阿古滝道で瑪瑙窟に行き奥駆道から上谷へ周回


- GPS
- 10:26
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,680m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そこまででも林道の状態は段々荒れてくるので勿論自己責任だが、この駐車地より先はよりいっそう荒れて普通乗用車では走れないと思う。 今回は周回なのでその駐車地までは行かず、イツボ谷の橋手前に分散して数台駐めれそうな道幅が広くなった所があるのでそこに駐めさせてもらった。 そのあたりならUターンも楽に出来るが、先に行くとイツボ谷の橋のところで何回か切り返してギリギリ、それより先はもう荒れた道を作業車用駐車地に行くまで転回は出来ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿古ノ滝までは尾根の中腹を行く感じで、途中古いものと新しい物の少なくとも二通りくらいテープがあって迷わされるが、今回は高い方へ行った。 阿古ノ滝より上は尾根芯一直線。 石楠花で邪魔されてる所も数カ所あるが、とにかく出来る限り尾根芯の踏み跡外さないのが一番楽で確実。 柏木道のアスカベ平から下りていく所はガレの激下りの後幾つか細いトラバースがあり、ここは慎重を要する。 |
写真
イツボ谷の橋より少し手前、ちょっと道幅広くなってるところに駐車。
少し上にすでに1台駐まっててびっくり。
阿古ノ滝や瑪瑙ノ窟ピストンならもう少し上にも駐めるところあるから勝負塚山ピストンだっただろうか。
これより上は林道が荒れていて、最低地上高の高いSUVならともかく、普通乗用車で突っ込んだら亀になってスタックまである。
まあ自分が駐めたところからここまでも以前より少しずつ荒れてきてるかなとも思った。
ただロープは結構心許なくなってきてるし、下りたところも向こうは結構な急斜面。
落ち着けば手足は結構あるので着実に下りたい。
向こう側からの上りは手足がはっきり分かるので割と安心。
四つん這いで入ったところはまだ天井低くてほんとにここかと思うが、ヘッ電の光の先に小さい仏像が。
少し入ると天井も高く奥も少し広がっていて、数人なら不自由なく見学出来るくらい。
ここよしもう少し高いところもあった気がするけどそこらへんには何も無く、そんなはずは無いとちょっと奥まった感じの木々が密集したところに入っていったらこぢんまりした空間に場違いな感じの綺麗な標識が。
確か伯母谷覗きのところに同じようなのがあってそこに柏木まで8キロってあった気がして、せっかくならここにも距離入れといてくれれば目安になったのにとがっかり。
以前明日平っていう所に行ってみた時も植林されてしまってて平などと呼ばれてた面影も無かったけど、大峰の平らってそもそもは雑木林なんかだった所を植林目的で丸坊主にし、とりあえずなんとか平って呼び名付けたということなのかも。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
山の上では紅葉も終わったけど、晴れの日が続いて気持ちいいなと思いついたのが阿古ノ滝落ち口上の小川がせせらぐ場所。
そうか、瑪瑙ノ窟に行こうと思い立って久しぶりの阿古ノ滝道に。
そしてピストンより周回好きとしては阿古ノ滝落ち口あたりに陽が差す時間を考え上りに使ってからどこかぐるっと回れそうなコースを考えて柏木道から上谷に下りてくることに。
前回阿古ノ滝道通った時は下りに使い、時間も押してて後半ヘッ電下山になってしまった記憶からそこまできつくはないという思い込みがあったのに、行ってみたらなんか記憶に無いところが多くて結構大変だった。
まあ阿古ノ滝までの道は前もテープたくさんありすぎて逆に迷い、妙な急斜面の藪漕ぎに突っ込んで焦った記憶もあり、おそらくこの辺は古い道や新しい道が幾つも交錯しているのかと。
試しに今回と前回のGPSの軌跡比べたらやはりあちこち違っていて笑えた。
それでも危ない所には古いながらロープもあり、危険と言うほどの所は無いと、少なくとも自分にとってはアスカベ平からの下り始めに苦手な狭いトラバースが次々出てくる柏木道よりも気持ち的にはよほど楽だった。
瑪瑙ノ窟へは最初と最後にぽつぽつテープもあるが、基本的には前に岩壁が立ちはだかるどん詰まりまで傾斜もほとんど無い小川をさかのぼっていくだけで、途中ちょっと中州を通る所はあってもほぼ右岸通しで薄いながら踏み跡もずっと続いてる。
最後だけ岩の陰に隠れて小さい裂け目のような、ほんとにこの奥に広い窟が隠されてるのかと疑いたくなるような小さい入り口は踏み跡や手前のテープがあるから見つけられるが、そもそも昔の行者さんはいったいどこをどう間違って歩いたらこんな場所を見つけることが出来たのか、ほんと不思議で、やはり昔の人達の信仰心とか気力体力とか、今の人間には想像も出来ないすごさだったんだなと実感させられる。
阿古ノ滝から奥駆道までの上りはそれまでとは違って基本尾根芯通しでわかりやすいが、石楠花などがだいぶ育ってきており、2回ほどそれを避けようとルート外したらどんどん押し出されてそこから上りながら戻るのに石楠花を無理矢理押し分け踏みつけしながらの苦闘を強いられたので、やはりほんの少しなら無理にでも踏み跡上をたどるのがコツかも。
奥駆道に上がってしまえば高所恐怖症にとっては伯母谷覗で腰がゾワゾワして足から力抜ける感じで怖くてとても縁近くには寄れないの除けばアスカベ平まではのんびり。
ただそこから先、ガレの激下りから狭いトラバースが幾つか続くあたりは個人的には今回一番怖かった所。
ガレの石の上にどこかの中学校の全校登山記念か何かのプレートが置かれてたが、この道ピストンってとても中学生全員が安心安全にサクサク通過出来るような道ではないと思うけどびっくり。
その後は飛ばしたけどやはり阿古ノ滝道で結構時間食ったようで、上谷の集落に下りてきた時はもう薄暮。
先週暗い中車開けたらでかい蛾が入ってしまったのを考えると少しでも明るさが残るうちに車までたどり着きたかったので、一応ヘッ電は頭に付けて足が痛むのかまわず歩いたらなんとかギリギリヘッ電使わず間に合いました。
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