 ご飯、みそ汁はお代わり可能  二人に一合の般若湯が付く
2023年10月18日 16:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/18 16:57
17時からの夕食 ご飯、みそ汁はお代わり可能  二人に一合の般若湯が付く
翌朝、有名な額縁富士
2023年10月19日 05:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 5:49
翌朝、有名な額縁富士
山門のモルゲンロートを🖼️にして富士山
2023年10月19日 05:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 5:56
山門のモルゲンロートを🖼️にして富士山
🌅
2023年10月19日 05:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 5:57
🌅
雲海 遠くに金峰山の五丈岩が見えた
2023年10月19日 06:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 6:01
雲海 遠くに金峰山の五丈岩が見えた
随身門の全景
2023年10月19日 06:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 6:06
随身門の全景
朝のお勤めが終わると朝食 ご飯、みそ汁お代わり可能
2023年10月19日 06:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 6:31
朝のお勤めが終わると朝食 ご飯、みそ汁お代わり可能
表参道の下山口
2023年10月19日 07:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 7:14
表参道の下山口
ガゴオオオーン とても良い音がした
2023年10月19日 07:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 7:15
ガゴオオオーン とても良い音がした
鐘楼、手水舎
2023年10月19日 07:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/19 7:17
鐘楼、手水舎
ひと下りすると和光門
2023年10月19日 07:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/19 7:21
ひと下りすると和光門
36丁目晴雲坊 繁忙期だけの営業?
2023年10月19日 07:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 7:50
36丁目晴雲坊 繁忙期だけの営業?
表参道唯一の見晴らし
2023年10月19日 08:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
10/19 8:12
表参道唯一の見晴らし
23丁目中適坊 ここも繁忙期だけの営業?
2023年10月19日 08:32撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 8:32
23丁目中適坊 ここも繁忙期だけの営業?
13丁目肝心坊 ここも繁忙期だけの営業?信者の女性が祭殿に経を唱えた後、参道を登って行った この先あたりから、下界の物音がはっきり聞こえてくる 犬の鳴き声、河川工事の機械の稼働音、川の水音 いつもの下山では、足の疲労や痛みから少しでも早く下山したいと思うが、この時は、下界の音が近づくにつれ、早く終わりたいという思いと、終わってしまう寂しさが交錯する
2023年10月19日 09:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:01
13丁目肝心坊 ここも繁忙期だけの営業?信者の女性が祭殿に経を唱えた後、参道を登って行った この先あたりから、下界の物音がはっきり聞こえてくる 犬の鳴き声、河川工事の機械の稼働音、川の水音 いつもの下山では、足の疲労や痛みから少しでも早く下山したいと思うが、この時は、下界の音が近づくにつれ、早く終わりたいという思いと、終わってしまう寂しさが交錯する
記憶の中の雰囲気に似ている感じがして、懐かしい 営業していないのが、とにかく残念
2023年10月19日 09:02撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:02
記憶の中の雰囲気に似ている感じがして、懐かしい 営業していないのが、とにかく残念
2丁目神力坊 唯一営業していた  
2023年10月19日 09:35撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:35
2丁目神力坊 唯一営業していた  
表参道下山口が見える 
2023年10月19日 09:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/19 9:40
表参道下山口が見える 
表参道 登下山口
2023年10月19日 09:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:41
表参道 登下山口
川にかかる橋から遠く、南アルプスが見える
2023年10月19日 09:42撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/19 9:42
川にかかる橋から遠く、南アルプスが見える
お萬の方と羽衣白糸の滝 滝壺まで降りることが出来る
2023年10月19日 09:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:43
お萬の方と羽衣白糸の滝 滝壺まで降りることが出来る
まさに、白糸 半世紀前、身延山の宿坊の空部屋に、修行僧のような姿をした5人が、滝の前に趺坐して浮かんでいる写真があった 子供の私は、怖くて2度とその部屋には入れなかった 今、思うと、あまりに、はっきりと写っていたので合成だったのだろう
2023年10月19日 09:45撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:45
まさに、白糸 半世紀前、身延山の宿坊の空部屋に、修行僧のような姿をした5人が、滝の前に趺坐して浮かんでいる写真があった 子供の私は、怖くて2度とその部屋には入れなかった 今、思うと、あまりに、はっきりと写っていたので合成だったのだろう
振り返って「ああ よく登ったなぁ」と感慨深くなる
2023年10月19日 09:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/19 9:48
振り返って「ああ よく登ったなぁ」と感慨深くなる
撮影機器:

感想

 小学生の夏休みに3年間、外祖母と母に連れて来てもらって以来、丁度50年振りの七面山である。また、還暦を迎える年というのも何かの縁だろう。記憶を呼び起こしながら当時のルートを辿った。
 ほとんど変化の無い北参道を、心身を疲弊させながら、数時間かけ40丁目まで登ると、突然、鹿に迎えられた。「七面山に歓迎されている」と都合良く思い、続く奥の院、影よう石、最後に富士山を見た時には、参道とのギャップで、気分は一気に昂揚した。気を良くして御神木を見に行くと、もののけの森と御神木に迎えられ、悠久の年月と神秘性を感じた。
 敬慎院が見えてくると、懐かしい景色が再現されていた。大人になって再訪すると、自然も施設も小さくなっていて、ガッカリするものだが、そういう事は一切無く、重厚で静謐だった。
 午後6時半からの御本尊御開帳に合わせて、本殿に上がると、有名な神社仏閣にも引けを取らない大伽藍が目に入り、絢爛でありながら厳粛、厳粛でありながら懐かしい雰囲気を感じた。
 午後7時からの夜のお勤めは、迫力のライブの立会人になる。その熱量に、祭りに通じるものを感じる。祭りも神に奉納するものだから、同じような熱を感じても、おかしくないのだろうと思った。
 お勤めの後、僧侶の案内で秘仏見学が出来る。釈迦に関わる物、お萬の方に関わる物、今までの別当の位牌、古すぎて縁起の解らない仏像等、興味深い物ばかりである。
 朝のお勤めは、5時半から始まる。日の出に合わせて中座する事は自由で、私は45分に腰を上げた。外は、大分明るくなっていて、随身門の前まで来ると、まず、額縁富士を見る事が出来た。随身門を潜ると、富士山の雄大な姿と雲海、そこから浮き上がっている峰々を見る事が出来、半世紀前の再現が体験出来た。やがて、太陽が富士山の右側の裾野から上がってきて、随身門を紅く染めて見事な景色を現出した。
 敬慎院を出立する時、先頭に立った別当に声をかけられ、手を合わせて見送りを受けた時には、自然と手を合わせ返礼する自分がいた。
 七面山に来て参籠すれば、素直になり、人に優しくなり、体調が整うのは必然である。大袈裟と思われるかもしれないが、楽しみの無い参道を登った後、鹿に迎えられ、その後は、目にする物、体験する事の全てが非日常のパラレルワールドとなる。飲酒酩酊、飽食三昧の毎日とは違う精進料理を食し、何ヶ月振りの快便も経験した。そして別当をはじめ、僧侶、参籠者の優しさに触れるのだから、素直になり優しくならないわけがない。
 角瀬まで戻り、時間もあるので、温泉にでも寄ろうかと色々考えたが、どれもこれも今回の山行の余熱を散じてしまいそうで決めかねた。逡巡しながら車を走らせていると、七面山に連れてきてくれた母の月命日である事に気付き、墓参りして報告しようと思ったら、気持ちがストンと落ち着いた。
 登山後記
 私は参籠して人間が上品になったので、表参道を下りながら、「上さんには、いつも雑言を吐いているが、これからは感謝しなければ」と思った。
 しかし、帰宅して、すぐに世俗の垢にどっぷり浸かった私は、たった数日後、些細な事で上さんとケンカしてしまった。「また、七面山に行かないといけないなあ」

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 関東 [2日]
七面山表参道(宿坊敬慎院泊)往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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